『ジャガーノート』(Juggernaut)('74)
出演∶リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、 アンソニー・ホプキンズ、シャーリー・ナイト、フレディ・ジョーンズ、ロイ・キニア、デヴィッド・ヘミングス、イアン・ホルム、クリフトン・ジェームズ、シリル・キューザック、ロシャン・セス、マーク・バーンズ、ジョン・ストライド、ケネス・コリー、キャロライン・モーティマー
監督∶リチャード・レスター
'70年代ハリウッドにおいて、『大空港』『ポセイドン·アドベンチャー』を始めとして、一大潮流となったパニック映画(Disaster Spectacle)。その流れを汲んで作られた傑作イギリス映画です。悪魔的爆弾テロリストvs.爆弾処理のチャンピオンの息づまる神経戦のサスペンスから目が離せません。
自然災害や大規模なテロ、犯罪などに端を発するパニック映画。アメリカでは『大地震』『サブウェイ·パニック』『タワーリング·インフェルノ』などが続き、ヨーロッパでは『カサンドラ·クロス』、日本でも『新幹線大爆破』などが製作された。("元祖"は、たぶん1966年アメリカNBC-TVドラマ『夜空の大空港(The Doomsday Flight)』であろう。(日本でもDVDが発売されてます))
旅客機に爆弾が仕掛けられる『夜空の大空港』と同様、この『ジャガーノート』では、豪華客船に爆弾が仕掛けられ、海運会社に50万ポンドが要求される。一連のパニック映画と同じく、船内の乗客たちの人間模様と、犯人の特定と逮捕に奔走する警察の捜査が並行して描かれるが、それにプラスして、船に落下傘降下した英国海軍の爆弾処理チームの活躍にスポットが当てられている。
ハリウッド映画の派手さはないが、パニック状況を大袈裟に煽ったりせず、爆弾処理班·船長と乗務員·捜査担当刑事らプロフェッショナルたちの活躍が抑制の利いたタッチで描かれているのがいい。対照的に、同時期に封切られ、日本娯楽映画の最高傑作とも言われた『新幹線大爆破』の場合、乗客のパニック描写が過剰で、辟易したのを覚えている……だもんで、落ち着いた展開の『ジャガーノート』が余計に"オトナ"の映画に見えたものです(笑)
[物語] イギリスを出港した豪華客船ブリタニック号は、アメリカに向かい、荒天の北大西洋のただ中にいた。ロンドンの海運会社のポーター専務(ホルム)のオフィスに1本の電話が入る。古代神"ジャガーノート"を名乗る男からで、ブリタニックに複数の爆弾を仕掛けたと言い、50万ポンドを要求する。そして犯人は、船上の乗客不在の個所で小型爆弾を爆発させるデモンストレーションを見せる。政府、英軍、ロンドン警視庁の代表が専務室に集結する。
船上では、沈着冷静なブルネル船長(シャリフ)や乗務員らが、荒波に翻弄される操船に手こずりながら、ただならぬ気配を察知した1200人の乗客を落ち着かせようと躍起になっていた。海軍は、爆弾処理のエキスパートであるファロン中佐(ハリス)と爆弾処理班をブリタニア号に落下傘降下させる。数々のトラップが仕掛けられた複雑怪奇な時限爆弾を、身代金支払いのタイムリミットまでに解体せねばならない。ファロンらの、死と背中合わせの静かな戦いが始まる。
一方、ロンドンでは、捜査担当者のマクロード警視(ホプキンズ)が、爆弾設計のプロをリストアップし、数少ない手掛かりを頼りに、犯人炙り出しのため、血まなこの捜査を開始していた。問題のブリタニア号には、アメリカの親族に会いにいくマクロードの妻子も乗っていたのだ……。犯人からの電話の逆探知に成功したかに思えたが、そこには巧みな"迂回措置"が施されていた。
刑務所に服役中の大物爆弾魔(キューザック)に面会したマクロードは、爆弾の設計·手口から犯人の心当たりを探るが、口を割らせられず、捜査陣の焦燥は募る……。複数の爆弾の解除に、ファロンと部下たちは手分けして当たる。各爆弾には悪魔的に巧妙なトラップが二重三重に仕掛けてあり、無線によるファロンの指示のもと、隊員たちは緊迫の作業を進めるが……。
