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新聞と戦争 単行本 – 2008/6/20
朝日新聞「新聞と戦争」取材班
(著)
世の中が戦争へと向かう中で、朝日新聞は何をし、何をしなかったのか、そして、なぜそうなったのか――。体験者たちの話や掘り起こした資料などをもとに、朝日新聞が自らを検証。1年間に及んだ渾身の連載が一冊に徹底的に凝縮!
- ISBN-104022504420
- ISBN-13978-4022504425
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2008/6/20
- 言語日本語
- 本の長さ591ページ
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2008/6/20)
- 発売日 : 2008/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 591ページ
- ISBN-10 : 4022504420
- ISBN-13 : 978-4022504425
- Amazon 売れ筋ランキング: - 673,240位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 678位ジャーナリズム (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
外岡秀俊さんが企画された内容、後世に残したい貴重なものでした。読んで良かったです!
2020年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝日新聞はいつから現在のような在り様になったのか、ある種の興味があり、朝日新聞中国総局編「紅の党 完全版」(2013年出版)の広告欄に載っていた上記「新聞と戦争」及び「新聞と昭和」を取り寄せた次第です。両書とも極めて真剣に取り組んで良書ですが、僭越ながら私の期待した半分というのが実感です。以下は単なる私の感想ですが、記して参ります。
「新聞と戦争」によれば、戦前の朝日新聞の論調が軍の論調に沿う、否、宣伝機関となったのは1931年の満州事変からだと記しています。では、何故そうなったのかについては明確な分析をしてこなかった。そうしたことが、戦後から今日に到るまで、朝日新聞の質を大きく落として行ったことに繋がったのではないでしょうか。もう二十年前になるでしょうか、私は朝日新聞の何十年にわたる購読者でしたが購読を止めたのです。
残念ながら、本書に続く「新聞と昭和」にもそうした流れであり、朝日新聞の質がここ三十年数年になるでしょうか、急速にその質を落としていくことに繋がった、と私は考えます。
「新聞と戦争」によれば、戦前の朝日新聞の論調が軍の論調に沿う、否、宣伝機関となったのは1931年の満州事変からだと記しています。では、何故そうなったのかについては明確な分析をしてこなかった。そうしたことが、戦後から今日に到るまで、朝日新聞の質を大きく落として行ったことに繋がったのではないでしょうか。もう二十年前になるでしょうか、私は朝日新聞の何十年にわたる購読者でしたが購読を止めたのです。
残念ながら、本書に続く「新聞と昭和」にもそうした流れであり、朝日新聞の質がここ三十年数年になるでしょうか、急速にその質を落としていくことに繋がった、と私は考えます。
2008年9月1日に日本でレビュー済み
■ 【見開き二頁で読み易い】
1931年に引き起こされた満州事変に始まり、’45年に敗
戦を迎えた大東亜戦争に至る凡そ15年間における朝日
の報道と新聞社という会社の社会文化活動を600ページ
の著書としたものです。「はしがき」にあるように「社会の
軋みと記者の身悶え」を表現したという、見開き2ページ
毎の小話にして、それぞれに写真を付け、文字も大き
く、文章も読み易い内容になっている。
■ 【ノモンハン事件の記述が無いが? 】
全編24章に分けられ、ほぼ時系列に章立てされている
が、時には次の章で時代が遡って、頭の体操にはよい
が、論点に戸惑いを感じる。何故か、’39年の満州での
物量が故に日本が敗北した「ノモンハン事件」の記述が
無い。ノモンハンでの敗北の反省があれば、二年後の
大東亜戦争開戦も無いとの俗説もある。朝日はノモンハ
ンを報道していなかったのかのだろうか?
■ 【満州開拓への提灯持ち 】
現在まで尾を引いている内容もありました。第九章「満
州開拓」です。’39年6月の「満蒙開拓青少年義勇団」の
壮行会の主催者が朝日新聞社だったことです。満州移
民は、’36年に政府によって500万人移送計画とされ、そ
の国策の提灯持ちを朝日はしていたのです。その他、満
州開拓関連の啓蒙書、小説の出版、、満蒙開拓の父と
された農本主義者の「朝日賞」授与(’41年)などです。
■ 【残留孤児支援への責任は? 】
45年ソ連参戦により、関東軍は持久戦を叫ぶ一方、幹
部家族は避難列車で早々に帰させ、20万の開拓団が残
されたことは、周知の事実です。往時の「壮行会」主催
の事実を知ると、現在の帰国残留孤児老後保障への取
組や、国家賠償支援原告団などへ朝日は、如何程に関
わっているのか?現在の残留孤児への取組み(支援活
動)を如何に継続しているかを知りたいものです。
1931年に引き起こされた満州事変に始まり、’45年に敗
戦を迎えた大東亜戦争に至る凡そ15年間における朝日
の報道と新聞社という会社の社会文化活動を600ページ
の著書としたものです。「はしがき」にあるように「社会の
軋みと記者の身悶え」を表現したという、見開き2ページ
毎の小話にして、それぞれに写真を付け、文字も大き
く、文章も読み易い内容になっている。
■ 【ノモンハン事件の記述が無いが? 】
全編24章に分けられ、ほぼ時系列に章立てされている
が、時には次の章で時代が遡って、頭の体操にはよい
が、論点に戸惑いを感じる。何故か、’39年の満州での
物量が故に日本が敗北した「ノモンハン事件」の記述が
無い。ノモンハンでの敗北の反省があれば、二年後の
大東亜戦争開戦も無いとの俗説もある。朝日はノモンハ
ンを報道していなかったのかのだろうか?
