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ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫) 文庫 – 2002/6/1

4.3 5つ星のうち4.3 92個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2002/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101181527
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101181523
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 92個の評価

著者について

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塩野 七生
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1937年7月7日、東京生れ。

学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。

1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年8月24日に日本でレビュー済み
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共和制導入後のローマは、元老院議員の子息による王政復古のクーデター未遂や平民と貴族の間での対立が続きつつも、ローマ人らしい名誉心や団結心で数々の困難を乗り越え、戦闘も勝利に導きます。
しかし、一旦落ち着くと恒例行事のように対立が再燃するため、市民たちは元老院に対し成文法作成を求め、協議の結果、元老院は統治体制の先進国であるギリシャ各都市に視察団を派遣するのです。

当時のアテネは、現代では民主主義のリーダーと評価されるペリクレスによる統治が行き届き、経済文化ともにギリシャ文明の極地と言える発展を迎えていました。
しかし、視察団が帰国後に成立した法律は、ローマ慣習法をそのまま成文化したもので、対立を解消するには程遠い内容だったのです。

平民と貴族の対立を内包しながらも、カミルスという将軍を得たローマは、衰退期に入ったエトルリア諸都市を攻略しラテン同盟に加えていくのですが、10年をかけたウェイを攻略後に、対立が再燃します。
平民たちは、戦利品として獲得した土地の配分が元老院議員に有利になっていることを批判するとともに、都市ウェイを平民を中心としたの第二の首都とすることを提案するのでした。
強く反対するカミルスに対し、平民たちはウェイ移住を強行するのですが、同時期イタリア北部においてケルト人がエトルリア各都市を攻略し南下し始めます。
平民たちの行動は世に言う「ローマ占領」のきっかけになってしまうのでした。

ローマを占領したケルト人たちは、勝者の権利を行使し、収奪や奴隷化、殺害、強姦などローマ人にかつてなかった屈辱を与え、内部対立の不毛さを痛感させるのでした。
占領から7ヶ月、疫病が広がり食料がつき始めた頃、ローマ人たちは神殿に収められていた金塊で退去するようケルト人と交渉し、実現します。

ケルト人から開放されたローマですが、ラテン同盟はすでに崩壊、ラテン族系諸都市や周辺部族から狙われる立場に戻ってしまうのです。
困難な状況で執政官2人を軍事担当官6人にしたり、意見が一致しない場合には任期6ヶ月の独裁官を任命するなど、試行錯誤しながら政治体制を固め、ローマの復興と国土の保全をは両立を図ります。
ケルト人襲来から復興を実現したローマは、加盟国同士がほぼ対等な関係であったラテン同盟を廃止し、ローマを盟主とする軍事的同盟関係となる「ローマ連合」を構築していきます。
同時に民族、言語、宗教を共にするラテン族に対してローマ市民権を与え「敗者同化」政策を推し進めるのです。

ようやく復興したローマの前に立ちはだかるのは、山岳民族のサムニウム族や停滞しつつあるエトルリア系の都市国家、非ラテン族のウンブロ族やルカニ族たちに加えて、発展著しい南伊のギリシャ系植民都市ターラントから招聘された戦術の天才「ピュロス大王」です。

イタリア半島統一の過程で数々の偶然を必然に変え成長したローマは、稀代の天才ハンニバルの猛攻にも耐えうる「ローマ連合」や街道、水道などのシステムの基礎を完成させることになります。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下巻は、紀元前四六一年にキモンを追放した登場したペリクレス時代からはじまる。ローマではなくアテネの話だ。それまで無給であった公職に対して、日給を支払うようにしたという。

ローマにおいて執政官制度がうまくいかなくなると独裁官の擁立が決定される。非常事態宣言時に擁立される半年期限の独裁官は、現代人からみるとあまりに突飛な感じがするが、戦時中に果たす役割は大きく、非常に機能したようである。

「十二表法」という不評な成文法を主導したアッピウス・クラウディウスが、その法のために恋する娘を拉致するという専横を働き逮捕される史実も興味深い。
元老院の基盤を支えた「クリエンテス」の存在も面白い。

