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プリズン・ガール―アメリカ女子刑務所での22か月 (新潮文庫) 文庫 – 2008/7/29
有村 朋美
(著)
ニューヨークに暮らす20代の私は、ある朝、突然FBIに逮捕された! 麻薬密売組織に協力したという、身に覚えのない容疑だった。無実の訴えもむなしく、絶望と不安を抱えて、連邦刑務所への入所日を迎えた私。だが、米刑務所の意外なシステムの下、次第に様々な人種の囚人仲間と友情を育みはじめて――。日本人の女の子が実際に経験した、過酷ながらもポジティブなプリズン・デイズ。
- 本の長さ364ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/7/29
- ISBN-104101352712
- ISBN-13978-4101352718
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/7/29)
- 発売日 : 2008/7/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 364ページ
- ISBN-10 : 4101352712
- ISBN-13 : 978-4101352718
- Amazon 売れ筋ランキング: - 506,692位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,682位新潮文庫
- - 71,881位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな貴重な体験を教えて有村さんに感謝。
つらい日々のなか毎日日記をつけていたんだろうか。
色んな世界がある。色んな生き方がある。励まされた。
先輩に借りて一気に読み終え、自分で新品を2冊購入。
1冊は海外出張の多い友人に。1冊はまた自分で読みたい。
つらい日々のなか毎日日記をつけていたんだろうか。
色んな世界がある。色んな生き方がある。励まされた。
先輩に借りて一気に読み終え、自分で新品を2冊購入。
1冊は海外出張の多い友人に。1冊はまた自分で読みたい。
2016年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NYに住んでいた若い日本人女性が恋人のロシアンマフィアの違法な仕事を手伝った罪状で警察に捕まってしまい、刑務所に数年いることになります。
そして出所します。
逮捕前、逮捕、裁判、服役、出所、日本帰国までの出来事が書かれています。
個人的にこの本が好きなのはサバイバル的な要素を感じるからです。
米刑務所では個人の知恵、出せる成果、有力者とのつながりによって得られる生活が変わってきます。
仕事に成果を出していればボスから自由時間を多く与えられたり
ボランティアをしていれば軽い規則違反ならお咎めなしだったり
極端な話そういった事が生死にかかわる事もあるかもしれません。
それは刑務所に関らず外の社会でも同じかもしれません
選択・行動・考えによって人生が大きく変わってしまう。
それは刑務所にかかわらずs
そして出所します。
逮捕前、逮捕、裁判、服役、出所、日本帰国までの出来事が書かれています。
個人的にこの本が好きなのはサバイバル的な要素を感じるからです。
米刑務所では個人の知恵、出せる成果、有力者とのつながりによって得られる生活が変わってきます。
仕事に成果を出していればボスから自由時間を多く与えられたり
ボランティアをしていれば軽い規則違反ならお咎めなしだったり
極端な話そういった事が生死にかかわる事もあるかもしれません。
それは刑務所に関らず外の社会でも同じかもしれません
選択・行動・考えによって人生が大きく変わってしまう。
それは刑務所にかかわらずs
2016年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の実体験の話で とてもおもしろくて一気に読んでしまいました。
2015年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通の日本人の女の子が、極めて普通な理由でピンプを好きになってしまって、 go to jail! な様子が、とてもvividに、生き生きと描かれています。男の犯罪モノはえてして武勇譚になりがちですが、本作は同房のみならない多くの囚人を、相手の気持ちになって描写しているところが、とても好感が持て、(ピアノレッスンのところは笑いますが)かつ、アメリカの人々の極めて生々しい描写になっています。作者は年もまだお若いようで。
普通の女子、必読!!(男子もね)
普通の女子、必読!!(男子もね)
2008年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女子刑務所、それもアメリカでというところが類まれなノンフィクションです。
21歳。何気なくニューヨークに来たのをきっかけに何かもの足りなさを感じていたところに劇的な出会いがあったのです。
本書は、その恋人が麻薬組織のディーラーだったことから、突然FBIに乗り込まれ逮捕されるという衝撃シーンからスタートします。
裁判で懲役2年の判決を受け、22ヶ月に及ぶ壮絶な受刑生活の中で、見たもの、聞いたもの、感じたことをリアルにたっぷりと語っています。
