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高校生の桐島カヤ子(市川実日子)は、不思議な魅力を持つひとつ年上の同級生・遠藤雅美(小西真奈美)と知り合い、やがて彼女のことを想うようになり、キスまで交わす仲になるが……。
『ピアス』『dead BEAT』などで注目された安藤尋監督が、魚喃キリコの同名コミックを原作に思春期の少女たちのせつない想いを描く青春映画。市川実日子は本作で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞しているが、これには共演の小西真奈美の功績も大きく、両者の等身大のリアルな演技と、ふたりをクールに見据えるキャメラ・アイの確かさに、次第に呑み込まれていくこと必至である。劇中幾度か登場する海の風景も実に印象的だ。タイトルの“blue”の意味も、映画の最後で理解でき、深い感銘を観る者に与えてくれる趣向になっている。(的田也寸志)
レビュー
エグゼクティヴプロデューサー: 横濱豊行 プロデューサー: 宮崎大 製作: 三宅澄二/岡田真澄/石川富康 監督: 安藤尋 原作: 魚喃キリコ 脚本: 本調友香 撮影: 鈴木一博 スチール: 川内倫子 音楽: 大友良英 出演: 市川実日子/小西真奈美/今宿麻美/仲村綾乃/高岡蒼佑/村上淳/河原崎建三/平山葉子/太田綾花/天岸将/吉田朝
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)