似顔絵もそっくりでストーリーも実に面白い。
戦後政治のからくりがよくわかるし、人間臭い政治家の一面が分かって政治を身近に感じることができる。全10冊を通して読むべき大作である。

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歴史劇画 大宰相(1) (講談社+α文庫) 文庫 – 1999/7/19
さいとう・たかをが描く戦後史全10巻! 敗戦、GHQの占領、公職追放……混乱を収拾すべく吉田茂が総理に。このとき、脈々と続く「吉田学校」が始まった。戸川猪佐武の「小説吉田学校」劇画化の傑作!
- 本の長さ534ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/7/19
- ISBN-104062563614
- ISBN-13978-4062563611
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商品の説明
著者について
【さいとう・たかを】
1936年、大阪府出身。1955年、単行本『空気男爵』で漫画家としてデビュー。1960年、(株)さいとう・プロダクションを設立。映画的手法を取り入れた独自の作風によって「劇画」のジャンルを確立した。1976年、『ゴルゴ13』で小学館漫画賞受賞。近著に、『劇画武田信玄』『鬼平犯科帳』『水滸伝』『サバイバル』などがある。日本漫画家協会理事。
【戸川猪佐武】
1923年、神奈川県に生まれる。早稲田大学政治学科卒業。読売新聞社政治部記者を経て、政治評論家として活躍。1983年、死去。『小説吉田学校』は戦後政治を生々しく活写し、ベストセラーとなった。
1936年、大阪府出身。1955年、単行本『空気男爵』で漫画家としてデビュー。1960年、(株)さいとう・プロダクションを設立。映画的手法を取り入れた独自の作風によって「劇画」のジャンルを確立した。1976年、『ゴルゴ13』で小学館漫画賞受賞。近著に、『劇画武田信玄』『鬼平犯科帳』『水滸伝』『サバイバル』などがある。日本漫画家協会理事。
【戸川猪佐武】
1923年、神奈川県に生まれる。早稲田大学政治学科卒業。読売新聞社政治部記者を経て、政治評論家として活躍。1983年、死去。『小説吉田学校』は戦後政治を生々しく活写し、ベストセラーとなった。
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代は、こういった近現代史のようなものは一気に駆け足で授業が進みます。
戦争が終わって、朝鮮戦争があって復興したよー!みたいな。
でも、本当は戦中ぐらいから現代につながる政治史こそが最も学ぶべき歴史だと思います。
その点で、この漫画は非常にわかりやすく解説してくれています。
右寄り左寄りなどは考えずに、単純に歴史が進むなかでどのような政治闘争があったのかを知れます。
吉田茂って名前は知ってるけど何した人なの?とか
未だに生きているあの大物政治家たちが、当時からどのようにのし上がってきたのかも知れます。
特に中曽根康弘(現在100歳)が、吉田茂や佐藤栄作、田中角栄たちと共に名前が出てくるのを見ると
あの人ってこの時代にはもう政治に関わっていたのか!みたいな驚きもあります。
ひたすら続く権力闘争と、総理大臣の職に一度就いたものたちの悪あがきなど
人間の欲深さと、次を狙う男たちの策士ぶりが楽しめる漫画です。
戦争が終わって、朝鮮戦争があって復興したよー!みたいな。
でも、本当は戦中ぐらいから現代につながる政治史こそが最も学ぶべき歴史だと思います。
その点で、この漫画は非常にわかりやすく解説してくれています。
右寄り左寄りなどは考えずに、単純に歴史が進むなかでどのような政治闘争があったのかを知れます。
吉田茂って名前は知ってるけど何した人なの?とか
未だに生きているあの大物政治家たちが、当時からどのようにのし上がってきたのかも知れます。
特に中曽根康弘(現在100歳)が、吉田茂や佐藤栄作、田中角栄たちと共に名前が出てくるのを見ると
あの人ってこの時代にはもう政治に関わっていたのか!みたいな驚きもあります。
ひたすら続く権力闘争と、総理大臣の職に一度就いたものたちの悪あがきなど
人間の欲深さと、次を狙う男たちの策士ぶりが楽しめる漫画です。
2013年3月2日に日本でレビュー済み
自分がとことん弱い日本現代政治史の入門書として長いこと頭の中にあった作品、全10巻買って一気に読んだ。吉田茂から中曽根康弘まで、歴代首相の権力闘争の様相がよく分かる。焦点が政争に当てられているため、歴史的な政策の意義を理解するには不足だが、権力闘争を巡っての野心と人情と嫉妬と怨恨が飛び交う様はよく伝わってくる。
個人的な感想として、国家の首相となる自民党総裁を決めるのに、実力者間の口約束や党内のしきたりなどがこれだけ幅をきかせていたというのは残念(ある程度覚悟はしていたが・・・)。無論この国民不在の批判は、結局は我々国民の政治リテラシーの低さに起因するのだけれど。
党内の権力争いに明け暮れることなく国民に政策を問うことを求めるという意味において、近年で言えば民主党と自民党の政権「交代」「奪還」劇もそれ自体大変意義のあることだと改めて思った。