受刑期間を支える家族や友人、受刑者との友情・助け合い・きもちが交錯するところ。
刑務所暮らしの終盤の最中、物思いにふけり母の顔が浮かぶ。
「おかあさん、ごめんなさい」という自然とこころから発する言葉。
それらを流れるような表現で比較的淡々とした描写に仕上げているところが、逆に心にジーンと響き渡るものがあります。
刑務所といったクローズな世界で繰り広げられるもの、様々な受刑者と出会い、様々な体験をして、とにかく前向きに考え、時間を忘れるがごとく必死に刑期を終えようとする姿が実に印象的です。
この実話は悲劇ですが、それ以上に悲劇のヒロインに感じられてしまうほどです。
現在は社会人として英語を生かした仕事をなさっているとのことですが、家族を大切にし充実した日々を送られていることと存じます。
残念なことに、もう執筆はされないとのことですが、実体験をベースにして、これだけ淡々としながらも感銘を受ける文章を綴る人はいらっしゃいません。
もし気が向いたら、次作を執筆していただきたいですね。
あなたの本をぜひ読んでみたいのです。
21歳。何気なくニューヨークに来たのをきっかけに何かもの足りなさを感じていたところに劇的な出会いがあったのです。
本書は、その恋人が麻薬組織のディーラーだったことから、突然FBIに乗り込まれ逮捕されるという衝撃シーンからスタートします。
裁判で懲役2年の判決を受け、22ヶ月に及ぶ壮絶な受刑生活の中で、見たもの、聞いたもの、感じたことをリアルにたっぷりと語っています。
受刑期間を支える家族や友人、受刑者との友情・助け合い・きもちが交錯するところ。
刑務所暮らしの終盤の最中、物思いにふけり母の顔が浮かぶ。
「おかあさん、ごめんなさい」という自然とこころから発する言葉。
それらを流れるような表現で比較的淡々とした描写に仕上げているところが、逆に心にジーンと響き渡るものがあります。
刑務所といったクローズな世界で繰り広げられるもの、様々な受刑者と出会い、様々な体験をして、とにかく前向きに考え、時間を忘れるがごとく必死に刑期を終えようとする姿が実に印象的です。
この実話は悲劇ですが、それ以上に悲劇のヒロインに感じられてしまうほどです。
現在は社会人として英語を生かした仕事をなさっているとのことですが、家族を大切にし充実した日々を送られていることと存じます。
残念なことに、もう執筆はされないとのことですが、実体験をベースにして、これだけ淡々としながらも感銘を受ける文章を綴る人はいらっしゃいません。
もし気が向いたら、次作を執筆していただきたいですね。
あなたの本をぜひ読んでみたいのです。
2008年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は優れたノンフィクションである。
異国での逮捕、裁判、刑務所に収監という自らの過酷極まりない経験を語りながら、ジメついたところがない。
それは筆者の「自身を客観視できる」類い希な資質によるものと思われる。
しかしそういう筆者にしてロシアン・マフィアの手管にはコロッと参ってしまうのだ。
男が筆者を全く愛していなかったとは言わないが(人間はその程度には複雑なものだ)、
基本的にはドラッグ・ディールの「道具」として必要だから愛人を持つのだ。
だからコストを惜しまず必死にアタックしてくる。具体的な手口は下記とおり。
・三ヶ月先まで予約がいっぱいのレストランに平気で席を取る
・真っ赤なフェラーリに乗って現れる
・白と赤の配送トラックでやってきて、「ソファを買いに行こう!それをこのトラックに積んで帰って、夜にはキミの部屋のソファで二人でコーヒーを飲もう!」と誘う
…創造的である。金だけでなく、知恵を絞り、情熱を尽くす。
「まっとうな」日本人女性が参ってしまうのも無理はない。
再び言う。本書は優れたノンフィクションである。
「米国女子刑務所の実態」ももちろん興味深かったが、ごくまっとうな日本人女性が逮捕され収監に至るという「理不尽」を通して、ニューヨークという魅惑に溢れた都市の、深い「魔都」性をも描いてもいる。
「アメリカ」をより深く知りたい人にとって、必読である。
異国での逮捕、裁判、刑務所に収監という自らの過酷極まりない経験を語りながら、ジメついたところがない。
それは筆者の「自身を客観視できる」類い希な資質によるものと思われる。
しかしそういう筆者にしてロシアン・マフィアの手管にはコロッと参ってしまうのだ。
男が筆者を全く愛していなかったとは言わないが(人間はその程度には複雑なものだ)、
基本的にはドラッグ・ディールの「道具」として必要だから愛人を持つのだ。
だからコストを惜しまず必死にアタックしてくる。具体的な手口は下記とおり。
・三ヶ月先まで予約がいっぱいのレストランに平気で席を取る
・真っ赤なフェラーリに乗って現れる
・白と赤の配送トラックでやってきて、「ソファを買いに行こう!それをこのトラックに積んで帰って、夜にはキミの部屋のソファで二人でコーヒーを飲もう!」と誘う
…創造的である。金だけでなく、知恵を絞り、情熱を尽くす。
「まっとうな」日本人女性が参ってしまうのも無理はない。
再び言う。本書は優れたノンフィクションである。
「米国女子刑務所の実態」ももちろん興味深かったが、ごくまっとうな日本人女性が逮捕され収監に至るという「理不尽」を通して、ニューヨークという魅惑に溢れた都市の、深い「魔都」性をも描いてもいる。
「アメリカ」をより深く知りたい人にとって、必読である。