2000年以前のおバカなアメリカ映画は笑えないものが多かった。アメリカンジョークが分からない。アメリカの有名人をネタにしたギャグもイマイチ分からない。有名映画の分かりやすすぎて陳腐なパロディが笑えない等、なかなかお気に入りのアメリカンコメディってなかった。そのアメリカンコメディ映画を観るより「ごっつええ感じ」「やるならやらねば」「めちゃイケ」を見るほうが百倍面白かった。でも最近のアメリカンコメディ映画のバカさ加減は日本では真似できない面白さがある。「童貞ウォーズ」「ハングオーバー」「なんちゃって家族」「おバカンス家族」等があるが、この映画も最高なおバカ映画だ。アメリカ映画で抑えが効いてないコメディ映画は逆に白けてしまうので絶妙な加減で抑えが効いた本作は日本人にも合うのでは?やり残しのモヤモヤもない話のまとめ方、ネガティブさの欠片もないので元気になりたい方は是非見てください。ただ万人受けは絶対しない映画なので、下品なコメディ映画、観ても何の成長が得られない映画、ニート、こどもおじさんが嫌い・見たくない人は見ないほうがいいかも。
個人的にブレナンの弟の奥さん役キャスリン・ハーンさん。いろいろな映画に出られていますが、この映画ではデールの気持ちそっちのけで欲情して一人不倫にテンションを上げる役が最高でおもしろいです。特にブレナンの歌によって想像を掻き立てられて彼女が脳内で見るイメージ。なんだそのイメージ(笑)