アメリカは銃社会であり、年間3万人もの人間が銃によって死んでいます
銃が身近に存在しない日本からすれば、なぜ銃を規制しないのかと思いますが、銃とはアメリカ人にとって単なる武器などではなく自分たちの自由を守るためのものであることが本著で理解できます
イギリスとの独立戦争でアメリカ側は民兵たちが戦い勝利することによって独立することができました
それによって武装する権利を認めたのが合衆国憲法修正第二条です
この武装する権利は、外敵に対してももちろんですが、国家権力にたいしても向けられます
仮に市民が非武装され無抵抗になってしまえば、国家権力は易々と市民を籠絡することが可能になってしまう
いかにも市民が革命によって独立を勝ち取った国らしい精神であり、アメリカという国の成り立ちそのものに関わってくるのでいかに銃犯罪が蔓延しようとこの条文を廃止するのは不可能でしょう
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市民と武装 ―アメリカ合衆国における戦争と銃規制 ハードカバー – 2004/6/29
小熊 英二
(著)
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アメリカ連邦政府憲法修正第2条「市民武装権」に着目し、アメリカにおいてはなぜ市民が「武装」するのか、なぜ銃規制が一向に進まないのかを歴史的に検証し、近代 市民社会のあり方を解き明かす「市民と武装」。多民族国家アメリカの国家統合理念を戦時動員の思想的背景の中に探り、20世紀の多民族国家のナショナリズム概念の特殊性を明らかにする「普遍という名のナショナリズム」。一貫して日本とは何か、日本人とは誰かを問い続けてきた気鋭の論客が、自由の国であると同時に、軍事国家で もあるアメリカの原点をラディカルに検証し、アメリカという新たな<帝国>の本質を鮮やかに解き明かす。
- ISBN-104766411005
- ISBN-13978-4766411003
- 出版社慶應義塾大学出版会
- 発売日2004/6/29
- 言語日本語
- 寸法18.6 x 13.7 x 2.1 cm
- 本の長さ182ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
なぜアメリカは戦争をするのか。なぜ銃規制は進まないのか。自由の国であると同時に、軍事国家でもあるアメリカの原点を歴史的に検証し、超大国アメリカの本質を鮮やかに描き出す。
登録情報
- 出版社 : 慶應義塾大学出版会 (2004/6/29)
- 発売日 : 2004/6/29
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 182ページ
- ISBN-10 : 4766411005
- ISBN-13 : 978-4766411003
- 寸法 : 18.6 x 13.7 x 2.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 457,413位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 173位アメリカのエリアスタディ
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- - 2,569位政治入門
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年2月10日に日本でレビュー済み
2004年8月3日に日本でレビュー済み
小熊の本でなければ、誰も気に留めないだろうな。
ただ、小熊の一連の分厚い本に感動してきた人間にとっては、彼のルーツを知る楽しみはある。
ど・ち・ら・か・といえば表題にもなっている「市民と武装」が読ませる。「普遍という名のナショナリズム」は平板で弛緩してるぞ(書いたのは30歳くらいだろうが、それくらいの年齢でもっといいものを書く人はいるよ)。ただし、後の小熊の問題意識につながるのは後者だろうね。そういう意味では、小熊研究者というものがもし生まれたら、彼らには興味深い資料になるだろうな。没後に発掘されて、全集に入るというのが、本来の流れだったんじゃないかな。
でも、読んだことは後悔してないよ。
ただ、小熊の一連の分厚い本に感動してきた人間にとっては、彼のルーツを知る楽しみはある。