■ 【満州開拓への提灯持ち 】
現在まで尾を引いている内容もありました。第九章「満
州開拓」です。’39年6月の「満蒙開拓青少年義勇団」の
壮行会の主催者が朝日新聞社だったことです。満州移
民は、’36年に政府によって500万人移送計画とされ、そ
の国策の提灯持ちを朝日はしていたのです。その他、満
州開拓関連の啓蒙書、小説の出版、、満蒙開拓の父と
された農本主義者の「朝日賞」授与(’41年)などです。
■ 【残留孤児支援への責任は? 】
45年ソ連参戦により、関東軍は持久戦を叫ぶ一方、幹
部家族は避難列車で早々に帰させ、20万の開拓団が残
されたことは、周知の事実です。往時の「壮行会」主催
の事実を知ると、現在の帰国残留孤児老後保障への取
組や、国家賠償支援原告団などへ朝日は、如何程に関
わっているのか?現在の残留孤児への取組み(支援活
動)を如何に継続しているかを知りたいものです。
2008年8月6日に日本でレビュー済み
「私が小さい頃、祖父が口癖のように言っていたのを思い出します。朝日の論調が変わったら気をつけろ、と」。
この一文から始まるのでそれは徹底的に自分たちが書き散らした記事について痛烈な自己批判・総括が行われるものだと期待して頁をめくっていくと本当にガッカリさせられます。てっきり580頁もあるので、当時の新聞記事を歴史的資料として、この記事とこの記事が悪かったとそのまま転載して、そのうえで背景を分析、どこかどう間違っていたのかという具体的批判が行われるのかと思いきや、そこはおざなり。こんな記事を書きましたというだけで当時の威勢のいいスポニチ真っ青の見出しなどの資料が添付されていないために、「こんな考えをもっていた記者もいたのですが、結局だめでした」といった自己擁護がだらだらと続いているだけ。この程度の反省しかできずに今後、朝日新聞は堂々とうしろぐらいところなく民主と自由のためにペンの力でもって戦い続けられるのかと非常に暗い気持ちになりました。
少なくとも世論を煽りに煽って戦争突入への「空気」を作り出したのは、そういう記事が「売れた」という身も蓋もない事実、戦争で焼け太ったということを書かなければ説得力ゼロであります。
もしも、この手を手に取ろうと迷われている方がいらっしゃるなら『太平洋戦争と新聞』(著)前坂 俊之 をお勧めいたします。
この一文から始まるのでそれは徹底的に自分たちが書き散らした記事について痛烈な自己批判・総括が行われるものだと期待して頁をめくっていくと本当にガッカリさせられます。てっきり580頁もあるので、当時の新聞記事を歴史的資料として、この記事とこの記事が悪かったとそのまま転載して、そのうえで背景を分析、どこかどう間違っていたのかという具体的批判が行われるのかと思いきや、そこはおざなり。こんな記事を書きましたというだけで当時の威勢のいいスポニチ真っ青の見出しなどの資料が添付されていないために、「こんな考えをもっていた記者もいたのですが、結局だめでした」といった自己擁護がだらだらと続いているだけ。この程度の反省しかできずに今後、朝日新聞は堂々とうしろぐらいところなく民主と自由のためにペンの力でもって戦い続けられるのかと非常に暗い気持ちになりました。
少なくとも世論を煽りに煽って戦争突入への「空気」を作り出したのは、そういう記事が「売れた」という身も蓋もない事実、戦争で焼け太ったということを書かなければ説得力ゼロであります。
もしも、この手を手に取ろうと迷われている方がいらっしゃるなら『太平洋戦争と新聞』(著)前坂 俊之 をお勧めいたします。
2019年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品同様で中古とはおもえませんが、うちの本棚をよく見たら、出版時早々に読んでしまった本でした。記憶では大変参考になった本だったので、今回購入したものは人様に贈呈します。ワタシ的には推薦図書の一つに加えています。