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不況知らずのコンサルが実践している 時間をかけない! 情報整理術 (PHPビジネス新書 130) 新書 – 2010/3/19
現代人にとって時間は貴重です。
私たちは日々、数多くの情報に触れ、仕事のため、生活のために必要な情報を整理しています。整理した情報は、パソコンのハードディスクや、書棚や机の引き出しのなかに保管されます。
ウェブサイトや新聞、雑誌、書籍だけでも、どんどん新しい情報が得られますから、まじめに情報をストックしていこうとすれば、情報整理にかかる時間と手間はどんどん増えていきます。気をつけないと、情報整理で一生が終わってしまうかもしれません。
ですから、時間をかけずに情報整理をして、しかも、自分と周囲の人々が未来に向かって生きていくために、整理した情報を生かし切ることは、私たち現代人にとって、たいへん重要なテーマなのです。
私は二〇年以上コンサルタントとして仕事をしてきました。お客様であるクライアント企業に、問題解決や夢実現のノウハウを提供するコンサルタントにとって、情報は命です。日々、自分の専門分野の情報はもちろん、何か役に立ちそうだなと勘がはたらいた情報は、それなりにチェックしてストックします。
しかし、完璧な情報整理をすれば、いい仕事ができると思ったことは一度もありません。私を含めて多くのコンサルタントは、情報整理にかけられる時間は充分にないし、それでいいと思って仕事をしていると私は思っています。なぜなら、それでもやり方次第で、お客様に貢献できるからです。
では、そのやり方とは?
多くのコンサルタントが実践しているのは、「成果を出しながら情報整理をやる」という方法です。 これこそが、時間をかけない情報整理の最大のコツです。そして、この情報整理術には、時間をかけないことの他にもう一つ、大きな利点があります。それは、たいへん効率よく「現状を変え、未来がひらける提案」が可能になるという点です。
百年に一度の不況といわれていますが、現代は単なる不況ではなく、大転換期です。私は幸運にも、二〇代の頃から多くの経営者とお話しする機会を得てきました。しかし、いまほど、「新しい提案がほしい」「新しい提案を実行しないと生き残れない」とおっしゃる経営者に数多くお会いしたことはありません。
いまはまさに、「予算はないが提案はほしい」時代。と同時に、「当初予算はなくとも、未来がひらける提案なら特別予算をとって実行しよう」という時代です。つまり、いまは、「自分のやりたいことを、人のために生かしたい」という視点をもった人には、とてもおもしろい時代であり、お金にもなる時代だということです。本書でお伝えする情報整理術を実践すると、自分が生きてきます。人を動かす提案が手早くまとまります。
私自身、時間をかけない情報整理をしながら未来を描き、たくさんの新しい提案を行い、誰かの役に立っているという実感をもちながら充実した日々を過ごしています。
この情報整理のメソッドが、本書を読んでいただいた皆様の仕事と人生を楽しく実りあるものにするために少しでも貢献できたなら、これほどうれしいことはありません。
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2010/3/19
- ISBN-104569777945
- ISBN-13978-4569777948
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2010/3/19)
- 発売日 : 2010/3/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 204ページ
- ISBN-10 : 4569777945
- ISBN-13 : 978-4569777948
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,362,943位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 775位PHPビジネス新書
- カスタマーレビュー:
著者について

組織変革コンサルタント。ビジネスプロデューサー。
株式会社メディアフォーラム代表取締役。
デジタルハリウッド大学院客員教授。
1958年、秋田県に生まれ横浜に育つ。一橋大学社会学部卒業(社会心理学、社会精神医学専攻)。リクルート、産業能率大学研究員を経て株式会社メディアフォーラムを設立。
デジタルハリウッド大学院では2010年から「プロデュース能力開発演習」を担当。起業や人生キャリアデザインにつながるビジョン創造の方法を実践的に教えている。
共著では1996年『SOHO仕事術』、単著としては1998年『コンサルティング能力』がデビュー作。以後、『キャリアの教科書』、『大人のプレゼン術』『仕事も人生もうまくいく考え方』『プロデュース能力』『時間をかけない情報整理術』『考えるノート』を出版。
共訳書として、『ビジョン・リーダー』(ナヌス)『天才組織をつくる』(ベニス/ビーダーマン)『よい世の中』(ガルブレイス)がある。
