ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ポール・シュナイダー, エミリー・モーティマー, ライアン・ゴズリング, クレイグ・ギレスピー, パトリシア・クラークソン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 46 分 |
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商品の説明
アカデミー賞®脚本賞ノミネート!
世界中が賞賛した奇跡のリアルファンタジー
彼が恋に落ちたのは……
等身大のリアルドール!
<キャスト&スタッフ>
ラース…ライアン・ゴズリング(内田夕夜)
カリン…エミリー・モーティマー(魏 涼子)
ガス…ポール・シュナイダー(藤 真秀)
ダグマー・バーマン医師…パトリシア・クラークソン(唐沢 潤)
監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:ナンシー・オリバー
●字幕翻訳:松浦美奈 ●吹替翻訳:横井和子
<ストーリー>
アメリカ中西部。雪が降り積もる小さな田舎町に暮らすラースは、シャイで女の子が大の苦手。でも、人一倍優しくて純粋な心を持っている。そんなある日、同じ敷地内に住む兄夫婦に、ラースが「彼女を紹介するよ」と言って連れてきたのは、等身大のリアルドール、ビアンカだった! 完全に正気を失ったと呆然とする兄のガス。義姉カリンはかかりつけのダグマー医師に相談するが、彼女は「ラースの妄想を受け入れ、ラースと話を合わせることが大切」と助言する。住民たちもラースへの愛情から、ビアンカを生身の女性として扱うことに協力。ビアンカの存在はいつしか人々の心を動かし、住民同士の交流も深まっていくが……。
<ポイント>
●アカデミー賞®脚本賞やゴールデングローブ賞ノミネートをはじめ、数々の賞に輝くなど世界中が絶賛の嵐! 単館系ながら興収1億円を記録したロングラン大ヒット話題作!
●もしも等身大のリアルドールに恋をしたら……? 人を真っ直ぐに愛すること、人に優しく接すること教えてくれる、ハートウォーミングな再生の物語
●主演は「きみに読む物語」のライアン・ゴズリング! 「マッチポイント」のエミリー・モーティマーをはじめ脇役陣も豪華キャストが結集! リアルドールの“ヒロイン”、ビアンカもキュート!
<特典>
●ドキュメンタリー“ラースの世界”の裏側
●女優・ビアンカにまつわる共演者とスタッフの証言
●削除シーン
●オリジナル版劇場予告
●日本版予告編集
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 19 x 13.6 x 1.4 cm; 81.65 g
- EAN : 4988142749024
- 監督 : クレイグ・ギレスピー
- メディア形式 : 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 46 分
- 発売日 : 2009/8/5
- 出演 : ライアン・ゴズリング, エミリー・モーティマー, ポール・シュナイダー, パトリシア・クラークソン
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ASIN : B001V9KBOO
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,018位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 147位外国のラブコメディ映画
- - 804位外国のラブロマンス映画
- - 4,775位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ラースの病気は、統合失調症の誇大妄想タイプ。
統合失調症は、昔は精神分裂病と呼ばれていました。
名前から誤解されやすいのですが、人格が分裂する訳では無く、
感情と思考がかい離(分裂)しているという意味です。
特に、妄想に関しての論理的な判断がつかなくなるのです。
「誤認識」というキーワードは映画の中でもラースの兄が言っていましたね。
統合失調症の罹患率は、世界中の地域や文化圏でほぼ1%。
100人に1人がかかるので、珍しい病気ではありません。
かつては(今でも稀に)土着のシャーマニズム
の神官等が、お祓いという形で治療の役割を担っていました。
近代的な、薬物療法やカウンセリングで成り立つ治療の寛解率は、
前述の『非科学的』なお祓い治療よりも低いです。
寛解する確率が高いのは、圧倒的にお祓いの方なのです。しかも短期間に。
この理由は、神官が『何らかの悪霊や報いや呪いが病人に降りかかった。
これに家族全員(プラス、村とかコミュニティの人々)が一丸となって向き合わなければならない』
という言い方で治療に当たる為だと分析されます。
病人本人に非は無く、むしろ被害者として扱い、家族で一致団結させ、心理的社会的な復帰環境を整える。
という非常に合理的な治療になっています。
不幸にも、責任のなすりつけ合いをして家族が崩壊してしまったり、妄想を頭ごなしに否定すると、
寛解はまず不可能です。
何故なら、人形が恋人とかの妄想は、ただの結果であって、原因は別の所にあるからです。
症候群なので、その原因も一つではありませんが、周りの人間が温かく迎えてくれると気付かせる事はとても重要です。
ラースは、発病しない99%の人々に代わり、深く傷付き不安に押し潰されそうになって、壊れてしまったのです。
