植村さんが極地や山について綴ったものでもは、表に出すことを想定して書かれた文章でもない。
タイトルの通り、奥さんへの手紙だ。
日本人エベレスト初登頂(実際には第二登)、犬ぞりで北極点到達など、数々の偉業を達成した大冒険家ではあるが、妻に見せる弱さ、人間らしさを本書を通じて垣間見ることができる。
植村さんに興味があるなら、読んでおいて損はない一冊。

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植村直己 妻への手紙 (文春新書 275) 新書 – 2002/10/20
植村 直己
(著)
世紀の冒険家が生涯を誓い合った相手に極限の旅先から書き送った数々の手紙。冒険家の生々しい素顔と愛情あふれる文面が胸をうつ
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/10/20
- ISBN-104166602756
- ISBN-13978-4166602759
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/10/20)
- 発売日 : 2002/10/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 262ページ
- ISBN-10 : 4166602756
- ISBN-13 : 978-4166602759
- Amazon 売れ筋ランキング: - 447,789位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 906位文春新書
- - 22,187位歴史・地理 (本)
- - 65,552位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
弱さを打ち消し自ら奮い立たせるように強気な事を書いている日もあれば、自分の弱さと真っ向から向き合いさらけ出した日もある。
自分を冷静に俯瞰で見て、自分をよく理解しているからこそ偉業を達成できたんだと思います。
でも、犬好きな人、何かを成し遂げるには犠牲も必要という事を理解できない人には植村さんの本は読まない方が良いと思います。
自分を冷静に俯瞰で見て、自分をよく理解しているからこそ偉業を達成できたんだと思います。
でも、犬好きな人、何かを成し遂げるには犠牲も必要という事を理解できない人には植村さんの本は読まない方が良いと思います。
2015年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒険家の わがままと行く先々のエスキモーの人達の 暖かい支援そして新婚の奥さんの苦労、感慨深い物を 感じました。
生きて帰って欲しかったです!
生きて帰って欲しかったです!
2014年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾン様。今回は、故・植村直巳様の御著書「妻への手紙」(文春新書様・刊)をご提供下さり、心より感謝申し上げます。私は日本人で一番カッコよく、憧れていたのが植村直巳さんでした。中学時代、犬橇で極点を単独で走破したことを、国語の教科書で読ませて頂き、「いいなー。」それだけ一点でした。私自身、幼い頃、冒険の本・山登りの本などを読ませていただいていたので、植村直巳様の、過酷な自然環境の下での対応力・また、地味でお人よしの性格の植村直巳様が、とんでもない野生本能を持っておられ、アマゾン川の手製の筏くだりで、ピラニアを捕って食べられたこと・まだ残っていた人を食べてしまう方々と対峙されたとき、オールを持たれ、仁王立ちでにらみつけた事(記憶が曖昧なので、若しかしたら、おもちゃのピストルだったかも知れません。誤りが有れば訂正させて頂きます。)また、エスキモーの方の食生活に慣れるときも、カリブーの肉を、最初は心では泣きながら、ニコッと笑い美味しそうに召し上がられ、いつの間にか好きになってしまった事。キビヤックという、渡り鳥の腸詰を醗酵させた、ブルーチーズのような風味の食べ物が大好きだった事。本当に大好きな人でした。マッキンリーで遭難された時、お昼のワイドショーで、知ったのですが・・・。妻の公子様と、「オーロラ」という無線の交信で、極点単独行で律儀に会話されておられた事、「植村直巳物語」という映画で、植村様の山登りの情熱・努力を知り、ますます好きに成ってしまいました。
植村直巳さん。本当にありがとうございます。
仕事の関係で、読破していないのですが・・・。今回、久しぶりに、挿絵や、植村直巳様の実直で朴訥なお人柄に触れ、感謝・感謝です。
ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
合掌・無限感謝
植村直巳さん。本当にありがとうございます。
仕事の関係で、読破していないのですが・・・。今回、久しぶりに、挿絵や、植村直巳様の実直で朴訥なお人柄に触れ、感謝・感謝です。
ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
合掌・無限感謝
2007年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
植村氏が存命の頃、氏の著書を何冊か読んでいたが、
本書はそれらと全く質の違う著書です。
夫人が「ひとつ位私の我が儘を通しても好いでしょ。」と
世に送り出した他人へ読まれることを全く想定していない
