前半4割は04年〜05年の、後半6割は00年〜01年当時の批評を掲載しています。
後半の方は以前にかかれてはいますが、今読んでも古さを感じさせません。
むしろそこでの批判が結構当たっているので、先見の明と言えます。
「食っても書け」「立派な強盗に」という文章がなかなか面白いです。
新聞労連での講演内容で、政治家相手に戦うには上品ではダメだと
説いているものですが、講演の後で、入社3年目の女性の記者が
「私立派な強盗になります」と話しかけてきたオチがよかったです。
佐高イズムを「だまされるな」「媚びるな」「束ねられるな」と
解説している魚住昭の文章もなかなかよかったです。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
佐高信の新・筆刀両断 (講談社文庫) 文庫 – 2006/3/15
佐高信
(著)
声高の改革が、まやかしであることが露わになりながら、動かない政局。新旧を問わず、粉飾と偽装と隠蔽にまみれた企業と、その経営トップの無責任体質。表層に目を奪われ、冷静な批判力を発揮できないメディア……。混迷が深まり、国際的な危機も近づく日本に警鐘を鳴らす最新時評集。〈文庫オリジナル〉
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/3/15
- ISBN-104062753448
- ISBN-13978-4062753449
商品の説明
著者について
佐高 信(さたか まこと)
1945年山形県酒田市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て評論家。著書に『逆命利君』『日本官僚白書』『官僚たちの志と死』『こんな日本に誰がした!』『石原莞爾 その虚飾』『日本の権力人脈』(以上、講談社文庫)など多数。
1945年山形県酒田市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て評論家。著書に『逆命利君』『日本官僚白書』『官僚たちの志と死』『こんな日本に誰がした!』『石原莞爾 その虚飾』『日本の権力人脈』(以上、講談社文庫)など多数。
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
3グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年7月17日に日本でレビュー済み
鬼の目にも涙。
「桜にまつわる想い出の手紙」で同じ評者等から言われたそうであるが、佐高氏の「本性」はこんなところにみえる。
いま金曜日に寄せている「人物メモワール」が佐高氏曰く本来の自分だというが、本書ではそのあたりが強調されているような気がする。ちょっと刃が鈍りはじめたかのような気がしたが、講演等で佐高氏の表情(表現)をみていると「それも有りかな」というような気がした。
本当に怒ることができるのは真の優しさを持った人間にしかできないのだ。ということを本書から味わうことができる。
「桜にまつわる想い出の手紙」で同じ評者等から言われたそうであるが、佐高氏の「本性」はこんなところにみえる。
いま金曜日に寄せている「人物メモワール」が佐高氏曰く本来の自分だというが、本書ではそのあたりが強調されているような気がする。ちょっと刃が鈍りはじめたかのような気がしたが、講演等で佐高氏の表情(表現)をみていると「それも有りかな」というような気がした。
本当に怒ることができるのは真の優しさを持った人間にしかできないのだ。ということを本書から味わうことができる。