アイルランド出身のリチャード·ハリスという俳優、この当時ハリウッドのTOPスターだったS.マックイーンやC.イーストウッドと同じ1930年生まれの大物だが、ハリウッドとは一線を画したヨーロッパ系の映画の出演が多い。アクション大作では『ナバロンの要塞』『テレマークの要塞』『カサンドラ·クロス』『黄金のランデブー』『ワイルド·ギース』など(みなイギリスがらみ)。
史劇大作では『天地創造』(イタリア製作)、『クロムウェル』(イギリス製作)などに出演している。もちろん、どっぷりアメリカ資本の映画にも出ているのであろうが……。彼の晩年の代表作が『ハリー·ポッターと賢者の石』『ハリー·ポッターと秘密の部屋』のダンブルドア校長役だったというのも、いかにもアイルランド人の彼らしいなぁ、と思います。
[余談] 妻子も乗るブリタニア号を救うためにも頑張るマクロード警視役は、のちに『羊たちの沈黙』で、あのレクター博士を演じることになるアンソニー·ホプキンス。1200人の乗客を人質に取られ、苦悩する海運会社のポーター専務役は、『エイリアン(第1作)』で、企業の手先の科学主任アッシュ(じつはヒト型ロボット)を演じたイアン·ホルムです。ふたりとも『ジャガーノート』の頃は"善玉"だったんですね(笑)
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フォーマット | 色, レターボックス化 |
コントリビュータ | リチャード・ハリス, リチャード・レスター |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 51 分 |
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商品の説明
脱出不可能な暴風雨! 時を刻むメガトン級の時限爆弾!!
1,200の命と共に揺れる豪華客船ブリタニック号を救え!
リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、アンソニー・ホプキンスの
オールスター・キャストで贈る、パニック・サスペンス・ムービー!
<キャスト&スタッフ>
ファロン…リチャード・ハリス
ブルネル船長…オマー・シャリフ
バニスター婦人…シャーリー・ナイト
マクロード警部…アンソニー・ホプキンス
ポーター専務…イアン・ホルム
チャーリー…デビッド・ヘミングス
監督:リチャード・レスター
撮影:ジェリー・フィッシャー
音楽:ケン・ソーン
<ストーリー>
25,000トンの豪華客船ブリタニック号が出航。北大西洋真ん中にさしかかった時、一本の脅迫電話が!ジャガーノートと名乗る謎の男はブリタニック号に時限爆弾を仕掛けたことを告げ、50万ポンドを要求!犯人の捕獲と爆弾の解除を決定した政府は、爆弾処理班を海軍機からパラシュート投下させた。爆発までの残り時間は22時間。1,200人の乗客の運命やいかに!?
<特典>
●オリジナル予告編
●スタッフ&キャスト・プロフィール
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 75 g
- EAN : 4988142552525
- 監督 : リチャード・レスター
- メディア形式 : 色, レターボックス化
- 時間 : 1 時間 51 分
- 発売日 : 2007/7/27
- 出演 : リチャード・ハリス
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
- ASIN : B000QTEBAA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 29,562位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 70位外国のパニック映画
- - 1,031位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

5 星
スリルと緊張感が堪りません!
