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トヨタの知識創造経営: 矛盾と衝突の経営モデル 単行本 – 2008/6/1
大薗 恵美
(著)
『Extreme Toyota』待望の邦訳。
アメリカ先行発売、ハーバード・ビジネス・レビュー誌も取り上げた注目作!人材力と組織力を連続的に成長させる新時代の経営モデル。
「本書は、これまでにない徹底的な調査研究によって、世界最高の会社のひとつであるトヨタの本質を明らかにした。日本で最も革新的なビジネススクールで教える著者たちは、トヨタが単にその生産方式にとどまらず、ユニークなマーケティング、販売、人的資源管理へのアプローチによって成功したと指摘している。トヨタは自動車製造を知識主導産業へと作り変えた。トヨタは、明らかに矛盾する事象を管理する能力によって、継続的なイノベーションや自己革新をはかっている」~マイケル・E・ポーター(ハーバード大学ユニバーシティ・プロフェッサー)
「IBMのビジネスリーダーシップ・フォーラムにおいてトヨタの張富士夫会長は、グローバル企業の唯一最大の課題は、価値の高いスキルを確保することだと述べた。本書は、この驚くべき企業がいかに資源を『訓練、訓練、また訓練』に費やしているか、また今日のビジネスが業務の効率性や戦略だけでなく、いかに人材に依存しているかを示している。また、本書は、トヨタは経営のソフトな面、企業文化、関係性の構築、コミュニケーションなどにおいて、いかにすぐれているかを示している。経営幹部にとって、現代のグローバル経済におけるイノベーション、競争における差別化、成長の真の要因を知るための必読書である」~サミュエル・J・パルミサーノ(IBM会長兼社長兼CEO)
アメリカ先行発売、ハーバード・ビジネス・レビュー誌も取り上げた注目作!人材力と組織力を連続的に成長させる新時代の経営モデル。
「本書は、これまでにない徹底的な調査研究によって、世界最高の会社のひとつであるトヨタの本質を明らかにした。日本で最も革新的なビジネススクールで教える著者たちは、トヨタが単にその生産方式にとどまらず、ユニークなマーケティング、販売、人的資源管理へのアプローチによって成功したと指摘している。トヨタは自動車製造を知識主導産業へと作り変えた。トヨタは、明らかに矛盾する事象を管理する能力によって、継続的なイノベーションや自己革新をはかっている」~マイケル・E・ポーター(ハーバード大学ユニバーシティ・プロフェッサー)
「IBMのビジネスリーダーシップ・フォーラムにおいてトヨタの張富士夫会長は、グローバル企業の唯一最大の課題は、価値の高いスキルを確保することだと述べた。本書は、この驚くべき企業がいかに資源を『訓練、訓練、また訓練』に費やしているか、また今日のビジネスが業務の効率性や戦略だけでなく、いかに人材に依存しているかを示している。また、本書は、トヨタは経営のソフトな面、企業文化、関係性の構築、コミュニケーションなどにおいて、いかにすぐれているかを示している。経営幹部にとって、現代のグローバル経済におけるイノベーション、競争における差別化、成長の真の要因を知るための必読書である」~サミュエル・J・パルミサーノ(IBM会長兼社長兼CEO)
- ISBN-104532314011
- ISBN-13978-4532314019
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2008/6/1
- 言語日本語
- 本の長さ379ページ
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商品の説明
著者について
大薗恵美
一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授。一橋大学卒業。ジョージ・ワシントン大学でMBA、一橋大学で博士号を取得。早稲田大学アジア太平洋研究科専任扱い客員講師、一橋大学大学院国際企業戦略研究科専任講師を経て現職。
一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授。一橋大学卒業。ジョージ・ワシントン大学でMBA、一橋大学で博士号を取得。早稲田大学アジア太平洋研究科専任扱い客員講師、一橋大学大学院国際企業戦略研究科専任講師を経て現職。
清水紀彦
一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授。慶應義塾大学卒業。スタンフォード大学でMBAを取得。マネジメント・コンサルタントとして30年以上の経歴を持つ、ボストンコンサルティンググループの元パートナー。早稲田大学アジア太平洋研究科教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て現職。
竹内弘高
