"世界には名前などない。山や山脈や沙漠の名前は地図上にあるだけだ。われわれは迷子にならないようにとそれらに名前をつける。しかしわれわれが名前をつくったこと自体すでに迷子になっているからだ。世界は迷子になることがない。迷子になるのはわれわれ人間だ。そして名前をつくりそれを世界に当てはめるのがわれわれ自身である以上それらの名前がわれわれを救うことはあり得ない。名前がわれわれにもう一度道を見つけてくれることはあり得ない。"
作中でいちばんゾッときた一節です。この哲学的な重みが心に染み渡ります。
狼を解放するために果たした惨劇から始まって終わりまで続く冷たい負の空気と、厳かでズシリと質量を持った精神性が見事な化学反応を起こして読む者の心に確実な何かを刻みつけます。
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越境 (ハヤカワepi文庫 マ 1-2) 文庫 – 2009/9/10
コーマック・マッカーシー
(著),
黒原敏行
(翻訳)
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- 本の長さ675ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2009/9/10
- 寸法10.5 x 2.6 x 15 cm
- ISBN-104151200568
- ISBN-13978-4151200564
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2009/9/10)
- 発売日 : 2009/9/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 675ページ
- ISBN-10 : 4151200568
- ISBN-13 : 978-4151200564
- 寸法 : 10.5 x 2.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 94,811位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 35位ハヤカワepi文庫
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2008年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうやっても手に入りそうもないので、杉並区立高円寺図書館で借りて読んだ。ちょっと時間がかかり、2週間を越えてしまい申し訳ありませんでした。しかし、このような素晴らしい本が、おそらくコーマック・マッカーシーの国境三部作の中でも最も感動を与える作品であると思えるこの本が一般に手に入らないというのは、間違っている。心の底から再版を希望します。
2016年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とは言っても気軽に人に勧められない
内容的に需要があるとは思うがカタい
内容的に需要があるとは思うがカタい
2014年3月9日に日本でレビュー済み
「馬」より長く話は飛ぶが、より核心に迫る無駄なきボリューム。
2011年1月16日に日本でレビュー済み
とにかく物凄い。
主人公の哀しい人生を
数々の死で表現する。
主人公、ビリー・パーハムは国境を越えることで
人生を知る。
世界を
詩と哲学で表現している傑作。
主人公の哀しい人生を
数々の死で表現する。
主人公、ビリー・パーハムは国境を越えることで
人生を知る。
世界を
詩と哲学で表現している傑作。
2009年9月22日に日本でレビュー済み
ずっと、読みたくて探していたんだけど、文庫化されたので、すぐに読み始めたが、分厚い小説にも関わらず、あっという間に読み終えてしまった。
『すべての美しい馬』同様、アメリカの荒野を描く小説。
最初の章の主人公の少年と牝狼との関わりは、今まで読んだどの小説の動物が出てくるシーンよりも美しい。
さらに、主人公が、メキシコとの国境を超えるたびに出会う人々との会話はマッカーシーらしい世界観、宇宙観が色濃く出ていて、とても読みごたえがある。
乾いた筆致で描くメキシコの荒野で主人公が経験する様々な出来事は、ある種の宗教的な受難の様相を呈し、作者がそこに込めた思いを強く感じる。
平原三部作と言われる残りの一作、『平原の町』も読みたいんだけど、なかなか入手できない。これも文庫化されないかなぁ。
『すべての美しい馬』同様、アメリカの荒野を描く小説。
最初の章の主人公の少年と牝狼との関わりは、今まで読んだどの小説の動物が出てくるシーンよりも美しい。
さらに、主人公が、メキシコとの国境を超えるたびに出会う人々との会話はマッカーシーらしい世界観、宇宙観が色濃く出ていて、とても読みごたえがある。
乾いた筆致で描くメキシコの荒野で主人公が経験する様々な出来事は、ある種の宗教的な受難の様相を呈し、作者がそこに込めた思いを強く感じる。
平原三部作と言われる残りの一作、『平原の町』も読みたいんだけど、なかなか入手できない。これも文庫化されないかなぁ。
2010年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語りは1940年代のメキシコ国境にほど近いアメリカ。
罠にかかったメキシコから侵入してきたとおもわれる狼をメキシコ側に返そうと馬に跨り、「越境」するビリー少年。
家に帰ると家はもぬけの殻。弟のボイドを残し、家族は惨殺、馬を盗まれたと知る。
再び馬とともに流浪の旅にでるビリー…。
これは一少年の流浪の旅の物語りである。
孤独な存在にからめていかようにも解釈、深読みができそうだが、正直、狼との越境の話しの部分、前半1/3で止めておけば佳作な短編小説になっていたはず。
後半の物語りの存在が、わからない。長くて退屈。
さまざまな出会い、出来事が挿入されているが、それらがどのようにつながり、物語のカギとなっているかも不明。
久しぶりに退屈な小説だった。
罠にかかったメキシコから侵入してきたとおもわれる狼をメキシコ側に返そうと馬に跨り、「越境」するビリー少年。
家に帰ると家はもぬけの殻。弟のボイドを残し、家族は惨殺、馬を盗まれたと知る。
再び馬とともに流浪の旅にでるビリー…。
これは一少年の流浪の旅の物語りである。
孤独な存在にからめていかようにも解釈、深読みができそうだが、正直、狼との越境の話しの部分、前半1/3で止めておけば佳作な短編小説になっていたはず。
後半の物語りの存在が、わからない。長くて退屈。
さまざまな出会い、出来事が挿入されているが、それらがどのようにつながり、物語のカギとなっているかも不明。
久しぶりに退屈な小説だった。
2017年7月30日に日本でレビュー済み
他のコーマック・マッカーシーの作品にくらべるとおとなしめの感じがします。
前半の展開なら後半は親を殺したインデァアンを探し出して復讐するほうが物語としておもしろいしコーマック・マッカーシー的だと思います。
前半の展開なら後半は親を殺したインデァアンを探し出して復讐するほうが物語としておもしろいしコーマック・マッカーシー的だと思います。