色々と問題になっているようですが、いつも通りに素早い配達でした。
ありがとうございました。
内容は勿論、ちょ~面白いです。

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京都魔界案内: 出かけよう、発見の旅へ (知恵の森文庫 c こ 8-1) 文庫 – 2002/2/1
小松 和彦
(著)
- ISBN-104334781438
- ISBN-13978-4334781439
- 出版社光文社
- 発売日2002/2/1
- 言語日本語
- 本の長さ264ページ
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2002/2/1)
- 発売日 : 2002/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4334781438
- ISBN-13 : 978-4334781439
- Amazon 売れ筋ランキング: - 248,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149位知恵の森文庫
- - 319位昔話・伝承
- - 1,173位国内旅行ガイド (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都旅行に役立てたくて購入しました
。一足違った京都が深く知れると思います。
。一足違った京都が深く知れると思います。
2013年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都に行く前に、裏ガイドブックとして購入しましたが、そんな感じではありませんでした。
もっと怖いのを勝手に想像してたので、この評価はその期待との差、です。
もっと怖いのを勝手に想像してたので、この評価はその期待との差、です。
2007年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
魔界っていっても、そんな怖いところではなく、この本では「不思議」ぐらいの意味で使ってるみたい。
京都に何回も行ってて、飽きてしまったって人はこういう角度から京都を楽しんでみるがいいんじゃないかと。
カラーの写真もいっぱい載ってて良い感じ。
解説は京極夏彦。
彼がどれだけ小松和彦好きかがよくわかる内容になっています(笑)
京都に何回も行ってて、飽きてしまったって人はこういう角度から京都を楽しんでみるがいいんじゃないかと。
カラーの写真もいっぱい載ってて良い感じ。
解説は京極夏彦。
彼がどれだけ小松和彦好きかがよくわかる内容になっています(笑)
2021年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
往古の平安京創建以来、今尚日本の宗教的・神秘的な首都として在り続ける京都。その決して過去の話でないオカルトの文化史・文学史的系譜を今に伝える史跡を、図版とカラー写真で多岐にわたり紹介している。以下七年洛中に棲んだ評者が特に印象深いものを点描していく。
洛中
堀川今出川の白峯神社は、意外にも幕末慶應4(1868)年創建、神宮号は昭和15(1940)年認可というごく近い歴史を持つ。祭神崇徳上皇は言うまでもなく皇室の最も恐れる怨霊であり、それが明治維新の前年、太平洋戦争開戦の前年にそれぞれ篤く祀られた事実は、遥か保元の乱以来、上皇の怨念を恐れ続けた故に、明治維新と大東亜戦争という国家の大事の際に、災厄を齎さない事を祈念した原因を見る事が出来る。怨霊を怖れる祭祀は、決して昔話ではない。
洛北
