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幸福な朝食 (新潮文庫) 文庫 – 1996/9/30
乃南 アサ
(著)
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購入オプションとあわせ買い
なぜ忘れていたのだろう。あの夏から、私は妊娠しているのだ。そう、何年も、何年も……。直木賞作家、衝撃のデビュー作。
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1996/9/30
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101425116
- ISBN-13978-4101425115
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出版社より
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幸福な朝食 | 家族趣味 | トゥインクル・ボーイ | 花盗人 | 団欒 | 死んでも忘れない | |
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価格 | ¥605¥605 | ¥525¥525 | ¥539¥539 | ¥485¥485 | ¥485¥485 | ¥605¥605 |
なぜ忘れていたのだろう。あの夏から、私は妊娠しているのだ。そう、何年も、何年も……。直木賞作家、衝撃のデビュー作。 | 家庭をかえりみず仕事と恋に生きる女、宝石に金をつぎ込む女──などなど。よくありそうな話。しかし結末は怖い。傑作短編 5 編。 | 小学生の拓馬は、美しい笑顔で大人たちを喜ばせ、欲しいものを何でも手に入れたが――。少年少女たちの「裏の顔」を描いた短編7編。 | 「あなたが私にくれたものは、あの桜の小枝だけ」。夫への不満を募らせる女は逃げ場を求め──。 10 編収録の文庫オリジナル短編集。 | 深夜、息子は彼女の死体を連れて帰ってきた。その時、家族はどうしたか──。表題作をはじめ、ブラックユーモア風味の短編 5 編。 | 誰にでも起こりうる些細なトラブルが、平穏だった三人家族の歯車を狂わせてゆく……。現代人の幸福の危うさを描く心理サスペンス。 |
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【1】凍える牙 | 【2】鎖〔上〕 | 【3】鎖〔下〕 | 【4】風の墓碑銘(エピタフ)〔上〕 | 【5】風の墓碑銘(エピタフ)〔下〕 | 6月19日の花嫁 | |
カスタマーレビュー |
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価格 | ¥825¥825 | ¥781¥781 | ¥693¥693 | ¥649¥649 | ¥605¥605 | ¥649¥649 |
【新潮文庫】乃南アサ 作品 | 凶悪な獣の牙──。警視庁機動捜査隊員・音道貴子が連続殺人事件に挑む。女性刑事の孤独な闘いが圧倒的共感を集めた超ベストセラー。〈直木賞〉 | 占い師夫婦殺害の裏に潜む現金奪取の巧妙な罠。その捜査中に音道貴子刑事が突然、犯人らに拉致された!傑作『凍える牙』の続編。 | 民家解体現場で白骨死体が発見されてほどなく、家主の老人が殺害された。難事件に『凍える牙』の名コンビが挑む傑作ミステリー。 | 結婚式を一週間後に控えた千尋は、事故で記憶喪失に陥る。やがて見えてきた、自分の意外な過去──。ロマンティック・サスペンス。 |
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【1】いつか陽のあたる場所で | 【2】すれ違う背中を | 【3】いちばん長い夜に | 【1】女刑事音道貴子 花散る頃の殺人 | 【2】女刑事音道貴子 未練 | 【3】女刑事音道貴子 嗤う闇 | |
カスタマーレビュー |
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価格 | ¥649¥649 | ¥605¥605 | ¥781¥781 | ¥693¥693 | ¥572¥572 | ¥605¥605 |
