前半の体験記から、著者が猫好きだということはとても伝わってくる。
愛すべき猫好き。猫ってかわいいねー。
但し、本書は「品格」という流行りことばを自分の好きな「猫」と組合わせただけの安直な一冊。
軽めの文章はまさにブログ的だし、内容もその程度の雑文なので、
「品格」の部分に期待すると肩透かしにあうが、内容が薄い分あっという間に読める。
しかし、最終章の「猫の品格と人の品格」はいただけない。
品格の定義が著者の勝手な思い込みだけなので、読んでいて苦痛。
おそらく、このレヴューにたどり着く人は、(自分もそうなのだが)きっと猫好きが多いと思う。
だから本書の内容が薄っぺらでもそんなに嫌いにはなれないはず。
新品:
¥814¥814 税込
お届け日 (配送料: ¥460
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3月30日 - 4月2日
発送元: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店 販売者: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店
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猫の品格 (文春新書 695) 新書 – 2009/4/20
青木 るえか
(著)
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購入オプションとあわせ買い
世の中には素晴らしい猫もいる。しかし、自分のうちの猫はどうだ。猫は、自分に似た飼い主のもとにやってくる。共感と爆笑の猫論
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/4/20
- ISBN-104166606956
- ISBN-13978-4166606955
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/4/20)
- 発売日 : 2009/4/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 213ページ
- ISBN-10 : 4166606956
- ISBN-13 : 978-4166606955
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,280,733位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,748位文春新書
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
偏見に満ちた気持ちの悪い本でした。
ネットで買ってしまったので、後悔してます。
店頭で見たなら絶対買わなかった。
文体も気持ち悪い
小見出しに「品格を論じることが品格に欠ける」とあるが、
それだけはその通り、作者の品格を疑います。
ネットで買ってしまったので、後悔してます。
店頭で見たなら絶対買わなかった。
文体も気持ち悪い
小見出しに「品格を論じることが品格に欠ける」とあるが、
それだけはその通り、作者の品格を疑います。
2010年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「品格ブームに弱々しく異議を唱える」という帯のキャッチが効いています。
中身というと、どうでもいい内容、例えば…
・毎晩二時間毎に老猫のヨダレで起こされる可哀想な夫
・二十万円掛けて手術しても老猫の歯周病が治らなかった
・患畜が顔まで似てしまうという名獣医
・各種映画文学作品類の猫の猫らしさに基づく評価
などというネタがだらだらと書いてあります。出てくる猫写真は、話題になっている二匹の現役飼い猫なんでしょうね。
くだらない内容なのについつい何度も読んでしまうのは、「猫なんて仕方なく飼うもので、格好いいことでも美しいことでもない」んだっていう著者の立場がしっかりしているからでしょう(野沢延行さんの『ネコと暮らせば―下町獣医の育猫手帳』ではこれを「縁に因って猫を飼う」と言っています)。猫がいると、一緒にいる人間の根っこのところが出てくるんですね。猫と暮らすのは日常そのものなんですから。
中身というと、どうでもいい内容、例えば…
・毎晩二時間毎に老猫のヨダレで起こされる可哀想な夫
・二十万円掛けて手術しても老猫の歯周病が治らなかった
・患畜が顔まで似てしまうという名獣医
・各種映画文学作品類の猫の猫らしさに基づく評価
などというネタがだらだらと書いてあります。出てくる猫写真は、話題になっている二匹の現役飼い猫なんでしょうね。