このレビューは、『吹替シネマ2021 ジャガーノート-HDリマスター版- [Blu-ray] 』のレビューです。70年代にあったパニック映画ブームの中にあって、パニック映画としては一番地味でありながら一番スリルを味わえる隠れた秀作と言って良い映画だと思います。派手なアクションがあるでもなく、巨大な生物が出て来て大暴れする訳でもなく、ニッパーやドライバーなど工具の先端のアップシーンが、画面狭しと出て来るだけで話を盛り上げていきます。その緊張感とスリルは、後にも先にもこの映画を超える最近の映画に、自分はお目にかかったことがありません。同じ爆弾処理の映画『ハート・ロッカー』に期待しましたが、この『ジャガーノート』の方が面白いと思いました。その時代時代を生きてきた運命でしょうか?この映画に関しては賛否両論ありますが、この手の映画の元祖であることは間違いありません。壊れた電気機器を分解したときに、この映画の真似をしてニッパーでコード類を切って楽しんだ思い出があります。イギリス映画らしく、出演する俳優陣はリチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デイヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム、フレディ・ジョーンズなど、今では蒼々たるメンバーに加えて、ケネス・コリー(スターウォーズ5・6の帝国軍将校ピエット艦長)などの脇役も見逃せない。工具の先端のアップだけで、緊張感とスリルを盛り上げるところは、流石!リチャード・レスター監督と言ったところです。自分は、この映画のソフトが販売される度に購入してしまうのですが、前回の発売はDVDで、残念ながら日本語吹き替え版もなく、今では珍しくなったスタンダード・サイズテレビ用のレターボックス収録というワイドスクリーンでした。今回は、オリジナルネガよりフルHDレストアされたニューマスターを初スクイーズ収録でソフト化。おまけに嬉しいことに日本語吹き替え版を収録しての登場です。リチャード・ハリスの森川公也さんにオマー・シェリフ(シャリフ)の小林 修さんは、まさにハマリ役!二人の声を聞くと一瞬で当時にタイムスリップしたような懐かしさが込み上げてきて感動しました。テレビ放送を録画して観賞していた自分にとって、ようやくVHSビデオテープを処分できそうです。吹き替え版は、まさに当時に戻ることが出来るタイムマシーンのようなモノ。嬉しい限りです。さて今回の画質ですが、ブルーレイなのでキレイなのは当たり前です。過去に見たソフトの中では、被写体のエッジはとてもシャープで最高の画質です。色合いも良くなっていてとてもキレイですが、解像度が良くなった分、フィルム・グレイン(フィルムの粒子)が目立ってしまうシーンもありました。当時のフィルム撮影技術を考えれば、現代の再生環境がそれを上回っているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでもキレイです。今回のソフトを視聴してわかったのは、DVDとブルーレイでは画角が違っていると言うことです。画角と言うよりもトリミングの違いと言って良いでしょう。同じビスタサイズでも、DVDは上下の情報量がブルーレイより多く、逆にブルーレイは、DVDより左右の情報量が若干多かったと言うことです。どちらかと言えば、上下の情報量の方が多いのでDVDは貴重なコレクション・アイテムです。ブルーレイを買ったからといってDVDを処分しようと思っていた方は、要注意ですネ。と言うことで、ファンの方であれば星5つ間違いなしのブルーレイでした。
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上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日レヴューした『GOLD』にも言えるんだけど
空前のパニック映画ブームのさ中に封切られ、
その一本として宣伝され売られてきた映画なんですが
《ジャガーノート》を名乗る謎の人物に爆弾を仕掛けられた
豪華客船上のスタッフ、乗客からにじみでる
パニックとは
ほど遠い粛々としたムード。
ココん所は同じ頃、TVでオイルショックが伝えられるや
トイレットペーパー確保に狂奔する我れらニッポン国民には
望むべくもない、英国の国民性と言うもんなんでしょうな?
本作は以前、字幕版のDVDも持ってるのですが
TV放映時の吹き替え収録と聞いて予約購入しました。
『OO7死ぬのは奴らだ』
『OO7黄金銃を持つ男』
『スーパーマンⅡ冒険篇』
でジェームズ・ボンドやゾッド将軍に
出くわしたばっかりに散々な目に合う
保安官をユーモラスに演じたクリフトン・ジェームスが
政治家役でシブいトコロ見せてくれてるそうで
そこが一番楽しみだったんですが・・・。
映画の序盤に事態の真相を掴もうと
”私は政治家だ。嘘をつくのが仕事だ”
という名セリフを吐く
川本三郎/真淵 哲『傍役グラフィティ―現代アメリカ映画傍役事典』(ブロンズ社)
で紹介のシーケンスに差し掛かると字幕になっちゃうンだもんなぁ。
ホント、正味1時間半のTV放映では完全に
脇役から”端役”に押しやられてしまって…。
吹き替えもお馴染みの滝口順平さんじゃない別の方なんですが、
声優データがdisk内に同梱のブックレットにも
明記されてません。
空前のパニック映画ブームのさ中に封切られ、
その一本として宣伝され売られてきた映画なんですが
《ジャガーノート》を名乗る謎の人物に爆弾を仕掛けられた
豪華客船上のスタッフ、乗客からにじみでる
パニックとは
ほど遠い粛々としたムード。
ココん所は同じ頃、TVでオイルショックが伝えられるや
トイレットペーパー確保に狂奔する我れらニッポン国民には
望むべくもない、英国の国民性と言うもんなんでしょうな?