「暗魔」とも別称された鞍馬の地は、近在の貴船神社と併せて、古来魔界とされた。今も伝わる幾つかの祭礼には、古来の先住神(貴船神=水神)が新興神(毘沙門天=仏教)に征服された名残を見せる。ただし鞍馬奥の院に鎮座する「魔王」は仏法の敵である筈の天狗(鞍馬の天狗=僧正坊)であり、鞍馬寺の毘沙門天と奥の院の魔王の関係は、貴船神社のそれと同じ関係性を持つと思われる。源義経は此の鞍馬で修行するが、兵法を授けられるのは此処に棲む天狗達や、更にその奥の「鬼の国」の者から伝承されている。火祭りで名高い鞍馬の鎮守社である由岐神社は、洛中の五条天神と極めて近い関係であるが、此の二社は戦乱や天変地異の際は宮中からの勅使により、閉門流罪を受けるという極めて珍しい役目を持つ。此の二社には、天皇の罪を被り、穢れを浄め祓うという特別な役目があった事を示す。
洛東
観光客で賑わう洛東の名所も、奇怪な由来を持つものが多い。八坂神社の祭神は、古代の魔神スサノオと習合した疫病神「牛頭天王」であり、此の悪神を「御霊」とする祭礼こそが祇園祭である。牛頭天王は蘇民将来の子孫を手厚く守護する一方、巨旦将来へは魔界の軍勢を率いて攻め寄せ、此れを滅ぼしたと伝わる。清水寺も洛中随一の名刹だが、説教節『信徳丸』には以下の説話がある。清水寺の千手観音に子宝祈願に来た信吉長者が、観音から前世での悪縁の為に子が授からないと諭されると、祈願に来ているのだから何としても子を授けよ。さもなくば仏前で割腹し、臓腑を仏像に塗り、怨霊となり参詣者に祟る、と観音に呪詛をかける。こうして授かった信徳丸は継母に憎悪され、呪詛をかけられ盲目となる。その呪詛は清水寺の境内で観音の前に立つ木に18本もの6寸釘を打込む、というものであった。その継母の呪詛はそれで収まらず、余った釘を携えて、祇園社、御霊社、今宮社、北野社等の御霊(怨霊)系神社や、東寺の夜叉神堂など鬼神系神社で釘を打込んだ。嘗ては清水寺にも縁切や呪詛祈願の為の丑の刻参り用の神木や夜叉神堂が存在したという。
洛外
商売繁盛の神として絶大な人気を誇る伏見稲荷は、かつての秦氏が渡来して稲を広く栽培し富み栄え、一族の鎮守となった農業神(稲神)が由来であるが、やがて弘法大師伝説が加わり、密教と融合して稲荷信仰の総本山となっていく。稲荷神社の狐は稲荷神の「眷属(お使い)」であり、稲荷神社に狐の霊を祀っているのではない。稲荷信仰と狐の結び付きは、中世以来神秘性を持つ特別な動物と考えられていた狐が、稲荷神社より託宣を持って来る存在と考えられた事が由来とされる。また日本各地の「狐使い」や「稲荷行者」と言われる祈禱師が修行し、霊力を授かったのも伏見稲荷であった。
宇治・大津
京都最大の魔界である比叡山は、都の鬼門に位置し、言わば延暦寺は京都の霊的な要塞であった。比叡山中の三大魔所と呼ばれたのが、東塔東谷の天梯権現社・横川の慈恵大師良源廟墓・横川飯室谷の尋禅阿闍梨廟墓である。慈恵大師は元三大師と呼ばれ,鬼の姿の元三大師像(角大師)の護符で名高い。大師や、呪詛で名高い僧浄藏などは横川で調伏法の修練に励んだ。現代も全国から厳しい修行に訪れる僧が多いが、山中で奇妙な出来事が今なお多いという。比叡山には麓に日吉大社や赤山禅院があり、聖域であると同時に、魔界の入口でもあるのだろう。
洛中
堀川今出川の白峯神社は、意外にも幕末慶應4(1868)年創建、神宮号は昭和15(1940)年認可というごく近い歴史を持つ。祭神崇徳上皇は言うまでもなく皇室の最も恐れる怨霊であり、それが明治維新の前年、太平洋戦争開戦の前年にそれぞれ篤く祀られた事実は、遥か保元の乱以来、上皇の怨念を恐れ続けた故に、明治維新と大東亜戦争という国家の大事の際に、災厄を齎さない事を祈念した原因を見る事が出来る。怨霊を怖れる祭祀は、決して昔話ではない。
洛北
