大人になると純粋に悩んだ時代の事を忘れてしまいます。
その年頃の方を理解する
そして自分のその頃
読み直して新鮮に生きなおしたくなる
大大人に、そして14歳の方、親になった人に読んでいただきたいです。

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二十歳の原点ノート [新装版] 十四歳から十七歳の日記 単行本(ソフトカバー) – 2009/3/12
高野 悦子
(著)
新装版『二十歳の原点』三部作の第一弾となる本書は、二十歳と六か月で、その生涯を自ら閉じた著者が、十四歳から十七歳までの青春時代を綴った日記です。自分自身、両親、姉弟、クラスメイト、部活動の仲間…について語られていく少女の際立った感受性豊かな、心の断片を繋いだ記録です。
本来他人に読まれる機会のない日記という形態だからこそ、自己の深い内面が何のてらいもなく披露された、この稀有な青春の手記にぜひ触れてみてください。痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。
新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字組デザインに変更しています。
帯の推薦文は「この本はわたしの『青春のバイブル』の一冊でした。――桜庭一樹」。
本来他人に読まれる機会のない日記という形態だからこそ、自己の深い内面が何のてらいもなく披露された、この稀有な青春の手記にぜひ触れてみてください。痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。
新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字組デザインに変更しています。
帯の推薦文は「この本はわたしの『青春のバイブル』の一冊でした。――桜庭一樹」。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社カンゼン
- 発売日2009/3/12
- ISBN-104862550304
- ISBN-13978-4862550309
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商品の説明
著者について
栃木県那須郡那須野町(現 那須塩原市)生まれ。宇都宮女子高を卒業し、立命館大学文学部史学科へ進学。社会・政治に関心を持ち、やがて学内バリケードに入るなどの活動を経験。しかし大学3年進級後の1969年6月24日未明、鉄道自殺を遂げる。
中学生時代から書き続けた日記が、『二十歳の原点』(1971年)、『二十歳の原点序章』(1974年)、『二十歳の原点ノート』(1976年)として新潮社より出版され、ベストセラーになった。著者・高野悦子は“日本のランボー”とまで評価されるにいたった。「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」という一文が響き渡り、1970年代を生き抜いた若者たちにとっては「青春のバイブル」となった。
中学生時代から書き続けた日記が、『二十歳の原点』(1971年)、『二十歳の原点序章』(1974年)、『二十歳の原点ノート』(1976年)として新潮社より出版され、ベストセラーになった。著者・高野悦子は“日本のランボー”とまで評価されるにいたった。「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」という一文が響き渡り、1970年代を生き抜いた若者たちにとっては「青春のバイブル」となった。
登録情報
- 出版社 : カンゼン; 第1版 (2009/3/12)
- 発売日 : 2009/3/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4862550304
- ISBN-13 : 978-4862550309
- Amazon 売れ筋ランキング: - 678,758位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,973位エッセー・随筆 (本)
- - 88,009位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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2009年3月31日に日本でレビュー済み
一生懸命に言葉を探す。
自分に嘘のないように的確な言葉を誠実に。
一生懸命に文章をつむぐ。
自分自身に伝わるように華美なく真摯に。
自分の心の機微から目をそらさず、
空気のようなそれらをしっかりとつかまえ、かたちにする。
言葉が「コミュニケーション」の道具であるなら、
日記が「自分自身とコミュニケーション」する道具であるなら、
こんなにもそれを体現した一冊はないと思う。
そんな内容ではぜんぜんないんだけど、
世にはびこるいろんな小説や漫画や、ひいては人間関係に
この一冊は問いかける。
「言葉をなめるな」
「コミュニケーションをなめるな」。
ビリビリヒリヒリとした本当の言葉だけに宿るリアリティに、
言葉を「取り繕うもの」「円滑にするもの」と覚えてしまった、
うすっぺらい僕らはただただ顔を赤くするのみ。
自分に嘘のないように的確な言葉を誠実に。
一生懸命に文章をつむぐ。
自分自身に伝わるように華美なく真摯に。
自分の心の機微から目をそらさず、
空気のようなそれらをしっかりとつかまえ、かたちにする。
言葉が「コミュニケーション」の道具であるなら、
日記が「自分自身とコミュニケーション」する道具であるなら、
こんなにもそれを体現した一冊はないと思う。
そんな内容ではぜんぜんないんだけど、
世にはびこるいろんな小説や漫画や、ひいては人間関係に
この一冊は問いかける。
「言葉をなめるな」
「コミュニケーションをなめるな」。
ビリビリヒリヒリとした本当の言葉だけに宿るリアリティに、
言葉を「取り繕うもの」「円滑にするもの」と覚えてしまった、
うすっぺらい僕らはただただ顔を赤くするのみ。
2010年5月22日に日本でレビュー済み
本書はベストセラーとなった「二十歳の原点」につながる前の時代に書かれた高野悦子さんの日記集です。高野悦子さんが自殺されるまでの半年間の日記を集めた「二十歳の原点」は、1970年代に学生時代を始めた我々にとってバイブルのように読まれたものでした。