トラウマや将来への不安、理想と違う現状、どうしようもない寂しさや心細さ……それらは、誰もが抱えているものです。
ここからが言いたい事です。
この物語の主人公は、精神疾患にかかったラースであり、人形のビアンカであり、間違いなく
街の人々なのです。
ビアンカの葬式で、「彼女は、我々の勇気を試す存在だった」という演説が印象に残っています。
人々がビアンカを普通の人間として扱ったり、救急車を呼ぶのがアホらしいという意見も聞きましたが、
それはただの顕在化した行動の一つでしかありません。『馬鹿らしい事やってんな』と住人達だって知ってます。
本質は、ラースに「好きだよ」と伝えていたという事です。
こういう風に妄想を受け入れられると、意外と、気持ちを尊重された患者の方から勝手に妄想が
解けるケースは良くあるようです。患者も、本当は妄想だと知っているんです。受け入れてないだけで。
これは、寓意に富んだ、奇跡的な物語です。傷ついて、失敗して、這いつくばりながらも、人間は
正しい事が出来るはずだという信念が感じられます。
この物語の舞台が大都市だったら……
ラースが乱暴者で嫌われていたら……
兄と兄嫁が必死に駆け回って、街の人々に協力を求めていなかったら……
ビアンカにイタズラしてやろうとかいうバカが一人でも居たら……
この物語は脆くも崩れていたでしょう。
でも、彼等は無事にやり遂げた。誰一人ラースを傷付けようとはしなかった。ラースに「大切だよ」と伝え続けた。
2時間という枠で、ラースの心の雪が解け、少しだけ遅めの春が訪れるまでの奇跡を描ききった制作陣に拍手。
特典映像では、制作者達がビアンカを女優として大切に扱っている様子も収録されていました。
一流のクリエイター達は、「自分の作品が世界に存在する意味はなんだろう」と執拗に考え抜くそうですが、
これ程に存在が有意義で、人の心に優しく問いかける作品は中々ありません。
自分も、大切な人が傷付いている時に、この街の人達の様に勇気を示せれば良いのだけれど……
最後に、俳優陣も最高だった。ラース、本当にダッチワイフ持ってそうに見える(笑)。男前なのに。
兄嫁の表情も、会社の女の子の仕草も可愛かった。女医さんも囁くような喋り方とニヒルな感じが良かった。
わたし自身幼い頃、父の死をきっかけにもっと何かできたのではないか、病の発症に自分が関連していたのではないかと己を責め、しばらく生きる屍のようにただ生きていました。
それを救ってくれたのは姉の叱責。今でも姉の目を思い出すと、感謝と申し訳なさで涙が出てきます。
そのためラースの義姉の叫びは胸に突き刺さって涙が止まりませんでした。
方法はどうであれ、ひとと関わろうとするラースを、戸惑いながらも理解しようとする街のひとたちのあたたかさがたまりません。
性善説のもとになりたっていて、おかしいというひとはいてもラースやビアンカを傷つけるひとは出てきません。
ファンタジーのようですが、わたしはそう呼びたくはありません。
一歩踏み出せば、理解して協力してくれるひとがいる。 ひとにはそういう可能性があるんだと、そう考えたいです。
わたし自身がトラウマを乗り越えきれていないせいですが……
テーマ曲はどこか懐かしく、とても優しいメロディです。 思い出すと、ビアンカの微笑みに会いたくなります。
わたしもラースのように、とは言いませんが…再び映画を見て、一歩を踏み出す勇気をもらいたいと思います。難しいんですけどね…はぁ
ラブドールは性の対象や鑑賞程度の
絵画や美術品のようなもんです
このラースの妄想に兄弟や会社の仲間や医者 街中の人々が彼女は生きている芝居を
全員でしてあげているパロディーが
面白いところです
ラースは真剣にラブドールを彼女といいはり
ラースの兄夫婦はラブドールの彼女を
生きている芝居をする。
ヤバイ妄想にみんなが付き合うパロディー的な対応が面白いところです
くれぐれもラブドールは性の対象 自宅の鑑賞程度にしましょう 生きていると思い込み うっかり 外に連れ出してデートなどしてはいけません
ドクターストップのレベルですよ
かなり笑えるパロディーでエッチ系のストーリーはゼロなので彼女と笑いながら見れる映画です
かなり笑えました!!
ずっとずっと大切に思っていた映画で、手元に置いておきたくて買いました。
切なくて、苦しくて、温かく、やさしさにあふれた映画です。
何度観ても涙があふれて、そして心が安らぎます。
この映画を「良い」と思える人が世界にたくさんいると安心できます。
脚本の勝利だと思います。
すぐに感情移入して観てしまう。
ラースの心の成長にも共感と感動。
物語設定で肝心の部分は、青年は「人形」を愛しているのでは無いということ。彼の眼には人形ではなく人間に見えていて、人形を人間と信ずる心の病という設定です。
なので、80年代後半に公開された「マネキン」のように、人のカタチをしながら人ならざるものを愛したという、設定の妙はありません。
周囲からはただの人形に過ぎないけれども、青年は人間として(誤認識して)愛情を注いでいて、青年をその心の病から救い出すことが目的です。
それ故に、ファンタジーのようでありながら、その実は難病克服モノということになるのでしょう。
しかし、そこがこの物語の限界でもあり、人見知りで自分の世界に籠るあまりに病気になっちゃった以上の膨らみがありません。
本人にとっては人形ではなく人間として見えているのだから、人形を愛したことの葛藤やら、ヒトとモノとの境界は何かなどといった、高次のテーマには発展のしようもありません。
皆暖かい人達で良かったね、人と向き合うことができるようになって良かったね、ほっこり、、で終了です。ちょっと期待外れでした。