一橋大学大学院国際企業戦略研究科長。国際基督教大学卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院でMBA、博士号を取得。ハーバード大学ビジネススクール助教授、一橋大学商学部助教授、同教授を経て現職。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2008/6/1)
- 発売日 : 2008/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 379ページ
- ISBN-10 : 4532314011
- ISBN-13 : 978-4532314019
- Amazon 売れ筋ランキング: - 411,547位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 261位企業動向
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そもそも本のタイトルからして、本書をTPSの理解を目的に買う人は、いないはずです。要は、野中・竹内両教授が世界に発表した「知識創造経営」の観点で、トヨタの経営を分析した本です。その期待で読めば、期待通りだと思います。内方向の3つの力(哲学、アップアンドイン、神経システム)と外方向の3つの力(到達不可能な目標、現地顧客主義、実験主義)とがねじれることにより継続的にイノベーションへのエネルギーの源泉を担保するのが、トヨタ経営のソフト面での特徴です。小生は、外資系で8年も働いてきて分かるんですが、ここで書かれていることを、特に職場を1回以上変えたことのある、企業カルチャーに敏感な人が、その体験を通じて読むと、このトヨタの強みこそ、模倣に何十年もかかる競争優位だなあ、と実感すると思います。トヨタは、人件費としてでなく、アセットとして人を扱っているユニークな会社であるが故に、常に知識が上を向くし、苦しい時代を乗り越えた人が社内に残っていたり、あるいはそのような体験をした人から、体験談を直接きいた人がいるからこそ、常に危機意識をもって、謙虚に成長を求める姿勢が継続するのだ、と思いました。このプラクティスは決して、企業経営だけにあてはまるものではなく、自己経営についても、応用ができると思います。良書です。
2008年7月28日に日本でレビュー済み
本書は、世界一の自動車企業に上り詰めたトヨタの経営を分析した研究書である。筆者達は、トヨタは「高い目標設定」「実験主義」「現地顧客対応」の3点によって拡張し、「価値観の共有」「密なコミュニケーション」「長期雇用」の3点によって統合されていると主張する。そして、この仕組みが、社内や市場で発生する(意図的に発生させることもある)矛盾を解消しているという。また、トヨタの経営の良い点だけでなく、リスクについても言及している。
本書は、6年に渡る長期調査から結論を導いており、情報量は豊富だ。また、トヨタの協力も得ているようで、経営陣のインタビューも多く、情報の質も良い。トヨタの経営の特徴が事例やエピソードを通してうまく表現されている。但し、6つの特徴に集約された分析については、納得はするが、目新しいさはない。本書は、アメリカで出版されているようで、アメリカ人にとってはインパクトがある内容なのだろう。
本書は、経営者はもちろんミドルマネジャーにとって役立つ内容だ。トヨタの経営の特徴がよく理解できるし、その特徴は参考になる点は多い。 野中郁次郎・竹内弘高著「知識創造企業」を読んだ方は、理解しやすいだろう。時間のない方は、1・2・9・10・11章だけ読めば内容は理解できる。ただ、事例やエピソードが面白いので、時間をかけて読んだ方が楽しめるだろう。
本書は、6年に渡る長期調査から結論を導いており、情報量は豊富だ。また、トヨタの協力も得ているようで、経営陣のインタビューも多く、情報の質も良い。トヨタの経営の特徴が事例やエピソードを通してうまく表現されている。但し、6つの特徴に集約された分析については、納得はするが、目新しいさはない。本書は、アメリカで出版されているようで、アメリカ人にとってはインパクトがある内容なのだろう。
本書は、経営者はもちろんミドルマネジャーにとって役立つ内容だ。トヨタの経営の特徴がよく理解できるし、その特徴は参考になる点は多い。 野中郁次郎・竹内弘高著「知識創造企業」を読んだ方は、理解しやすいだろう。時間のない方は、1・2・9・10・11章だけ読めば内容は理解できる。ただ、事例やエピソードが面白いので、時間をかけて読んだ方が楽しめるだろう。
2008年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まとまっていると言えばまとまっていはいる。
トヨタという会社にはじめて興味をもった段階では、まずまずの良書なのだろう。
しかし、
類書ですでに語られていることを、言い換えるために、
類書にない若干奇を衒ったコピー風の見出しが躍っている感じである。
トヨタを「すごい!すごい!」といっても、すごさのレベルを説得的に捉える
新たな工夫はみられない。
真摯に事実を抽象化して語ろうとするより、冷静さを欠くような感情的な言葉
