最初に買った彼らのアルバム(アナログLP)。伝説の武道館公演も抽選(葉書50枚応募)で当たり、行きました。その後CD盤も含め彼らの正規作品は全部持っていますが、この作品は白眉です。未だRICHARDがSELF-PRODUCEする前の作品ですが、アルバムとして傑作です。駄曲、捨て曲がなく、名曲揃いは、“TAPESTRY/CAROLE KING”に匹敵。タイトル曲(A SONG FOR YOU)を初めと終わりに持ってくる曲構成も見事(HORIZONも同様)。特にアナログB面(PIANO PICKER~)は2曲目からのメドレー風の構成が、ビートルズの“ABBEY ROAD”B面のそれに匹敵すると思っています。当時一部から、SOFT ROCKと揶揄されていましたが、“GOODBYE TO LOVE”のエンディングのギターソロは立派なHARD ROCKです(ベストアルバム、“GOLD”でRICHARDがそれをコメントしている)。このアルバムと、“HORIZON”、“NOW & THEN”は傑作トリロジーです。是非聴いてみてください。
レオン・ラッセル原作の、a song for you ですが、私は、カーペンターズの、この演奏の方が、 1980年頃の、日本での2枚のベスト盤の影響で印象が強く残っています。カーペンターズが、いくら、レオン・ラッセルに曲のカバー料を払ったか、興味が、あります。他の名曲は、前述のベスト盤による刷り込みかも、知れませんが、goodbye to loveです。アルバムのトータル性は、あると思います。私には、1972年頃の、世の中が雰囲気が思い出せるアルバムです。生まれていない人には、年寄りの、懐メロに、なるかもしれません。
中に含まれているTop of the World と I Won't Last a Day without You の違いが一番はっきりしています。Top of the World では、Singles と比べてイントロのギターが優し目で、ボーカルも少し甘目に感じます。 I Won't Last a Day without You ではイントロのバックコーラスが左右から快く響いてきます。CollectedとこのCD以外ではセンターに定位しています。Richardはオリジナルに手を入れるときにKarenのメインボーカルを目立たせるためか、オリジナルでは左右に入れていたバックコーラスをセンターで控えめに定着させる手法をよく取り入れています。マルチトラックコーラス重視からボーカル重視へと変わっていったのかもしれません。
One of the Carpenters best recordings! Their 4th studio album that cemented the Carpenters as one of the top recording artists of the '70s. Opened by Leon Russell's A Song For You, and masterfully covered by Richard's arrangement and Karen's beautiful vocals, it is a masterpiece! And it doesn't disappoint from there!