アキレスと亀 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | 北野 武, ビートたけし, 柳 憂怜, 麻生久美子, 樋口可南子 |
稼働時間 | 2 時間 11 分 |
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メーカーによる説明
アキレスと亀 [DVD] | アキレスと亀 [Blu-ray] | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
78
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5つ星のうち4.1
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価格 | ¥3,002¥3,002 | ¥3,236¥3,236 |
製品仕様 | DVD | Blu-ray |
発売日 | 2009/2/20 | 2017/9/27 |
商品の説明
北野武監督の劇場公開最新作!!
“好きなことを追い続ける大切さ”“支えてくれる人の存在”を描いた、愛と幸福の物語!
夢を追いかける夫婦の物語が、早くもDVDで登場!
スキ、だけど。スキ、だから。
毎回映像特典 劇場予告編、TVCM、北野 武監督インタビュー、メイキング映像など
【ストーリー】
裕福な家に生まれた少年の真知寿(まちす)は“画家になる”夢を持っていた。
しかし突然両親が亡くなり、環境が一変してしまう。ひとりぼっちになった真知寿は、画家になることだけを人生の指針として生きるしかなくなった。
そんな愛に見放された真知寿の前に、ひとりの理解者が現れる。
絵を描くことしか知らない彼の純朴さに心惹かれた幸子である。
やがてふたりは結ばれ、真知寿の夢は夫婦の夢となった。
愛と希望に満たされ、様々なアートに挑戦するふたり。しかし作品は全く評価されない。
ふたりの創作活動は、街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面してしまう・・・・・・。
うまくいかなくても前に進むしかない人生の中で、ふたりが確かに手にしたものは・・・・・・。
【スタッフ】
監督・脚本・編集:北野 武
挿入画:北野 武/音楽:梶浦 由記
撮影:柳島克己/照明:高屋 齋/美術:磯田典宏/録音:堀内戦治/助監督:松川嵩史/編集:太田義則/記録:谷 恵子/音楽効果:柴崎憲治/キャスティング:吉川威史/製作担当:斉藤大和/ライン・プロデューサー:小宮慎二/プロデューサー:森 昌行・吉田多喜男
サウンドトラック:DREAMUSIC
製作:バンダイビジュアル・テレビ朝日・東京テアトル・WOWOW/オフィス北野
配給:東京テアトル/オフィス北野
【キャスト】
ビートたけし/樋口可南子/柳 憂怜/麻生久美子
中尾 彬/伊武雅刀/大杉 漣/筒井真理子/吉岡澪皇(子役)/円城寺あや/徳永えり/大森南朋
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 19 x 13.6 x 1.6 cm; 105 g
- EAN : 4934569634306
- 監督 : 北野 武
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 2 時間 11 分
- 発売日 : 2009/2/20
- 出演 : ビートたけし, 樋口可南子, 柳 憂怜, 麻生久美子
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B001LELICI
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,768位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 126位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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それでも画家になる夢を捨てない真知寿。
最後まで報われないが最後に本当に大切なものに気づいたんだろう
最後の樋口可南子の
はにかんだ様な笑顔に救われる
でも、それで良いのかしら。。。
劇中の絵画は実際に北野武が描いたそうで
それは本当に凄いと思う。
最初から最後まで涙が止まらなくなりました。北野武さんは天才だと思いました。僕は日本の映画はほとんど見ないのですが、この作品は何度も繰り返しみています。なにかとても癒されます。人生は辛いことばかりで苦しいものだと沢山のメッセージがこめられています。絵が好きな人は絶対みたほうがいいです。
「この間のあらくまさんの一家です」
「あれは?」
「おじいさんです」
「おばあさんぢゃないんだ。あれは?」
「お父さんです」
「お母さんぢゃないんだ。あれは?」
「お兄さんです」
「あれは?」
「弟です」
「あれは?」
「お姉さんです」
「あれは?」
「いとこです」
「あれは?」
「はとこです」
それを表現した職人映画。美しく、そして好き。
「映像特典 劇場予告編、TVCM、北野 武監督インタビュー、メイキング映像など」
が含まれていない!?
作品は5つ星ですが。。。
この映画では途中から美術史というモノを
根本からあざける様な印象を受け、
正直北野武の映画の中で初めて嫌悪感というか、拒絶感みたいなものが
自分の心の中に沸き起こりました。
ですが、観ていくうちに、だんだんとその芸術史への侮辱的行為が
心地よくなっていくのを感じました。
「全ての創造は破壊から生まれる。」
この映像作品で北野武は、全ての芸術を否定していきます。
そしてマチス夫婦の取る芸術手段というのが、芸術的狂気に溢れているのですが
失敗の連続で、バカバカしくて、おかしくて、笑ってしまいます。
でも、なぜか、それらの失敗する行為の連続に芸術に一番必要な
純粋さや無謀さを感じずにはいられないのです。
私は自分で内心快感にすら変わってゆく、そのマチス夫婦(を、使っての北野武)の芸術破壊作業を
ワクワクしながら爽快な気持ちで、
クスクスと時には爆笑しながら観ていました。
しかしこの作品にはコメディー要素が存分に含まれているにもかかわらず
終始シリアスな張り詰めた空気があります。
芸術家につき物の、経済的窮迫、世間の不理解、が常時リアルに描かれており
身近な者達の死もあいまって、身体にまとわりつくピアノ線のように
段々とマチス自身を締め付けていきます。
それでもマチスは絵を描くことをやめません。
大切な人を失っても。
愛する、唯一の理解者に去られても。
鑑賞者はこのかたくなに一つの事に没頭しているマチスの生き方に
なにか、自分の心の奥底にある、弱さ、汚さ
そして強さ、純粋さを、再認識させられるような
そんな不思議な気持ちにさせられると思います。
ラストではアキレスが亀に追いつくのですが
この意味、答えというのは、この作品を鑑賞した人達それぞれが
違った感情の帰結に至るものだと思います。
私的には最高のラストシーンでした。
観る者の生き方、価値観を変えるパワーを持った
不思議で素晴らしい作品だと思います。
たけちゃんスゲーな~