この本を手にした時、「あなたの胸のうちに、たましいのふるえるような愛のさけびはあるか」と帯に書かれたのを読んだ時に、本当に熱いものが込み上げてきてしまい心と手の震えが止まりませんでした。
表紙の絵にも吸い込まれてしまいました。
友との深〜い愛と友情、動物を愛する幼い心、親子との深ーい絆と愛、誰でもが犯してしまいがちな罪など、四つの物語の中に書き留められています。
普段の生活の中のモヤモヤの答えが湧き出て来るように感じられ、読むのが溜まらなく止まらなくなります。そして、胸を打ち続けます。
明川哲也さんだからこそ、これほどの物語が出来てしまうのです。
まず、 手に取って4ページを読んでみていただきたいです。
吸い込まれてしまっている自分がいるのです。
本当にお勧めです。

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ブーの国 単行本 – 2005/11/1
明川 哲也
(著)
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/11/1
- ISBN-104163244700
- ISBN-13978-4163244709
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/11/1)
- 発売日 : 2005/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4163244700
- ISBN-13 : 978-4163244709
- Amazon 売れ筋ランキング: - 860,199位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 140,590位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年12月10日に日本でレビュー済み
心がへこんでいるときにこの小説と出会いました。この本は、自分の存在を肯定できなくてうちのめされている人たちの物語です。彼らの不器用さが自分とシンクロして、ファンタジーっぽい設定なのに、皮膚感覚にリアルにうったえてくるものがありました。これは私だ〜!って思いながら一気読みしてしまった。なにしろ、安っぽいなぐさめがないのがいい。あるのは、魂のもがきというか、生きていることの切なさというか。私はこの本のおかげで、自分のもやもやした気持ちととことん付き合おうと思えるようになりました。
読んでいると、ふいに涙腺がゆるむ場面にでくわします。最近は、泣けることを売りにした本がやたらとあるけれど、今回ばかりは涙のでどころがちがった。悲しい話だから反射的に泣けるということじゃなくて、もっとこう、わすれていた感情が体の奥からこみあげてくるかんじ。これは味わったことのない体験でした。ゆたかな読書の時間をありがとう!
読んでいると、ふいに涙腺がゆるむ場面にでくわします。最近は、泣けることを売りにした本がやたらとあるけれど、今回ばかりは涙のでどころがちがった。悲しい話だから反射的に泣けるということじゃなくて、もっとこう、わすれていた感情が体の奥からこみあげてくるかんじ。これは味わったことのない体験でした。ゆたかな読書の時間をありがとう!
2005年12月11日に日本でレビュー済み
ファンタジーだが、安全で安穏な主要登場人物は誰一人もいない。
社会という”器”があるとしたらそこからはみ出しそうな、端っこにしがみついているか、もしくは振落とされているような人たち。たとえ”蜘蛛の糸”が目の前に垂れていても、しがみつかず自分の仕事を訥々とする人たち。そんな人間にさえも厄は容赦なく飛び掛かる。しかし大切な存在を必死で庇おうとする…
今の時代、何を大切にして生きるか何を選ぶかで世界は大きく変わってしまう。恐ろしいほどに。どんな状況にいても忘れてはいけない何かをこの物語は語ってくれる。
社会という”器”があるとしたらそこからはみ出しそうな、端っこにしがみついているか、もしくは振落とされているような人たち。たとえ”蜘蛛の糸”が目の前に垂れていても、しがみつかず自分の仕事を訥々とする人たち。そんな人間にさえも厄は容赦なく飛び掛かる。しかし大切な存在を必死で庇おうとする…
今の時代、何を大切にして生きるか何を選ぶかで世界は大きく変わってしまう。恐ろしいほどに。どんな状況にいても忘れてはいけない何かをこの物語は語ってくれる。