ギリシア神話やホメロス ウェルギリウスを少しでも齧っていて良かった。
「ハエ男の恐怖」も観ていた。
シェイクスピア特に「テンペスト」やブラウニングの詩を読んでみたくなった。
これらと他諸々の世界的文学を素地にSFにするというなんとも魅力的なSF。

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イリアム 上 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-10) 文庫 – 2010/4/5
遙か数千年もの未来、地球化された火星のオリュンポス山の麓に住む学師ホッケンベリーは、ギリシア神話の神々やアキレウスら英雄たちが、ホメーロスの『イーリアス』さながらに戦うトロイア戦争の動静を観察していた。しかし、ある女神に召し出され、思いもよらない使命を受けたときから、一介の学師ホッケンベリーの運命は大きく狂い出す……。現代SF界の巨匠シモンズが圧倒的なスケールで贈る新叙事詩シリーズ開幕篇。2004年度ローカス賞SF長篇部門受賞。
- 本の長さ665ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/4/5
- ISBN-104150117527
- ISBN-13978-4150117528
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商品の説明
著者について
1948年生まれ。トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」(1982)でデビュー。処女長篇『カーリーの歌』(1985)で世界幻想文学大賞受賞。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオン』(1989)に始まる〈ハイペリオン〉四部作、ローカス賞受賞作の本書『イリアム』(2003)、『オリュンポス』(2005)からなる〈イリアム〉二部作は、現代SFの最高峰として読者の圧倒的な支持を獲得している。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/4/5)
- 発売日 : 2010/4/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 665ページ
- ISBN-10 : 4150117527
- ISBN-13 : 978-4150117528
- Amazon 売れ筋ランキング: - 383,886位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 822位ハヤカワ文庫 SF
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2019年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きなSF作家、『ハイペリオン シリーズ』に続くダン・シモンズ待望の長編第2段『イリアム』上・下巻、『オリュンポス』上・中・下巻。
もうとっくのとうに刊行されていて、ハードカバーのち文庫化されたのもずいぶんと前になりますが、ケチンボな私はこなれた値段の中古がアマゾンに出回るまでじっと我慢の日々を過ごしていたのです。5冊とももうほとんど送料に毛が生えたぐらいの値段で購入することができました。とにかく話が長げぇーんでお楽しみタイムはかなりのもの。映画なんかに比べるとコスパには絶大な感があります。ただホントに長いんで、もう一回読み返すか?っていうとちょっと勘弁かな?(もっと長い『ハイペリオン』は2回読んだけど)。
先に購入した『イリアム』は既に読み終わってしまいました。オリュンポスの神々 vs. アキレウス、ヘクトル等々トロイヤ戦争の英雄達との壮絶な戦いに、モラヴェックといわれる自己進化を遂げてきた地球外機械生物も戦いに加わって、今まさに火蓋が切って落とされる・・というところで『イリアム』はおしまい。続編の『オリュンポス』へと引き継がれます。全部買わなきゃ我慢できないようになってるのですよ。
タイトルからもお分かりの通り題材になっているのはホメーロスの叙事詩『イーリアス』です。それをベースにギリシャ神話の神様や、その神様達の上位神、英雄達や宇宙生物やら怪物やら機械に生存をコントロールされている古典的人間とやらが、時と空間を股に掛け、くんずほぐれずの大活躍。ぐっちゃぐちゃにお話を面白くしていきます。
中身は全然違うけど『スターウォーズ』をもっと訳分かんないぐらいスケール壮大にした(実際、壮大過ぎて訳分かんないとこ沢山あるけど)、ギリシャ神話+αスペースオデッセイっていう感じかも。キャラとしてとても魅力有るモラヴェックの『ハーンムート』とイオの『オルフ』もどことなく『C3PO』と『R2D2』を彷彿とさせます。この二人?がタイトビームを介してシェイクスピアの文学議論をしているところなんんかは気違いじみた世界観の中でホッと笑いを誘い、くつろげます。
『イリアム』・・酒のツマミにもってこいです。
もうとっくのとうに刊行されていて、ハードカバーのち文庫化されたのもずいぶんと前になりますが、ケチンボな私はこなれた値段の中古がアマゾンに出回るまでじっと我慢の日々を過ごしていたのです。5冊とももうほとんど送料に毛が生えたぐらいの値段で購入することができました。とにかく話が長げぇーんでお楽しみタイムはかなりのもの。映画なんかに比べるとコスパには絶大な感があります。ただホントに長いんで、もう一回読み返すか?っていうとちょっと勘弁かな?(もっと長い『ハイペリオン』は2回読んだけど)。
先に購入した『イリアム』は既に読み終わってしまいました。オリュンポスの神々 vs. アキレウス、ヘクトル等々トロイヤ戦争の英雄達との壮絶な戦いに、モラヴェックといわれる自己進化を遂げてきた地球外機械生物も戦いに加わって、今まさに火蓋が切って落とされる・・というところで『イリアム』はおしまい。続編の『オリュンポス』へと引き継がれます。全部買わなきゃ我慢できないようになってるのですよ。
タイトルからもお分かりの通り題材になっているのはホメーロスの叙事詩『イーリアス』です。それをベースにギリシャ神話の神様や、その神様達の上位神、英雄達や宇宙生物やら怪物やら機械に生存をコントロールされている古典的人間とやらが、時と空間を股に掛け、くんずほぐれずの大活躍。ぐっちゃぐちゃにお話を面白くしていきます。
中身は全然違うけど『スターウォーズ』をもっと訳分かんないぐらいスケール壮大にした(実際、壮大過ぎて訳分かんないとこ沢山あるけど)、ギリシャ神話+αスペースオデッセイっていう感じかも。キャラとしてとても魅力有るモラヴェックの『ハーンムート』とイオの『オルフ』もどことなく『C3PO』と『R2D2』を彷彿とさせます。この二人?がタイトビームを介してシェイクスピアの文学議論をしているところなんんかは気違いじみた世界観の中でホッと笑いを誘い、くつろげます。
『イリアム』・・酒のツマミにもってこいです。
2010年5月4日に日本でレビュー済み
今から数千年後の未来、火星のオリュンポス山に住むギリシア神話の神々が、ナノテクを駆使して紀元前のトロイア戦争に介入している、という設定だけでもSFファンを引き付けるのに十分なのに、さらに謎の生物ヴォイニックスや下僕と呼ばれるロボットたちにかしずかれ享楽に耽るだけの古典的人類たちの物語や、木星の衛星から派遣された半生物機械モラヴェックの凸凹コンビ(マーンムートとオルフ)の火星冒険譚が絡んでくるという、盆と正月とGWが同時に来たような大変なにぎわいのある豪華なSF作品である。
モラヴェックの凸凹コンビによるシェークスピアやプルーストに関する文学談義は読んでいて楽しく、読者の緊張を緩めるのに一役買っている。以前のハイペリオン四部作よりもかなり読みやすくなっている。
モラヴェックの凸凹コンビによるシェークスピアやプルーストに関する文学談義は読んでいて楽しく、読者の緊張を緩めるのに一役買っている。以前のハイペリオン四部作よりもかなり読みやすくなっている。