内容紹介
桂枝雀を知らずして、日本のお笑いは語れない!
日本の落語界にあって、独特なみぶり手ぶりによる芸風と、英語落語というまったく新しい分野を切り開いた桂枝雀。
皆が同じ演目を競い合う古典落語の中にあって、独特の枕、ハイトーンの巻き舌による英単語、大げさに体全身を使ったアクションは、斬新でいて、なおかつ基本に忠実です。
現在テレビなどで活躍中の上方のお笑い芸人の全ての基本が、ここに凝縮されています。
愛宕山
1994年6月2日
『和歌山市民会館小ホール』にて収録
『枝雀落語らいぶ8(TOCZ-5126) 』より
枝雀落語『愛宕山』は、リアリティの一語に尽きます。
枝雀にとりましては、実際に山へ登るが如く格闘技落語でありました。
枝雀は、「『愛宕山』、『八五郎坊主』といったネタは雰囲気で聴かすものです」と語って居ます。
一人酒盛
1995年5月12日
『京都府立文化芸術会館』にて収録
『枝雀落語らいぶ14(TOCZ-5134) 』より
この『一人酒盛』に関していいますと、ほとんど演劇における一人芝居の要素に似ているといえます。
引っ越ししたての男、彼の周りには荷物がいろいろと散らかっている。
「このネタに関しては、何がどこにあるかということを、自分の頭の中にしっかりと絵を描かなければいけない」と枝雀はいいます。
メディア掲載レビューほか
未発表音源や廃盤音源から選りすぐった、枝雀の天才芸を収録したシリーズ。本盤では、旦那のお供で京都・愛宕山に登ることになった幇間のおもしろおかしい仕種などがたっぷりと味わえる。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)