現在の世界経済で金融資本の動きが大きな歪みをもたらしているとの認識を有しています。
その一つがタックスヘイブンであり、投機規制のなさ、国境こえる資金への課税(トービン税)の停滞、法人税率
引き下げ競争など 企業活動への国家の主権を再確保する運動が世界的におこなわれないかと考えています。

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タックスヘイブン: グロ-バル経済を動かす闇のシステム 単行本 – 2007/5/1
- 本の長さ169ページ
- 言語日本語
- 出版社作品社
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104861821282
- ISBN-13978-4861821288
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登録情報
- 出版社 : 作品社 (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 169ページ
- ISBN-10 : 4861821282
- ISBN-13 : 978-4861821288
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,255,935位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 304位世界の経済事情
- - 44,976位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年2月25日に日本でレビュー済み
タックスヘイブンの役割、影響力を包括的に理解する上で格好の書だ。世界経済を必要以上に不安定にしている「規制を受けない投機資金」が、タックスヘイブン国を隠れ蓑に、ますます増殖している。金融自由化の美名の下、金融ノーハウで一歩先んじる米英をはじめとする金融強国およびその影響力化にあるIMFがこの流れを支持し、加速してきた。その投機マネーは、どこにどれほどあるのか、タックスヘイブン国の秘密主義のおかげで、その実態は誰にもわからない。タックスヘイブンは、単に世界経済の安定を脅かしているだけではなく、莫大な資産隠匿、脱税の温床でもある。なぜ世界的にこれを規制しようとしないのか? これを利用して莫大な利益を得ている既得権者(国、企業、富豪など)の抵抗が大きいためだ。最後に著者は「事態は動き始めている!」と書いているが、事態を動かすには、世界的な社会運動の必要性が示唆されている。翻訳もこなれていて読みやすい。
2014年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで漠然としていた「タックスヘイブン」という機能がかなりクリアになったが、新たな疑問も湧いてくる。
「タックスヘイブン」は、租税回避地との意味でいけば、日本的に奈良・平安時代の「荘園」に類似している様に想うし、中世ヨーロッパにも法王が所有していた気がする。この当時の「タックスヘイブン」は完全に租税回避地で経済の範疇だったと想う。
しかし、第二次大戦以降、特にインターネットが登場し、仮想化が出来るようになり、距離の概念がなくなってから、ヘッジファンド(特に非合法政府系ファンド)が使用しだしてから、経済の範疇から逸脱し金融兵器として政治的に使用されている気がする。(税がどうのこうのと言ってるが、つまり金融兵器(軍事費)として利用しすぎて、国家財政を圧迫しすぎてきましたってだけじゃないのかな。)
基本的に政府(官僚・政治家)に経済的合理性は皆無で、彼らの運営は放漫経営で行きつく先は破綻というのは歴史がいやになるほど証明している。
また、金融兵器として使用されているのだから、税だとか経済だとかの範疇で考えるのは何の意味もないと想う。兵器の本質は破壊だろうから、攻撃先の社会の経済を破壊し、その後そこに旧来の金融が乗り込み支配するか富を搾取するのだろう。
この倫理兵器(金融兵器)の無力化の方法は現在のところないし、多分、物理兵器を使って痛い想いをした第?次大戦同様、お互いに打ちまくって痛い想いをしてその後、法制化して制限するしかないんでしょうね。なんせ馬鹿ですから。(相手が準備できてないうちに攻撃して逃げ切り勝ちは多分甘いですよね。)
