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ハウス (集英社文庫) 文庫 – 1995/8/18
谷村 志穂
(著)
せつなすぎる愛、すれ違いに苛立つ恋、そして眠れないひとりの夜。12人の主人公たちが、心の隙間を埋めるために自分だけの居場所を探し求める12の物語。著者初の連作小説。(解説・田邊昭知)
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1995/8/18
- ISBN-104087483738
- ISBN-13978-4087483734
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1995/8/18)
- 発売日 : 1995/8/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4087483738
- ISBN-13 : 978-4087483734
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,355,084位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
谷村志穂さんの作品は読んだ事があり他の作品も読んでみたく購入しました。12の短編で、先輩にはめられ会社を辞めた女が毎朝老人達と駅前を掃除し自分の居場所を見つける「水と柔らかな光のある場所」、母と娘との心の葛藤を描いた「ナナカマドのインコたち」、売れない若い女優と川で出会った絵かきの老人との話を描いた「気がつけば、川の流れを」など良い作品がたくさんあり面白かった。
2005年6月6日に日本でレビュー済み
この本のあとがきで谷村さんは『ハウス』という物語は12人の主人公による12編の居場所探しの物語です・・と書いています。本当にその一言に尽きる物語で、どの話でも主人公は仕事・恋愛・自分の置かれている状況etc・・で孤独と戦いながら自分の居場所を必死に探しています。私は12話全部がとても素敵な物語だったと思います。そして1話から12話まで登場する人物が少しずつ関わり合っている所もとても素敵だなと思いました。
2002年4月20日に日本でレビュー済み
もともと、コスモポリタンという女性誌に連載されていた短編集です。これはおもしろい構成になっていて、例えば1話の主人公がAで、脇役の一人がBとすると、次の2話では、そのBが主人公になり、そしてそこに登場したある人物Cがいて、その次の3話ではそのCが主人公...というふうにつながっているのです。そして最終話には、再び1話の主人公Aが出てきて、つまりすべての物語が数珠つなぎのようにつながっていて、結局は最初のビーズと最後のビーズがつながり、一つの輪になっている...。
短編集だと、大体、この中ではこの話の彼女が好きだなとか、そんなふうに読後思ったりすることが多いのですが、この『ハウス』にかぎっては、皆の気持ちがわかり、皆が素敵に思えます。
私達の現実の生活でもそうですが、あの人はああいう人だと思っても、それはあくまで自分から見たその人の印象でしかなく、実は全く違うものかもしれないのですよね。つまり、どんな人にも、それぞれ、その人の気持ちというものがあるのです。
この単純なことが、結構わからなかったりするんですよね。
私は最初、20代のまっただ中の頃、コスモポリタン連載時にこれらの話を読んだのですが、そのことを、しんから感じました。
...簡単に言うと、人の気持ちがわからないまま大人になるのではなく、理解はできなくても、その人にはその人の気持ちがあるということを、20代のうちに心にとめておく瞬間があると、その先の人生が違ってくると思います。
この本は是非、20代のうちに読んでほしいなと思いました。
短編集だと、大体、この中ではこの話の彼女が好きだなとか、そんなふうに読後思ったりすることが多いのですが、この『ハウス』にかぎっては、皆の気持ちがわかり、皆が素敵に思えます。
私達の現実の生活でもそうですが、あの人はああいう人だと思っても、それはあくまで自分から見たその人の印象でしかなく、実は全く違うものかもしれないのですよね。つまり、どんな人にも、それぞれ、その人の気持ちというものがあるのです。
この単純なことが、結構わからなかったりするんですよね。
私は最初、20代のまっただ中の頃、コスモポリタン連載時にこれらの話を読んだのですが、そのことを、しんから感じました。
...簡単に言うと、人の気持ちがわからないまま大人になるのではなく、理解はできなくても、その人にはその人の気持ちがあるということを、20代のうちに心にとめておく瞬間があると、その先の人生が違ってくると思います。
この本は是非、20代のうちに読んでほしいなと思いました。