1から4巻まで一気買い、一気読みしました。
どうにも不幸一直線なランサー組、対照的に笑わせつつもほほえましいライダー組。アサシンとともに暗躍し
つつも、次第に遠坂時臣の枠から外れていく空虚なる神父・綺礼。そして、火を噴く切嗣の魔銃コンテンダー。
しかし、この巻の見所は、やはり三人の王たちの問答でしょう。英雄、征服、そして騎士。その名を冠された
王たちの主張は、読み応えがあり、それぞれに納得できるものでした。主張のぶつかり合い、現実世界には眩し
すぎると感じるほどでした。もっとも、セイバー(アーサー王)の主張を否定するライダー(イスカンダル→
アレクサンダー大王のトルコ語読み。イシュケンダルとも)の真意は3巻に明かされますが。
だけど、キャスター組のやってることは…この時点では想定していなかったのかもしれませんが、これを
アニメ化するのは大変じゃないですか?
違う意味で18禁決定だと思いますよ(苦笑)。
それは本の内容とは関係ないので、文句なしの星5つです。