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都市伝説セピア (文春文庫 し 43-1) 文庫 – 2006/4/7

4.0 5つ星のうち4.0 66個の評価

自ら“都市伝説”の主人公になろうとする狂気を描く「フクロウ男」、友人を失った少年が時間を巻き戻そうとする「昨日公園」など5篇
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2006/4/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/4/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 291ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167712016
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167712013
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 66個の評価

著者について

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朱川 湊人
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1963年大阪府生まれ。2002年に「フクロウ男」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。03年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。05年には『花まんま』で直木賞を受賞する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 銀河に口笛 (ISBN-13: 978-4022506993)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
66グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年4月29日に日本でレビュー済み
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世にも奇妙な物語で映像化された昨日公園のお話が好きで購入しました。
読んでみると、映像で観るのと違った感覚を味わう事が出来ました。
また、本書は短編小説で他にも幾つかお話が載っています。昨日公園だけでなく、フクロウ男のお話が面白く、とても刺激を受けました。
世にも奇妙な物語が好きな方は、結構嵌まると思います。
短編なので、文字を沢山追うのが苦手という方にもオススメです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月3日に日本でレビュー済み
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朱川センセイのファンの母が文庫を楽しみにしています。

中毒性すらあるのかもwww
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年9月10日に日本でレビュー済み
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絶版になっているらしく、やっと見つけたので購入しました。
丁寧に梱包されており、購入者宛のメッセージも同封されておりました。
丁寧な対応に本を読む前から心が温まりました。また機会がありましたらぜひ利用したいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年5月1日に日本でレビュー済み
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ノスタルジックな雰囲気は味わえますが、パターンが似ているので、読んでいるうちに終わりが読めてしまう人も多いと思います。
2015年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このはなし、気に入った。
同じこと何回繰り返すんだ。
もう終わりにしないと、疲れて倒れちゃうよ。
などと思いながら読んだ。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年6月28日に日本でレビュー済み
「昨日公園」を読みたくて購入。結末は知っていたが、読んでよかった。むしろ、もっと早く読むべきだった。作者はこの先は考えていないんだろうが、結局、主人公は「いつ、どんなふうに」? 気になる。

常識的に考えれば、公園から自宅までは翔一と一緒に帰っただろうから、そこでとは思えないんだが……。翔一の行動からもしかして帰路で? って気もするし。地方の単身赴任先へ向かう途中での出来事なのかな? 作者もマチの死因をガス事故(一応、理由が設定してあるが、無理がある気がするぞ!)とかに設定するからな。本当に主人公の身に何が起こったのか。

それに、主人公は「昨日公園」の特性、自分の経験から自分の身に降りかかる災難は最初から知っているはずなので、翔一があそこまで疲弊するのに違和感がある(絶対に早い段階で気がつくはず)のだが、細かいことは言っちゃいけない。とにかく、余韻が素晴らしい。

しかし、主人公もまだ40代半ばで小学生の息子がいるのに、悲しいね。この先、どうなるんだろう。
2020年5月4日に日本でレビュー済み
五編からなるホラー短編集。ホラーと言ってもおどろおどろしさ一律なものでなく様々なテイストの「都市伝説」が味わえる短編集。

「アイスマン」
心を病み高校を中退した少年が、夏祭りの神社の境内で10歳ほどの可愛い少女に魅せられ誘われて行った見世物バスで目にした「河童の氷漬」。一目見て偽物と分かったが人間の子どものようなリアルな小さな手が気になった。後年、大手印刷会社のサラリーマンとなった主人公がある夕、荒川土手に見世物バスを発見し「河童の氷漬」に再会する。それには「メス」と表示され胸には小さな膨らみがあった。主人公は25年前の少女との約束を守るため「河童の氷漬」をもらい受け、印刷会社を退職し倉庫会社の冷凍庫の管理人となり少女の永遠の守護者となる。ちょっとマニアックで薄気味悪くも切ない味わいの短編。

「昨日公園」
放課後の公園で共有財産のゴムボールで親友とキャッチボールをして遊んだ少年。夕食時に親友「マチ」が自転車に乗って自宅へ帰る途中、タクシーに撥ねられて死んだとの悲報が入る。少年は「マチ」を偲んで翌日同じ時間に公園に出かけると不思議なことに昨日のキャッチボール場面が再現される。少年は「マチ」を死なせないため今度は自宅まで送るが、「マチ」はお使いにでかけダンプカーに轢かれてしまう。三度目、四度目とタイムスリップは繰り返されるが、少年の努力は叶えられず火事、ガス爆発と「マチ」はより酷い死にざまで死んでしまう。少年時代の友情をタイムスリップのSF仕掛けでたっぷりしみじみ描いた作品。

「フクロウ男」
江戸川乱歩の小説の愛好者の主人公。「口裂け女」、「赤マント」等に続く新たな「都市伝説」を作るべく、それも単なる伝説でなく自分が主人公となる「フクロウ男」なる都市伝説をと積極的に演出かつ実演。遂に「フクロウ男」その物に化し母子惨殺劇まで起こす。この主人公が身を隠すアルバイト先のコンビニで親しくなった友人への手紙で真相を告白する形式で小説は展開するが、このフクロウ男が最後に告白する意外な事実とは? 最後のミステリー風の肩透かしには「ヤラレタ」と唖然として笑ってしまいましたが。どこかファンタジックな味わいもある作品。

「死者恋」
若くして雪山で頸動脈を切って睡眠薬自殺した画家に恋してしまった二人の女性。当事者の一人で死体のみを描くと言う老画家が彼女を訪れて来た女性フリーライターに恋敵の異常さをこれでもかと披露する。やがてウイスキー入りの玉葱の茶色の薄皮で作った紅茶だと言って飲まされていたフリーライターに異変が生じ硬直状態になる。そのとき老画家はニヤッと笑う。
最後のどんでん返しが印象的。上品な猫が化け猫になるって感じでしょうか。乳房を墓石にこすりつけるなどちょっとおどろおどろしい場面もあるオカルト味の短編。

「月の石」
障害者の家族持ちの課員をリストラの対象として名簿に載せたことに後悔の念を持つ課長。毎朝の通勤電車から目にするマンションの窓に佇む社員の幻影を見る。やがて田舎の独り暮らしのままに病死させてしまった母親が社員に入れ替わって現れる。
ある朝、主人公は思い切ってそのマンションの部屋を訪ねる。そこで目にしたものはーーーー
題名は主人公が子ども時代に家族で出かけた大阪万博で月の石を陳列するアメリカ館の入り口に殺到した時の母親の思いがけない「走り」に驚嘆したエピソードから来ているんですね。
不治の病で入院中の妻を抱えてもいる主人公の心の揺れを母親と言う郷愁感そのものを交え豊かに描いたしみじみした作品。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朱川さんは、ノスタルジーをからめたホラーの名手です。

『花まんま』もそうですが、作者と同世代の、30〜40代の読者は、思わず、そういう時があった、とうなづきながら、読み進めます。かくいう私も同世代です。

逆に、万博、仮面ライダー、口裂け女など、同時代体験がない読者だと、その雰囲気が今一つぴんと来ないかもしれませんが。

5つの作品に順位をつけると、

1 昨日公園(ほのぼのホラー系)

2 月の石(ほのぼのホラー系)

3 フクロウ男(スプラッタホラー系)

4 死者恋(純ホラー系)

5 アイスマン(純ホラー系)
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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