「暗魔」とも別称された鞍馬の地は、近在の貴船神社と併せて、古来魔界とされた。今も伝わる幾つかの祭礼には、古来の先住神(貴船神=水神)が新興神(毘沙門天=仏教)に征服された名残を見せる。ただし鞍馬奥の院に鎮座する「魔王」は仏法の敵である筈の天狗(鞍馬の天狗=僧正坊)であり、鞍馬寺の毘沙門天と奥の院の魔王の関係は、貴船神社のそれと同じ関係性を持つと思われる。源義経は此の鞍馬で修行するが、兵法を授けられるのは此処に棲む天狗達や、更にその奥の「鬼の国」の者から伝承されている。火祭りで名高い鞍馬の鎮守社である由岐神社は、洛中の五条天神と極めて近い関係であるが、此の二社は戦乱や天変地異の際は宮中からの勅使により、閉門流罪を受けるという極めて珍しい役目を持つ。此の二社には、天皇の罪を被り、穢れを浄め祓うという特別な役目があった事を示す。
洛東
観光客で賑わう洛東の名所も、奇怪な由来を持つものが多い。八坂神社の祭神は、古代の魔神スサノオと習合した疫病神「牛頭天王」であり、此の悪神を「御霊」とする祭礼こそが祇園祭である。牛頭天王は蘇民将来の子孫を手厚く守護する一方、巨旦将来へは魔界の軍勢を率いて攻め寄せ、此れを滅ぼしたと伝わる。清水寺も洛中随一の名刹だが、説教節『信徳丸』には以下の説話がある。清水寺の千手観音に子宝祈願に来た信吉長者が、観音から前世での悪縁の為に子が授からないと諭されると、祈願に来ているのだから何としても子を授けよ。さもなくば仏前で割腹し、臓腑を仏像に塗り、怨霊となり参詣者に祟る、と観音に呪詛をかける。こうして授かった信徳丸は継母に憎悪され、呪詛をかけられ盲目となる。その呪詛は清水寺の境内で観音の前に立つ木に18本もの6寸釘を打込む、というものであった。その継母の呪詛はそれで収まらず、余った釘を携えて、祇園社、御霊社、今宮社、北野社等の御霊(怨霊)系神社や、東寺の夜叉神堂など鬼神系神社で釘を打込んだ。嘗ては清水寺にも縁切や呪詛祈願の為の丑の刻参り用の神木や夜叉神堂が存在したという。
洛外
商売繁盛の神として絶大な人気を誇る伏見稲荷は、かつての秦氏が渡来して稲を広く栽培し富み栄え、一族の鎮守となった農業神(稲神)が由来であるが、やがて弘法大師伝説が加わり、密教と融合して稲荷信仰の総本山となっていく。稲荷神社の狐は稲荷神の「眷属(お使い)」であり、稲荷神社に狐の霊を祀っているのではない。稲荷信仰と狐の結び付きは、中世以来神秘性を持つ特別な動物と考えられていた狐が、稲荷神社より託宣を持って来る存在と考えられた事が由来とされる。また日本各地の「狐使い」や「稲荷行者」と言われる祈禱師が修行し、霊力を授かったのも伏見稲荷であった。
宇治・大津
京都最大の魔界である比叡山は、都の鬼門に位置し、言わば延暦寺は京都の霊的な要塞であった。比叡山中の三大魔所と呼ばれたのが、東塔東谷の天梯権現社・横川の慈恵大師良源廟墓・横川飯室谷の尋禅阿闍梨廟墓である。慈恵大師は元三大師と呼ばれ,鬼の姿の元三大師像(角大師)の護符で名高い。大師や、呪詛で名高い僧浄藏などは横川で調伏法の修練に励んだ。現代も全国から厳しい修行に訪れる僧が多いが、山中で奇妙な出来事が今なお多いという。比叡山には麓に日吉大社や赤山禅院があり、聖域であると同時に、魔界の入口でもあるのだろう。
2019年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エピソードをただ羅列しただけでは面白い読み物にはならない。残念な出来だった。さらに主語述語の繋がりがおかしかったり、助詞の使い方が間違っていたりに加え、文章自体の魅力も感じられず、そのせいで話が頭にスッと入って来なかった。誰か別の人がまとめ直してくれたらいいのに、と思ってしまった。
2007年12月31日に日本でレビュー済み