植村直己の体裁のない生の文章です。
私が今年読んだ本の中で最も迫る読み物でした。
表題は氏がほとんどの手紙の文末に書いていた夫人への
「命令」です。
今頃になって本書の存在を知り、読んだことが
遅すぎたと悔やまれる程、素晴らしい書籍です。
文化としての冒険がよく見える書籍です。
巻末の植村公子氏の一文は強烈でした。
また、ビジネス書としても価値のある一冊です。
本書はそれらと全く質の違う著書です。
夫人が「ひとつ位私の我が儘を通しても好いでしょ。」と
世に送り出した他人へ読まれることを全く想定していない
植村直己の体裁のない生の文章です。
私が今年読んだ本の中で最も迫る読み物でした。
表題は氏がほとんどの手紙の文末に書いていた夫人への
「命令」です。
今頃になって本書の存在を知り、読んだことが
遅すぎたと悔やまれる程、素晴らしい書籍です。
文化としての冒険がよく見える書籍です。
巻末の植村公子氏の一文は強烈でした。
また、ビジネス書としても価値のある一冊です。
2022年10月7日に日本でレビュー済み
★3.1/2022年121冊目/10月2冊目/『植村直己 妻への手紙』(文春新書/文藝春秋)/植村 直己/P.262/2002年/750円+税 #読書 #読書2022 #読了 #読了2022
国民栄誉賞を受賞した冒険家の植村直己が奥さんに送った手紙を本にしただけ。編集もほぼなく、誤字脱字だらけ、改行もないからとても読みづらい。メールもない1970−80年代、よく移動中のアラスカから日本と手紙のやり取りができたと感心。また、犬橇でアラスカに到達する際、どんどんワンちゃんが死んでは買い足すのが可哀想だった。自分の欲望で犬の命を犠牲にしないでほしい。−−「今の俺はお前を思わずにいられない人間になってしまった。お前の体はお前のものではない、俺の体なのだ。人事ではない、大事にしてくれ。」p50
国民栄誉賞を受賞した冒険家の植村直己が奥さんに送った手紙を本にしただけ。編集もほぼなく、誤字脱字だらけ、改行もないからとても読みづらい。メールもない1970−80年代、よく移動中のアラスカから日本と手紙のやり取りができたと感心。また、犬橇でアラスカに到達する際、どんどんワンちゃんが死んでは買い足すのが可哀想だった。自分の欲望で犬の命を犠牲にしないでほしい。−−「今の俺はお前を思わずにいられない人間になってしまった。お前の体はお前のものではない、俺の体なのだ。人事ではない、大事にしてくれ。」p50
2003年10月6日に日本でレビュー済み
この本は、私が初めてふれた植村直己作品です。
世界的な冒険家として名を馳せている植村さんが、各地から奥様に送られたお手紙をまとめた本です。
過酷な冒険を成すその裏側で、奥様だけに見せる人間らしい弱さ、そして強さに裏づけされた優しさが、随所に滲んでいます。
その純粋で素直なお手紙の内容は、読んでいて、時に微笑みをさそいます。 そして最後には、女性としてこのように愛された奥様は、やはりお幸せであったのではないかと思いました。
数々の植村作品を読まれている方にも、ほかの著書ではみられない氏の一面にふれられる素敵な一冊だと思います。
この本は、私が初めてふれた植村直己作品です。
世界的な冒険家として名を馳せている植村さんが、各地から奥様に送られたお手紙をまとめた本です。
過酷な冒険を成すその裏側で、奥様だけに見せる人間らしい弱さ、そして強さに裏づけされた優しさが、随所に滲んでいます。
その純粋で素直なお手紙の内容は、読んでいて、時に微笑みをさそいます。 そして最後には、女性としてこのように愛された奥様は、やはりお幸せであったのではないかと思いました。
数々の植村作品を読まれている方にも、ほかの著書ではみられない氏の一面にふれられる素敵な一冊だと思います。
2008年11月24日に日本でレビュー済み
今まで著者のほかの著書を読んできたが、それらは一般に記されたものだけに、淡々とその時その場所で感じたことや体験したことを纏めて描かれているが、本書は「妻へ宛てた手紙」ということでより、一層感情的、砕けた口語体的な文体で描かれている。
とかくマスコミから偉大だ、偉大だと祭り上げられるような人物は神格化されることが多いが、植村直己のようないわゆる偉大と称される冒険家であっても、心寄せる伴侶にはやはりこういう人間臭い一面があり、それは彼とて例外ではないことを思わせる。
妻公子夫人のこともあり、本来プライベートなことに触れるこういったやりとりをよく公開したものだなと思う。
よくある冒険家による単なる冒険記録の開示ではなく、違った側面から植村直己が行ってきた冒険のを窺い知ることができる本としては貴重であると思う。
ただ読み進めていくうちに毎回送られてくる手紙の内容が、大体同様のことを伝えるものであって冗長に感じ少々退屈した。
とかくマスコミから偉大だ、偉大だと祭り上げられるような人物は神格化されることが多いが、植村直己のようないわゆる偉大と称される冒険家であっても、心寄せる伴侶にはやはりこういう人間臭い一面があり、それは彼とて例外ではないことを思わせる。
妻公子夫人のこともあり、本来プライベートなことに触れるこういったやりとりをよく公開したものだなと思う。
よくある冒険家による単なる冒険記録の開示ではなく、違った側面から植村直己が行ってきた冒険のを窺い知ることができる本としては貴重であると思う。
ただ読み進めていくうちに毎回送られてくる手紙の内容が、大体同様のことを伝えるものであって冗長に感じ少々退屈した。