大卒という肩書きで今までは食えたという事実は過去のものだという事を改めて知らしてくれる本です。
この本を読まなくても現実に起こっているので、生き抜く発想法は自分の糧になるとは思います。

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「文系・大卒・30歳以上」がクビになる: 大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書 332) 新書 – 2009/10/1
深田 和範
(著)
- ISBN-10410610332X
- ISBN-13978-4106103322
- 出版社新潮社
- 発売日2009/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ191ページ
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2009/10/1)
- 発売日 : 2009/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 410610332X
- ISBN-13 : 978-4106103322
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,429,947位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,864位新潮新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年10月25日に日本でレビュー済み
この本の読者に拍手喝さいを送りたい。日本の構造的な問題点を人事・雇用・能力開発というミクロ的な視点から本質的にとらえていると思う。なかなかこういう本質論を展開できるものではない。ビジネスマン必携と思う。要は国任せ、企業任せ、社会任せではなく、個の力を強くしていかないと、日本という国自体がますます弱体化して、衰退するという国家論をミクロの視点から語っているのである。これで、喧嘩を売られていると思う読者がいたとしたら、それこそノウハウを他人から教えてもらおいうという甘いホワイトカラーそのものということだ。自分を見つめてみるための本当の良書だと思う。
2010年1月19日に日本でレビュー済み
東証一部上場企業の元人事部長である著者は、自らもホワイトカラーであるとか
「人間を否定しているわけではない」と、一見周到に予防線を張っているつもりのようであるが、
それぞれの立場で懸命に働く人間を癌細胞呼ばわりするのは如何か。
こういう言葉遣いにこそ書き手の品性と見識が現れると思うのだが。
そうやってホワイトカラーを罵倒し続けた上で、
大量失業時代を迎えたホワイトカラーが何をなすべきかという肝心の部分は大したことは書いていない。
「リストラされたくなければ賃下げを甘受せよ」とか言っているが、
この人は経団連の回し者か何かだろうか。
筆者(及びその賛同者)よ、このレヴューを「癌細胞」の遠吠えと嗤わば嗤え。
しかしお生憎様! 評者は「癌細胞」ではなくて「穀潰し」である(笑)
「人間を否定しているわけではない」と、一見周到に予防線を張っているつもりのようであるが、
それぞれの立場で懸命に働く人間を癌細胞呼ばわりするのは如何か。
こういう言葉遣いにこそ書き手の品性と見識が現れると思うのだが。
そうやってホワイトカラーを罵倒し続けた上で、
大量失業時代を迎えたホワイトカラーが何をなすべきかという肝心の部分は大したことは書いていない。
「リストラされたくなければ賃下げを甘受せよ」とか言っているが、
この人は経団連の回し者か何かだろうか。
筆者(及びその賛同者)よ、このレヴューを「癌細胞」の遠吠えと嗤わば嗤え。
しかしお生憎様! 評者は「癌細胞」ではなくて「穀潰し」である(笑)
2015年9月27日に日本でレビュー済み
ホワイトカラー不要本です。
本文では研究開発やコンサルタントのサービス従業員も
批判されるホワイトカラーに含まれると書きながら、
それについては一切言及せず、
主に管理者や事務職のホワイトカラーを批判しています。
1ホワイトカラーの不要さ
2妄想?と思われる体験記
3ぼくのかんがえたりそうのしゃかい
という順番で書かれていました。
著者を見て、会社員なのを確認し
だから理想論で語っているのか、ということがわかりました。
論文用の文章なのか、何用の文章なのかわかりませんが
実践的でなく結論を煙に巻く意味で、
いかにも社会学者的な書き方をされています。
ただ社会学者的な書き方をされているためか
文章構成はある程度しっかりしていて
「備えあれば憂いなし」「数字に執着しすぎるのは問題」
という部分で一部同意はできました。
しかし極端な思い込みの部分があることと、
統計の扱いが雑なところがあること、
対策としての方法が具体的ではないことから
全体的には評価を下げてしまっています。
例えば「会社がホワイトカラーを抱えることはよくない」と書かれていることや
(一部のホワイトカラーを見て全体を見ているし、良し悪しはばらつきがある)