この本を読んでいて思い起こされたのは、多木浩二『都市の政治学』(岩波新書)であった。時代を越え、ジャンルを越えて、両書は共通して「人間の生活世界に息づく他界」へと目を向ける。人間が築き上げた都であっても、人間の理解を超えた暗黒を拭い去ることはできない。
こうした観点から読み進めていくと、かの安倍晴明や京都に数多ある寺社の有する意味合いがより鮮明に見えてくる。京都ほど、魔界・冥府・神々―多木の言う都市の「闇」―が目に見える形で表現されている都市は少ないだろう。
この本を片手に、改めて京都巡りをしてみたいと思わせる一冊である。
こうした観点から読み進めていくと、かの安倍晴明や京都に数多ある寺社の有する意味合いがより鮮明に見えてくる。京都ほど、魔界・冥府・神々―多木の言う都市の「闇」―が目に見える形で表現されている都市は少ないだろう。
この本を片手に、改めて京都巡りをしてみたいと思わせる一冊である。
2009年1月25日に日本でレビュー済み
<日本を代表する「雅」の都・京都は、
陰陽師や呪術僧が活躍する、
呪いや怨念の渦巻く霊的空間でもあった。>
金閣、銀閣に二条城・・・
そんな普通の京都観光に飽き足らない方向けの
異色の観光ガイドです。
私は本書を片手に何度か京都を巡ってきました。
一般的な観光マップに紹介されていないスポット
(鵺大明神社、鞠精大明神、深泥池など)が
多数紹介されていますが、
この本のマップを頼りに進んでいくと、
本当にその場所に行き着くことができ、
ある種の感動を与えてくれます。
京都のこんなところにこんな由来の場所があったのかと、
喜びもひとしおでした。
また、一般的な観光マップに紹介されているスポット
(清水寺、三十三間堂、平等院など)については、
観光ガイドには書かれていない
意外な由来が紹介されており、
京都の別の一面を知ることができます。
<出かけよう、「発見の旅」へ>
・・・本書の副題は、本当です。
この本で驚きの発見の旅が実現します。
2011.2.15追記
本書については、本文以外に是非読んでいただきたい、文章があります。
それは、「巻末解説」。
直木賞作家の京極夏彦が解説者です。
「学問という縦軸、娯楽という横軸」という題名の解説は、
本書が2002年発行であるのに対し、彼の直木賞受賞は、
2003年であることから、受賞前に書かれたもの。
「妖怪小説」を得意とする彼の「民俗学」への思いが、
強く感じられる一編です。
陰陽師や呪術僧が活躍する、
呪いや怨念の渦巻く霊的空間でもあった。>
金閣、銀閣に二条城・・・
そんな普通の京都観光に飽き足らない方向けの
異色の観光ガイドです。
私は本書を片手に何度か京都を巡ってきました。
一般的な観光マップに紹介されていないスポット
(鵺大明神社、鞠精大明神、深泥池など)が
多数紹介されていますが、
この本のマップを頼りに進んでいくと、
本当にその場所に行き着くことができ、
ある種の感動を与えてくれます。
京都のこんなところにこんな由来の場所があったのかと、
喜びもひとしおでした。
また、一般的な観光マップに紹介されているスポット
(清水寺、三十三間堂、平等院など)については、
観光ガイドには書かれていない
意外な由来が紹介されており、
京都の別の一面を知ることができます。
<出かけよう、「発見の旅」へ>
・・・本書の副題は、本当です。
この本で驚きの発見の旅が実現します。
2011.2.15追記
本書については、本文以外に是非読んでいただきたい、文章があります。
それは、「巻末解説」。
直木賞作家の京極夏彦が解説者です。
「学問という縦軸、娯楽という横軸」という題名の解説は、
本書が2002年発行であるのに対し、彼の直木賞受賞は、
2003年であることから、受賞前に書かれたもの。
「妖怪小説」を得意とする彼の「民俗学」への思いが、
強く感じられる一編です。