世界最大の債権国が、歴史的な機軸通貨の切り替えに備え、国民の富を守り、国際社会で日本が果たすべき役割にについて、問題意識性に富む内容である。国民の富を国際金融の流れのなかで、喪失した経緯は、『マネー敗戦』(吉川元忠:元興銀マンの精緻な論考)等にも通じるものがある。日本が投資している米国債と日本国債の価値をどうやって維持しつつ、機軸通貨の切り替えを乗り切るか?読者は、本書をヒントに、これから起こる世界史的な激動を見る視座を獲得できるのはないだろうか?筆者は、現在の状況を1400年代のヨーロッパに酷似
していると言っている。
確かに、陰謀物的な記述もあり、そこは一般人には検証できないのも事実。だからといって単なる陰謀もの・・として読むことには、疑問を感じる。たとえば、「9.11は自作自演」(p114)や「長期信用銀行の破たん処理で18兆円が米ファンドに掠め取られた」(p162)は圧巻。
本書は、経済史の中で、機軸通貨をめぐる問題や国際機関のあり方、そして日本のアジアでのあり方を考える上で、問題意識性に富む内容である。
経済の運営や通貨の管理に関わる諸兄には、娯楽ものとしてでもよいから一読され、再度日本の国益をゼロベースで考えていただきたい・・・。
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アメリカが隠し続ける金融危機の真実 単行本 – 2008/12/20
ベンジャミン・フルフォード
(著)
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購入オプションとあわせ買い
世界を揺るがし続けている金融危機の裏には、明かされていない支配者たちの思惑があった! 日本を憂う“青い目のジャーナリスト”が鋭く解説する。
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社青春出版社
- 発売日2008/12/20
- ISBN-104413036980
- ISBN-13978-4413036986
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商品の説明
著者について
1961年カナダ生まれ。80年代に来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後再来日し、日経ウィークリー記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長などを経て、現在はフリーランスジャーナリスト、ノンフィクション作家として活躍中。
登録情報
- 出版社 : 青春出版社 (2008/12/20)
- 発売日 : 2008/12/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 204ページ
- ISBN-10 : 4413036980
- ISBN-13 : 978-4413036986
- Amazon 売れ筋ランキング: - 770,003位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 67位アメリカ・カナダ・オーストラリアの経済事情
- - 30,077位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1961年カナダ生まれ。80年代に来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後再来日し、日経ウィーク リー記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長などを経て、現在はフリーランスジャーナリスト、ノンフィクション作家として活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『闇の支配者たちが仕掛けたドル崩壊の真実』(ISBN-10:441303774X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年12月26日に日本でレビュー済み
「謀略本」で名高い著者の最新作。
金融危機を引き起こした原因は、「闇の権力者」の正体である米国の「軍産複合体」と「金融資本家」の内部分裂と説く。
一般の読者には著者の述べる話が本当なのかどうか調べるすべがないが、「こういうストリーで読み解くと現在の金融危機は旨く説明できる」という意味で、「あってもおかしくない話」と受け止めて将来に備えておくべきなのだろう。
しかしながら、古来より「秩序」なるものは、誰かが自分に都合の良いように、そのコストを負担して維持している国際的な権力構造そのものなのであって、一般市民にとってはどこの支配下にいるのが一番ましかというレベルの話でしかない。その意味では、著者が悪者として描く「米国の闇の支配者」さえ排除すれば、ばら色の未来が生まれるという論調には疑問が残る。
ジャーナリストの書いた本なので、新聞や雑誌で読み聞いた常識の轍に乗っており、すいすいと読めてしまう本でした。
金融危機を引き起こした原因は、「闇の権力者」の正体である米国の「軍産複合体」と「金融資本家」の内部分裂と説く。
一般の読者には著者の述べる話が本当なのかどうか調べるすべがないが、「こういうストリーで読み解くと現在の金融危機は旨く説明できる」という意味で、「あってもおかしくない話」と受け止めて将来に備えておくべきなのだろう。
しかしながら、古来より「秩序」なるものは、誰かが自分に都合の良いように、そのコストを負担して維持している国際的な権力構造そのものなのであって、一般市民にとってはどこの支配下にいるのが一番ましかというレベルの話でしかない。その意味では、著者が悪者として描く「米国の闇の支配者」さえ排除すれば、ばら色の未来が生まれるという論調には疑問が残る。
ジャーナリストの書いた本なので、新聞や雑誌で読み聞いた常識の轍に乗っており、すいすいと読めてしまう本でした。
2008年12月27日に日本でレビュー済み