個人的な感想として、国家の首相となる自民党総裁を決めるのに、実力者間の口約束や党内のしきたりなどがこれだけ幅をきかせていたというのは残念(ある程度覚悟はしていたが・・・)。無論この国民不在の批判は、結局は我々国民の政治リテラシーの低さに起因するのだけれど。
党内の権力争いに明け暮れることなく国民に政策を問うことを求めるという意味において、近年で言えば民主党と自民党の政権「交代」「奪還」劇もそれ自体大変意義のあることだと改めて思った。
2017年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
善い悪い、好き嫌いは別にして政治の真髄が描かれている。いまも昔も変わらないことが良くわかる。これを読んで今の政治を傍観すると、今まで見えてたものより少し奥が見えるようになった気がする。
2004年3月16日に日本でレビュー済み
問題がないとはいえませんが、日本で今の豊かさを享受できるのも吉田茂をはじめとした確固たる信念を持つリーダーがいたおかげかもしれません。本書は、日本現代史の参考書としても優れていると思います。500ページ以上の中に、複雑に絡み合う人間模様と当時の世情を、絵で一気に読み解かせるので、やや頭が混乱しつつも読ませてしまう迫力があります。一巻は、GHQ、政党間の軋轢をやり過ごしつつ、吉田茂のワンマン体制が築かれるまでの話がメインですが、佐藤栄作と池田勇人の確執をはじめ、平行して若かりし田中角栄、中曽根康弘、宮沢喜一などが次第に頭角を現しつつある状況を追っているのも面白いと思いました。
2014年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて落としたので買いなおした。内容はとにかく読んだことない人は一度呼んで欲しい。
政治にちょっとでも興味があれば面白い。三国志の日本政治版という感じで、自民党の政治家は
政治のことよりもいかに権力者にとどまるか、延命するかに尽力をそそいでいたかがよく分かる良書です。
政治にちょっとでも興味があれば面白い。三国志の日本政治版という感じで、自民党の政治家は
政治のことよりもいかに権力者にとどまるか、延命するかに尽力をそそいでいたかがよく分かる良書です。
2014年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後日本がどんな人に動かされたのか、が良くわかる本。シリーズ通しで中学受験、高校受験、大学受験、公務員試験の前に読んでおいた方がいいマンガです。
また、政治に興味があるという人も、一読した方がいいのでは、と思います。政治家の人となりや、なんでこんなことしたんだ?という舞台裏がわかるようになります。あくまで1つの解釈ですけれど。
また、政治に興味があるという人も、一読した方がいいのでは、と思います。政治家の人となりや、なんでこんなことしたんだ?という舞台裏がわかるようになります。あくまで1つの解釈ですけれど。
2016年6月19日に日本でレビュー済み
昭和の戦後政治が、さいとうたかをの劇画で読めるという貴重
かつ圧巻のシリーズ漫画です。
この本の単行本1巻が出た時は、丁度浪人になった年の4月で、
受験科目でもある日本史の戦後史の勉強にもなるなあと思って
買ったのですが、意外と刊行のペースが遅く 最終巻が出た時は
すでに大学3年の終り頃になってました。
それだけの歳月を掛けて完成させることの許されたバブル期の
遺産的な書き下し漫画と言うこともできるでしょう。
見所は、吉田・鳩山・岸・池田・佐藤・田中・大平と変わっていく、
大物政治家たちの生き様を、本物の劇画で読めるという点。
25年以上前の作品ですが、内容が事実なだけに、まったく
古ぼけることはありません。
それと、安倍晋三総理の父上、安倍晋太郎氏もよく登場する
のですが、そのお顔がアシスタントによって、七変化するのも
隠れた見所と言えるでしょう。
今回読み終えたら売ってしまおうと思って読み始めるのですが、
読み終わると もうしばらく取っておこう、となる魅力的な本です。
もし機会があれば、是非。
=
かつ圧巻のシリーズ漫画です。
この本の単行本1巻が出た時は、丁度浪人になった年の4月で、
受験科目でもある日本史の戦後史の勉強にもなるなあと思って
買ったのですが、意外と刊行のペースが遅く 最終巻が出た時は
すでに大学3年の終り頃になってました。
それだけの歳月を掛けて完成させることの許されたバブル期の
遺産的な書き下し漫画と言うこともできるでしょう。
見所は、吉田・鳩山・岸・池田・佐藤・田中・大平と変わっていく、
大物政治家たちの生き様を、本物の劇画で読めるという点。
25年以上前の作品ですが、内容が事実なだけに、まったく
古ぼけることはありません。
それと、安倍晋三総理の父上、安倍晋太郎氏もよく登場する
のですが、そのお顔がアシスタントによって、七変化するのも
隠れた見所と言えるでしょう。
今回読み終えたら売ってしまおうと思って読み始めるのですが、
読み終わると もうしばらく取っておこう、となる魅力的な本です。
もし機会があれば、是非。
=