「福祉国家をつくる、環境変化に対応する」といった表現のところがそうです。
ですから一部同意できましたが、全体としては不満が残りました。
よって☆2つとしました。
本文では研究開発やコンサルタントのサービス従業員も
批判されるホワイトカラーに含まれると書きながら、
それについては一切言及せず、
主に管理者や事務職のホワイトカラーを批判しています。
1ホワイトカラーの不要さ
2妄想?と思われる体験記
3ぼくのかんがえたりそうのしゃかい
という順番で書かれていました。
著者を見て、会社員なのを確認し
だから理想論で語っているのか、ということがわかりました。
論文用の文章なのか、何用の文章なのかわかりませんが
実践的でなく結論を煙に巻く意味で、
いかにも社会学者的な書き方をされています。
ただ社会学者的な書き方をされているためか
文章構成はある程度しっかりしていて
「備えあれば憂いなし」「数字に執着しすぎるのは問題」
という部分で一部同意はできました。
しかし極端な思い込みの部分があることと、
統計の扱いが雑なところがあること、
対策としての方法が具体的ではないことから
全体的には評価を下げてしまっています。
例えば「会社がホワイトカラーを抱えることはよくない」と書かれていることや
(一部のホワイトカラーを見て全体を見ているし、良し悪しはばらつきがある)
「福祉国家をつくる、環境変化に対応する」といった表現のところがそうです。
ですから一部同意できましたが、全体としては不満が残りました。
よって☆2つとしました。
2014年10月13日に日本でレビュー済み
「大失業時代の今、“数年以内にホワイトカラーは百万人が首になる”」
著者:深田和範(一橋大学社会学部卒、現在・大手コンサルティング)
発行:2009.10.20
かなり挑発的な本書の題名だけれど、読んだ感想「全然的外れ」。
まぁ社会学者でもない自分が決断を下すのもアレなんだけれど、根拠は薄いし、この題名をでっち上げたかったからの内容にしか読めなかった。
現実的じゃないし、ぶっちゃけ鼻で笑っちゃう内容でした。却下。
ホワイトカラーに関しての本であれば、『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』(2007、光文社、門倉貴史)の方が教訓も含めて数段上でした。
教訓は読む価値がありますが、「ふーん」程度に読むのをお勧めします。
───この際だから、はっきり言ってしまおう。ホワイトカラーは、会社において存在しないほうがよい。(p.56)
2014/10(134/02)★2.7
著者:深田和範(一橋大学社会学部卒、現在・大手コンサルティング)
発行:2009.10.20
かなり挑発的な本書の題名だけれど、読んだ感想「全然的外れ」。
まぁ社会学者でもない自分が決断を下すのもアレなんだけれど、根拠は薄いし、この題名をでっち上げたかったからの内容にしか読めなかった。
現実的じゃないし、ぶっちゃけ鼻で笑っちゃう内容でした。却下。
ホワイトカラーに関しての本であれば、『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』(2007、光文社、門倉貴史)の方が教訓も含めて数段上でした。
教訓は読む価値がありますが、「ふーん」程度に読むのをお勧めします。
───この際だから、はっきり言ってしまおう。ホワイトカラーは、会社において存在しないほうがよい。(p.56)
2014/10(134/02)★2.7
2009年11月16日に日本でレビュー済み
強引に言ってしまえば一種のホラーストーリーです。
しかし、話を展開する上での頷ける分析は数多くあります。「近年、経営に近いホワイトカラーが減って管理・事務を行うホワイトが増えている」、「業績向上に結びつかない仕事に従事するホワイトカラーが増えた」、「リストラにより惰性で続けられていた無駄な業務報告や資料作成が減る」等など。
それゆえ、業績不振の大企業の管理・事務・企画部門からリストラが進む・・・という件は結構、的を得ているように思います。
ホワイトカラーが自分たちは企業にとって必要な人材であると定義し、そこに存在意義や意味を求めるという構図、リストラが進まない理由は当のホワイトカラーが自らのリストラ策を言い出すはずが無いからという構図。うーん、厳しい突っ込みです。
筆者の主張に同意するかどうかは諸兄の判断にお任せするとして、ホワイトカラー(私自身そうなんですが)が、自分の立ち位置や物の考え方を、ふと振り返ってみるのにいいきっかけになる本かもしれません。
しかし、話を展開する上での頷ける分析は数多くあります。「近年、経営に近いホワイトカラーが減って管理・事務を行うホワイトが増えている」、「業績向上に結びつかない仕事に従事するホワイトカラーが増えた」、「リストラにより惰性で続けられていた無駄な業務報告や資料作成が減る」等など。
それゆえ、業績不振の大企業の管理・事務・企画部門からリストラが進む・・・という件は結構、的を得ているように思います。
ホワイトカラーが自分たちは企業にとって必要な人材であると定義し、そこに存在意義や意味を求めるという構図、リストラが進まない理由は当のホワイトカラーが自らのリストラ策を言い出すはずが無いからという構図。うーん、厳しい突っ込みです。
