サブタイトルが「赤き征裁 vs. 橙なる種」であるだけに、
作品内ではそれに対応する戦いの場面がある訳だが、
この場面がなんというか、DBさながらの戦闘力のインフレを感じさせるものとなっている。
少々長いが、主人公の内面が前向きになった分、あまり引っ掛かりを感じずに読めた。
女性キャラがやたらに主人公のことを褒めそやすのには少々イラっとさせられたが……(笑)
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ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫) 文庫 – 2009/4/15
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けれど――もうおしまいだ。
「戯言シリーズ」最終章!
なんだかんだ言いながらも始まってしまえば我慢できるし、四の五の言っても終わってしまえば耐えられる。しかし人間は中途半端な中庸だけは我慢することができないし、勿論耐えることもできなくて、それなのに人生ときたら最初から最後まで永遠に続く中だるみみたいなものだから、これはもうまったくもってやってられないと言うべきだ。ひとたび口にしたことは、それがどんな荒唐無稽な世迷事であったとしてもひとつ残らず実行してきた誠実な正直者、つまりこのぼくは、10月、数々の人死にを経験する。奪われたものを取り戻すような勢いで、せき止められたものを吐き出すような勢いで、死んで、死んで、みんな死ぬ。それは懐かしい光景であり、愚かしい光景であり、見慣れた風景であり、見飽きた風景だった。結局、終わりとはなんだったのか。結局、始まりとはなんだったのか。戯言遣いはその程度のことにさえ思い至らず、しかしどうしようもない戦いだけはどうしようもなく続き、そして中断などありうるはずもなく――戯言シリーズ第6弾
「戯言シリーズ」最終章!
なんだかんだ言いながらも始まってしまえば我慢できるし、四の五の言っても終わってしまえば耐えられる。しかし人間は中途半端な中庸だけは我慢することができないし、勿論耐えることもできなくて、それなのに人生ときたら最初から最後まで永遠に続く中だるみみたいなものだから、これはもうまったくもってやってられないと言うべきだ。ひとたび口にしたことは、それがどんな荒唐無稽な世迷事であったとしてもひとつ残らず実行してきた誠実な正直者、つまりこのぼくは、10月、数々の人死にを経験する。奪われたものを取り戻すような勢いで、せき止められたものを吐き出すような勢いで、死んで、死んで、みんな死ぬ。それは懐かしい光景であり、愚かしい光景であり、見慣れた風景であり、見飽きた風景だった。結局、終わりとはなんだったのか。結局、始まりとはなんだったのか。戯言遣いはその程度のことにさえ思い至らず、しかしどうしようもない戦いだけはどうしようもなく続き、そして中断などありうるはずもなく――戯言シリーズ第6弾
- 本の長さ618ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/4/15
- 寸法10.8 x 2.4 x 14.8 cm
- ISBN-104062763370
- ISBN-13978-4062763370
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/4/15)
- 発売日 : 2009/4/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 618ページ
- ISBN-10 : 4062763370
- ISBN-13 : 978-4062763370
- 寸法 : 10.8 x 2.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 327,654位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビューする(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (ISBN-13: 978-4061826816 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月20日に日本でレビュー済み
『戯言シリーズ』の6作目にして8冊目で,
05年06月のノベルス作品
の文庫化です.
シリーズ最終章三部作の2冊目となる中巻,完全に 上巻 からの続きになっています.
サブタイトルにもなり,前巻の終わりから引きつけられた流れはあっさりと収束し,
以降は下巻,つまり完結への小休止というようで,比較的落ち着いて進んでいきます.
とはいえ,物語自体が停滞,空回りしているかと言えば決してそういうわけではなく,
過去に触れる主人公とヒロインの会話やいくつかのエピソードは今まで以上に意味深で,
これまでと同じでハッキリと明かされないものの,否応にでも完結を意識してしまいます.
そしてそれを受けてのラストはまた強烈な印象を残し,二人が交わした『約束』はもちろん,
主人公の決意や物語への影響など,1作目と同じサブタイトルとなった最終刊が気になります.
また,今や物語の中心となってしまった流れに突き付けられる一方的な『宣言』にしても,
予想を大きく裏切るもので,果たしてこのまま終わりを迎えるのか,こちらも気になります.
ほかでは,『あの人物』の再登場がうれしく,それまでの流れから予想はできていましたが,
主人公と交わされる掛け合いは,ピンチの最中というのに読んでいるこちらも楽しくなります.
ただ,600ページを超えるせいか中盤がダレてしまい,退屈さが出てしまうのも正直なところで,
結末へと畳み掛ける流れが印象的だっただけに,もう少しスマートにまとめてほしかったです….
なお, ノベルス版 との違いは,表紙,表紙袖の前口上,カラーの扉絵,アトガキとなっており,
恒例のカラーしおりは,主人公と再登場となった『あの人物』とのツーショットになっています.
シリーズ最終章三部作の2冊目となる中巻,完全に 上巻 からの続きになっています.
サブタイトルにもなり,前巻の終わりから引きつけられた流れはあっさりと収束し,
以降は下巻,つまり完結への小休止というようで,比較的落ち着いて進んでいきます.
とはいえ,物語自体が停滞,空回りしているかと言えば決してそういうわけではなく,
過去に触れる主人公とヒロインの会話やいくつかのエピソードは今まで以上に意味深で,
これまでと同じでハッキリと明かされないものの,否応にでも完結を意識してしまいます.
そしてそれを受けてのラストはまた強烈な印象を残し,二人が交わした『約束』はもちろん,
主人公の決意や物語への影響など,1作目と同じサブタイトルとなった最終刊が気になります.
また,今や物語の中心となってしまった流れに突き付けられる一方的な『宣言』にしても,
予想を大きく裏切るもので,果たしてこのまま終わりを迎えるのか,こちらも気になります.
ほかでは,『あの人物』の再登場がうれしく,それまでの流れから予想はできていましたが,
主人公と交わされる掛け合いは,ピンチの最中というのに読んでいるこちらも楽しくなります.
ただ,600ページを超えるせいか中盤がダレてしまい,退屈さが出てしまうのも正直なところで,
結末へと畳み掛ける流れが印象的だっただけに,もう少しスマートにまとめてほしかったです….
なお, ノベルス版 との違いは,表紙,表紙袖の前口上,カラーの扉絵,アトガキとなっており,
恒例のカラーしおりは,主人公と再登場となった『あの人物』とのツーショットになっています.