使いも気になった。
「6年におよぶ研究、トヨタ経営論の決定版」という帯はいかがなものか。
何年研究しても、本書は抽象レベルの高いドキュメンタリーかノンフィクション物
というレベルで、読みやすいレポートの類である。
トヨタという会社にはじめて興味をもった段階では、まずまずの良書なのだろう。
しかし、
類書ですでに語られていることを、言い換えるために、
類書にない若干奇を衒ったコピー風の見出しが躍っている感じである。
トヨタを「すごい!すごい!」といっても、すごさのレベルを説得的に捉える
新たな工夫はみられない。
真摯に事実を抽象化して語ろうとするより、冷静さを欠くような感情的な言葉
使いも気になった。
「6年におよぶ研究、トヨタ経営論の決定版」という帯はいかがなものか。
何年研究しても、本書は抽象レベルの高いドキュメンタリーかノンフィクション物
というレベルで、読みやすいレポートの類である。
2016年10月11日に日本でレビュー済み
本書はトヨタの経営システムを包括的に記述している本になります。トヨタの場合生産システムに焦点があてられるのがほとんどの中で、本書のように経営システムを分析している本は貴重な印象を受けました。また書かれていることは全般的にとても納得できましたし、本書で記載されている「拡張力」と「結合力」、そして矛盾をあえて抱えることで、衝突を生みだし、その衝突が前進の推進力になっている、という点は非常に目を開かせてくれる秀逸な分析だと感じました。
本書にもたびたび書かれているように、トヨタの経営システムは一言では説明できない複雑なモデルで、しかも日本人にとっても理解するのに一苦労するかもしれません。しかし一番共感できた点は、トヨタが人材を中心に据えた経営をしている点です。ここは日本企業が理解しやすく、かつ個人的には全世界に広まって欲しい経営スタンスだと思っています。
現在IoTが各所でもてはやされていますが、IoTには「人間を代替するIoT」と「人間を補完するIoT」の2つがあって、おそらく米国企業が進めるIoTは人間を代替する方ではないかと懸念します。それに対してトヨタのような企業であれば、IoT時代であっても絶対に人間を中心に据えることで、人間を補完するIoTを構築してくれそうな気がして、こちらのIoTが世界に広まることを心から望んでいます。
最後に、本書は英語版のタイトルがExtreme Toyotaというのに対して、日本語版は「トヨタの知識創造経営」ということですが、本書全体を読んでどちらかといえば英語版のタイトルの方が中身を記述している気がしました(「知識創造経営」はあくまでトヨタの経営システムの一部なのでは?という印象を持ちました)。
本書にもたびたび書かれているように、トヨタの経営システムは一言では説明できない複雑なモデルで、しかも日本人にとっても理解するのに一苦労するかもしれません。しかし一番共感できた点は、トヨタが人材を中心に据えた経営をしている点です。ここは日本企業が理解しやすく、かつ個人的には全世界に広まって欲しい経営スタンスだと思っています。
現在IoTが各所でもてはやされていますが、IoTには「人間を代替するIoT」と「人間を補完するIoT」の2つがあって、おそらく米国企業が進めるIoTは人間を代替する方ではないかと懸念します。それに対してトヨタのような企業であれば、IoT時代であっても絶対に人間を中心に据えることで、人間を補完するIoTを構築してくれそうな気がして、こちらのIoTが世界に広まることを心から望んでいます。
最後に、本書は英語版のタイトルがExtreme Toyotaというのに対して、日本語版は「トヨタの知識創造経営」ということですが、本書全体を読んでどちらかといえば英語版のタイトルの方が中身を記述している気がしました(「知識創造経営」はあくまでトヨタの経営システムの一部なのでは?という印象を持ちました)。
2008年12月15日に日本でレビュー済み
あまり辛辣なことを言いたくはないが、この本の著者達は富を生み出すトヨタの本質が正確に理解できていない。
知識を創造していることには間違いないが、書かれている内容が現実とずれている。内部にいないと分からないかも知れないし、三河地方は辺鄙な土地なので学者の取材に限界があるのかも知れない。しかし3現主義でもう少し自分で調べてから本にしてもらいたい。
トヨタについて書かれた本はほとんどがジャーナリストか学者が書いているために富を生み出す仕組みがあまりきちんと一般の人に理解されていないのは大変残念なところである。
一橋大学大学院の人たちは日本で経営学をやりながら日本の代表的な企業の仕組みすら的外れで理解しているようだ。困りものだと思う。
知識を創造していることには間違いないが、書かれている内容が現実とずれている。内部にいないと分からないかも知れないし、三河地方は辺鄙な土地なので学者の取材に限界があるのかも知れない。しかし3現主義でもう少し自分で調べてから本にしてもらいたい。
トヨタについて書かれた本はほとんどがジャーナリストか学者が書いているために富を生み出す仕組みがあまりきちんと一般の人に理解されていないのは大変残念なところである。
