自動車メーカーマツダの社長をモデルにした作品。
鍛冶屋からスタートし国内三位の自動車メーカーまでに育て上げた三代の社長を中心とした内容である。
どこの企業でも言われる創業者に継ぐ二代、三代目の人材の出来の悪さ、闘争心の無さは共通のようだ。
小型車から世界最初のローターリーエンジン開発の秘話を含め興味ある作品だった。
実話モデルのためフィクションに無い面白さを提供している。
一般文学通算1326作品目の感想。2014/11/29 22:35

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世襲企業 (光文社文庫) 文庫 – 2005/10/12
清水 一行
(著)
- 本の長さ362ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/10/12
- ISBN-104334739563
- ISBN-13978-4334739560
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/10/12)
- 発売日 : 2005/10/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 362ページ
- ISBN-10 : 4334739563
- ISBN-13 : 978-4334739560
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,221,333位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1931年東京向島生まれ。週刊誌記者などを経て、’66年に証券界の内幕を抉った『小説兜町』でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。’75年『動脈列島』で日本推理作家協会賞受賞。経済小説、犯罪小説、ミステリー、サスペンスなど、幅広いジャンルで活躍。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 密閉集団 (ISBN-13: 978-4334742713 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月26日に日本でレビュー済み
最近は「世襲」が批判されている。それだけ世襲の人が増えているからだろう。
ここで世襲問題を論ずるつもりはないのだけれど、話題のキーワードなので、そこから連想して読んでみたというわけだ。
冒頭に「この作品はフィクションであり〜〜」というお断りがあるので、話のどこかには、現実のことが参考になっているのだろう。
それがどこかは小説の品質とは無関係だが。
広島の自動車会社といえば、マツダだ。広島最大の企業らしい。そしてオーナー会社のようだ。知らなかった。
というように、へーえ、そうなのかと興味を持って読んでいった。モデルの存在する企業小説は、よかれ悪しかれこのような読まれ方をするものだろう。
という部分はまったく申し分ないのだけれど。
この小説、落ちがないのだ。読み終わって?と思うのだった。表紙を改めて見直して、どこにも「第1巻」という文字がないのを確認した。
おかしい、ふしぎだ。本が途中で終わっている。
表紙のカバーには「”世襲”をテーマに、成長する企業の内外の軋轢を描いた傑作。」と書いているのだけれど、正しくは「”世襲”をテーマに、成長する企業の内外の軋轢を描こうとした。」だろう。清水一行さんには早く結末を書いてほしいと思う。
ここで世襲問題を論ずるつもりはないのだけれど、話題のキーワードなので、そこから連想して読んでみたというわけだ。
冒頭に「この作品はフィクションであり〜〜」というお断りがあるので、話のどこかには、現実のことが参考になっているのだろう。
それがどこかは小説の品質とは無関係だが。
広島の自動車会社といえば、マツダだ。広島最大の企業らしい。そしてオーナー会社のようだ。知らなかった。
というように、へーえ、そうなのかと興味を持って読んでいった。モデルの存在する企業小説は、よかれ悪しかれこのような読まれ方をするものだろう。
という部分はまったく申し分ないのだけれど。
この小説、落ちがないのだ。読み終わって?と思うのだった。表紙を改めて見直して、どこにも「第1巻」という文字がないのを確認した。
おかしい、ふしぎだ。本が途中で終わっている。
表紙のカバーには「”世襲”をテーマに、成長する企業の内外の軋轢を描いた傑作。」と書いているのだけれど、正しくは「”世襲”をテーマに、成長する企業の内外の軋轢を描こうとした。」だろう。清水一行さんには早く結末を書いてほしいと思う。