JCOが出来た背景、伏線についても触れている。この事故は偶然の事故ではなく、起こるべくして起きたのではないかという印象だ。JCOだけの問題ではなさそう。
しかし、安全管理の問題もあるが、こんな危険なものを扱う工場が住宅地の真ん中にあるというのも、正直驚いた
この本の内容は正直言って技術的な話が多く、あまり理解できなかった。原子力に関わる人でないと、概要は読みこなせないかもしれない
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臨海事故 隠されてきた深層: 揺らぐ「国策」を問いなおす (岩波ブックレット NO. 632) 単行本 – 2004/9/7
原子力資料情報室
(著)
- 本の長さ63ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2004/9/7
- ISBN-104000093320
- ISBN-13978-4000093323
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2004/9/7)
- 発売日 : 2004/9/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 63ページ
- ISBN-10 : 4000093320
- ISBN-13 : 978-4000093323
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,593,986位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 239位核・原発問題
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年8月2日に日本でレビュー済み
全般的に反対派(原発そのものの)の立場で述べられていて、原発に対して否定的な印象を受ける。「自分が反対派だから」とかの問題ではなく、原発について真剣に勉強したい人全てに、絶対にオススメできない本。
原発事故に関する書籍としても低ランクだと思うし、他社書籍の参考文献として殆ど使用されないのも納得できる。
原発事故に関する書籍としても低ランクだと思うし、他社書籍の参考文献として殆ど使用されないのも納得できる。
2011年4月18日に日本でレビュー済み
今日、ドイツのメルケル政権が原発全廃に大きく舵を切った。イタリアは「地震国だから」と全ての原発をとっくの昔に止めている。 賢い国、賢い人びとはもはや原発などやらない。
2015年9月30日に日本でレビュー済み
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科学技術庁(当時。旧科技庁)は、「200ミリシーベルト以下なら影響ない」と言って、住民を説得にかかりました。しかしこの数字は必ずしも根拠のあるものではありません。中性子による被曝は、これよりはるかに低い線量でも慎重に対応しなければなりません。
臨界事故は、原子力開発初期には多発しましたが、20世紀も末になってから起きたこの事故は世界の注目を浴びました。多くの周辺住民が被曝するような事態は異例です。臨界の規模も小さくありませんでした。日本の原子力事業の底の浅い実態を世界に知らしめたともいえます。
(本書9ページ)
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1999年9月30日、茨城県東海村の株式会社JCO敷地内で起きた臨界事故は、世界を震撼させる大事故でした。この事故の結果、複数の作業員が急性放射線障害で命を落とし、多くの住民が被曝した事の意味は余りにも重大です。
この本は、その東海村臨界事故を総括したブックレットですが、極めて分かりやすい言葉で書かれた良書です。例えば、これをお読み下さい。
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事故当時の午後2時から開かれた原子力安全委員会(以下、安全委員会)の会議では、「臨界は最初だけで終わった」という理解が支配的でした。しかし、実際には臨界が続いていました。現場に放射能測定器、とくに中性子線測定器があれば、臨界の継続を確認するのはたやすいことです。情報がなかったために国の対応が遅れてしまったのです。
東海村の村上達也村長は、国の指示をまたず、自主的な判断で、周辺住民への避難要請をはじめました。国の対応が遅れるなか、地元自治体の判断によって避難が進められたことは、原子力災害についての教訓を残すものでしょう。
(本書8ページ)
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福島第一原発事故(2011年3且11日)の後、この本を読むと、1999年のこの臨界事故から、日本の原子力産業は何を学んで居たのか?と思はずに居られません。
今こそ、この本が読まれるべき時であると思ひます。
(西岡昌紀・内科医/東海村臨界事故から16年目の夜に)
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科学技術庁(当時。旧科技庁)は、「200ミリシーベルト以下なら影響ない」と言って、住民を説得にかかりました。しかしこの数字は必ずしも根拠のあるものではありません。中性子による被曝は、これよりはるかに低い線量でも慎重に対応しなければなりません。
臨界事故は、原子力開発初期には多発しましたが、20世紀も末になってから起きたこの事故は世界の注目を浴びました。多くの周辺住民が被曝するような事態は異例です。臨界の規模も小さくありませんでした。日本の原子力事業の底の浅い実態を世界に知らしめたともいえます。
(本書9ページ)
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1999年9月30日、茨城県東海村の株式会社JCO敷地内で起きた臨界事故は、世界を震撼させる大事故でした。この事故の結果、複数の作業員が急性放射線障害で命を落とし、多くの住民が被曝した事の意味は余りにも重大です。
この本は、その東海村臨界事故を総括したブックレットですが、極めて分かりやすい言葉で書かれた良書です。例えば、これをお読み下さい。
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事故当時の午後2時から開かれた原子力安全委員会(以下、安全委員会)の会議では、「臨界は最初だけで終わった」という理解が支配的でした。しかし、実際には臨界が続いていました。現場に放射能測定器、とくに中性子線測定器があれば、臨界の継続を確認するのはたやすいことです。情報がなかったために国の対応が遅れてしまったのです。
東海村の村上達也村長は、国の指示をまたず、自主的な判断で、周辺住民への避難要請をはじめました。国の対応が遅れるなか、地元自治体の判断によって避難が進められたことは、原子力災害についての教訓を残すものでしょう。
(本書8ページ)
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福島第一原発事故(2011年3且11日)の後、この本を読むと、1999年のこの臨界事故から、日本の原子力産業は何を学んで居たのか?と思はずに居られません。
今こそ、この本が読まれるべき時であると思ひます。
(西岡昌紀・内科医/東海村臨界事故から16年目の夜に)
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