筆者の主張に同意するかどうかは諸兄の判断にお任せするとして、ホワイトカラー(私自身そうなんですが)が、自分の立ち位置や物の考え方を、ふと振り返ってみるのにいいきっかけになる本かもしれません。
2009年11月20日に日本でレビュー済み
組織のフラット化をしたために多くの部長が生まれ、全体を俯瞰できなくなり意思決定が遅れる。成果主義を導入したためにできることしかしなくなる。管理をするために現場に負担をかける情報システムを導入する。管理職が報告書を書くために多大な労力を要する調査を行う。
これらは本書を読む前に私自身が感じていた現状認識ですが、その根底にあるのは、本社のホワイトカラーは「自分達を会社において必要な人材である」ことを「アピールするために、新しい仕事を次々と作り出してきた」という著者の主張の通りだと思います。実際、コンピュータが導入されたのに、20年前と比べて売上は1.5倍、でも本社の人数は3倍になっています。
「できるようになった」「人から感謝された」という達成感や生き甲斐を大切にしなくてはならないということを感じる(感じさせる)ように仕事をしなくてはならないと感じた次第です。
でも経営者には、ホワイトカラーの無駄に気付いて欲しくないのが本音です。なにしろアピールが苦手なまで。
これらは本書を読む前に私自身が感じていた現状認識ですが、その根底にあるのは、本社のホワイトカラーは「自分達を会社において必要な人材である」ことを「アピールするために、新しい仕事を次々と作り出してきた」という著者の主張の通りだと思います。実際、コンピュータが導入されたのに、20年前と比べて売上は1.5倍、でも本社の人数は3倍になっています。
「できるようになった」「人から感謝された」という達成感や生き甲斐を大切にしなくてはならないということを感じる(感じさせる)ように仕事をしなくてはならないと感じた次第です。
でも経営者には、ホワイトカラーの無駄に気付いて欲しくないのが本音です。なにしろアピールが苦手なまで。
2010年6月6日に日本でレビュー済み
本当に必要な仕事をしていないホワイトカラーが増えたから、
日本の労働者の生産性が低いという筆者の主張は理解できる。
本来であれば、ごく少数で十分なはずのホワイトカラーの就業者数が増え、
自らがホワイトカラーであり続けるために、直接利益を持たない
『仕事のための仕事』を作り、忙しさをアピールしている部分もあるだろう。
これはあくまで私見だが、そもそもホワイトカラーの数が多いのは、
簡単に言ってしまえば、ブルーカラーと比べ肉体的なダメージが少ない上に、
高給を取ることが出来るからだ。
それに、世間が『誰にでも出来るような仕事』に高いカネを出さなくなって
しまった今、高卒でも出来るような仕事を、 大卒の自分がわざわざする必要が無い
という意識もあるのではなかろうか。
また、自分の人生が、所謂『派遣切り』に遭った派遣労働者よろしく、
ほんの少数のデシジョンメーカーによって翻弄され、 モノみたいに扱われるくらいなら、
何が何でも、デシジョンメーカーの側につきたいと思うのが本心だろう。
筆者は、介護職等、社会的に需要が大きい職種へシフトすることにより、
余剰ホワイトカラーの労働力を吸収させるべきという意見を展開させており、
また、ホワイトカラーの賃金が下がり、介護職等の賃金が上昇するだろうとしているが、
仮にいずれそうなるにしても、真っ先に『人柱』になろうとする人が
いるのかどうかは疑問。
しかし、リストラされてからあたふたするのではなく、今のうちから自分が
本当にやりたいことが何かを考え、少しずつ行動に移すべきという意見には同意。
日本の労働者の生産性が低いという筆者の主張は理解できる。
本来であれば、ごく少数で十分なはずのホワイトカラーの就業者数が増え、
自らがホワイトカラーであり続けるために、直接利益を持たない
『仕事のための仕事』を作り、忙しさをアピールしている部分もあるだろう。
これはあくまで私見だが、そもそもホワイトカラーの数が多いのは、
簡単に言ってしまえば、ブルーカラーと比べ肉体的なダメージが少ない上に、
高給を取ることが出来るからだ。
それに、世間が『誰にでも出来るような仕事』に高いカネを出さなくなって
しまった今、高卒でも出来るような仕事を、 大卒の自分がわざわざする必要が無い
という意識もあるのではなかろうか。
また、自分の人生が、所謂『派遣切り』に遭った派遣労働者よろしく、
ほんの少数のデシジョンメーカーによって翻弄され、 モノみたいに扱われるくらいなら、
何が何でも、デシジョンメーカーの側につきたいと思うのが本心だろう。
筆者は、介護職等、社会的に需要が大きい職種へシフトすることにより、
余剰ホワイトカラーの労働力を吸収させるべきという意見を展開させており、
また、ホワイトカラーの賃金が下がり、介護職等の賃金が上昇するだろうとしているが、
仮にいずれそうなるにしても、真っ先に『人柱』になろうとする人が
いるのかどうかは疑問。
しかし、リストラされてからあたふたするのではなく、今のうちから自分が
本当にやりたいことが何かを考え、少しずつ行動に移すべきという意見には同意。