あのことは知られてはならない──。過去を隠して生きる女二人の健気な姿を通して友情を描く心理サスペンスの快作。聖大も登場。 | 福引きで当たった大阪旅行。初めての土地で解放感に浸る二人の前に、なんと綾香の過去を知る男が現れた!人気シリーズ第二弾。 | 前科(マエ)持ちの刑務所(ムショ)仲間──。二人の女性の人生を、あの大きな出来事が静かに変えていく。人気シリーズ感動の完結編。 | 32 歳、バツイチの独身、趣味はバイク。かっこいいけど悩みも多い女性刑事・貴子さんの短編集。滝沢刑事と著者の架空対談付き! | 監禁・猟奇殺人・幼児虐待──初動捜査を受け持つ音道を苛立たせる、人々の底知れぬ憎悪。彼女は立ち直れるか?短編集第二弾! | 下町の温かい人情が、孤独な都市生活者の心の闇の犠牲になっていく。隅田川東署に異動した音道貴子の活躍を描く傑作警察小説四編。 |
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しゃぼん玉 | 涙〔上〕 | 涙〔下〕 | 結婚詐欺師〔上〕 | 結婚詐欺師〔下〕 | それは秘密の | |
カスタマーレビュー |
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通り魔を繰り返す卑劣な青年が山村に逃げ込んだ。正体を知らぬ村人達は彼を歓待するが。涙なくしては読めぬ心理サスペンスの傑作。 | 東京五輪直前、結婚間近の刑事が殺人事件に巻込まれ失踪した。行方を追う婚約者が知った慟哭の真実。一途な愛を描くミステリー! | 偶然かかわった結婚詐欺の捜査で、刑事の阿久津は昔の恋人が被害者だったことを知る。大胆な手口と揺れる女心を描くサスペンス! | これは愛なのか、恋なのか、憎しみなのか。人生の酸いも甘いも嚙み分けた、大人のためのミステリアスなナイン・ストーリーズ。 |
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最後の花束―乃南アサ短編傑作選― | 岬にて―乃南アサ短編傑作選― | すずの爪あと―乃南アサ短編傑作選― | いっちみち―乃南アサ短編傑作選― | 水曜日の凱歌 | 美麗島紀行―つながる台湾― | |
カスタマーレビュー |
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価格 | ¥781¥781 | ¥869¥869 | ¥781¥781 | ¥737¥737 | ¥1,034¥1,034 | ¥693¥693 |
愛は怖い。恋も怖い。狂気は女たちを少しずつ蝕み、壊していった──。サスペンスの名手の短編を単行本未収録作品を加えて精選! | 狂気に走る母、嫉妬に狂う妻、初恋の人を想う女。女性の心理描写の名手による短編を精選して描く、 女たちのそれぞれの「熟れざま」。 | 愛しあえない男女、寄り添えない夫婦、そして生まれる殺意。不条理ゆえにリアルな心理を描いた、短編の名手による傑作短編 11 編。 | 温かくて、滑稽で、残酷で……。「家族」は人生最大 のミステリー!単行本未収録作品も加えた文庫オ リジナル短編アンソロジー。 | 特殊慰安施設で通訳として働く母とともに各地を転々とする 14 歳の少女。誰も知らなかった戦後秘史。新たな代表作となる長編小説。〈芸術選奨文部科学大臣賞〉 | ガイドブックじゃ物足りないあなたへ――。いつだって気になる「麗しの島」の歴史と人に寄り添った人気紀行エッセイ第2集。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1996/9/30)
- 発売日 : 1996/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 4101425116
- ISBN-13 : 978-4101425115
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 154,989位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に良いで購入したが、評価が甘い。元からかクリーニング作業によるものか本の上部がガタガタ。
2011年1月13日に日本でレビュー済み