本作は以前、字幕版のDVDも持ってるのですが
TV放映時の吹き替え収録と聞いて予約購入しました。
『OO7死ぬのは奴らだ』
『OO7黄金銃を持つ男』
『スーパーマンⅡ冒険篇』
でジェームズ・ボンドやゾッド将軍に
出くわしたばっかりに散々な目に合う
保安官をユーモラスに演じたクリフトン・ジェームスが
政治家役でシブいトコロ見せてくれてるそうで
そこが一番楽しみだったんですが・・・。
映画の序盤に事態の真相を掴もうと
”私は政治家だ。嘘をつくのが仕事だ”
という名セリフを吐く
川本三郎/真淵 哲『傍役グラフィティ―現代アメリカ映画傍役事典』(ブロンズ社)
で紹介のシーケンスに差し掛かると字幕になっちゃうンだもんなぁ。
ホント、正味1時間半のTV放映では完全に
脇役から”端役”に押しやられてしまって…。
吹き替えもお馴染みの滝口順平さんじゃない別の方なんですが、
声優データがdisk内に同梱のブックレットにも
明記されてません。
2023年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後だけじゃなく、途中の「こっちの負けだ。金を払え」というセリフもかなり良い。
2022年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時は中3だっただろうか。劇場で観た。
しかし内容は忘れてしまったので
中古DVDを買って観てみた。
確かに爆弾の解体シーンは緊張感があるが、
他の方が書いてらっしゃるように
「どうやって7つものドラム缶を
持ち込んだのか?」が謎だし
同僚が爆死して酒を飲みたいのも分かるが
「そこで飲むかよ」と思ったら白けてしまった。
乗船客にも爆弾をしかけられてる緊張感も無い。
緊張感を高める音楽も流れない。
他の4つの爆弾は、いきなり赤線を切って終わり。
なんか必要なシーンを端折り過ぎてない?
まあ若い頃のアンソニー・ホプキンスを
見られたのは救いだった。
ハピネットの日本語吹替収録BDが発売されて
レビューの評価が高いようだが、
わたしは『家』と『ブラジルから来た少年』を
買って「なんだ、これなら吹替要らなかったな」
と思ったクチなので、字幕で観るなら
中古DVDでも十分。
余談。うちのBDレコーダーだけかも知れないが
BDソフトは逆スロー再生が出来ない。
ポップアップメニューも嫌いなので
可能ならDVDで買うようにしている。
ただDVDはレターボックスなので、
その点はご了承を。
この作品に5,000円出す気にはなれんなぁ…。
しかし内容は忘れてしまったので
中古DVDを買って観てみた。
確かに爆弾の解体シーンは緊張感があるが、
他の方が書いてらっしゃるように
「どうやって7つものドラム缶を
持ち込んだのか?」が謎だし
同僚が爆死して酒を飲みたいのも分かるが
「そこで飲むかよ」と思ったら白けてしまった。
乗船客にも爆弾をしかけられてる緊張感も無い。
緊張感を高める音楽も流れない。
他の4つの爆弾は、いきなり赤線を切って終わり。
なんか必要なシーンを端折り過ぎてない?
まあ若い頃のアンソニー・ホプキンスを
見られたのは救いだった。
ハピネットの日本語吹替収録BDが発売されて
レビューの評価が高いようだが、
わたしは『家』と『ブラジルから来た少年』を
買って「なんだ、これなら吹替要らなかったな」
と思ったクチなので、字幕で観るなら
中古DVDでも十分。
余談。うちのBDレコーダーだけかも知れないが
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ポップアップメニューも嫌いなので
可能ならDVDで買うようにしている。
ただDVDはレターボックスなので、
その点はご了承を。
この作品に5,000円出す気にはなれんなぁ…。
2021年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このレビューは、『吹替シネマ2021 ジャガーノート-HDリマスター版- [Blu-ray] 』のレビューです。
70年代にあったパニック映画ブームの中にあって、パニック映画としては一番地味でありながら一番スリルを味わえる隠れた秀作と言って良い映画だと思います。
派手なアクションがあるでもなく、巨大な生物が出て来て大暴れする訳でもなく、ニッパーやドライバーなど工具の先端のアップシーンが、画面狭しと出て来るだけで話を盛り上げていきます。
その緊張感とスリルは、後にも先にもこの映画を超える最近の映画に、自分はお目にかかったことがありません。
同じ爆弾処理の映画『ハート・ロッカー』に期待しましたが、この『ジャガーノート』の方が面白いと思いました。
その時代時代を生きてきた運命でしょうか?