くだらない内容なのについつい何度も読んでしまうのは、「猫なんて仕方なく飼うもので、格好いいことでも美しいことでもない」んだっていう著者の立場がしっかりしているからでしょう(野沢延行さんの『ネコと暮らせば―下町獣医の育猫手帳』ではこれを「縁に因って猫を飼う」と言っています)。猫がいると、一緒にいる人間の根っこのところが出てくるんですね。猫と暮らすのは日常そのものなんですから。
2015年9月25日に日本でレビュー済み
第1章が「猫好きを信用するな」である。「猫が好きな自分が好き」というような人を笑っている。
タイトルにつられてこの本を買ってしまったフツーの猫好きは、金返せというかもしれない。
犬については『ハラスのいた日々』 (中野孝次・文春文庫)という感動的な名エッセイがある。飼い主と犬との情愛の交歓。心にしみる日常があり、はらはらどきどきのドラマがある。
『猫の品格』は、その対極にある本だ。
飼い主と猫との情愛の交歓などまったく無い。心にしみる日常どころか、ボケがはじまった猫のよだれで起こされる。はらはらどきどきのドラマもなく、ただ「寝に寝ている」猫たち。
話題のマンガ『くるねこ』のような、飼い主から猫たちへの無私の博愛もない。
しょうがなく同居することになった猫たちとのしょうもない日常。
しょうがなく結婚することになった夫とのしょうもない日常を書いてきた青木にふさわしい。天下一品のムダ話だ。
笑ったのは「猫偏差値」。
青木が飼った7匹の猫を、最低47、最高61の偏差値であらわす、その発想に笑わされる。
あたり猫とスカ猫があり、それは飼ってみなければ分からない。7匹飼ってあたりはわずか1匹。
文章に書いてはいないが、きっと人間の子どものあたりとカスの割合だって似たようなものでしょ、と青木は言いたいのだ。
なにしろ青木は、「これからの世界を担う子供たちに『世間なんてユルユルだからテキトーに生きていけばいいよ』と強く訴えたい」(週刊朝日連載新書の小径2012.3.23)と力強く語るような物書きなのだ。
「人生テキトー」、確固たる人生観だ。
タイトルにつられてこの本を買ってしまったフツーの猫好きは、金返せというかもしれない。
犬については『ハラスのいた日々』 (中野孝次・文春文庫)という感動的な名エッセイがある。飼い主と犬との情愛の交歓。心にしみる日常があり、はらはらどきどきのドラマがある。
『猫の品格』は、その対極にある本だ。
飼い主と猫との情愛の交歓などまったく無い。心にしみる日常どころか、ボケがはじまった猫のよだれで起こされる。はらはらどきどきのドラマもなく、ただ「寝に寝ている」猫たち。
話題のマンガ『くるねこ』のような、飼い主から猫たちへの無私の博愛もない。
しょうがなく同居することになった猫たちとのしょうもない日常。
しょうがなく結婚することになった夫とのしょうもない日常を書いてきた青木にふさわしい。天下一品のムダ話だ。
笑ったのは「猫偏差値」。
青木が飼った7匹の猫を、最低47、最高61の偏差値であらわす、その発想に笑わされる。
あたり猫とスカ猫があり、それは飼ってみなければ分からない。7匹飼ってあたりはわずか1匹。
文章に書いてはいないが、きっと人間の子どものあたりとカスの割合だって似たようなものでしょ、と青木は言いたいのだ。
なにしろ青木は、「これからの世界を担う子供たちに『世間なんてユルユルだからテキトーに生きていけばいいよ』と強く訴えたい」(週刊朝日連載新書の小径2012.3.23)と力強く語るような物書きなのだ。
「人生テキトー」、確固たる人生観だ。
2009年6月8日に日本でレビュー済み
猫を本当に愛するとどうなるかということを、猫盲信者の立場でありながらここまで客観的に述べた本を未だかつて見たことがない。その意味で、本書は画期的だと思う。
「口から棒出した20歳の猫」を冷静に描写している。これはもう、(人間の)死生観の領域に達している。自然体で書かれていることが素晴らしい。しみじみ感動できる。
ただ、アブサンと村松友視(の関係)についても触れてほしかった。きっと、青木るえかは彼らのことを全く評価していないんだろう、と善意で解釈しているが、ひょっとしたら彼女の視野は多少狭いのかも知れない。まあ、別に全方位外交してくれなくても構わないし、していないことこそが、自然体なのかも知れないが。
なお、「品格について云々すること自身が品格がない」という記述は全く同感。
ただし、「だから結局何が言いたいの?」と思ってしまう。猫好きの暇つぶし、を超えない本。まあ、それで十分、なんですけどね。
(と言いながら、実は、犬派の人に読んでもらって感想をお伺いしたいと思っているのですが)。
「口から棒出した20歳の猫」を冷静に描写している。これはもう、(人間の)死生観の領域に達している。自然体で書かれていることが素晴らしい。しみじみ感動できる。