今回の金融危機を引き起こした原因は、”世界帝王”ロックフェラー四世を頂点とする「闇の支配者」たちの「軍産複合体」と「金融資本家」の権力闘争という構図にあるとしている。
「こういうストリーで読み解くと現在の金融危機は説明可能」という意味で、「あってもおかしくない話」と受け止めて読むと良い。
金融危機自体についての内容や今後の予測される展開は、現在、多く出ている「恐慌本」
とそれほど大きな違いはない。フルフォードファンの読者には楽しく読めるであろう。
「こういうストリーで読み解くと現在の金融危機は説明可能」という意味で、「あってもおかしくない話」と受け止めて読むと良い。
金融危機自体についての内容や今後の予測される展開は、現在、多く出ている「恐慌本」
とそれほど大きな違いはない。フルフォードファンの読者には楽しく読めるであろう。
2017年11月22日に日本でレビュー済み
著者は陰謀論に仕立てすぎです。事実の確認がしっかりしたものだけけ掲載してほしいところです。
この書籍以外にも、著者関連の書籍はオカルト的な要素が含まれたものもあり、事実に基づく根拠が明確に示せない限り、都市伝説レベルで鵜呑みにすることはできない内容が含まれており、しっかりと区別する必要があります。
この書籍以外にも、著者関連の書籍はオカルト的な要素が含まれたものもあり、事実に基づく根拠が明確に示せない限り、都市伝説レベルで鵜呑みにすることはできない内容が含まれており、しっかりと区別する必要があります。
2009年1月4日に日本でレビュー済み
著者はカナダ出身のジャーナリスト、金融危機に関して起こった事実関係を丁寧に
ひろっていき、世界の情勢を俯瞰させてくれるのだが、良いのはそこまで。
政治、経済に対する知識や分析力がないのか、もともと興味がないのか、すぐに
結論を○○の陰ボーという方向に引っ張っていく。
例えばP124で
「現在、秘密結社の中で強い力を持っているのはロスチャイルドとロックフェラー
そしてイギリス王室だ。5人委員会のトップはおそらくエイザベス女王と
エヴィリン・ロスチャイルド、父ブッシュ、デビット・ロックフェラー、
ローマ法王。
彼らは今まで3つの独立した都市から世界をコントロールしてきた。
金融の支配はシティーから、石油と軍隊の支配はワシントンDCから、
宗教の支配はヴァチカン市国から・・・・・・」
このような説明は反証もできないが、立証もできない。
また、世界金融危機の解決法として、世界通貨の創設を提案しているが、これが
どれだけ困難なことか・・・・
現状分析と対策提案がずサんなので、全体の事実関係すら疑問に思えてしまう。
いわゆる陰ボー史観に興味がある人にはお薦めできますが・・・・・・
ひろっていき、世界の情勢を俯瞰させてくれるのだが、良いのはそこまで。
政治、経済に対する知識や分析力がないのか、もともと興味がないのか、すぐに
結論を○○の陰ボーという方向に引っ張っていく。
例えばP124で
「現在、秘密結社の中で強い力を持っているのはロスチャイルドとロックフェラー
そしてイギリス王室だ。5人委員会のトップはおそらくエイザベス女王と
エヴィリン・ロスチャイルド、父ブッシュ、デビット・ロックフェラー、
ローマ法王。
彼らは今まで3つの独立した都市から世界をコントロールしてきた。
金融の支配はシティーから、石油と軍隊の支配はワシントンDCから、
宗教の支配はヴァチカン市国から・・・・・・」
このような説明は反証もできないが、立証もできない。
また、世界金融危機の解決法として、世界通貨の創設を提案しているが、これが
どれだけ困難なことか・・・・
現状分析と対策提案がずサんなので、全体の事実関係すら疑問に思えてしまう。
いわゆる陰ボー史観に興味がある人にはお薦めできますが・・・・・・
2009年6月30日に日本でレビュー済み
タイトルのアメリカが隠し続けるとは”軍産複合体”と”金融資本家”たちの主導権争いの結果、現在の様々な問題が起こっているとするものである。この点はよくある陰謀説の域を出ない内容ではあるが世界経済の混乱に適用したものは珍しい。
しかし、この点はストーリ全体の一部を構成するものでしかない。アメリカ一般市民も犠牲になった経済の混乱の仕組み。世界を巻き込んだ仕組み。日本も例外ではない。
こういった内容を織り交ぜながら、最終的にはアメリカが没落していくストーリを組み上げる。
最終的には、そのような世界情勢となることを予想した上での未来提言がある。当然検証するすべはないのだが、一考に値する内容ではないだろうか。
全体を通してテンポ良く書かれており非常に読みやすい。
しかし、この点はストーリ全体の一部を構成するものでしかない。アメリカ一般市民も犠牲になった経済の混乱の仕組み。世界を巻き込んだ仕組み。日本も例外ではない。
こういった内容を織り交ぜながら、最終的にはアメリカが没落していくストーリを組み上げる。
最終的には、そのような世界情勢となることを予想した上での未来提言がある。当然検証するすべはないのだが、一考に値する内容ではないだろうか。
全体を通してテンポ良く書かれており非常に読みやすい。
2009年2月15日に日本でレビュー済み
フルフォード氏の著書は時々トンデモ?論が飛び出し、楽しく読ませていただいている。著者が言うところの戦後の洗脳教育によって育てられた私には斬新極まりない内容が多かった。
しかし、本著は違う。
いままで、散々他の書籍で語られている平凡な金融危機の全貌をおさらいしているだけで、そんなこと今更言わなくても・・・。と、フルフォード氏だからこその期待を裏切られる作品である。
よって星3つ。
買わなきゃ良かった。
この手の本を読んでない人にはとてもわかり易いと思います。(それにしては、このタイトルは期待を持たせすぎる。また、タイトルにやられたー。)
しかし、本著は違う。
いままで、散々他の書籍で語られている平凡な金融危機の全貌をおさらいしているだけで、そんなこと今更言わなくても・・・。と、フルフォード氏だからこその期待を裏切られる作品である。
よって星3つ。
買わなきゃ良かった。
この手の本を読んでない人にはとてもわかり易いと思います。(それにしては、このタイトルは期待を持たせすぎる。また、タイトルにやられたー。)