この映画に関しては賛否両論ありますが、この手の映画の元祖であることは間違いありません。
壊れた電気機器を分解したときに、この映画の真似をしてニッパーでコード類を切って楽しんだ思い出があります。
イギリス映画らしく、出演する俳優陣はリチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デイヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム、フレディ・ジョーンズなど、今では蒼々たるメンバーに加えて、ケネス・コリー(スターウォーズ5・6の帝国軍将校ピエット艦長)などの脇役も見逃せない。
工具の先端のアップだけで、緊張感とスリルを盛り上げるところは、流石!リチャード・レスター監督と言ったところです。
自分は、この映画のソフトが販売される度に購入してしまうのですが、前回の発売はDVDで、残念ながら日本語吹き替え版もなく、今では珍しくなったスタンダード・サイズテレビ用のレターボックス収録というワイドスクリーンでした。
今回は、オリジナルネガよりフルHDレストアされたニューマスターを初スクイーズ収録でソフト化。
おまけに嬉しいことに日本語吹き替え版を収録しての登場です。
リチャード・ハリスの森川公也さんにオマー・シェリフ(シャリフ)の小林 修さんは、まさにハマリ役!
二人の声を聞くと一瞬で当時にタイムスリップしたような懐かしさが込み上げてきて感動しました。
テレビ放送を録画して観賞していた自分にとって、ようやくVHSビデオテープを処分できそうです。
吹き替え版は、まさに当時に戻ることが出来るタイムマシーンのようなモノ。
嬉しい限りです。
さて今回の画質ですが、ブルーレイなのでキレイなのは当たり前です。
過去に見たソフトの中では、被写体のエッジはとてもシャープで最高の画質です。
色合いも良くなっていてとてもキレイですが、解像度が良くなった分、フィルム・グレイン(フィルムの粒子)が目立ってしまうシーンもありました。
当時のフィルム撮影技術を考えれば、現代の再生環境がそれを上回っているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでもキレイです。
今回のソフトを視聴してわかったのは、DVDとブルーレイでは画角が違っていると言うことです。
画角と言うよりもトリミングの違いと言って良いでしょう。
同じビスタサイズでも、DVDは上下の情報量がブルーレイより多く、逆にブルーレイは、DVDより左右の情報量が若干多かったと言うことです。
どちらかと言えば、上下の情報量の方が多いのでDVDは貴重なコレクション・アイテムです。
ブルーレイを買ったからといってDVDを処分しようと思っていた方は、要注意ですネ。
と言うことで、ファンの方であれば星5つ間違いなしのブルーレイでした。
70年代にあったパニック映画ブームの中にあって、パニック映画としては一番地味でありながら一番スリルを味わえる隠れた秀作と言って良い映画だと思います。
派手なアクションがあるでもなく、巨大な生物が出て来て大暴れする訳でもなく、ニッパーやドライバーなど工具の先端のアップシーンが、画面狭しと出て来るだけで話を盛り上げていきます。
その緊張感とスリルは、後にも先にもこの映画を超える最近の映画に、自分はお目にかかったことがありません。
同じ爆弾処理の映画『ハート・ロッカー』に期待しましたが、この『ジャガーノート』の方が面白いと思いました。
その時代時代を生きてきた運命でしょうか?
