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バッテリー (6) (角川文庫) 文庫 – 2007/4/5

4.1 5つ星のうち4.1 145個の評価

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「おれはピッチャーです。だから、誰にも負けません」いよいよ、巧たち新田東中は、強豪・横手二中との再試合の日を迎えようとしていた。試合を前に、両校それぞれの思いが揺れる。巧と豪を案じる海音寺、天才の門脇に対する感情をもてあます瑞垣、ひたすら巧を求める門脇。そして、巧と豪のバッテリーが選んだ道とは。いずれは…、だけどその時まで―巧、次の一球をここへ。大人気シリーズ、感動の完結巻。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA/角川書店; 一般文庫版 (2007/4/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4043721064
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4043721061
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 145個の評価

著者について

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あさの あつこ
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岡山県生まれ。大学在学中より児童文学を書き始める。

『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で

野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。

「ヴィヴァーチェ」シリーズ(角川書店)、「No.6」シリーズ(講談社)、

『ガールズ・ストーリー』(PHP研究所)、『木練柿』(光文社)他著作多数。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
145グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に毎回1冊読んでしまうので、、毎晩のように、、睡眠不足です。。
とても楽しいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これで終わりでは無いのですよ。安心して下さい!
最後の試合の結果そしてそれからの子供たちの事が書かれています。

私もキンドルのレビューを読んで初めて知りました、此のま
まではあんまりですよね、、

スッキリして良かったです!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年12月27日に日本でレビュー済み
すでに文庫あとがきで
著者が全巻通した物語を
「バッテリーは春から始まって、次の春で終わる1年間の物語」
と伝えています。

なので、この最終巻
物語の着地が『横手との練習試合』だというのが分かります。

そこに向かって収束していくのですが
バッテリー(巧と豪)の関係以外に
練習試合を取り持つ瑞垣と海音寺との関係や
他の登場人物の比重が大きい。

後半は横手のチーム内での対立なども出てきて
息苦しく重々しい展開になってきます。

1巻では巧と豪というシンプルな軸のみで
続く巻でも二人を中心として人物関係が広がりはしたが
4巻からは瑞垣という新たな視点が増えて、
5巻では海音寺とのやり取りも増える。

そんな中での最終巻なので
娯楽で読むのにもかかわらず、
気が重い気持ちで読み進めました。

最終巻とのことで全6巻を終えたわけですが
面白かったです。

本巻としても、試合の勝敗などではなく
登場人物の心理に焦点を当てた作品だったので
このような終わり方で良かったと思います。

私自身は、読み始めた時に既に完結してたので
この終わり方で納得だったのですが

リアルタイムで順次発刊される巻を待って
読んでた人にとっては
「なんでここで終わるんだ!」
「続編を希望!」になってしまうかもしれません。

その声に、一部応えたものが
タイトルを変えた
続編の「ラストイニング」なのでしょう。
*現時点で私は未読

バッテリーⅦにしなかったことを考えると
作者としては一区切りしたのだと思います。

ファンも多い作品で続編を望む声もわかりますが
現時点の私の気持ちとしては

作者も一区切りしたものだと思うので
続編は出さないで欲しいです。
2022年8月28日に日本でレビュー済み
新田東中学校野球部と横手第二中学校野球部の非公式の試合が、9月の最後の日曜日に行われた。
横手第二の天才スラッガー門脇秀吾は、巧と豪のバッテリーに三振を食った。
その後、豪がおかしくなり、巧はノックアウトで、引っ込められてしまった。そのあたりは実況ではなく横手のキャプテンと相方の話で説明されていく。その構成がなかなかうまい。
豪はなかなか立ち直れず、部活にも出てこない。
物語は次第にさまざまな登場人物によって語られる。これもうまい。
最終的には、入試明けの3月に生徒たちだけの手で再試合の運びとなる。
2017年3月30日に日本でレビュー済み
完結。
キャラが全体的に大人っぽい気もするけど、それはそれで。
あとちょっとBLっぽいのをもう少し落としてくれるとより読みやすいな。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫の発売が待てず買ってしまった最終巻。この本に

出会えなければ良かった、こんなにも心に響き、悩まされた。正直、忘れられない一冊だ。

ただ、キャッチャーである豪とこれから先もバッテリーでいれたらいい、、と思っていた。巧の答えは、違った。最初は『永倉でないと駄目だ』言っていた。その時、良かったと思った。でも、それが弱点だと、気がついた。。だから、吉貞がキャッチャーで練習させたとき、納得がいった。きっと、もっと、上手くなる。あの二人は、、

気になった事は海音寺だった。自分であのバッテリーを

つついてみたい、、結果的には豪の迷いを断ち切ったし、巧も豪を一人の人間として一緒に居たいと思うようになったので、すごいと思ったが、多分、横手の試合のときも考えていたのではないか?その疑問は今だ複雑である。私自身の考えでは、監督の言った横手の試合での言葉を信じる。あのバッテリーで県大会に出る。。。

先の事などわかりはしない。ただ今いえること、、あいつらは最高のバッテリーだった。これからもだ。

最後に、この本はただの野球話ではない。成長やらライバルやら勝ち負けやら、、そんな綺麗な言葉ではない。ぶつかり合い、苦しみ、葛藤、迷い、怒り、欲求、逃げ、恐怖、、、たった一つのボールから、たった一つの想いから、切り開かれていく少年たちの世界。その世界は、大人も子供も関係ないのだ。一途な想いだけの者が知っている。その者達にしか出来ない。

これは今、最も大切なことではないか。

最後のボール、どうなったかは人それぞれの考えだ。だが、私は思う。巧が想いを込め、口につけたボールは、必ず、あのミット、豪のミットの中に生きていたと。。。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「こういう終りかたをするんだ・・・」

読み終えた直後、最初に頭に浮かんだ感想がコレ。

贅沢なのかもしれませんが、読者の想像に委ねるのではなく、
著者が頭に描いた世界を、最後まで巧のストレートがごとく、貫いて欲しかったです。

大人から自由になろうとする子供たち

まるで巣立ちをしようとしている雛鳥を
見ているようでした。大人の気がつかないところで、
大人が驚くほどのスピードで子供は成長をしていく。

そのとき、そばにいる大人が、
黙って見守るか、口を出し枷をかけてしまうかで、
その後の子供の人生は大きく変わってしまうのでしょう。

同年代の子供たちよりも、
同年代の子供を育てている大人たちに読んでもらいたい。

そのように痛切に感じさせられました。

巧と豪は全国大会に出場できたのか。
高校に進学して甲子園に出場できたのか。

これまた贅沢かもしれませんが、
もし可能であれば、続編をお願いいたします(笑顔)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
四巻からさらに視点が散り、会話劇と心理描写ばかりでストーリーが進まずしんどくなりはじめました。
作者がこの世界への思い入れというか、解像度が異常に上がってしまい、あれもこれもと書き込んで、読む側としては何を主軸にしていいのかぼやけてしまったような。ただこの巻に感激したという方も多いようなので自分に合わなかっただけかもしれません。
作者さんは読者のために書いていないと発言しているので、読みやすさや面白さを求めても仕方ないのでしょうね。凡人は作品を見せて頂いただけでありがたいとおもいつつ、評価は素直な気持ちです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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