「勝負脳」とは、人間の脳力を最高に発揮する知能。知能は鍛えることができます。
そのトレーニングメニュー
1)自分に勝つ力
2)理解する力
3)指導者としてのカリスマ性
4)独創的思考能力
5)人間力
6)過去の体験や訓練を活かす力
1)自分に勝つ力
1、自分のチームの弱点を明確にして期限つきで対策を立てる
2、つねに自分の限界に挑戦する
人間の脳は「自己保存」の本能が働くためどうしても楽な方を選びます。このため少しでも楽な方法、あるいは失敗しない方法を知ろうと、最初は様子を見ながら行動してしまします。すると、その間は自分の脳をフル回転させていないので、相手に最初から全力で勝負をしかけられると負けてしまいます。
3、目的と目標をつねに正しく区別して作業する
4、目的のためには自分の立場を捨てることができる
5、決断・実行を早くする
決断実行を早くしないと物事は前に進みません。そのために普段から物事を正確に見る目を鍛えておく必要があります。イメージで物事をつかんだり、アバウトに把握するクセのある人は正確さに欠ける傾向になります
2)理解する力を強める
1、二つ以上の情報を重ねて理解する
学校などの授業で習ったことえをすぐに忘れてしますのは、聞くなどして情報を一つの方法でしたインプットしないから。覚えることを声を出して見る、ノートに書きながら声に出すのも効果的
2、理解した内容を四日後に再度確認する
3、人の話を感動して聴く
感動して聞いた話しは記憶に深くとどまる
4、空間認知脳を鍛える
この能力を鍛えると、四、五人の話が同時に聞ける。全体を掌握することができる。
これを鍛えるには
・文字をきちんと書く
・絵を描く
・姿勢を意識する
・スポーツをする
5、脳の「統一・一貫性」のデメリットを理解する
今回の書籍は、脳の働き関すること。
この手の書籍は、茂木さんの登場以来一つのブームになっている。
脳の仕組みは殆ど解明されていない為、中には眉唾的なものを数多くある。
しかし本書は、オリンピックチームを勝利に導いたという実績にも裏付けされて、なかなか説得力の有る内容になっている、加えて
・正確な字を書く
・正しい姿勢で歩く
・否定語を使わない
・四日後に企画を見直す
・男性と女性の役割を明確にする
などなど、すぐにでも実践できる内容が多く大変取り組み易い。私も実は文字はほとんどミミズがはったような字を書き、特に問題視はしていなかったが、やはり、字が不正確=確認が甘いという内容には少々耳が痛い思いがして、さっそく実践に移した。
やってみて早く結果の出る内容が多いように思う。
経営者やチームリーダーには必見の書である。

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ビジネス<勝負脳> (ベスト新書 206) 新書 – 2009/1/31
林 成之
(著)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社ベストセラーズ
- 発売日2009/1/31
- ISBN-104584122067
- ISBN-13978-4584122068
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登録情報
- 出版社 : ベストセラーズ (2009/1/31)
- 発売日 : 2009/1/31
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4584122067
- ISBN-13 : 978-4584122068
- Amazon 売れ筋ランキング: - 636,989位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 252位ベスト新書