この映画に関しては賛否両論ありますが、この手の映画の元祖であることは間違いありません。
壊れた電気機器を分解したときに、この映画の真似をしてニッパーでコード類を切って楽しんだ思い出があります。
イギリス映画らしく、出演する俳優陣はリチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デイヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム、フレディ・ジョーンズなど、今では蒼々たるメンバーに加えて、ケネス・コリー(スターウォーズ5・6の帝国軍将校ピエット艦長)などの脇役も見逃せない。
工具の先端のアップだけで、緊張感とスリルを盛り上げるところは、流石!リチャード・レスター監督と言ったところです。
自分は、この映画のソフトが販売される度に購入してしまうのですが、前回の発売はDVDで、残念ながら日本語吹き替え版もなく、今では珍しくなったスタンダード・サイズテレビ用のレターボックス収録というワイドスクリーンでした。
今回は、オリジナルネガよりフルHDレストアされたニューマスターを初スクイーズ収録でソフト化。
おまけに嬉しいことに日本語吹き替え版を収録しての登場です。
リチャード・ハリスの森川公也さんにオマー・シェリフ(シャリフ)の小林 修さんは、まさにハマリ役!
二人の声を聞くと一瞬で当時にタイムスリップしたような懐かしさが込み上げてきて感動しました。
テレビ放送を録画して観賞していた自分にとって、ようやくVHSビデオテープを処分できそうです。
吹き替え版は、まさに当時に戻ることが出来るタイムマシーンのようなモノ。
嬉しい限りです。
さて今回の画質ですが、ブルーレイなのでキレイなのは当たり前です。
過去に見たソフトの中では、被写体のエッジはとてもシャープで最高の画質です。
色合いも良くなっていてとてもキレイですが、解像度が良くなった分、フィルム・グレイン(フィルムの粒子)が目立ってしまうシーンもありました。
当時のフィルム撮影技術を考えれば、現代の再生環境がそれを上回っているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでもキレイです。
今回のソフトを視聴してわかったのは、DVDとブルーレイでは画角が違っていると言うことです。
画角と言うよりもトリミングの違いと言って良いでしょう。
同じビスタサイズでも、DVDは上下の情報量がブルーレイより多く、逆にブルーレイは、DVDより左右の情報量が若干多かったと言うことです。
どちらかと言えば、上下の情報量の方が多いのでDVDは貴重なコレクション・アイテムです。
ブルーレイを買ったからといってDVDを処分しようと思っていた方は、要注意ですネ。
と言うことで、ファンの方であれば星5つ間違いなしのブルーレイでした。

このレビューは、『吹替シネマ2021 ジャガーノート-HDリマスター版- [Blu-ray] 』のレビューです。
70年代にあったパニック映画ブームの中にあって、パニック映画としては一番地味でありながら一番スリルを味わえる隠れた秀作と言って良い映画だと思います。
派手なアクションがあるでもなく、巨大な生物が出て来て大暴れする訳でもなく、ニッパーやドライバーなど工具の先端のアップシーンが、画面狭しと出て来るだけで話を盛り上げていきます。
その緊張感とスリルは、後にも先にもこの映画を超える最近の映画に、自分はお目にかかったことがありません。
同じ爆弾処理の映画『ハート・ロッカー』に期待しましたが、この『ジャガーノート』の方が面白いと思いました。
その時代時代を生きてきた運命でしょうか?
この映画に関しては賛否両論ありますが、この手の映画の元祖であることは間違いありません。
壊れた電気機器を分解したときに、この映画の真似をしてニッパーでコード類を切って楽しんだ思い出があります。
イギリス映画らしく、出演する俳優陣はリチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デイヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム、フレディ・ジョーンズなど、今では蒼々たるメンバーに加えて、ケネス・コリー(スターウォーズ5・6の帝国軍将校ピエット艦長)などの脇役も見逃せない。
工具の先端のアップだけで、緊張感とスリルを盛り上げるところは、流石!リチャード・レスター監督と言ったところです。
自分は、この映画のソフトが販売される度に購入してしまうのですが、前回の発売はDVDで、残念ながら日本語吹き替え版もなく、今では珍しくなったスタンダード・サイズテレビ用のレターボックス収録というワイドスクリーンでした。
今回は、オリジナルネガよりフルHDレストアされたニューマスターを初スクイーズ収録でソフト化。
おまけに嬉しいことに日本語吹き替え版を収録しての登場です。
リチャード・ハリスの森川公也さんにオマー・シェリフ(シャリフ)の小林 修さんは、まさにハマリ役!
