この本を初めて読んだのは10年以上も前だと言うのに、その衝撃はいまでもはっきりと思えています。そしてその後ホラー小説にハマっていくことになりました。しかしこの作品(そしてこの筆者)を超えるものには未だ出会えておりません。
今回読み返してみても、初読の時と何も変わらないスリルと緊迫感、なんどでも読み返したい作品です。欲を言えば記憶を消してもう一度初見で読みたい。ショッキングな内容であることは間違いないので、誰しもには進められないが(とは言っても単にグロってわけでは決してない)素晴らしい作品です。
10代の頃とは違った部分も今回とても印象に残りました。主人公の恋人である恵の、本作における意味のようなものは昔読んだ時よりも俄然大きい気がしました。
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黒い家 (角川ホラー文庫 45-2) 文庫 – 1998/12/10
貴志 祐介
(著)
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購入オプションとあわせ買い
顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1998/12/10
- ISBN-104041979021
- ISBN-13978-4041979020
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (1998/12/10)
- 発売日 : 1998/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4041979021
- ISBN-13 : 978-4041979020
- Amazon 売れ筋ランキング: - 7,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホラー映画のおすすめにあげられてたのですが実写だと某シーンが耐えられないと思ったので原作小説ならなんとかなるかもと購入。
買って1日で読めたので面白かったのです!
ただ「?」と思うところがいくつかあり
・恵ちゃんに警告しないのか?
・留守電全部消さなくていいのでは?
・事件かもと疑ってる人の家にあんなのあったら警察も流石に警戒しませんかね。
他にもありますが…
怖がらせるために不自然な感じのするところがあった気がします。その部分−1。
実際にあるんだろうなと思うと人を信じすぎたらだめだなと思いました…。
買って1日で読めたので面白かったのです!
ただ「?」と思うところがいくつかあり
・恵ちゃんに警告しないのか?
・留守電全部消さなくていいのでは?
・事件かもと疑ってる人の家にあんなのあったら警察も流石に警戒しませんかね。
他にもありますが…
怖がらせるために不自然な感じのするところがあった気がします。その部分−1。
実際にあるんだろうなと思うと人を信じすぎたらだめだなと思いました…。
2023年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。当然ですが映画と本と感じた感想が違って楽しかったです。
2024年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の概ねの展開や、結果的に誰がこうなる〜というような事が、序盤から中盤辺りでほぼ想像がついてしまった(後半僅かに登場する人物等は除くのと、一人だけ予想から外れた人物も居た)。
確か10年以上前に「新世界より」を読んだのがこの作家の本を読んだ最初で、それが割合面白かったので作者のことは記憶に残っていた。それで今頃2冊目として本作を読んだのだが、今となっては時代背景も少し古いし読むのならもう少し早く読むべきだった(こうした分野の宿命か)。
尚、本の最後に誰かが解説で作品について色々と褒めているのだが、その後半で褒めている点は(色々講釈がしてあるのだが)寧ろ「黒い家」という主題やそこに居る恐ろしいものを散漫してしまう、つまり本作の末尾はいかにもありきたりな蛇足のように思える。
また他にも二、三、思うところはあるが割愛する。
確か10年以上前に「新世界より」を読んだのがこの作家の本を読んだ最初で、それが割合面白かったので作者のことは記憶に残っていた。それで今頃2冊目として本作を読んだのだが、今となっては時代背景も少し古いし読むのならもう少し早く読むべきだった(こうした分野の宿命か)。
尚、本の最後に誰かが解説で作品について色々と褒めているのだが、その後半で褒めている点は(色々講釈がしてあるのだが)寧ろ「黒い家」という主題やそこに居る恐ろしいものを散漫してしまう、つまり本作の末尾はいかにもありきたりな蛇足のように思える。
また他にも二、三、思うところはあるが割愛する。
2023年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
※最初に本作品を読もうと思う方に少しだけ注意を。
あくまで個人的な印象ですが、2023年にこの小説を読むにあたり、どうしても時代感だったり色々な偏見だったりが少々気になってしまいました。
ゲイに対する描写も90年代だから仕方ないかなと思いつつも、ノイズになる人はノイズになるかと。