- - 1,053位リーダーシップ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1939年富山県生まれ。日本大学医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救命救急センターに留学。1994 年、日本大学医学部付属板橋病院救命救急センター部長に就任後、長きにわたって救急患者の治療に取り組み、その間、数々の画期的な治療法を開発して大きな 成果をあげる。なかでも多くの脳死寸前の患者の生命を救った脳低温療法は、世界にその名を知られる大発見となった。日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神 経外科生涯臨床教授を経て2006年、日本大学大学院総合科学研究科教授。2007年10月、国際脳低温療法学会会長賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『思考の解体新書』(ISBN-10:4863060467)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても素直に理解できる。納得の1冊です。
会社で部下の昇格祝いに渡します。
会社で部下の昇格祝いに渡します。
2014年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前回読んだ{勝負脳を鍛える}に引き続きとても面白かったし参考になった。何度も読み直して理解を深めたい気持ちになります。
2014年6月12日に日本でレビュー済み
2009年の本で、著者は脳死寸前の患者を復帰に導く脳低体温療法を開発した脳神経外科医である。
曰く・・・
脳の欲求は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つに集約される。生きたいは家族、知りたいは教育、仲間になりたいは社会(会社)として具現化され、生きたい+知りたいは科学、生きたい+仲間になりたいはビジネス(昔なら宗教)、知りたい+仲間になりたいは文化を生む。
人間の意識には外部からの刺激に反応する外意識と、その刺激を受け止めて刺激を情報として処理する内意識の2つがあるのではないか。内意識が「心」と関連し、内意識、思考、記憶、気持ちが同時に機能的に発生する場所がドーパミンA神経群なのではないか。ドーパミン系神経物質は人間の「心」と関係があるのではないか。この神経群が円滑に機能しているとき、人間は記憶と意識と心のバランスを保ち、能力を発揮できるのではないか。
人間の脳に情報が伝わると神経細胞が発火するが、このときの発火のしかたは情報によって異なる。この伝わり方をコードパターンという。2回目に情報が入ってくるとすでにできあがったコードパターンと重ねて違いと類似を判断する。これが人間が統一・一貫性にこだわる理由なのかもしれない。
何か意見を言って、それに対して反対意見が出た時には、3~4日後に結論を延ばす。感情を揺さぶられる情報は残るが、そうでない情報は3~4日で消えてしまう。4日たってそれほど重要と思わない情報は重要ではない。
人間の脳は自己保存本能が働くので少しでも楽な方法、失敗しない方法を探ろうと最初は様子見行動をする。最初は脳がフル回転しないので、相手に最初から全力勝負を仕掛けられると負けてしまう。ゆえに最初から100%の力で飛ばさなければならない。
組織を成功に導くには(1)目的と目標(マイルストーン)を区別し(2)目標を立てて実行し(3)目的を達成するまで実行しつづける。目的のためには自分の立場を捨てる。そのためには自分の弱点を明らかにしてそれを人に伝える力を養う。そうすれば目的を達成するにはどうすればいいのかピンチのときにも冷静に判断できる。言い逃れは組織を壊滅させる。
理解する力を鍛えるには(1)2つ以上の情報を重ねて理解する習慣をもつ(たとえば、人に会った時にはその服装と場所を覚える)(2)理解した内容を4日後に再確認する(3)人の話を感動して聞く(4)空間認知能を鍛える(5)脳の統一・一貫性のデメリット(人間は「違うもの」を受け入れ難い)を理解する。
空間認知能を鍛えるには(1)文字をきちんと書く(2)絵を書く(3)姿勢を意識する(4)スポーツする。
えこひいきする。ただし、1人に偏らず、全員を一人ひとりえこひいきすることでワクワクした仕事環境を作る。
明るい人はドーパミンの分泌が盛んであり、ドーパミンはやる気を促す。また思考力に優れる。一流選手はみな明るい。