二人の声を聞くと一瞬で当時にタイムスリップしたような懐かしさが込み上げてきて感動しました。
テレビ放送を録画して観賞していた自分にとって、ようやくVHSビデオテープを処分できそうです。
吹き替え版は、まさに当時に戻ることが出来るタイムマシーンのようなモノ。
嬉しい限りです。
さて今回の画質ですが、ブルーレイなのでキレイなのは当たり前です。
過去に見たソフトの中では、被写体のエッジはとてもシャープで最高の画質です。
色合いも良くなっていてとてもキレイですが、解像度が良くなった分、フィルム・グレイン(フィルムの粒子)が目立ってしまうシーンもありました。
当時のフィルム撮影技術を考えれば、現代の再生環境がそれを上回っているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでもキレイです。
今回のソフトを視聴してわかったのは、DVDとブルーレイでは画角が違っていると言うことです。
画角と言うよりもトリミングの違いと言って良いでしょう。
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どちらかと言えば、上下の情報量の方が多いのでDVDは貴重なコレクション・アイテムです。
ブルーレイを買ったからといってDVDを処分しようと思っていた方は、要注意ですネ。
と言うことで、ファンの方であれば星5つ間違いなしのブルーレイでした。
70年代にあったパニック映画ブームの中にあって、パニック映画としては一番地味でありながら一番スリルを味わえる隠れた秀作と言って良い映画だと思います。
派手なアクションがあるでもなく、巨大な生物が出て来て大暴れする訳でもなく、ニッパーやドライバーなど工具の先端のアップシーンが、画面狭しと出て来るだけで話を盛り上げていきます。
その緊張感とスリルは、後にも先にもこの映画を超える最近の映画に、自分はお目にかかったことがありません。
同じ爆弾処理の映画『ハート・ロッカー』に期待しましたが、この『ジャガーノート』の方が面白いと思いました。
その時代時代を生きてきた運命でしょうか?
この映画に関しては賛否両論ありますが、この手の映画の元祖であることは間違いありません。
壊れた電気機器を分解したときに、この映画の真似をしてニッパーでコード類を切って楽しんだ思い出があります。
イギリス映画らしく、出演する俳優陣はリチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デイヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス、イアン・ホルム、フレディ・ジョーンズなど、今では蒼々たるメンバーに加えて、ケネス・コリー(スターウォーズ5・6の帝国軍将校ピエット艦長)などの脇役も見逃せない。
工具の先端のアップだけで、緊張感とスリルを盛り上げるところは、流石!リチャード・レスター監督と言ったところです。
自分は、この映画のソフトが販売される度に購入してしまうのですが、前回の発売はDVDで、残念ながら日本語吹き替え版もなく、今では珍しくなったスタンダード・サイズテレビ用のレターボックス収録というワイドスクリーンでした。
今回は、オリジナルネガよりフルHDレストアされたニューマスターを初スクイーズ収録でソフト化。
おまけに嬉しいことに日本語吹き替え版を収録しての登場です。
リチャード・ハリスの森川公也さんにオマー・シェリフ(シャリフ)の小林 修さんは、まさにハマリ役!
二人の声を聞くと一瞬で当時にタイムスリップしたような懐かしさが込み上げてきて感動しました。
テレビ放送を録画して観賞していた自分にとって、ようやくVHSビデオテープを処分できそうです。
吹き替え版は、まさに当時に戻ることが出来るタイムマシーンのようなモノ。
嬉しい限りです。
さて今回の画質ですが、ブルーレイなのでキレイなのは当たり前です。
過去に見たソフトの中では、被写体のエッジはとてもシャープで最高の画質です。
色合いも良くなっていてとてもキレイですが、解像度が良くなった分、フィルム・グレイン(フィルムの粒子)が目立ってしまうシーンもありました。
当時のフィルム撮影技術を考えれば、現代の再生環境がそれを上回っているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでもキレイです。
今回のソフトを視聴してわかったのは、DVDとブルーレイでは画角が違っていると言うことです。
画角と言うよりもトリミングの違いと言って良いでしょう。
同じビスタサイズでも、DVDは上下の情報量がブルーレイより多く、逆にブルーレイは、DVDより左右の情報量が若干多かったと言うことです。
どちらかと言えば、上下の情報量の方が多いのでDVDは貴重なコレクション・アイテムです。
ブルーレイを買ったからといってDVDを処分しようと思っていた方は、要注意ですネ。
と言うことで、ファンの方であれば星5つ間違いなしのブルーレイでした。
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