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人類は絶滅する: 化石が明かす「残された時間」 単行本 – 2005/12/1
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- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2005/12/1
- ISBN-104022500697
- ISBN-13978-4022500694
商品の説明
メディア掲載レビューほか
著者はイースト・ロンドン大学の古生物学教授。著者が参加する同大学の研究チームは、化石、現生の動植物、岩石、化学物質など、膨大なデータを集めたデータベースを構築した。本書はこのデータを数学的に解析し、生物種・生物群の絶滅、発生、多様化のプロセスを探り、環境と進化の関係を追求する。
生物多様性の変化から、地球には過去、“5大絶滅”があったことを明らかにする。隕石落下など、生物界の外からの原因で起こった5大絶滅は、その後の多様性増加の起爆剤となった。大規模変化による進化は、指数関数的に急激に起きる。「進化はよどみなく進行する」としたダーウィン進化論を否定した新説である。
さらに、現在の地球が次なる大絶滅に向かいつつあることを示す。著者のグループは、生物がみな同様の繁栄と衰退の過程をたどり絶滅していくことに着目し、動植物の発生から絶滅までのプロセスを示す数式モデルを考案する。これに当てはめて考えると、人間を含むほ乳類は9億年後に絶滅するとの結論に至る。ただし、これは、地球が内外からの干渉を全く受けなかった場合の話である。
砂山を自ら崩している人類
本書は地球を一個の複雑な系(システム)だと主張し、“砂山モデル”で解説する。砂粒が堆積たいせきし、形成する砂山は、円錐形えんすいけいが一定の高さに達すると、斜面のあちこちで小さな崩落が始まる。が、砂山は一個のシステムとして、円錐形を内側から維持しようと働くため、すぐに大きな雪崩とはならない。自身を制御し、内包する様々な力によって変化する。
地球も砂山と同様で、崩れやすく脆弱ぜいじゃくだが、自己組織化されたシステムで、自己維持能力が働く。だが、我々人類は今、「砂山を足で蹴って崩しているところ」であり、ほ乳類の絶滅は数式モデルの予測よりはるかに早くなる可能性を秘める。利己的で攻撃的な性向を持つ人類の「砂山崩し」は4万2000年前、祖先がアフリカを出て北上した時から始まっているとも指摘して、6度目の大絶滅事変の中にある地球の将来を憂慮する。
(日経エコロジー 2006/03/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
まず本書は、古代からの化石記録から種数の増減を調べることで、進化の軌跡をたどることから始まります。
そして進化の断続平衡がなぜ生じるのか、それに環境変動がどう関わってきたのかについて述べられます。
環境の変動によって絶滅種と新たに発生する種が生じることから、大進化と大絶滅は表裏一体の関係であることが示されます。
そして、人類絶滅ですが、人類は自ら環境を変動させることで、自らの絶滅を早めているというのが、本書の結論のようです。
ということで、帯にあるほどのインパクトはありません。
それにしても本書の校正はひどい。
何しろオーストリア大陸ですから。
笑ってしまいます。
そもそも導入部から人類の絶滅が古生物のパターン研究から導かれるような振りがあるのだが,よく読んでいくと実はそういうことではなく,ごくふつうの「人類の化石燃料による生活水準を下げることが難しいことから環境破壊につながって文明崩壊,人類絶滅するだろう」という筋書きで,そこにパターン研究から導かれる本質的な洞察があるわけではないというところがかなりがっかりさせられる部分である.
またパターン研究の部分も多様性の進化に対する学説史の部分や広範囲のデータを整理する苦労話はなかなかいいのだが,肝心のパターンの数式が明らかな誤植.(というより訳者も編集者も全く数式の意味がわかっていないのではないか)
このパターン研究の部分も中身的には要するに生物の進化的多様性はある系統について時間に対して指数的に増加する.外部攪乱は攪乱の大きさと頻度が冪乗法則に沿う.環境に生物多様性の収容限界がある場合には指数増加がロジスティック的な振る舞いを行うということが主張の中心.
しかもなぜそうなるのかという一番興味をそそるところについては解説なし,当てはめてみればこうなりましたという記述に止まっている.ここがないとこの話は全く面白くないのでは.
僭越ながら後知恵とはいえ考えてみると,種数等の増加は一定比率で増えていくとすれば当然指数的になるはずだし,収容限界がある場合にはロジスティック的になるのは当たり前なのではという印象.あまり大騒ぎするほどのことでもないような気がするし,モデル曲線からの逸脱で環境収容力の変遷を測定する程度の応用話題はほしいところ.