紀元前三九〇年のケルト族によるローマ占拠と、その後のローマ人による「ゆっくりと着実にはいあがっていく」さまは、その後の長年のローマ帝国の繁栄を知る一つの鍵と言える。例えば、「リキニウス法」の成立による利益代表制度の解消などは、その好例だろう。

本著は、史実、制度解説、歴史家の解釈紹介、持論の展開などが入れ替わり立ち替わり登場するが、下巻では、元老院制度に対する著者の思いが強く語られているのも印象に残る。
トインビーのいう「政治建築の傑作」である「ローマ連合」などは、図が挿入されていて、それで一発でわかる。

ローマ人が最も重んじた価値は、名誉だという。そのため、敗軍の将は罰せられない。敗戦ということで、恥に苦悩するという罰を充分に受けたからである。

紀元前二七五年に地中海世界で最も高名な武将ピュロスを退け、ローマは一気に注目される。そして紀元前二七二年にターラントが陥落しイタリア半島の統一を完成するところで、物語は一旦終結する。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はローマの歴史を読者が飽きないようにうまく書かれています!いや、ヨーロッパの歴史がそうなのか?!とにかく学者目線でないところがとてもすらすら読めましたよ!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
塩野七生にして、こんなにつまらないローマ史を書くのかと思ったほど。
原稿量的に無理があったとは思いますが。

テーマを絞り込み、ちゃんと面白い本に仕上げてほしかったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「ひとまずの結び」によると、「伝承によれば、ローマは紀元前753年に建国された。そして、史実によれば、ローマは前270年にイタリア半島の統一を完成する。「ローマは一日にしてならず」は、この500年間をとりあげている」という。目次で見ると、第一章のローマ誕生から、第二章の共和政ローマとなる構成である。

 また、当該結びでは、「なぜ二千年も昔に生きた人間のローマ観のほうが、私にはしっくりくるのか。この問題は、私をずいぶんと長い間考えこませた。それでもこの頃では、次の四点に要約されるのではないかと思いはじめている」とある。

即ち、
第一に、ローマの興隆の因を精神的なものに求めなかった三人(引用者注:古代歴史書を書いた三人のギリシア人)の態度である。
第二に、キリスト者でなければ、キリスト教の倫理や価値観から自由でいられる。
第三に、フランス革命によって打ちあげられた自由・平等・博愛の理念に、この人々は少しも縛られていない。
第四に、問題意識の切実さにあった、とある。

そして、「私(著者)は常々、軍事力だけで一千年間も、あれほど多くの民族を押えつづけていかれるはずがない、と考えてきた。そして、この疑問に対して、それを解くヒントをはじめて与えてくれたのが、現代の歴史学ではなく、二千年も昔に生きた三人のギリシア人の言ったことであった。(中略)これら三人の史家の指摘は三人とも正しいと思われる。それどころか、ローマの興隆の要因を求めるならば、この三点全部であると思うのだ。なぜなら、ディオニッソスのあげた宗教、ポリビウスの指摘した政治システム、プルタコスの言う他民族同化の性向はいずれも、古代では異例であったというしかないローマ人の開放的な性向を反映していることでは共通するからである。」 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
徐々に大国になっていく共和制ローマ。国家が成長していく過程で、大勢の人々を組織すべく成文法が求められた。

諸外国の盛衰を観察し、自らの失敗と経験を積み重ね、次第に国力及び支配圏を拡大していくローマ。

その後更なる拡大の道を歩むローマの基盤となる初期を綴った章である。基盤を理解してこそ、なぜローマだけが隆盛を極めることが出来たのか理解することが出来るのだろう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
価格に対していい商品だと思います。また購入機会があれば利用したいです。   
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
敗戦のなかから起ちあがる、学ぶ。開放的でありながら保守でもある。イデオロギーではなく適しているか適していないかを現実の側面から判断し発展していくローマは、とても面白く馴染みやすい。