タイトルは大げさだが、お金に関する雑談程度の本。中高生にも分かるくらい平易にかかれており、本としての分量は一般的な新書の半分にも満たないため、読むのにそれほど時間は取られない。
本書に頻出するキーワードは、貯金、投資、信用、ローン、起業などだ。一般人に参考になりそうな記述も散見される。
以下に私の印象に残った部分を簡略化し、カッコ内にコメントします。
・成功体験と自信があれば、信用は創造できる。これを「自分の心の中に打ち出の小槌をもつ」と言う(p23)。
(信用こそが最も重要だ、というのが堀江氏の信条だ。信用がいくらでも生まれる素地が自分にあるのは、確かに心強い。)
・バブルの崩壊から崩壊までの間隔は、今後、どんどん短縮されていくと考えられる(p54)
(バブルは、資本主義経済においては、異常事態というより予測されうる事態だ。これが本当なら、経済の未来予測において重要だと思う。)
・100-500万円のお金なら、金融商品を買うのではなく、起業すべき。起業の場合、失敗しても勉強になる(p146)。
(起業に際しては業務の全体像を把握できるため、たしかに勉強にはなると思う。)

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新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書) (宝島社新書 292) 新書 – 2009/7/10
堀江 貴文
(著)
お金の本質を見抜かなければ、一生搾取される!
堀江貴文だから語れた、バブル、不況、貯蓄、ローン、投資、起業、そしてこの世の「お金」にまつわる真実。
堀江貴文だから語れた、バブル、不況、貯蓄、ローン、投資、起業、そしてこの世の「お金」にまつわる真実。
- 本の長さ173ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2009/7/10
- 寸法10.8 x 0.9 x 17.4 cm
- ISBN-104796672206
- ISBN-13978-4796672207
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商品の説明
著者について
堀江 貴文 (ほりえ たかふみ) プロフィール 株式会社ライブドア元代表取締役CEO。1972年、福岡県生まれ。91年東京大学教養学部文科III類入学(後に中退)。96年、資本金600万円で「有限会社オン・ザ・エッヂ」を設立。翌97年には「株式会社オン・ザ・エッヂ」へと組織変更。02年、経営破綻した旧ライブドアから営業権を取得、04年には社名を株式会社ライブドアに変更。同年6月、経営難に陥っていた大阪近鉄バファローズ(現・オリックスバファローズ)の買収を申し出る。05年2月、ライブドアがニッポン放送の筆頭株主に。フジテレビとの間で、ニッポン放送の経営権争奪戦が勃発するも、同年4月にはライブドア、フジテレビ両社で和解が成立。フジテレビはライブドアから1000億円でニッポン放送株を買い取り、ライブドアに440億円の出資をすることになった。同年8月、広島六区から衆議院議員選挙出馬。落選。同年1月23日、証券取引法違反容疑で逮捕され、06年4月27日、東京拘置所から保釈。現在は最高裁判決を待つ身である。近著は『徹底抗戦』(集英社)。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2009/7/10)
- 発売日 : 2009/7/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 173ページ
- ISBN-10 : 4796672206
- ISBN-13 : 978-4796672207
- 寸法 : 10.8 x 0.9 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,988位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 212位宝島社新書
- - 58,276位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1972年福岡県生まれ。91年東京大学入学、のち中退。96年、有限会社オン・ザ・エッヂ設立。02年、旧ライブドアから営業権を取得。04年、社名を株式会社ライブドアに変更し、代表取締役CEOとなる。06年1月、証券取引法違反で逮捕。11年4月懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定。13年3月に仮出所。著書に『拝金』ほか多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を読んでいると、「お金」について世間で常識と思われていることが実は
正しくないかもしれないと気づく。
貯金と借金、生命保険のウソ、住宅ローンの儲けのからくりなど世の中の裏の
仕組みが紹介されている。
いまや数百円であたたかい食事がとれるし、水道水も飲めるから、現実に飢え
死にすることは稀なこと。なのに恐怖にかられ、貯金をし続ける人たち。
レバレッジをかけまくっている世の中にあって、貯金するというのは
レバレッジをかけないという宗教じみた考え方。
もし何かが起こってお金が必要な状況になったとしたら、お金を借りればいい、
もし借りられないとしたら、それまでの信用が足りないだけで、人生をうた
がってみたほうがいいんじゃないか、とばっさり切り捨てる。
著者は対応策として、貯金よりも起業をすすめている。
あんがい大変だけど意外と持続できる、キッカケは雰囲気でいい、著者は言う。
"他人にない自分の特徴=情報格差が一つでもあったら、それをうまく利用する
