昔のイギリスで、火星人の侵略が始まり・・・というお話。
以下、作品の要諦を詳しく書き込みながらの感想を書くので、未読の方は読まないでください。
火星人が侵略してきて、地球人が戦い、負けそうになり・・・という展開の話で、人によっては子供騙し、アホらしいと思われるかもしれませんが、私は一応面白かったです。
その理由として、コロナを体験した事も、鑑みての感想で、侵略してくる火星人の前に、人類の営為で解決できず、滅亡の危機に立たされますが、火星人が自滅して、人類が助かる、という展開が、コロナが人類の営為で解決できず、滅亡の危機に立たされますが、今(2024年頃)やっと終息してきて、助かる感じとダブるからでした。
殆どの国で感染する疾病の対策を立てていて、危機管理をしていたと思われますが、コロナが想定外の強力さで、多くの国で感染して死亡する人がでて、経済活動も停止、という未曽有の事態でしたが、人類の営為で解決できず、ワクチンが開発されましたが、100パーセント助かるという物ではなく、ぎりぎり助かった感じなので、未知の脅威に人類が如何に弱いかが露呈された感じに見えて、著者のウェルズはそういう事もある、という事をこの時代から想定していたらしく、頭が良かったのだなぁと思いました。
また、主人公が一緒に隠れている牧師補が、いい加減な感じで、降伏しようとするのを、主人公が殺す所は、いざという時宗教が役に立たないという事の暗喩だそうで、最後の方でも、「大勢の人々が何かをしなければならないと感じ、気力のない者や入り組んだ考えに溺れて気力を失った者たちは決まって何もしてくれない宗教へとすがる。そうして実に敬虔で超自然的になり、迫害や神の意志に屈するのです」、という台詞が出てきて、宗教に懐疑的だったのが判ります。
「私たちがすべきことは人間が生きて子を産め、さらに子供を育てるのに十分な安全性を持った生活のやり方を考え出すことなのです」と、最後の方の結論は、人口増と少子化の問題、子供を育てにくい環境、親になりたくない人が増えている事の懸念等を先取りした感じでやはり尖鋭的に思えます。
エピローグで、「憂慮すべき問題、一般の関心事は火星人の次なる攻撃の可能性についてである。問題のこうした側面に対しては十分の関心が向けられているようには思われない」とありますが、過去にもインフルエンザの流行で死者が多発したのに、コロナで教訓が生かされなかった経緯を踏まえると、また繰り返しそうで、嫌ですが、これも人類の営為かも。
今だからこそ、読む価値のあるSFの古典。必読。
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宇宙戦争 (角川文庫) 文庫 – 2005/5/25
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スピルバーグ監督映画「宇宙戦争」の原作!
イギリスの片田舎に隕石らしきものが落下した。地上にあいた巨大な穴の中から現れたのは醜悪な生き物。それが火星人の地球侵略の始まりだった。SF史に燦然とかがやく名作中の名作。
イギリスの片田舎に隕石らしきものが落下した。地上にあいた巨大な穴の中から現れたのは醜悪な生き物。それが火星人の地球侵略の始まりだった。SF史に燦然とかがやく名作中の名作。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/5/25
- ISBN-104042703070
- ISBN-13978-4042703075
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著者について
●H・G・ウェルズ:イギリスの小説家、SF作家。1866年イングランド、ケント州ブロムリーの商人の家に生まれる。フランスのジュール・ヴェルヌとともに「SFの父」と呼ばれる。歴史家としても、多くの業績を遺し1946年没。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月10日に日本でレビュー済み
タコ型火星人の元祖であり、ラジオドラマとして全米で放送された際に、
緊急放送と間違い、死者が出るほどのパニックを引き起こしたと言われる
伝説の作品です。
ですが、さすがに今読むと古さは否めませんね。これは仕方がない。
巨大マシーンそのものや、手に持つビームがやや哀しいです。
冒頭から結末を語ってしまうのもどうでしょう。
人類がさほど活躍するわけではない事が分かってしまうので、歯がゆい
ゆえに、サスペンスが不足気味です。
テンポもやや悪い気がしますが、決して面白くない訳ではありません。
宇宙戦争テーマの元祖として、歴史を確認するくらいの気持ちで読むのが
良いのではないでしょうか。
緊急放送と間違い、死者が出るほどのパニックを引き起こしたと言われる
伝説の作品です。
ですが、さすがに今読むと古さは否めませんね。これは仕方がない。
巨大マシーンそのものや、手に持つビームがやや哀しいです。
冒頭から結末を語ってしまうのもどうでしょう。
人類がさほど活躍するわけではない事が分かってしまうので、歯がゆい
ゆえに、サスペンスが不足気味です。
テンポもやや悪い気がしますが、決して面白くない訳ではありません。
宇宙戦争テーマの元祖として、歴史を確認するくらいの気持ちで読むのが
良いのではないでしょうか。
2019年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙人侵略ものの古典中の古典。宇宙戦争というか火星人との戦争。
120年くらい前の本なので馬車や電報など、そこかしこに古さを感じる内容ではあるが、武器が通用しない宇宙人の恐ろしさは十分に伝わってくる。
面白かったかと言われるとなんとも言えないが、まあ悪くはない。また、翻訳の問題なのか少々不自然な文が多かった印象。
本作以後、多くのSF作品にこのプロットが使われた事を考えると、一度読んでも良いかも知れない。
120年くらい前の本なので馬車や電報など、そこかしこに古さを感じる内容ではあるが、武器が通用しない宇宙人の恐ろしさは十分に伝わってくる。
面白かったかと言われるとなんとも言えないが、まあ悪くはない。また、翻訳の問題なのか少々不自然な文が多かった印象。
本作以後、多くのSF作品にこのプロットが使われた事を考えると、一度読んでも良いかも知れない。
2023年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Perfect. Thanks !
