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夜の果てまで (角川文庫 も 14-1) 文庫 – 2004/2/25
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- 本の長さ528ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/2/25
- ISBN-104043743017
- ISBN-13978-4043743018
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (2004/2/25)
- 発売日 : 2004/2/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 528ページ
- ISBN-10 : 4043743017
- ISBN-13 : 978-4043743018
- Amazon 売れ筋ランキング: - 131,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

盛田隆二(もりた・りゅうじ)
1971年、県立川越高校2年在学中に書いた短編「糠星」が旺文社小説コンクールで1等になる。同作品は短編集『あなたのことが、いちばんだいじ』(光文社文庫)に所収
1985年、情報誌「ぴあ」編集者の傍ら小説を執筆し、「夜よりも長い夢」で早稲田文学新人賞入選
1990年、デビュー作『ストリート・チルドレン』(講談社)が野間文芸新人賞候補作
1992年、第2作『サウダージ』(中央公論社)は三島由紀夫賞候補作
1996年「ぴあムック」編集長等を経て、18年間勤務したぴあを退社、作家専業に
2004年『夜の果てまで』(角川文庫)が30万部を超えるベストセラーに
2007年~2010年、早稲田大学 文化構想学部 客員教授
2011年『二人静』(光文社)で第1回Twitter文学賞受賞
2016年8月24日午後8時~NHK-Eテレ「ハートネットTV」で、30分番組「父との長いお別れ・作家 盛田隆二 ――リハビリ・介護を生きる 認知症の親をおくって」を放送
著書は他に『焼け跡のハイヒール』『蜜と唾』『父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌』『残りの人生で、今日がいちばん若い日』『いつの日も泉は湧いている』『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』『身も心も』『あなたのことが、いちばんだいじ』『ありふれた魔法』『ささやかな永遠のはじまり』『散る。アウト』『おいしい水』『リセット』『ニッポンの狩猟期』『金曜日にきみは行かない』『ラスト・ワルツ』『いつかぼくは一冊の本を書く』など多数
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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要するに一貫して誰かに感情移入はできなかったが、ポジティブに考えるとその時々でそれぞれの立場での見方を楽しめたということかもしれない。
けれども自分が駆け落ちする当事者だったらこんな風には頑張れないだろうなとか、もう大人なのでどうしても理性が勝ってしまう。
あちゃー、ズブズブじゃん…見ていられないよと苦笑しながらも夜中3時までかかって一気に読んでしまった本は久しぶりである。
そういう意味ではこの本は没頭できた。
今の自分にも過去の自分にも重ねることもなく、淡々と他人の(不倫に)ラリっていく様を見続ける。
愛とは滑稽なものなのだろう。
なりふり構わないほど恋に落ちるということはこういうことなのか。
愛しているけど、疑う。嫉妬する。
愛しているなら、信じるもんじゃないのか?
と思っていたけどそれは思考停止だったのかもしれない。
愛し合えている状態を維持したいから、信じているという言葉でごまかしてそれ以上聞きたくないとかもういいとか言って蓋をする。
大人になるとそうやって生活を守ろうとする。
でも、若い頃って生活を守ることよりも、相手が本当のことを言っているのかどうかの方が大事だったなあ〜と思い出した。
男性心理で面白かったのは、駆け落ちした時。
冷静になるための逃避行だと捉え、何ひとつ捨てられていない。
10日後、元の生活に戻ることを算段しながら口ではすべてを捨てているふりをする。
ああこういうことなのかと腑に落ちた。
男の言葉を信用してはいけない。
そして女の差し迫るような覚悟。
私1人のことだからと、今ならまだ引き返せるよという脅迫にも近い突き放しが同性ながら恐ろしかった。
男のプライドを捨てるか、女との生活を選んで人生を捨てるかの究極の選択を、私1人の問題だからあなたは家に帰りなさいと言ってのける女はすごい。
過去には、仕事の地位を失うか認知をしてくれと迫り男を自殺に追いやったという。
こんなブルドーザーみたいな女がとても美しかったりするから、爆死する男がなくならないんだろうなぁ。
そして愛の逃避行の末に女が下した決断も恐ろしい。この辺りは男の方に感情移入して震えあがった。
しかし不倫の結末といえばこういうことが定番なのかもしれない。
お互いが惹かれ合う小さな気持ちが重なって、いつのまにか核爆弾級の爆撃となり、周りを巻き込んで皆爆死する。
家庭の小さな小さな不和が生み出す大きな歪み。
ここは少しだけ理解できる。
息がつまりそうな日々を救ってくれていた、自分だけの密かな恋心が叶った時それは小さな罪へとステップアップする。
そして肉体も繋がってしまったら…。
心が完全に通じてしまったら…。
2人の将来を夢見てしまったら…。
そうやって少しづつ病魔に冒されていく。
抜き差しならない不倫を疑似体験できた時間でした。
いやいや現実的にはあり得ないでしょと思うけど、好きだという熱情一点で迫り、それを受け入れてくれる過去現在訳アリ人生あゆみ中の年上女性に、実は究極の母性を男は感じるのではないでしょうか?
kindle版で読んだので、残ページ数を意識しないでいたら、あっさり終わってしまった感はちょっとありますが、余韻は楽しめました。
生き方としては、「こんな生き方肯定できない」し、「自分はしない」。でも、ファンタジーとしては、○な小説です。主人公も恋人もまるでダメダメちゃんばっかりですから。人間の弱さとある一面での強さを思い知らされます。
ちなみに自分は北海道大学出て、新聞記者になりましたので、「おいおい、それはもったいないでしょう~」という風に読んでしまいました。札幌出身で、今は東京に住んでいるため、地理関係がすべてリアルに思い浮かぶので、個人的にとってもおもしろかったという事情があります。
この終え方を思いつき、表現した作者に敬意を表したい。出会えてよかったと思える作品。
それは「首をふった」や「首をふりながら」とか「首をふって」という表現がやたら何度も出てくること。
上下にふってるのか左右になのかはわからない。
だって、そんな動作は別にどうでもいい場面でも「彼は首をふりながら~~」という調子で書いてあるから。
何でこんなに首をふる動作ばかり強調するのか??他にすることないのか?
つまるところ、全体的に人間の何気ない行動の描写が拙い。複数人いる場面では、誰の行動・発言なのかとてもわかりづらい。