サッカー戦術の論客が日本代表の在り方、戦い方について自論を展開した注目の作品。
日本サッカーの来し方行く末を明快に整理し可能性を追究するくだりは読み応えがある。
どのポジションに誰を起用するのか、屈強なCBの交代要員の不在などかなり具体的な指摘も。
でも何よりも感銘を受けるのは最終項の世界の大半の国のサッカーに対する在り方の考察。
全ての国のファンが世界一を本気で目指しているのかと言えば否であり、それよりも
自国の是とするスタイルを貫き、たとえ強豪国に敗れようとも世界一の負けっぷりで
胸を張って去っていく姿を良しとする、それもまた世界でのサッカーに対する紛れもない
ひとつのかたちであると。そのゲームにおけるテーマや内容よりも勝つことのみに
(それが強化試合であっても)拘りすぎるきらいがある日本のサッカー報道に一石を投じる指摘
ではなかろうか。生半可な世界ランキングなどよりも、オシム氏が掲げ岡田氏が模索する
日本らしいサッカー、その確立とその戦い振りに期待しよう。それが期待と落胆の繰り返しの
ロングアンドワインディングロードであるとしても、結果はいつかついて来るものと信じて。
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日本サッカー 世界で勝つための戦術論 (青春新書INTELLIGENCE 255) 新書 – 2009/11/3
西部 謙司
(著)
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購入オプションとあわせ買い
日本に足りない“戦術力”や、W杯本番を勝ち抜くための戦略、代表に本当に必要な人材などについて、戦術論の第一人者が余すところなく解説する。「サッカーは好きだけど、どんなポイントを観ればいいのかわからない」、「サッカー談義で負けたくない!」という人に
最適な一冊。
最適な一冊。
- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社青春出版社
- 発売日2009/11/3
- ISBN-104413042557
- ISBN-13978-4413042550
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商品の説明
著者について
1962年9月27日、東京生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商事会社に就職するも3年で退社。サッカー専門誌の編集記者に。95~98年までフランスのパリに在住し、欧州サッカーを堪能。現在はフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍。
登録情報
- 出版社 : 青春出版社 (2009/11/3)
- 発売日 : 2009/11/3
- 言語 : 日本語
- 新書 : 172ページ
- ISBN-10 : 4413042557
- ISBN-13 : 978-4413042550
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,783,771位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 557位青春新書インテリジェンス
- - 38,587位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年12月24日に日本でレビュー済み
日本サッカーの現状を踏まえ、南アで代表が勝ち上がる為の戦術を攻守両面において紹介している。選手を盤上の駒の様に考え、布陣至上主義になっている杉山某の戦術論とは一線を画しピッチ内のプレーを的確に捉えた西部氏の分析は非常に興味深い。
最近はあまり熱心に代表戦を観ていなかったのだが、本書を読んで代表戦において注目すべき点がよく分かったので久し振りに代表への興味が湧いてきた。
また表題は『戦術論』となっているが、戦術論以外にも代表強化の提言や日本サッカーの目指すべき方向性等に言及している。
最近はあまり熱心に代表戦を観ていなかったのだが、本書を読んで代表戦において注目すべき点がよく分かったので久し振りに代表への興味が湧いてきた。
また表題は『戦術論』となっているが、戦術論以外にも代表強化の提言や日本サッカーの目指すべき方向性等に言及している。
2009年11月26日に日本でレビュー済み
戦術論の第一人者であるサッカージャーナリスト西部謙司が
日本サッカーの今を戦術と戦略から説き、世界一になるための
提言を行う。
この本は、ある意味今すぐ読むべき本です。
というのも、現時点の日本代表について書いてあるので、