この「二十歳の原点ノート」は、1963年1月1日から1966年11月22日(高野さんが西那須野中学2年生から宇都宮女子高校3年生の時代)の期間を扱っています。
高校の修学旅行で、伊勢・奈良・京都方面に行った際、京都の街を歩いている学生達を見て、一緒に歴史学を勉強できたらという憧れを抱いたことにより、史学科が充実していた立命館大学を第1志望にしました。新装版により、横書きにされたのもオリジナルの日記の体裁を考えたということで、雰囲気が伝わってきます。
彼女の自殺の年にあたる1969年は全国で学園紛争の嵐が吹き荒れていた時代でした。集会に参加し、真剣に悩み、自己確立のため葛藤の日々を送り、恋愛に破れ、理想と現実のギャップに悩み、孤独感をつのらせ、最後には自らを死の渕へと追いやりました。今読み返しても、その真摯に物事を考え、悩む姿は、青春のあり方として考えさせられるものがあります。
現代とは時代背景も違い、個人の価値観も多様化し、悩みもまた変化しているとは思いますが、根底に流れる生き方や人生への取り組む姿勢は共通のものでしょう。
未熟だけれど、とても一生懸命に生きた一人の少女が女性へと成長する過程での葛藤を見るにつけ、二十歳と六か月という短い歳月で自殺してほしくなかったと言う気がしてなりません。
この「二十歳の原点ノート」は、1963年1月1日から1966年11月22日(高野さんが西那須野中学2年生から宇都宮女子高校3年生の時代)の期間を扱っています。
高校の修学旅行で、伊勢・奈良・京都方面に行った際、京都の街を歩いている学生達を見て、一緒に歴史学を勉強できたらという憧れを抱いたことにより、史学科が充実していた立命館大学を第1志望にしました。新装版により、横書きにされたのもオリジナルの日記の体裁を考えたということで、雰囲気が伝わってきます。
彼女の自殺の年にあたる1969年は全国で学園紛争の嵐が吹き荒れていた時代でした。集会に参加し、真剣に悩み、自己確立のため葛藤の日々を送り、恋愛に破れ、理想と現実のギャップに悩み、孤独感をつのらせ、最後には自らを死の渕へと追いやりました。今読み返しても、その真摯に物事を考え、悩む姿は、青春のあり方として考えさせられるものがあります。
現代とは時代背景も違い、個人の価値観も多様化し、悩みもまた変化しているとは思いますが、根底に流れる生き方や人生への取り組む姿勢は共通のものでしょう。
未熟だけれど、とても一生懸命に生きた一人の少女が女性へと成長する過程での葛藤を見るにつけ、二十歳と六か月という短い歳月で自殺してほしくなかったと言う気がしてなりません。
2009年4月7日に日本でレビュー済み
青春時代ってのは、
浮き沈みが激しいわけです。
その気持ちをむき出しのまま、
綴ってあるから、
読んでいると、ドキっとしてしまう。
友だちと仲良くなれなかったり、
勉強に集中できない自分に苛立ったりする。
それでも、前向きに日々を過ごそうとする著者に
共感して、応援したくなる。
あとがきの父親からのメッセージは
一読の価値あり。
悔やんでも悔やみきれない「いまわしいとき」を経て、
娘の死と向き合っている。
その誠実さに、胸が詰まった。
浮き沈みが激しいわけです。
その気持ちをむき出しのまま、
綴ってあるから、
読んでいると、ドキっとしてしまう。
友だちと仲良くなれなかったり、
勉強に集中できない自分に苛立ったりする。
それでも、前向きに日々を過ごそうとする著者に
共感して、応援したくなる。
あとがきの父親からのメッセージは
一読の価値あり。
悔やんでも悔やみきれない「いまわしいとき」を経て、
娘の死と向き合っている。
その誠実さに、胸が詰まった。
2013年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その時代だからこその内容だと思われる。今なら自殺などしないだろう。
2009年6月8日に日本でレビュー済み
高校時代に熱中した本です。
私たちの学生時代は、学生運動が収束して「シラケ」と言われていた時代でした。
同じ年ころの人たちがこんなに熱中していたものはいったんなんなんだろう、人生ってなんだろう、と、すごく考えさせられ、自分自身を投影した本です。
もう一度読んでみたい。
いま、わたし、熱く生きてますよ!!
私たちの学生時代は、学生運動が収束して「シラケ」と言われていた時代でした。
同じ年ころの人たちがこんなに熱中していたものはいったんなんなんだろう、人生ってなんだろう、と、すごく考えさせられ、自分自身を投影した本です。
もう一度読んでみたい。
いま、わたし、熱く生きてますよ!!
2009年3月23日に日本でレビュー済み
「二十歳の原点」著者の高野悦子の若かりし頃の日記。 中学2年から高校3年というリアルな青き時代だからこその、 ハッと目を引く印象的なフレーズが心に残る作品。 自分自身のあの時代を振り返り、同化できる内容はあれど、
ここまで、日々の糧として、自己分析を繰り返し、 さらにその思いをきちんと自身で言語化できる才能、センス、 そして、彼女が抱える不器用なまでともいえる、 揺るぎない、その誠実さに触れ、今読めたからこそ、心にぐさりと刺さり、心が揺れ動いた…。
ここまで、日々の糧として、自己分析を繰り返し、 さらにその思いをきちんと自身で言語化できる才能、センス、 そして、彼女が抱える不器用なまでともいえる、 揺るぎない、その誠実さに触れ、今読めたからこそ、心にぐさりと刺さり、心が揺れ動いた…。
2009年3月31日に日本でレビュー済み
大好きな桜庭一樹さんの推薦のオビを見て購入。
横書きの文章に少し戸惑うも日記という体裁を忠実に再現するためであるとのことなので納得。
未熟な自分に真正面から対峙する著者の文章を読んで、自分の学生時代を思い出す。ここまで自分に正直になれていただろうか。友達には本当の自分を見せていただろうか。
思い出して少し胸が苦しくなった。
今の10代〜20代にこそ読んで欲しいと思う作品。
横書きの文章に少し戸惑うも日記という体裁を忠実に再現するためであるとのことなので納得。
未熟な自分に真正面から対峙する著者の文章を読んで、自分の学生時代を思い出す。ここまで自分に正直になれていただろうか。友達には本当の自分を見せていただろうか。
思い出して少し胸が苦しくなった。
今の10代〜20代にこそ読んで欲しいと思う作品。