それでも面白い作品なので、オススメしたいですが、気になる方は"90年代に書かれた小説だ"ということを充分留意してお読みください。
それと、今作は霊的なものやバケモノ系のホラーではなく、あくまでも"人間"しか出てきません(その人間が一番怖いんですけども)
その辺りのホラーを期待される方もご注意を。
そしてそして最も重要なことを言います。
犬たん猫たんが酷い目に合います(映像で映すならR指定確実な残酷描写)
無理な方は要注意です。それでも読みたいなら心の中でor声に出して「これはフィクションだ!!!!!」と唱えましょう。
●まず本作品の全体的な印象として、サイコパスという言葉が出始め、凶悪犯罪や世紀末に対する漠然とした社会の不安感・不穏感みたいなものが全体に漂っているように感じました。
今の時代から考えるとちょっと違うのでは?と思う部分は多々ありますが、それも含めて当時の時代の空気感が伝わってきて良かったです。
●生命保険関係の犯罪というのも興味深く、分かりにくそうな用語も終始丁寧に解説され、文体も含めて大変読みやすい。
前半はホラーというより保険金詐欺ミステリーというような感じで、徐々に世界観を掴む時間なんだろうなと思ってましたが、序盤からホラーを期待して読むと、スローな立ち上がりに退屈するかもしれません。
しかし、事件の大枠が分かってきてからの後半は、加速度的に物語がスピードアップ。
ミステリーに加えてホラー要素もドンドン合わさってハラハラドキドキのクライマックスに突入していく展開は素晴らしい。
物語の最初からオチに至るまで、しっかりと当時の空気感を感じることができ、非常に良い読書体験になりました。
あくまで個人的な印象ですが、2023年にこの小説を読むにあたり、どうしても時代感だったり色々な偏見だったりが少々気になってしまいました。
ゲイに対する描写も90年代だから仕方ないかなと思いつつも、ノイズになる人はノイズになるかと。
それでも面白い作品なので、オススメしたいですが、気になる方は"90年代に書かれた小説だ"ということを充分留意してお読みください。
それと、今作は霊的なものやバケモノ系のホラーではなく、あくまでも"人間"しか出てきません(その人間が一番怖いんですけども)
その辺りのホラーを期待される方もご注意を。
そしてそして最も重要なことを言います。
犬たん猫たんが酷い目に合います(映像で映すならR指定確実な残酷描写)
無理な方は要注意です。それでも読みたいなら心の中でor声に出して「これはフィクションだ!!!!!」と唱えましょう。
●まず本作品の全体的な印象として、サイコパスという言葉が出始め、凶悪犯罪や世紀末に対する漠然とした社会の不安感・不穏感みたいなものが全体に漂っているように感じました。
今の時代から考えるとちょっと違うのでは?と思う部分は多々ありますが、それも含めて当時の時代の空気感が伝わってきて良かったです。
●生命保険関係の犯罪というのも興味深く、分かりにくそうな用語も終始丁寧に解説され、文体も含めて大変読みやすい。
前半はホラーというより保険金詐欺ミステリーというような感じで、徐々に世界観を掴む時間なんだろうなと思ってましたが、序盤からホラーを期待して読むと、スローな立ち上がりに退屈するかもしれません。
しかし、事件の大枠が分かってきてからの後半は、加速度的に物語がスピードアップ。
ミステリーに加えてホラー要素もドンドン合わさってハラハラドキドキのクライマックスに突入していく展開は素晴らしい。
物語の最初からオチに至るまで、しっかりと当時の空気感を感じることができ、非常に良い読書体験になりました。
2023年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どろどろしていて、視覚的、嗅覚的にも心理的にも気持ち悪くて、とても面白かったです。
夢中で読んでしまいました。
夢中で読んでしまいました。
2024年1月7日に日本でレビュー済み
アマゾンに消されてしまったので、反省しつつ感想を。
サスペンスホラーとしては文句ない作品だったねー。物語としてかなりの盛りはあったにしても、生命保険業界の内情も作者の職業体験を反映してか、実に具体的に描かれていて細部に至るまで熟読したし。
そして何より殺人鬼の幸ちゃんの有無を言わせぬ迫力がよかったわー。作者自身が彼女に乗り移っている感じで、俺はこれこそ書きたかったのだと作者の生々しい呼吸が聞えた気がした。作者は間違いなくホラー映画を一人で部屋暗くして鼻息荒くして鑑賞するタイプだと思ったね。
ただ物語最後の恵の考えには、あんな目に合っておきながら、この女は能天気すぎるんじゃないと腹が立ったな。
サスペンスホラーとしては文句ない作品だったねー。物語としてかなりの盛りはあったにしても、生命保険業界の内情も作者の職業体験を反映してか、実に具体的に描かれていて細部に至るまで熟読したし。
そして何より殺人鬼の幸ちゃんの有無を言わせぬ迫力がよかったわー。作者自身が彼女に乗り移っている感じで、俺はこれこそ書きたかったのだと作者の生々しい呼吸が聞えた気がした。作者は間違いなくホラー映画を一人で部屋暗くして鼻息荒くして鑑賞するタイプだと思ったね。
ただ物語最後の恵の考えには、あんな目に合っておきながら、この女は能天気すぎるんじゃないと腹が立ったな。