南アフリカワールドカップ後に読んだって、もう今更って
話になるわけです。闘莉王をFWで使えって言ってみたり、
ボランチの一角には稲本だって言ってみても。
この前の南ア戦で稲本のワンボランチを試したけど、
岡ちゃんも西部さんの意見を聞いたのかなと思ったくらい。
本大会の組み合わせについての妄想も書いてあるので、
やっぱり旬は組み合わせ抽選の12月4日までですね。
ということもあり、まるで月刊誌程度の寿命ですね。
この本。まあ、中身もスポーツ雑誌のコラムに
毛の生えた程度の新書ですけどね。
サッカー観戦前のちょっとした時間つぶしに
最適の本です。
日本サッカーの今を戦術と戦略から説き、世界一になるための
提言を行う。
この本は、ある意味今すぐ読むべき本です。
というのも、現時点の日本代表について書いてあるので、
南アフリカワールドカップ後に読んだって、もう今更って
話になるわけです。闘莉王をFWで使えって言ってみたり、
ボランチの一角には稲本だって言ってみても。
この前の南ア戦で稲本のワンボランチを試したけど、
岡ちゃんも西部さんの意見を聞いたのかなと思ったくらい。
本大会の組み合わせについての妄想も書いてあるので、
やっぱり旬は組み合わせ抽選の12月4日までですね。
ということもあり、まるで月刊誌程度の寿命ですね。
この本。まあ、中身もスポーツ雑誌のコラムに
毛の生えた程度の新書ですけどね。
サッカー観戦前のちょっとした時間つぶしに
最適の本です。
2010年6月15日に日本でレビュー済み
日本はなぜ世界で勝てないのか?この本では世界と戦うための戦術を考える。まず、岡田ジャパンのプレッシングについて言及されている。著者は、その選択は正しいという。しかし、’09年9月のオランダ戦などでは、後半途中までは運動量が落ちず、前線からのプレスがよく効いていたが、運動量が落ちてから3失点してしまった。オランダの選手が試合後に言っていた。「あの(日本の)サッカーを90分続けることは無理だ」と。ではどうすればいいのか。運動量が落ちたら守備方法を変え、中盤で待ち受けてプレッシングをするようにすればいいのだと著者は言う。もちろん、カメルーン戦のように守備的にやることも正しいだろう。
日本にセンターフォワードがいない、という指摘は正しいようだ。フェルナンド・トーレスやドログバなどが典型的なセンターフォワードらしいが、日本にはそれに当たる人材がいないというのである。玉田や大久保などは高さが足りない。従って、日本は実質「ゼロトップ系」なのだという。そこに当てはまる選手としては、本田がいる。三浦カズはブラジルでプレーしていた時はウインガーだった。しかし、日本に戻ってからはFWになり、Jリーグ得点王にも輝いている。カメルーン戦を見ても、今の本田は明らかにセンターFWのほうが向いている。思い切ってFWに転向すれば、日本のエースになれると思うのだが。
この本が書かれた時点では、まだW杯のグループリーグの組み合わせが決まっていなかった。そこで、この書ではスペインなどを仮想敵国として戦略を考えている。それを読むと、著者は現在(2009年11月)の日本のスタイルに肯定的である。この本を読む限り、グループリーグ突破の可能性も十分あると見ているようだ。単なる希望だと思っていたのだが、カメルーンに勝ったことで、ベスト16の可能性は大きくなった。本大会直前になって現実路線へとシステム変更をした岡田監督に拍手を贈りたい。 W杯が始まってしまい、時代遅れになった本ではあるが、ファンに役に立つ情報は十分ある。
日本にセンターフォワードがいない、という指摘は正しいようだ。フェルナンド・トーレスやドログバなどが典型的なセンターフォワードらしいが、日本にはそれに当たる人材がいないというのである。玉田や大久保などは高さが足りない。従って、日本は実質「ゼロトップ系」なのだという。そこに当てはまる選手としては、本田がいる。三浦カズはブラジルでプレーしていた時はウインガーだった。しかし、日本に戻ってからはFWになり、Jリーグ得点王にも輝いている。カメルーン戦を見ても、今の本田は明らかにセンターFWのほうが向いている。思い切ってFWに転向すれば、日本のエースになれると思うのだが。
この本が書かれた時点では、まだW杯のグループリーグの組み合わせが決まっていなかった。そこで、この書ではスペインなどを仮想敵国として戦略を考えている。それを読むと、著者は現在(2009年11月)の日本のスタイルに肯定的である。この本を読む限り、グループリーグ突破の可能性も十分あると見ているようだ。単なる希望だと思っていたのだが、カメルーンに勝ったことで、ベスト16の可能性は大きくなった。本大会直前になって現実路線へとシステム変更をした岡田監督に拍手を贈りたい。 W杯が始まってしまい、時代遅れになった本ではあるが、ファンに役に立つ情報は十分ある。