ことを考えたほうがいい。"
ひとつのアイデアとして、情報格差を利用したビジネスを提言している。
たとえば自分自身を売るというビジネスモデル。
"「動画レシピ」料理の得意な人が、自分で料理しているところを
そのやり方とともにビデオに収め、動画サイトに公開する。
そこに広告をつけて、それだけでそれなり以上に稼げているそうです。"
料理法を知っているという「情報格差」、痒いところに手が届く「サービス
格差」を利用しているというわけだ。
本書は、お金に対する「当たり前」を疑い、多面的なものの見方が養える本。
牧野谷 輝
正しくないかもしれないと気づく。
貯金と借金、生命保険のウソ、住宅ローンの儲けのからくりなど世の中の裏の
仕組みが紹介されている。
いまや数百円であたたかい食事がとれるし、水道水も飲めるから、現実に飢え
死にすることは稀なこと。なのに恐怖にかられ、貯金をし続ける人たち。
レバレッジをかけまくっている世の中にあって、貯金するというのは
レバレッジをかけないという宗教じみた考え方。
もし何かが起こってお金が必要な状況になったとしたら、お金を借りればいい、
もし借りられないとしたら、それまでの信用が足りないだけで、人生をうた
がってみたほうがいいんじゃないか、とばっさり切り捨てる。
著者は対応策として、貯金よりも起業をすすめている。
あんがい大変だけど意外と持続できる、キッカケは雰囲気でいい、著者は言う。
"他人にない自分の特徴=情報格差が一つでもあったら、それをうまく利用する
ことを考えたほうがいい。"
ひとつのアイデアとして、情報格差を利用したビジネスを提言している。
たとえば自分自身を売るというビジネスモデル。
"「動画レシピ」料理の得意な人が、自分で料理しているところを
そのやり方とともにビデオに収め、動画サイトに公開する。
そこに広告をつけて、それだけでそれなり以上に稼げているそうです。"
料理法を知っているという「情報格差」、痒いところに手が届く「サービス
格差」を利用しているというわけだ。
本書は、お金に対する「当たり前」を疑い、多面的なものの見方が養える本。
牧野谷 輝
2016年5月6日に日本でレビュー済み
そして、コミュニケーション能力がある程度あれば、この日本ではそれなりに生きていける。さらに無知であることが永久に搾取される側に立つことになるのでとにかく情報操作を見抜き、考えること。それをホリエモン流で受け答えしています。
2022年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年利1%の場合、1万円の利益は100円、10万円の利益は1000円、ですよね!?
しかし、18頁には、1万円の利益は10円と記載されています。これは、誤記でしょうか?年利が誤記なのか?利益が誤記なのか?
しかし、18頁には、1万円の利益は10円と記載されています。これは、誤記でしょうか?年利が誤記なのか?利益が誤記なのか?
2017年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもの堀江氏の意見を簡単にまとめた感じの構成でした。
別にテクニカルな話も出てきませんし、「新・資本論」というタイトルは大げさすぎると思います。
別にテクニカルな話も出てきませんし、「新・資本論」というタイトルは大げさすぎると思います。
2014年2月26日に日本でレビュー済み
ひろゆきの名言
「ウソをウソと見抜ける人でないと、掲示板サイトの利用は難しい」
が、やはりここでも冴えています。
新・資本論と言うより、ネット上に限らず、物事の本質を見極める力(本書では、ウソをウソであると論理的に見抜く力)を個々人が今以上に持つことを薦めている本だと思いました。
あとはお得意の起業のススメ。
他のホリエモン本やブログなどと内容は重複していますが、発言に一貫性がある証拠なので、その辺はサラッと読めて楽でした。
「ウソをウソと見抜ける人でないと、掲示板サイトの利用は難しい」
が、やはりここでも冴えています。
新・資本論と言うより、ネット上に限らず、物事の本質を見極める力(本書では、ウソをウソであると論理的に見抜く力)を個々人が今以上に持つことを薦めている本だと思いました。
あとはお得意の起業のススメ。
他のホリエモン本やブログなどと内容は重複していますが、発言に一貫性がある証拠なので、その辺はサラッと読めて楽でした。
2009年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近代経済を単純にした一冊。
わかりやすくて勇気が出る。
マルクスの資本論も改めてよみたくなりました。
わかりやすくて勇気が出る。
マルクスの資本論も改めてよみたくなりました。
2009年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホリエモン。
結構面白くて何冊か買ったんだが今までで1番のつまらなさ。
まず最初に対談(相手はだれなんだ!?)が載っていて、その内容が理解し辛い。
(恐らくこの対談をベースにして、その内容について自分の意見を述べて
本にしたんだろうと推測される。)
その後、ホリエモンだけの文章になるのだが、そこもかってのような切れ味がなく、
面白みに欠ける本になっている。
ホリエモンは好きだが、残念ながらお薦めはしない。
結構面白くて何冊か買ったんだが今までで1番のつまらなさ。
まず最初に対談(相手はだれなんだ!?)が載っていて、その内容が理解し辛い。
(恐らくこの対談をベースにして、その内容について自分の意見を述べて
本にしたんだろうと推測される。)
その後、ホリエモンだけの文章になるのだが、そこもかってのような切れ味がなく、
面白みに欠ける本になっている。
ホリエモンは好きだが、残念ながらお薦めはしない。