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哲学初歩 (岩波現代文庫 学術 169) 文庫 – 2007/1/16

5つ星のうち4.4 9

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2007/1/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/1/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 266ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 400600169X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006001698
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.4 9

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田中 美知太郎
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哲学…まずここから(^^)
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哲学…まずここから(^^)
哲学の訓練もしていない私が、哲学とはなにかということを探求しよう!などという大それたことはあまり考えていなかったのです。しかし、田中美知太郎先生の平明な言葉に導かれ、自分なりに丁寧に文字を追い、内容を考えていく作業はとても楽しいものでした。その結果が、添付の図のとおりです。今後は、この図に書き足したり修正したりして色々と手を加えていって正確なものにしていき、いつになるかはわかりませんが、自分で考えたことが、ここから溢れ出てきたらいいなぁと思っています。4頁で紹介されている、麻生義輝著『近世日本哲学史』の序文を、田中美知太郎先生が書かれています。私はまだ総説しか読んでいませんが、ついつい引き込まれてしまいますよー(^^)------------「したがってこの書物は、流行語の早わかり解説を求めるような読者のためには、失望のほか何も与えることはできないであろう。また不正確な歴史展望と、勝手な歴史評論にもとづいて、何か最新型の哲学的立場を、読者に提供したりするのも、本書の任務ではない。そのような哲学評論は、学会消息通の自己満足にはなっても、哲学とは何の関係もないことを知らねばならない。わたしたちは与えられた公式や図式に、無理やりわたしたちの思考をあてはめようとして、思想の難解を歎いたりするけれども、そのようなものは思想でもなければ、哲学でもないのである。ギリシア以来の本物の哲学者が、歩いてきた大道について見るならば、哲学の思想はもっと自由で、明るいものであることが知られるであろう。この書物の著者は、一人でも多くの読者が、このような哲学の公道を歩むようになるための、なんらかの機縁がつくられることを、この貧しい仕事にかけて、心から希望したい思っている。」「それらの古典に書かれてあることは、必ずしも意味の捕捉しやすいものとは限られず、読者自身の気持からも離れていることが多いのではないかと思われるけれども、しかしそのような距離を克服しようとする努力が、かえって思考の勉強になるのではないかとも考えられる。すぐに私たちが納得するような、今日の問題を論じた言葉だけに耳を傾けていると、わたしたちはいつまでたっても、自分たち自身の先入見や思想的盲点に気がつかず、自分の気に入ったようにしか、ものが考えられないで、かえって時流に乗る他の者どもに支配され、自分自身の本当に独立した考えをもつことが出来なくなるのではないかと恐れられる。」(はしがきより抜粋)------------
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年6月17日に日本でレビュー済み
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5つ星のうち5.0 哲学…まずここから(^^)
2019年6月17日に日本でレビュー済み
哲学の訓練もしていない私が、哲学とはなにかということを探求しよう!などという大それたことはあまり考えていなかったのです。
しかし、田中美知太郎先生の平明な言葉に導かれ、自分なりに丁寧に文字を追い、内容を考えていく作業はとても楽しいものでした。
その結果が、添付の図のとおりです。

今後は、この図に書き足したり修正したりして色々と手を加えていって正確なものにしていき、いつになるかはわかりませんが、自分で考えたことが、ここから溢れ出てきたらいいなぁと思っています。

4頁で紹介されている、麻生義輝著『近世日本哲学史』の序文を、田中美知太郎先生が書かれています。
私はまだ総説しか読んでいませんが、ついつい引き込まれてしまいますよー(^^)

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「したがってこの書物は、流行語の早わかり解説を求めるような読者のためには、失望のほか何も与えることはできないであろう。また不正確な歴史展望と、勝手な歴史評論にもとづいて、何か最新型の哲学的立場を、読者に提供したりするのも、本書の任務ではない。そのような哲学評論は、学会消息通の自己満足にはなっても、哲学とは何の関係もないことを知らねばならない。わたしたちは与えられた公式や図式に、無理やりわたしたちの思考をあてはめようとして、思想の難解を歎いたりするけれども、そのようなものは思想でもなければ、哲学でもないのである。ギリシア以来の本物の哲学者が、歩いてきた大道について見るならば、哲学の思想はもっと自由で、明るいものであることが知られるであろう。この書物の著者は、一人でも多くの読者が、このような哲学の公道を歩むようになるための、なんらかの機縁がつくられることを、この貧しい仕事にかけて、心から希望したい思っている。」

「それらの古典に書かれてあることは、必ずしも意味の捕捉しやすいものとは限られず、読者自身の気持からも離れていることが多いのではないかと思われるけれども、しかしそのような距離を克服しようとする努力が、かえって思考の勉強になるのではないかとも考えられる。すぐに私たちが納得するような、今日の問題を論じた言葉だけに耳を傾けていると、わたしたちはいつまでたっても、自分たち自身の先入見や思想的盲点に気がつかず、自分の気に入ったようにしか、ものが考えられないで、かえって時流に乗る他の者どもに支配され、自分自身の本当に独立した考えをもつことが出来なくなるのではないかと恐れられる。」
(はしがきより抜粋)
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2023年6月30日に日本でレビュー済み
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2021年11月8日に日本でレビュー済み
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