2023年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公と牧師補との無意味な諍いかな。介護老人との関係で苦労したことがあるので、この場面が印象に残ってます。
2021年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SF好きの子供が読みたいとのことで購入。
面白かったとのこと。
面白かったとのこと。
2018年8月7日に日本でレビュー済み
原題は「The war of the worlds」
火星が寒冷化したため、火星人は地球侵略を企図。火星人は宇宙船で次々に地球に向かう。この宇宙船の発射は地球で観測されていたが、地球人たちはそれがまさか火星人襲来の予兆とは思わない。
最初の宇宙船がイギリスに落下。タコのような火星人が出てくる。友好を示すため代表団が近づいたところ、火星人はいきなり熱線を発射し、大混乱になる。火星人は、目が大きく、口は絶えず震え、16本の触手を持つ。地球の重力に慣れていないせいか、動作は鈍い。茶色い皮膚はぬめぬめしている。鼻腔がないので嗅覚もないらしい。体の大部分は脳。はらわたがない。ものを食べないから消化器官がない。ほかの生物から新鮮な血をとってそれを自分の血管に注射する栄養摂取方式。火星人は回復を必要とする筋肉組織がないので疲労を感じることがほとんどなく、眠ることもない。性もない。ユリの球根のように母体から芽が出て分離することで繁殖する。まったくの異形。
軍が出動しようとしたとき、二つ目の宇宙船もやってくる。ついに戦端が開かれる。火星人は三本足の巨大な歩行機械に乗って動き出す。軍は1体の歩行機械をなんとか倒すことはできたが、技術レベルが違いすぎてほとんど歯が立たない。
現場近くのロンドンではニュースになったが、ロンドン市民は自分たちにまで危害が及んでくるとは思っていない。しかし、軍の防衛線が突破されるとロンドンもパニックになる。火星人の武器は熱線と有毒ガス。
火星人は事実上脳だけの存在であり、必要に応じてべつの肉体(機械)を身につけるタイプ。
主人公は、ある砲兵に出会う。砲兵はすっかりあきらめている。人間の何人かはペットになるだろうと悲観的な予測をする。
ところが、歩行機械は突然止まり、火星人たちは突如死ぬ。火星人の体内には抗体がない腐敗性の病原菌によって火星人たちは殺される。こうして、人類の宿敵による思わぬ攻撃により、地球は救われる。
火星が寒冷化したため、火星人は地球侵略を企図。火星人は宇宙船で次々に地球に向かう。この宇宙船の発射は地球で観測されていたが、地球人たちはそれがまさか火星人襲来の予兆とは思わない。
最初の宇宙船がイギリスに落下。タコのような火星人が出てくる。友好を示すため代表団が近づいたところ、火星人はいきなり熱線を発射し、大混乱になる。火星人は、目が大きく、口は絶えず震え、16本の触手を持つ。地球の重力に慣れていないせいか、動作は鈍い。茶色い皮膚はぬめぬめしている。鼻腔がないので嗅覚もないらしい。体の大部分は脳。はらわたがない。ものを食べないから消化器官がない。ほかの生物から新鮮な血をとってそれを自分の血管に注射する栄養摂取方式。火星人は回復を必要とする筋肉組織がないので疲労を感じることがほとんどなく、眠ることもない。性もない。ユリの球根のように母体から芽が出て分離することで繁殖する。まったくの異形。
軍が出動しようとしたとき、二つ目の宇宙船もやってくる。ついに戦端が開かれる。火星人は三本足の巨大な歩行機械に乗って動き出す。軍は1体の歩行機械をなんとか倒すことはできたが、技術レベルが違いすぎてほとんど歯が立たない。
現場近くのロンドンではニュースになったが、ロンドン市民は自分たちにまで危害が及んでくるとは思っていない。しかし、軍の防衛線が突破されるとロンドンもパニックになる。火星人の武器は熱線と有毒ガス。
火星人は事実上脳だけの存在であり、必要に応じてべつの肉体(機械)を身につけるタイプ。
主人公は、ある砲兵に出会う。砲兵はすっかりあきらめている。人間の何人かはペットになるだろうと悲観的な予測をする。
ところが、歩行機械は突然止まり、火星人たちは突如死ぬ。火星人の体内には抗体がない腐敗性の病原菌によって火星人たちは殺される。こうして、人類の宿敵による思わぬ攻撃により、地球は救われる。
2020年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙人が見た地球を描いた物語。
大きな未来から俯瞰してみた人類の愚かさを表現している。
自然を大切にし戦争を絶滅するのが我々の大切な仕事だというメッセ-ジを伝えようとして考え抜かれた名作。
襲来する宇宙人とは、我々だとう比喩がすばらしい反戦小説。
みごと!
大きな未来から俯瞰してみた人類の愚かさを表現している。
自然を大切にし戦争を絶滅するのが我々の大切な仕事だというメッセ-ジを伝えようとして考え抜かれた名作。
襲来する宇宙人とは、我々だとう比喩がすばらしい反戦小説。
みごと!