『プロデュース能力』出版のベースとなった「プロデュース」の方法論は、新しいコンサル手法につながり、〈リーダー育成〉と、〈ビジネス創造、組織変革〉を結びつけたり、顧客に新しい提案ができる営業組織づくりなど、多くの企業に成果を提供している。また、プロデュース思考を身につけた人の中に「うつ」が改善された人が多数いることがわかってきて、この分野の研究もしている。
『キャリアの教科書』は、東京大学、北海道大学、九州大学、筑波大学など、多くの大学のキャリア教育の教材としても使われ、中国語、韓国語に翻訳された。
『考えるノート』は、自分自身の考えを整理するだけでなく、職場の未来志向の1 on 1ミーティング(個人面談)にも活用されている。
コンサルタントとして活動しながら、同時に多くのビジネスパーソンを個人としてプロデュースしてきた実績をベースに、最近は、ビジネスパーソン個人個人の戦略的なキャリア創造支援にも力を入れている。
また、秋田県などを主なフィールドに、田舎での起業、リゾートワークなど、地域の活性化、田舎と都会の交流促進に関わっている。
ウェブサイト:https://media-forum.com
これまで出した本の解説ページ:https://media-forum.com/publication
メルマガ「ビジョナリーHACK!」:https://media-forum.com/mailmagazine
ブログ「コンサルタントの事件簿」:https://media-forum.com/blog
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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情報を選別するために「感性」をいかに大事にするか、ということが情報の選択プロセスのところで語られています。
アウトプットの所では、文字が多くなりがちなパワーポイントのプレゼン資料には注意を促しています。いかに「パッと見せた瞬間」に見た人の感性にメッセージを届けるか、そのためにどんな図形をどんな配置で使うのか等、書かれています。
感性を大事にしながら、情報の取得から情報の整理・伝達まで、プロのテクニックを知りたい方にはお勧めの書籍です。
何でこんなにノロノロ説明しているのだろう。著者がそうなのではなく、相手に合わせているのでしょう。コンサルタントと言われる人たちは、噛んで含めるような説明ができないといけないのだとは思いました。唯一、「新聞はとるな」のくだりは賛成です。
第1章のタイトル「情報整理は成果を出すプロセスの上でやれ」
もう、本当にそう思います。
何の為に情報整理してるか分からない、手段と目的が混同してる人が
あまりにも多すぎる!笑
情報整理の為の情報整理をしてる人が多いから
いくら時間があっても足りなくなるという事を身にしみて
教えてくれる本です。
「情報整理は成果を出すプロセスの上でやれ」これがこの本のタイトルでも良かったかも 笑
「情報整理は成果を出すプロセスの上でやれ」日本中のオフィスに貼りまくりたいこのメッセージ
これが浸透すれば本当に日本はもう少し生産性が上がり住みやすい国になると思います。
文章を読む限り、著者は凄く奥ゆかしい方のようですが
もっとバンバン世に出て欲しいなあ
こういう方がまっとうな事を表明してくれる世界が
カツ○ーだかカヤ○ーだかが五月蝿く喚いてるより
どれだけ住み良い社会になることか。。
書かれているわけではありません。
しかし,全体の構成としては秀逸で,さすがコンサルタント,
という感じがしました。
情報整理術の類の本は数多ありますが,あまり特異な方法論を
駆使したものや,著者のオリジナリティの度合いが高すぎると
かえって真似る気が失せてしまいます。
その点本書は,目新しさはない分,トータルとして情報整理術
の体系を理解しやすい面を備えていると思いました。
最近、同じ著者の『プロデュース能力』を読んだが、その実践編という感じがする。ビジョンを実現するために、それに必要な情報を集め、それを自分の力で処理し、さらには他の人に納得してもらえるように伝えていく。まさに自分のビジョンを実現するために、情報は整理していくべきなんだということがよく分かる。
第1章では、情報整理はなんのためにやるのかを中心に、あふれる情報の中から使える情報を見つけ出すためのフィルター、特に「感情フィルター」について説明している。
第2章では、フィルターにかけた情報をどのように収集し整理するかを、ノート術を中心に説明している。ノートやペンの使い分けは参考になる。
第3章は、整理した情報を思考し、処理する整理術。フレームワークに頼らない自分の頭で考えた整理の必要性を説く。
第4章は、収集し、処理した情報をいかに伝達するかについて。特に参考になったのはビジョナリーに始め、ロジカルに終わるということば。これは、胸に刻んでおこう。
とにかく、この本はコンサルタントが書いたものらしくなくていい。いや、逆だな、本当のコンサルタントだからこそ、書けるんだと思う。コンサルタントは冷静なだけでなく、こういう熱い人もいるんだ、と感心した。