ただ、アブサンと村松友視(の関係)についても触れてほしかった。きっと、青木るえかは彼らのことを全く評価していないんだろう、と善意で解釈しているが、ひょっとしたら彼女の視野は多少狭いのかも知れない。まあ、別に全方位外交してくれなくても構わないし、していないことこそが、自然体なのかも知れないが。
なお、「品格について云々すること自身が品格がない」という記述は全く同感。
ただし、「だから結局何が言いたいの?」と思ってしまう。猫好きの暇つぶし、を超えない本。まあ、それで十分、なんですけどね。
(と言いながら、実は、犬派の人に読んでもらって感想をお伺いしたいと思っているのですが)。
2012年11月9日に日本でレビュー済み
ホームレスと思われる人の横にいる猫の描写で、「ホームレスの方なのか、三匹の猫をケージに入れて、何するでもなくしゃがんでいらっしゃった。」とあるがことさらていねいに書く必要があるのか、違和感を感じる。文章は単調で、面白みがない。猫相手では、いつもの人間に対する鋭い舌鋒が発揮できなかったのか。
何かに媚びるようでは、青木さんらしくない。
何かに媚びるようでは、青木さんらしくない。
2012年12月1日に日本でレビュー済み
猫が好き→猫まみれ→底なし沼的に猫に生活を浸食されていく…ぬる〜い生活に。猫をほぼ絶え間なく飼っていて、一時はプチ猫屋敷状態にもなった家に生まれ育った自分には身につまされ、腑に落ちる部分が多い本でした。
猫本というだけで購入して、しばらくほったらかしにしてあったこの本を先日電車の中で読んでいて爆笑しそうになって一時閉じたほどです。特に「あたり猫とスカ猫」はホントそのとおりという感じです。
私などは猫に取り憑かれている上に性格がダラしないから特に猫に関しては今現在の空気を読み切れず甘えて後々のこともよくよく考えずに猫にまみれてしまうわけですが、まぁ悪いことばかりでもなく、人間同士の諍いやグチを聞くにつけ内心(猫飼ってみなさいよ〜。言葉も充分わかんないし、朝は顔に臭いヨダレ付けられたまま目覚めることに比べたらどうよ?)と、そういうイライラとは無縁です。猫好きにはキレイなカワイイ系の猫本とはまた違う魅力のある本だと思います。猫にまみれたことのない方にはなんだかよくわからない本なのかもしれません。
猫本というだけで購入して、しばらくほったらかしにしてあったこの本を先日電車の中で読んでいて爆笑しそうになって一時閉じたほどです。特に「あたり猫とスカ猫」はホントそのとおりという感じです。
私などは猫に取り憑かれている上に性格がダラしないから特に猫に関しては今現在の空気を読み切れず甘えて後々のこともよくよく考えずに猫にまみれてしまうわけですが、まぁ悪いことばかりでもなく、人間同士の諍いやグチを聞くにつけ内心(猫飼ってみなさいよ〜。言葉も充分わかんないし、朝は顔に臭いヨダレ付けられたまま目覚めることに比べたらどうよ?)と、そういうイライラとは無縁です。猫好きにはキレイなカワイイ系の猫本とはまた違う魅力のある本だと思います。猫にまみれたことのない方にはなんだかよくわからない本なのかもしれません。
2009年12月13日に日本でレビュー済み
青木るえかの文章はなかなか面白かったりするので新刊が出たと聞いてすぐ読みましたが、やはり猫というものはタダモノではない、人間相手だと舌鋒鋭い(?)るえか氏も本著ではイマイチでした。
「女の品格」がバカ売れしたのでそれにあやかってこのタイトルにした、というのは見え見え、バレバレなのですが、そこはなんとかツジツマを合わせる為、最後の方で「猫の品格は……云々」なんて書いてましたがそれは本当はそんなことを言いたかったのではなくて、結局「ツジツマ合わせの為」だけなので、やっぱりイマイチ切れがない。
全体的な印象として、「ダラダラ書いている」という感じ。一応、なんとか面白く読ませるには読ませるのですが、やっぱり猫について書く、って難しいんだなぁ、と変なところで感心してしまいました。
作者が嫌っている町田康の「猫にかまけて」のほうがよっぽど面白く読める、というのはなんとも皮肉。
「女の品格」がバカ売れしたのでそれにあやかってこのタイトルにした、というのは見え見え、バレバレなのですが、そこはなんとかツジツマを合わせる為、最後の方で「猫の品格は……云々」なんて書いてましたがそれは本当はそんなことを言いたかったのではなくて、結局「ツジツマ合わせの為」だけなので、やっぱりイマイチ切れがない。
全体的な印象として、「ダラダラ書いている」という感じ。一応、なんとか面白く読ませるには読ませるのですが、やっぱり猫について書く、って難しいんだなぁ、と変なところで感心してしまいました。
作者が嫌っている町田康の「猫にかまけて」のほうがよっぽど面白く読める、というのはなんとも皮肉。