一橋大学大学院の人たちは日本で経営学をやりながら日本の代表的な企業の仕組みすら的外れで理解しているようだ。困りものだと思う。
2010年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
厳しい評価を下さざるを得ない本だと思います。インタビューや資料で上手にまとめられていて、読めばそれなりにおもしろいとは思うのですが、何か新しい発見といいますか、「知識創造」は少ない本だと思います。
また、ドキュメント番組のような内容で、アカデミックな切れが感じられません(統計なども後ろにちょっとついているだけで、あるのは写真ばかり)。
この本の英語版は、欧米での評価が高いように見えますが、それはトヨタを取材する欧米の教授がいない(少ない?)なかで、本書はトヨタの秘密と思われるような内部資料をたくさん出しているため、資料ブックとしての評価なのではないかと思います。逆にいうと、このような研究は、日本国中ではあまり高い評価は得られない内容なのではないでしょうか。
トヨタに関して初めて知る人とか、経営学にあまり深くない人は楽しめると思いますが、なんともドキュメンタリーなトヨタ礼賛本というか、学者がまとめたトヨタ史(あまり悪いことは書かない)という感じで、読んでいて「本当にトヨタはそんなにいい会社なのかなあ??」と逆にかんぐりたくなるような本でした。
また、ドキュメント番組のような内容で、アカデミックな切れが感じられません(統計なども後ろにちょっとついているだけで、あるのは写真ばかり)。
この本の英語版は、欧米での評価が高いように見えますが、それはトヨタを取材する欧米の教授がいない(少ない?)なかで、本書はトヨタの秘密と思われるような内部資料をたくさん出しているため、資料ブックとしての評価なのではないかと思います。逆にいうと、このような研究は、日本国中ではあまり高い評価は得られない内容なのではないでしょうか。
トヨタに関して初めて知る人とか、経営学にあまり深くない人は楽しめると思いますが、なんともドキュメンタリーなトヨタ礼賛本というか、学者がまとめたトヨタ史(あまり悪いことは書かない)という感じで、読んでいて「本当にトヨタはそんなにいい会社なのかなあ??」と逆にかんぐりたくなるような本でした。
2008年7月11日に日本でレビュー済み
ジャストインタイムに代表されるトヨタ生産方式(TPS)などトヨタのハード面を研究、紹介する本は数多くありますが、この本はトヨタのソフト面における強みスポットをあてた点で特徴的です。しかも、そのソフト面の強みはほとんどがマニュアル化しにくく真似もしにくい暗黙知。トヨタの企業としての強さを再認識させられる一冊です。
本書の考え方のベースは、著者らの「メンター」である野中郁次郎氏の知識経営論が置かれていて、本書の内容はさながら名著「知識創造企業」のトヨタ版ケーススタディといえ、確かに分析手法や話のもっていき方にある種の「結論ありき臭さ」は感じますが、そのことを割り引いても☆5つは譲れない素晴らしい本です
論旨としては、トヨタがあえて矛盾を作り出すことで継続的なイノベーションと自己革新を実現していること、3つの拡張力(不可能な目標、実験主義、現地顧客対応)と3つの結合力(創業者哲学、神経システム、アップアンドインの人事政策)が相互作用し組織をスパイラルアップさせていく、というもの。
私が本書で有益と思うのは、トヨタの文化、メンタリティを簡潔に表すフレーズが散りばめられている点。少しあげるだけでも、「障子を開けよ、外は広い」「NotYetの思想」「6割の可能性があるならやってみよ」「だれもが勝利者となるべき」「なぜを5回」etc…
なかなか一朝一夕にはできないことばかりですが、自社に応用できそうなアイデアがたくさん詰まっています。とにかくたくさんの方にぜひ読んでほしい1冊です。
本書の考え方のベースは、著者らの「メンター」である野中郁次郎氏の知識経営論が置かれていて、本書の内容はさながら名著「知識創造企業」のトヨタ版ケーススタディといえ、確かに分析手法や話のもっていき方にある種の「結論ありき臭さ」は感じますが、そのことを割り引いても☆5つは譲れない素晴らしい本です
論旨としては、トヨタがあえて矛盾を作り出すことで継続的なイノベーションと自己革新を実現していること、3つの拡張力(不可能な目標、実験主義、現地顧客対応)と3つの結合力(創業者哲学、神経システム、アップアンドインの人事政策)が相互作用し組織をスパイラルアップさせていく、というもの。
私が本書で有益と思うのは、トヨタの文化、メンタリティを簡潔に表すフレーズが散りばめられている点。少しあげるだけでも、「障子を開けよ、外は広い」「NotYetの思想」「6割の可能性があるならやってみよ」「だれもが勝利者となるべき」「なぜを5回」etc…
なかなか一朝一夕にはできないことばかりですが、自社に応用できそうなアイデアがたくさん詰まっています。とにかくたくさんの方にぜひ読んでほしい1冊です。