女性が持つ心の奥底にある『欲』というものを
あらん限り、書き尽くしたという感じです。
まずは名誉欲というか、演技性人格障害とも
いうべき、周りから称賛されたい、男性にちやほやされたい。
私だってあんな女優よりはましだという虚栄心、嫉妬…。
そしてだれもがこだわる「幸せの形」結婚して、一戸建て
があり、お庭もあって…そこにはやっぱり子どもが必要不可欠。
いつだったか、20代の時でした。職場の同じ年の子が
結婚するときに「先に行くわ」と若干、優越感に浸っていた
ことがあります…。
しかし、旦那さんの職業を聞くと「・・・え〜っと普通」って
そこは言えなかったらしい。たしかブルーカラー職で。
「女って怖い」と思った瞬間でした。
そんな彼女のことを思い出した作品でした。
あらん限り、書き尽くしたという感じです。
まずは名誉欲というか、演技性人格障害とも
いうべき、周りから称賛されたい、男性にちやほやされたい。
私だってあんな女優よりはましだという虚栄心、嫉妬…。
そしてだれもがこだわる「幸せの形」結婚して、一戸建て
があり、お庭もあって…そこにはやっぱり子どもが必要不可欠。
いつだったか、20代の時でした。職場の同じ年の子が
結婚するときに「先に行くわ」と若干、優越感に浸っていた
ことがあります…。
しかし、旦那さんの職業を聞くと「・・・え〜っと普通」って
そこは言えなかったらしい。たしかブルーカラー職で。
「女って怖い」と思った瞬間でした。
そんな彼女のことを思い出した作品でした。
2019年10月8日に日本でレビュー済み
最後には「悪魔の同盟」を結んだ者たちが笑う結果になりますが、主人公もけっこうなワルだったわけで、冒頭からいけ好かない感じを醸し出す、鼻つまみものの彼女に感情移入できなかったこともあり、読後感は清々しくすっきりとした感じさえ受けました。
ただ、善と悪がはっきり分かれているわけではなく、その場その場で善にも悪にもなる人間。騙し騙され、その場から退場したものが負けという世界。最後のシーンで皆の前で笑っていた三人の今後もまたドロドロなんでしょうね(笑)
ただ、善と悪がはっきり分かれているわけではなく、その場その場で善にも悪にもなる人間。騙し騙され、その場から退場したものが負けという世界。最後のシーンで皆の前で笑っていた三人の今後もまたドロドロなんでしょうね(笑)
2022年3月31日に日本でレビュー済み
読んだのはハードカバー版、本の帯から以下、
第1回日本推理サスペンス大賞優秀作受賞!
妖しい狂気が彩る女性心理のサスペンス。
どうして大きくならないの?
なぜ返事をしないの――
マリオネットの手足がてんでに宙を舞う。
狂気が胎児のように、着実に育っていく。友人の死にまつわる「赤い記憶」も、しだいに形をとりはじめ、そして――
<選評から>
動きが少なく小事件なのに、濃密な心理描写だけでじゅうぶん劇的であり、“事件”を感じさせる……(連城三紀彦氏)
女性心理を陰影鮮やかに描いた点でもっとも地に足のついた作品……(逢坂剛氏)
目のつんだありそうな嘘で、主人公の物腰や表情が読み進むにつれてじわじわとそれらしい形をなしてくるところが嬉しかった……(椎名誠氏)
*
著者は1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞を受賞、
本書はデビュー作で1988年に第1回日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞されています。
最後四作残ったうちの一作だったみたいですね、選評を読むと、文章に難ありなど辛口には書かれていました。
最初読み始めた時、推理だから殺人が起きるのかなと思ったんですが裏切られて狂気への階段を上るか下るようでした。
若い頃はもてはやされてはいても次第にそうではなくなっていく日常。
それこそサスペンスであり、とくに女性にとっては儚いもの。
選評どおり文章や視点にやや読みにくさはあるものの、恨みや嫉妬、光と陰、そこからの逃避。同じ世代頃として感極まるシーンがありますね。
どこまでも鬱々としてしまい、最後にちょっとだけ光が当たって終わるかなと、浮かばれない話ですが、サスペンスとしては悪くはないかなと思います。
人間くさい。
女性って怖いね~。
第1回日本推理サスペンス大賞優秀作受賞!
妖しい狂気が彩る女性心理のサスペンス。
どうして大きくならないの?
