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ロバート・ウォード

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四つの雨 (ハヤカワ・ミステリ文庫ウ 21-1) 文庫 – 2007/8/25

ロバート・ウォード (著), 田村義進 (翻訳)

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本の長さ

373ページ
言語

日本語
出版社

早川書房
発売日

2007/8/25
ISBN-10

4151770518
ISBN-13

978-4151770517
すべての詳細を表示

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2007/8/25)
発売日 ‏ : ‎ 2007/8/25
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 373ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4151770518
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4151770517

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プミ

クールなノワール

2013年6月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ストーリー展開が速くて一気に読んでしまった。無駄がなく歯切れのよい文章に、ぐんぐん引き込まれていく。平凡な人間のごく普通の日常から犯罪・殺人という非日常への飛躍がとても自然に描かれていて怖くなる。アウトローな男と女のクールなノワールだが、人生の後半期にさしかかる読者は主人公にふと自己投影してしまって寒くなるかもしれない。

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青色星

どこまでも暗い予感が漂う

2009年2月15日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

若き日の「理想を実現する闘い」を忘れず、いまだに現実と格闘する心理療法士ボブ。
妻にも逃げられ、日々の楽しみといえば友人との酒と素人バンドで弾くギターだけだった。そこに現れた魅力的な女ジェシー。
ジェシーとの夢を実現するため、ボブは大金を得るための賭けにでる。
しかし、そこには思わぬ事態が待ちかまえていた……。

冒頭から漂う暗い予感にページをめくる手も止まりがちになりましたが、後半は物語が大きく動き、一気に読めました。

過去の闘いの記憶、ひよっていった仲間たちへの想い、いつか自分にも光が当たるという希望（いや野望）。やるせない現実をなんとか生きてきたボブの心情は理解できるのですが、その愚かさに共感するのは難しいと感じました。

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♪ ♪♫

どん底から這い上がろうする男の話し

2007年12月28日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　ボルチモアのダウンタウンでカウンセリングの社会奉仕を行う心理療法士のボブ。常に理想を追い求めてきたが不遇の50年間だった。妻に逃げられ、金は無い。
　そんなある日、自ら主催するバンドに、若く美しいジェシーがボォーカルとして新たなメンバーに加わる。ひとめぼれしたボブ。必要なのは金。とうとうボブは患者が持つ高価な仮面の強奪を企てる･･･。
　よくある、どん底から這い上がろうする男の話しだが、本書はストーリーがシャープでテンポよく、飽きさせることなく、ノンストップで最後まで読ませた。

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ＭＡＣＰＡＵＬ

堕ちていく人生

2013年7月27日に日本でレビュー済み

「大人のﾉﾜｰﾙ」との触れ込みで宣伝された作品。僕の好きなﾏｲｹﾙ・ｺﾅﾘｰなどが絶賛しているということで読んで見たが、
ちょっと変わった味付けの洋食という感じ。人に施すことだけで人生を生きてきた精神学の医師ﾎﾞﾌﾞ。いつも貧乏くじ
ばかり引いてきた彼の前に現れた理想の女性ｼﾞｪｼｰ。老いを感じる年頃になったﾎﾞﾌﾞは自分の患者から高価な骨董品
である仮面を盗むことを計画する。それからは転がるように堕ちて行く彼の人生。一度は何もかもうまくいくと思われた
計画も二転三転あり、最後はそのｼﾞｪｼｰとさえも血で血を洗う戦いとなる。ある意味滑稽なまでの彼の堕落と、まだ
残っているﾋｭｰﾏﾆｽﾞﾑに戸惑ってしまう。作者自身有名なTV作品のﾌﾟﾛﾃﾞﾕｰｻｰをしているというためか、作品自身もやや
TVや映画を意識した作品になっているような気がする。

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take

帯に作家の賛辞がいっぱい！

2007年10月15日に日本でレビュー済み

中年の心理療法士ボブはさえない毎日を過ごしていた。ところが彼が加わっているバンドにヴォーカルとしてジェシーが入ったとき、彼の人生は激しく動き出す。

題名の「四つの雨」とは「氷」「石」「光」そして「血」の４種類。
マイクル・コナリー、ジェイムズ・クラムリー、Ｔ・ジェファーソン・パーカー、ケン・ブルーウン、ローラ・リップマン、ロバート・クレイス、そしてジョージ・Ｐ・ペレケーノスらの推薦が帯に載っているこの小説。それぞれの作家がお好きな方はご一読を。

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