独創的思考能力を鍛えるには(1)2つ以上の専門性を磨く(2)たくさんの文化に触れる(3)知識を絵や図にまとめる(4)自分の考えに執着しない(5)否定語(ネガティブな言葉)を使わない。(3)は、勉強したもの、疑問、アイディア、課題などを空間認知能をつかって図で表現する。図でメモをする。本や報告書、資料も1枚の絵にまとめる。
絶対勝つぞ、と意気込んで心臓がバクバクするような興奮状態の方がパフォーマンスがいい。リラックスするのはむしろよくない。
イチ・ニイ・サン・シ・ィーの4拍子半のリズムを意識して歩く。4拍子半のリズムを生活に取り入れる。
みたいな話。
曰く・・・
脳の欲求は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つに集約される。生きたいは家族、知りたいは教育、仲間になりたいは社会(会社)として具現化され、生きたい+知りたいは科学、生きたい+仲間になりたいはビジネス(昔なら宗教)、知りたい+仲間になりたいは文化を生む。
人間の意識には外部からの刺激に反応する外意識と、その刺激を受け止めて刺激を情報として処理する内意識の2つがあるのではないか。内意識が「心」と関連し、内意識、思考、記憶、気持ちが同時に機能的に発生する場所がドーパミンA神経群なのではないか。ドーパミン系神経物質は人間の「心」と関係があるのではないか。この神経群が円滑に機能しているとき、人間は記憶と意識と心のバランスを保ち、能力を発揮できるのではないか。
人間の脳に情報が伝わると神経細胞が発火するが、このときの発火のしかたは情報によって異なる。この伝わり方をコードパターンという。2回目に情報が入ってくるとすでにできあがったコードパターンと重ねて違いと類似を判断する。これが人間が統一・一貫性にこだわる理由なのかもしれない。
何か意見を言って、それに対して反対意見が出た時には、3~4日後に結論を延ばす。感情を揺さぶられる情報は残るが、そうでない情報は3~4日で消えてしまう。4日たってそれほど重要と思わない情報は重要ではない。
人間の脳は自己保存本能が働くので少しでも楽な方法、失敗しない方法を探ろうと最初は様子見行動をする。最初は脳がフル回転しないので、相手に最初から全力勝負を仕掛けられると負けてしまう。ゆえに最初から100%の力で飛ばさなければならない。
組織を成功に導くには(1)目的と目標(マイルストーン)を区別し(2)目標を立てて実行し(3)目的を達成するまで実行しつづける。目的のためには自分の立場を捨てる。そのためには自分の弱点を明らかにしてそれを人に伝える力を養う。そうすれば目的を達成するにはどうすればいいのかピンチのときにも冷静に判断できる。言い逃れは組織を壊滅させる。
理解する力を鍛えるには(1)2つ以上の情報を重ねて理解する習慣をもつ(たとえば、人に会った時にはその服装と場所を覚える)(2)理解した内容を4日後に再確認する(3)人の話を感動して聞く(4)空間認知能を鍛える(5)脳の統一・一貫性のデメリット(人間は「違うもの」を受け入れ難い)を理解する。
空間認知能を鍛えるには(1)文字をきちんと書く(2)絵を書く(3)姿勢を意識する(4)スポーツする。
えこひいきする。ただし、1人に偏らず、全員を一人ひとりえこひいきすることでワクワクした仕事環境を作る。
明るい人はドーパミンの分泌が盛んであり、ドーパミンはやる気を促す。また思考力に優れる。一流選手はみな明るい。
独創的思考能力を鍛えるには(1)2つ以上の専門性を磨く(2)たくさんの文化に触れる(3)知識を絵や図にまとめる(4)自分の考えに執着しない(5)否定語(ネガティブな言葉)を使わない。(3)は、勉強したもの、疑問、アイディア、課題などを空間認知能をつかって図で表現する。図でメモをする。本や報告書、資料も1枚の絵にまとめる。
絶対勝つぞ、と意気込んで心臓がバクバクするような興奮状態の方がパフォーマンスがいい。リラックスするのはむしろよくない。
イチ・ニイ・サン・シ・ィーの4拍子半のリズムを意識して歩く。4拍子半のリズムを生活に取り入れる。
みたいな話。
2012年4月6日に日本でレビュー済み
もともとの気質として集中力があったり、理解力があったりする方はいると思うのですが、私はそうではないので自分でいろいろな方法を模索しています。