なぜ返事をしないの――
マリオネットの手足がてんでに宙を舞う。
狂気が胎児のように、着実に育っていく。友人の死にまつわる「赤い記憶」も、しだいに形をとりはじめ、そして――
<選評から>
動きが少なく小事件なのに、濃密な心理描写だけでじゅうぶん劇的であり、“事件”を感じさせる……(連城三紀彦氏)
女性心理を陰影鮮やかに描いた点でもっとも地に足のついた作品……(逢坂剛氏)
目のつんだありそうな嘘で、主人公の物腰や表情が読み進むにつれてじわじわとそれらしい形をなしてくるところが嬉しかった……(椎名誠氏)
*
著者は1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞を受賞、
本書はデビュー作で1988年に第1回日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞されています。
最後四作残ったうちの一作だったみたいですね、選評を読むと、文章に難ありなど辛口には書かれていました。
最初読み始めた時、推理だから殺人が起きるのかなと思ったんですが裏切られて狂気への階段を上るか下るようでした。
若い頃はもてはやされてはいても次第にそうではなくなっていく日常。
それこそサスペンスであり、とくに女性にとっては儚いもの。
選評どおり文章や視点にやや読みにくさはあるものの、恨みや嫉妬、光と陰、そこからの逃避。同じ世代頃として感極まるシーンがありますね。
どこまでも鬱々としてしまい、最後にちょっとだけ光が当たって終わるかなと、浮かばれない話ですが、サスペンスとしては悪くはないかなと思います。
人間くさい。
女性って怖いね~。
2007年3月7日に日本でレビュー済み
昔から読んでみたいと思っていた一冊。
タイトルに惹かれることも然ることながら、表紙のまたなんとも言えない少女の絵にやられました。
本を選ぶとき、僕は表紙とタイトルに釣られることが多いのです。
これはまさに -狂気- でした。
冒頭の“襖を開けると、ぬらぬらとした光を放つ、真っ赤な海”という表現が印象的で忘れられません。
映像が脳にダイレクトに浮かんでくるようでよかったです。
内容としては心理サイコサスペンス、なのかな?
一人の美しい少女が夢を持って上京し、挫折を経て大人の女になり、
失ったものと叶わなかった夢との間で心を揺らし、そして徐々に壊れていく話。
全体的な感想としては、導入部分に退屈を感じるものの
中間部分まで読むと本から手を離せなくなりそのまま一気に……という感じでした。
登場人物の心情が丁寧かつ巧妙に描かれていてよかったです。
人が美化されることなく本当に“人臭く”書かれている本。
主人公が崩壊していく様は恐怖を呼び、圧巻を抱かせ、そして哀しくもありました。
タイトルに惹かれることも然ることながら、表紙のまたなんとも言えない少女の絵にやられました。
本を選ぶとき、僕は表紙とタイトルに釣られることが多いのです。
これはまさに -狂気- でした。
冒頭の“襖を開けると、ぬらぬらとした光を放つ、真っ赤な海”という表現が印象的で忘れられません。
映像が脳にダイレクトに浮かんでくるようでよかったです。
内容としては心理サイコサスペンス、なのかな?
