タイトルの答えは一章で明かされ、その後は著者の体験をもとにした「ヒットのつくり方」が公開されています。ボリュームで考えるとタイトルはおまけ程度で、しかも過大タイトルですね。ネットで「しか」ヒットが生まれないわけではなく、あくまでネットで生まれやすいというだけですので。
内容としては比較的ありきたりなもので、参考になったところといえばネット業界ではターゲット層をかなり絞り込むことが大切で、そのために売り上げが抑えられ、制作コストも抑える必要があるというあたりです。いろいろと体験談が書かれてあるのですが、そこから次の一手をくみ取れるかというとそこまで昇華しきれていないように感じました。
最後に、「現時点ではケータイこそがフロンティアであり、もっとも新しいコンテンツを生み出していくのではないだろうか」というコトバで締めくくられていますが個人的に疑問です。現在の携帯電話は機能的にまだまだ成熟しておらず、PCと比較すると機能に歴然とした差がありますのでケータイが主役になるにはまだまだ早すぎると感じています。著者のケータイに対する思い入れは感心しますが、ちょっと言い過ぎかなと思いました。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか 単行本 – 2008/6/2
津谷 祐司
(著)
電車内での暇つぶし風景が様変わりしている。10年前であれば、新聞や雑誌、単行本やマンガ本を広げて読む人が圧倒的であった。ところが、最近はケータイを手にメールをしたりゲームを楽しむ人が多い。それは何を意味するのか。
コンテンツのヒットが、急速に旧来の「パッケージ」型から「ネットワーク」型に移行しているということだ。若者の多くは、音楽をCDではなく、ネット配信で聞いている。パソコンやケータイでダウンロードするのが主流だ。また、ブロードバンド化されたパソコンで投稿動画を楽しむ人も爆発的に増えている。書籍の文芸作品は苦戦しているが、ケータイ小説をまとめたものはベストセラーになっている。つまり、ネットワークがヒットの公式を変えたのだ。
では、どのようにしてヒットコンテンツをつくればよいのか。本書はケータイコンテンツのヒットクリエーターとして活躍する著者が、そのノウハウを余すところなく紹介している。
コンテンツのヒットが、急速に旧来の「パッケージ」型から「ネットワーク」型に移行しているということだ。若者の多くは、音楽をCDではなく、ネット配信で聞いている。パソコンやケータイでダウンロードするのが主流だ。また、ブロードバンド化されたパソコンで投稿動画を楽しむ人も爆発的に増えている。書籍の文芸作品は苦戦しているが、ケータイ小説をまとめたものはベストセラーになっている。つまり、ネットワークがヒットの公式を変えたのだ。
では、どのようにしてヒットコンテンツをつくればよいのか。本書はケータイコンテンツのヒットクリエーターとして活躍する著者が、そのノウハウを余すところなく紹介している。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2008/6/2
- ISBN-104569698360
- ISBN-13978-4569698366
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3つ
5つのうち3つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。