著者は脳神経外科医という経歴から、様々な困難なことを克服されてきており、その経験をもとに具体的なアドバイスを行っています。
私の参考になると思った個所は以下の個所です。
・リーダーに不可欠なのは脳の仕組みと機能を理解することが必要。例えば、脳は統一性を求めたがる(見た目のいい人や、理解しやすい事件というのはすぐに受け入れられる)。だが、不都合なことも事実として認めなくては、改善できない。
・人間には「仲間になりたい」という本能がある。「仲間と一緒にがんばろう!」とするためには、前向き、文句を言わない、意地悪をしない。面倒を見る。疲れた、難しい、できないという否定後を使わない。等の細かい心がけが重要。
・毎日の達成度をシートでチェック。表情も明るい表情を心掛ける。
・権限の強い人が自己保身に走ると周りの人を傷つけてしまうため、意識が必要。
・男性脳(全体を俯瞰してみる力)、女性脳(共感する力)などの得意な傾向を意識して、活かすべき。
・第三章からは下記の1〜6の力を身に付けるために、何をすればよいかの説明があります。全部は記載できませんので、私が参考になった個所を引っ張ってきました。
1自分に勝つ力
限界に挑戦する。負荷をかける。
2理解する力
内容を反復する。
3指導者としてのカリスマ性
うそをつかない。
4独創的思考能力
知識を物語や絵や図にしてまとめられる。
5人間力
意見や立場の違いを認める力を鍛えている。
6過去の体験や訓練を活かす力
想像を絶する力を出したことがある。
この本では自己啓発本で書かれていることを、脳からのアプローチで説明があるため、非常に説得力があります。「あくまで実践してなんぼ」の世界ではありますが、自分の行動を変えるためのヒントをつかみたい方はぜひ読んで、生活の中で活かしてみて下さい。
著者は脳神経外科医という経歴から、様々な困難なことを克服されてきており、その経験をもとに具体的なアドバイスを行っています。
私の参考になると思った個所は以下の個所です。
・リーダーに不可欠なのは脳の仕組みと機能を理解することが必要。例えば、脳は統一性を求めたがる(見た目のいい人や、理解しやすい事件というのはすぐに受け入れられる)。だが、不都合なことも事実として認めなくては、改善できない。
・人間には「仲間になりたい」という本能がある。「仲間と一緒にがんばろう!」とするためには、前向き、文句を言わない、意地悪をしない。面倒を見る。疲れた、難しい、できないという否定後を使わない。等の細かい心がけが重要。
・毎日の達成度をシートでチェック。表情も明るい表情を心掛ける。
・権限の強い人が自己保身に走ると周りの人を傷つけてしまうため、意識が必要。
・男性脳(全体を俯瞰してみる力)、女性脳(共感する力)などの得意な傾向を意識して、活かすべき。
・第三章からは下記の1〜6の力を身に付けるために、何をすればよいかの説明があります。全部は記載できませんので、私が参考になった個所を引っ張ってきました。
1自分に勝つ力
限界に挑戦する。負荷をかける。
2理解する力
内容を反復する。
3指導者としてのカリスマ性
うそをつかない。
4独創的思考能力
知識を物語や絵や図にしてまとめられる。
5人間力
意見や立場の違いを認める力を鍛えている。
6過去の体験や訓練を活かす力
想像を絶する力を出したことがある。
この本では自己啓発本で書かれていることを、脳からのアプローチで説明があるため、非常に説得力があります。「あくまで実践してなんぼ」の世界ではありますが、自分の行動を変えるためのヒントをつかみたい方はぜひ読んで、生活の中で活かしてみて下さい。
2016年3月27日に日本でレビュー済み
脳科学分野の理論や実験結果等のエビデンスに基づいた説明かと思ったら、単なる自分自身の医療チームマネジメントの経験談でした。
また、女性について「未知なものに立ちすくんでしまう」「サポート役として適切」のようなご自身の主張を、単なる体験談で語ってしまい特に脳科学からの説明がないのに、リーダーシップを学ぼうとする人に「脳科学者」と銘打って主張している点は、批判的な読書ができない読者に根拠のない主張を教え込んでいる点で、もはや犯罪的だといえます。