一人の美しい少女が夢を持って上京し、挫折を経て大人の女になり、
失ったものと叶わなかった夢との間で心を揺らし、そして徐々に壊れていく話。
全体的な感想としては、導入部分に退屈を感じるものの
中間部分まで読むと本から手を離せなくなりそのまま一気に……という感じでした。
登場人物の心情が丁寧かつ巧妙に描かれていてよかったです。
人が美化されることなく本当に“人臭く”書かれている本。
主人公が崩壊していく様は恐怖を呼び、圧巻を抱かせ、そして哀しくもありました。
2010年12月27日に日本でレビュー済み
40代男性です。
女流作家の方の作品を読むと”男の自分には思いつかないユニークな考え方”と思うか”理解出来ない。共感できない。”と思うかのどちらかの感想を持つ事があります。
この作品については、どちらかと言うと後者です。
おまけに、女の人が描く女の人の心理なのですから、そのような気持ちを持つ事にある程度の真実がある、ということだと理解しました。
恐ろしいです。
作中の男性たちが感じた恐ろしさと同じ気持ちを持ちました。
家内もこんな気持ちをもったの?などと想像しました。
その意味で、とても勉強になりました。
しかし、娯楽としての楽しさは持てませんでした。読後感は良くないです。ただただ、怖い…
他の作品も読んでみます。
女流作家の方の作品を読むと”男の自分には思いつかないユニークな考え方”と思うか”理解出来ない。共感できない。”と思うかのどちらかの感想を持つ事があります。
この作品については、どちらかと言うと後者です。
おまけに、女の人が描く女の人の心理なのですから、そのような気持ちを持つ事にある程度の真実がある、ということだと理解しました。
恐ろしいです。
作中の男性たちが感じた恐ろしさと同じ気持ちを持ちました。
家内もこんな気持ちをもったの?などと想像しました。
その意味で、とても勉強になりました。
しかし、娯楽としての楽しさは持てませんでした。読後感は良くないです。ただただ、怖い…
他の作品も読んでみます。
2005年3月29日に日本でレビュー済み
友人から、もう読まないからとこの本をもらいました。だから、何の情報もなくこの本を読み始めました。読み終わったとき、読まなければよかったと思いました。
主人公は周りに認めてもらえないことに常に不満を抱き続けてきた30代の女性。過去の事件に蓋をして、自分の心にも蓋をして生きています。そして訪れる精神の破綻。
こういう心理モノって苦手なんです。自分も壊れているのに、それに気がついていないだけなんじゃないだろうかって気になってくるから。もちろん、そう思わせるだけの力がある小説じゃないとそのようには感じないので、そういう意味ではこの小説は読者を惹きつけるすばらしいものと言えますが。
私が主人公にシンクロしてしまったのは、小説の力だけでなく、主人公が30代の未婚女性であり、子供がほしいなあと思っていて、仕事に対する思い入れが強いことなども重なってしまったからだと思います。取り戻せない過去への後悔、結婚に「成功」した人への複雑な感情など、身につまされました。30代の未婚の女性だったらきっと主人公に共感する部分が多いと思います。小説にシンクロすることはないという強い女性にはとってもお勧めします。でも、「最近心が弱っちゃって…」という人は決して開くべき本ではありません。
主人公は周りに認めてもらえないことに常に不満を抱き続けてきた30代の女性。過去の事件に蓋をして、自分の心にも蓋をして生きています。そして訪れる精神の破綻。
こういう心理モノって苦手なんです。自分も壊れているのに、それに気がついていないだけなんじゃないだろうかって気になってくるから。もちろん、そう思わせるだけの力がある小説じゃないとそのようには感じないので、そういう意味ではこの小説は読者を惹きつけるすばらしいものと言えますが。
私が主人公にシンクロしてしまったのは、小説の力だけでなく、主人公が30代の未婚女性であり、子供がほしいなあと思っていて、仕事に対する思い入れが強いことなども重なってしまったからだと思います。取り戻せない過去への後悔、結婚に「成功」した人への複雑な感情など、身につまされました。30代の未婚の女性だったらきっと主人公に共感する部分が多いと思います。小説にシンクロすることはないという強い女性にはとってもお勧めします。でも、「最近心が弱っちゃって…」という人は決して開くべき本ではありません。
2016年8月29日に日本でレビュー済み
芸能界を夢見るが、自分にそっくりな子がアイドルとして先にデビューしてしまい、表舞台に立てずに裏方の人生を歩む。それを恨みに思ってたのか、変な復讐をするからおかしくなってしまう。心のバランスがだんだん崩れてしまうが、変な復讐心や恨みを早い所捨てていれば、幸福な朝食もあったでしょう。
心のバランスが崩れたのは自分のせい。そんなに芸能界の表舞台は魅力的なのでしょうか。。。
女の悲しさというより、夢破れた女の未練かな。。。
心のバランスが崩れたのは自分のせい。そんなに芸能界の表舞台は魅力的なのでしょうか。。。
女の悲しさというより、夢破れた女の未練かな。。。