ど・ち・ら・か・といえば表題にもなっている「市民と武装」が読ませる。「普遍という名のナショナリズム」は平板で弛緩してるぞ(書いたのは30歳くらいだろうが、それくらいの年齢でもっといいものを書く人はいるよ)。ただし、後の小熊の問題意識につながるのは後者だろうね。そういう意味では、小熊研究者というものがもし生まれたら、彼らには興味深い資料になるだろうな。没後に発掘されて、全集に入るというのが、本来の流れだったんじゃないかな。
でも、読んだことは後悔してないよ。
2009年1月10日に日本でレビュー済み
◆「市民と武装」
個人の武装という理念は、自立した個人の自由、国家権力の制限、コミュニティの自治
など、いずれも近代市民社会が正の価値としてきたものにその起源を持っている。
それらは、肥大した国家権力と官僚機構に依存ぜざるを得ない現代
においては、ますます実現が困難になっているものばかりである。
市民の武装が維持されることで、対話の技術やモラルを伴わない暴力を
解放し、戦時においても平時の犯罪等においても、無意味な殺し合いを
生み出した。市民社会の外部の者たちを受け入れることもできなかった。
複雑な民族間の対立や社会的矛盾が溢れる現代では国家による
調停が不可欠なものになっているのも、故なきことではないのだ。
しかし、近代市民社会の諸価値の名残りである武装権を、
撤廃したからといって、問題が解消されるわけでもない。
国家から保護してもらえない者の銃を捨てさせたとき、いたずらに
国家や警察力を肥大させること以外の解決策はありえるのか?
この問いは銃による武装の権利を有さない国の人間
にとっても、共有すべき課題なのではないだろうか。
個人の武装という理念は、自立した個人の自由、国家権力の制限、コミュニティの自治
など、いずれも近代市民社会が正の価値としてきたものにその起源を持っている。
それらは、肥大した国家権力と官僚機構に依存ぜざるを得ない現代
においては、ますます実現が困難になっているものばかりである。
市民の武装が維持されることで、対話の技術やモラルを伴わない暴力を
解放し、戦時においても平時の犯罪等においても、無意味な殺し合いを
生み出した。市民社会の外部の者たちを受け入れることもできなかった。
複雑な民族間の対立や社会的矛盾が溢れる現代では国家による
調停が不可欠なものになっているのも、故なきことではないのだ。
しかし、近代市民社会の諸価値の名残りである武装権を、
撤廃したからといって、問題が解消されるわけでもない。
国家から保護してもらえない者の銃を捨てさせたとき、いたずらに
国家や警察力を肥大させること以外の解決策はありえるのか?
この問いは銃による武装の権利を有さない国の人間
にとっても、共有すべき課題なのではないだろうか。
2004年7月6日に日本でレビュー済み
~小熊英二のアメリカ論が出るということで、楽しみに買って読みました。わが家夫婦はすっかり小熊ファンです。私は「普遍という名のナショナリズム」の方が『民主と愛国』などの一連の小熊本のルーツが感じられておもしろかったです(この辺は小熊氏もかいておられましたが)。
~~
読後、思ったよりも昔に書かれた論文であることに驚かされました。小熊英二の主張は多少昔に書かれたぐらいでは古さを感じないんですね。最近のニュース、新聞の論調や分析がやっと小熊に追いついてきたのかな?
~~
9.11テロからイラク戦争に突き進んだアメリカは、いまや分裂していない唯一の多民族国家なのだとはっとしました。そして、それを維持する多民族国家のイデオロギーの積み重ねが、民主的であれば軍事的でもある今のアメリカを形作っているということが少し理解できた気がして、私の「民主主義と武装権」について考えたくなりました。~
~~
読後、思ったよりも昔に書かれた論文であることに驚かされました。小熊英二の主張は多少昔に書かれたぐらいでは古さを感じないんですね。最近のニュース、新聞の論調や分析がやっと小熊に追いついてきたのかな?
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9.11テロからイラク戦争に突き進んだアメリカは、いまや分裂していない唯一の多民族国家なのだとはっとしました。そして、それを維持する多民族国家のイデオロギーの積み重ねが、民主的であれば軍事的でもある今のアメリカを形作っているということが少し理解できた気がして、私の「民主主義と武装権」について考えたくなりました。~