私はフェミニストではないので、むしろ、脳科学の立場からみると男女には統計的にこのような違いがある、という主張であれば、一読の価値がありますが、そうでないなら、あえて根拠もないのにそのような論点を盛り込む必要はなかったと思われます。
また、女性について「未知なものに立ちすくんでしまう」「サポート役として適切」のようなご自身の主張を、単なる体験談で語ってしまい特に脳科学からの説明がないのに、リーダーシップを学ぼうとする人に「脳科学者」と銘打って主張している点は、批判的な読書ができない読者に根拠のない主張を教え込んでいる点で、もはや犯罪的だといえます。
私はフェミニストではないので、むしろ、脳科学の立場からみると男女には統計的にこのような違いがある、という主張であれば、一読の価値がありますが、そうでないなら、あえて根拠もないのにそのような論点を盛り込む必要はなかったと思われます。
2010年8月24日に日本でレビュー済み
脳神経外科医の林成之氏による著。
啓発本は数多くあるが、ほとんどが精神論からの観点に終始するが、本書は脳科学の観点から「リーダーとは」ということを考えていく。
ヒトという生き物のほとんどの動作を司る「脳」に関して、私自身興味はあったが、難しくて入り込めなかった。せいぜい「脳トレ」などで脳を活発にすればいいんだな、というレベルだった。
しかし、本書では「脳トレ」レベルではない。
本書のタイトル「勝負脳」とは何であろうか。私たちが「頭がいい」バロメーターとして考えている計算力や記憶力も、人間の知能のほんの一部に過ぎない。
計算が速くできたり、記憶力がいい人が、優れたリーダではなく、脳の仕組みを理解し、脳の本能を活用した戦略や行動が打ち出せる人のことなのである。
本書の文を借りると、
「勝負脳」とは言語能力、音感能力、運動能力、計算能力、理論的能力、空間認知能力(空間認知中枢の機能)などの表現知能に加えて、その知能を考えて活かす思考知能、それに表現知能と思考知能をつなげるもう一つの、人間性、人となりの能力である性格知能の三つを一本化させて、人間の持つ才能や能力を最高に発揮する脳を意味します。
ということである。
気合だの根性だので勝てるものではなく、脳というものをしっかり理解すれば、男の得意分野苦手分野、また女の得意分野苦手分野が存在することを理解したり、ネーミングで「星野ジャパン」や「岡田ジャパン」と名前をつけるといい結果が望めないのか、納得させられる箇所が多々あり勉強になる。
ガムシャラに効率悪く頑張るのもいいが、精神論ももちろん必要(とくに成功した人の)だが、それとは別に脳科学という観点から見ることも必要と感じた一冊です。
啓発本は数多くあるが、ほとんどが精神論からの観点に終始するが、本書は脳科学の観点から「リーダーとは」ということを考えていく。
ヒトという生き物のほとんどの動作を司る「脳」に関して、私自身興味はあったが、難しくて入り込めなかった。せいぜい「脳トレ」などで脳を活発にすればいいんだな、というレベルだった。
しかし、本書では「脳トレ」レベルではない。
本書のタイトル「勝負脳」とは何であろうか。私たちが「頭がいい」バロメーターとして考えている計算力や記憶力も、人間の知能のほんの一部に過ぎない。
計算が速くできたり、記憶力がいい人が、優れたリーダではなく、脳の仕組みを理解し、脳の本能を活用した戦略や行動が打ち出せる人のことなのである。
本書の文を借りると、
「勝負脳」とは言語能力、音感能力、運動能力、計算能力、理論的能力、空間認知能力(空間認知中枢の機能)などの表現知能に加えて、その知能を考えて活かす思考知能、それに表現知能と思考知能をつなげるもう一つの、人間性、人となりの能力である性格知能の三つを一本化させて、人間の持つ才能や能力を最高に発揮する脳を意味します。
ということである。
気合だの根性だので勝てるものではなく、脳というものをしっかり理解すれば、男の得意分野苦手分野、また女の得意分野苦手分野が存在することを理解したり、ネーミングで「星野ジャパン」や「岡田ジャパン」と名前をつけるといい結果が望めないのか、納得させられる箇所が多々あり勉強になる。
ガムシャラに効率悪く頑張るのもいいが、精神論ももちろん必要(とくに成功した人の)だが、それとは別に脳科学という観点から見ることも必要と感じた一冊です。