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SMUGGLER (アフタヌーンKC) コミック – 2000/8/21
真鍋 昌平
(著)
借金の返済のために高利貸しから紹介されたバイトは、「運送屋」。運ぶのは死体や法律に触れるもの。役者志望のフリーター・砧涼介が踏み込んでしまった世界は、たった一度のミスすら命に係わる死と隣り合わせの世界だった。ところが涼介は、捕まえた暗殺者「背骨」を“運搬中”わずかばかり彼に心を許したせいで、彼を逃がしてしまった!
アフタヌーン’00年5月号から8月号まで連載された、話題の新人作品が早くも単行本化!!
アフタヌーン’00年5月号から8月号まで連載された、話題の新人作品が早くも単行本化!!
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/8/21
- ISBN-104063142493
- ISBN-13978-4063142495
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商品の説明
商品説明
月刊アフタヌーンの連載をまとめた、真鍋昌平初の単行本。松本大洋のような絵柄で井上三太的な表現、といった印象を受けるが、まだまだ荒削りのところはあれど、彼独特の個性と世界観がにじみ出ている。
絵の好き嫌いは分かれるだろうが、ザラっとした荒さの中に読み手を圧倒する迫力がある。ペンのタッチが生きた、力強く勢いのある線で描かれており、コマいっぱいに顔や目だけがアップになるようなフォーカスポイントの変化がおもしろい。モノクロの静止画の連続という印象を受ける画風からは、ヒリヒリするような緊張感と危うさが漂い、作品全体の殺伐とした空気がリアルに伝わってくる。
内容はかなり暴力的で、展開も強引といえば強引。だが、最後まで読み通すと、清々しさのようなものさえ感じられるのだ。主人公は、とある事情から裏社会での「運送屋(スマグラー)」のバイトを始めた砧涼介。「なに一つ遣り遂げたコトもない」という彼の独白は、彼と同じように弱い部分を持っているものの胸に響く。だからこそ、彼が命を賭けた大役を演じきったときに、読者はカタルシスを覚える。
クセのある強烈なキャラクターが勢ぞろいするなかで、存在自体がシブい無口な運送屋「ジョー」と砧との信頼関係のようなものや、殺し屋「背骨」の自己言及的なセリフ、そして最後のワンシーンが、作品をせつない色に染め上げている。1冊を通じて読み終えたときに浮かび上がってくるカッコよさとせつなさが魅力的な作品である。(盛岡真美子)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここから、ウシジマくんの序章が始まったのかと思うと感慨無量。
この時に既に可能性を感じる。
この時に既に可能性を感じる。
2015年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
独特の世界観から、一気に読み上げる事ができました!!!!!!
2009年6月26日に日本でレビュー済み
これはオススメです
ただのヤクザ漫画かと思いきや軽く感動できるところもありなかなか面白い作品
「背骨」というキャラが登場するのですが殺し屋でありながらイイ奴でかなり魅力的なキャラです
話も綺麗にまとまってて一冊でも十分な満足感「ラストが少々あっさりしてますが」
作画は荒削りなところもありますが「THE END」より綺麗で読みやすいです
ただのヤクザ漫画かと思いきや軽く感動できるところもありなかなか面白い作品
「背骨」というキャラが登場するのですが殺し屋でありながらイイ奴でかなり魅力的なキャラです
話も綺麗にまとまってて一冊でも十分な満足感「ラストが少々あっさりしてますが」
作画は荒削りなところもありますが「THE END」より綺麗で読みやすいです
2019年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
暴力的なシーンが多く好みは別れますが、
話のテンポは素晴らしく、終わり方も綺麗です。いい作品でした。
話のテンポは素晴らしく、終わり方も綺麗です。いい作品でした。
2011年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵は好き嫌いが分かれるように思いますが、私は味があっていいんじゃないかと思いました。映画の方も気になりました。
2007年4月26日に日本でレビュー済み
毎回良く勉強していて恐れ入る。
取材なんかもカナリの数こなしているんじゃなかろうか。
ストーリーの構成は抜群にうまいし
メッセージも陳腐なものに成り下がらない。
なにより、フト、
笑えるシーンがあるのがかえって物語をよりリアルなものにしている。
シリアスな世界に必ずしも笑いが無いとは限らない。
どんな人が読んでも面白いとうわけではないけど
人に勧めたくなる良作。
取材なんかもカナリの数こなしているんじゃなかろうか。
ストーリーの構成は抜群にうまいし
メッセージも陳腐なものに成り下がらない。
なにより、フト、
笑えるシーンがあるのがかえって物語をよりリアルなものにしている。
シリアスな世界に必ずしも笑いが無いとは限らない。
どんな人が読んでも面白いとうわけではないけど
人に勧めたくなる良作。
2007年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある場面では目を覆いたくなるような
壮絶なバイオレンス描写を繰り広げつつ
別の場面ではほのぼのとした繊細なやりとりが描かれるという
氏の作風は初期から引き継がれているものであることを
この漫画で知りました。
しかし、この落差ゆえに作品になんともいえない
魅力と深みが存在するのだと思います。
ただ、初期の作品であるために
絵が粗削りで人の判別が難しいのと、
それまでのストーリーに対して終わり方が
爽やか過ぎるのが腑に落ちないために星は4つにしておきます。
壮絶なバイオレンス描写を繰り広げつつ
別の場面ではほのぼのとした繊細なやりとりが描かれるという
氏の作風は初期から引き継がれているものであることを
この漫画で知りました。
しかし、この落差ゆえに作品になんともいえない
魅力と深みが存在するのだと思います。
ただ、初期の作品であるために
絵が粗削りで人の判別が難しいのと、
それまでのストーリーに対して終わり方が
爽やか過ぎるのが腑に落ちないために星は4つにしておきます。
2021年5月9日に日本でレビュー済み
主人公の砧涼介は借金を抱えた若年男性です。効率よく稼ぐために運送屋のアルバイトをしています。恋愛も勉強も就職も、何一つ思いどおりにいかなかった彼が、武骨な野郎たちに囲まれて命を懸けて仕事をする、いわばお仕事ものの作品です。熱のない表情だった彼が人生に本気になっていく姿には胸を打たれました。
仕事内容は世に出せない死体を秘密裏に運ぶことです。汚れ仕事に従事する彼らは決して現実社会では許されません。存在してはいけません。でもーー実際に私たちが生きている社会はこういう人たちのお陰でなりたっているのかもしれません。含蓄のあるキャラクターが魅力的なため星は4つです。
仕事内容は世に出せない死体を秘密裏に運ぶことです。汚れ仕事に従事する彼らは決して現実社会では許されません。存在してはいけません。でもーー実際に私たちが生きている社会はこういう人たちのお陰でなりたっているのかもしれません。含蓄のあるキャラクターが魅力的なため星は4つです。