「タックスヘイブン」は、租税回避地との意味でいけば、日本的に奈良・平安時代の「荘園」に類似している様に想うし、中世ヨーロッパにも法王が所有していた気がする。この当時の「タックスヘイブン」は完全に租税回避地で経済の範疇だったと想う。
しかし、第二次大戦以降、特にインターネットが登場し、仮想化が出来るようになり、距離の概念がなくなってから、ヘッジファンド(特に非合法政府系ファンド)が使用しだしてから、経済の範疇から逸脱し金融兵器として政治的に使用されている気がする。(税がどうのこうのと言ってるが、つまり金融兵器(軍事費)として利用しすぎて、国家財政を圧迫しすぎてきましたってだけじゃないのかな。)
基本的に政府(官僚・政治家)に経済的合理性は皆無で、彼らの運営は放漫経営で行きつく先は破綻というのは歴史がいやになるほど証明している。
また、金融兵器として使用されているのだから、税だとか経済だとかの範疇で考えるのは何の意味もないと想う。兵器の本質は破壊だろうから、攻撃先の社会の経済を破壊し、その後そこに旧来の金融が乗り込み支配するか富を搾取するのだろう。
この倫理兵器(金融兵器)の無力化の方法は現在のところないし、多分、物理兵器を使って痛い想いをした第?次大戦同様、お互いに打ちまくって痛い想いをしてその後、法制化して制限するしかないんでしょうね。なんせ馬鹿ですから。(相手が準備できてないうちに攻撃して逃げ切り勝ちは多分甘いですよね。)
2012年7月31日に日本でレビュー済み
この本は、タックスヘブンの生い立ちやタックスヘブンの世界の地図を通して、お金の流れを知ることができる本です。
税金に対して、考えてみるきっかけになった。見えない世界がここにあるということは、事実である。
税金に対して、考えてみるきっかけになった。見えない世界がここにあるということは、事実である。
2008年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
橘玲『黄金の扉を開ける賢者の投資術』で引用されていたので、さっそく買ってみた。思想的な立場からすればタックスヘイブンの増殖に批判的なのだろうが、記述は中立で好感が持てる。
「タックスヘイブンはグローバル経済の鬼子ではなく、世界資本主義の誕生以来、成長の駆動力として経済に組み込まれていた」との指摘は卓見。
「タックスヘイブンはグローバル経済の鬼子ではなく、世界資本主義の誕生以来、成長の駆動力として経済に組み込まれていた」との指摘は卓見。
2008年11月11日に日本でレビュー済み
タックスヘイブンとは税金天国(heaven)という意味ではなく税金回避地という意味である。
本の内容はタックスヘイブンを取り巻く歴史的な環境の記述、各国の対応がダラダラと記載されているだけ。
タックスヘイブンを用いた租税回避について学習したい人にはためにならない本である。
本の内容はタックスヘイブンを取り巻く歴史的な環境の記述、各国の対応がダラダラと記載されているだけ。
タックスヘイブンを用いた租税回避について学習したい人にはためにならない本である。
2016年5月5日に日本でレビュー済み
最近のパナマ文書などでも話題のタックスヘイブン。
しかし、そもそもタックスヘイブンとはどういうもので、どうやって現在のようになったのか。
本書は、タックスヘイブンの基礎情報を簡潔にまとめている。
タックスヘイブンの実態は、当然ながら公表されていない部分が膨大なので調査は難しいが、ある程度のデータをもとにいろいろと説明されている。
また、タックスヘイブンがなぜ資金洗浄や税逃れとして機能できるのか、という法制度の実情についても詳しく出ている。
タックスヘイブンの歴史として、イングランド銀行のユーロダラー市場やスイス銀行が何をしたのかが出ているのも面白い。
最後に、タックスヘイブン対策の実情とその難しさが述べられて本書は締めくくられている。
160ページ程度の小著にコンパクトにまとまっているので、やや詰め込まれ過ぎとの感もある。
通読して楽しむというよりは簡潔な基礎情報まとめという感じだろうか。
同著者によるより詳細な著書 【徹底解明】タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態 も出ているので、詳しく知りたい人はこちらを読むといいであろう。
しかし、そもそもタックスヘイブンとはどういうもので、どうやって現在のようになったのか。
本書は、タックスヘイブンの基礎情報を簡潔にまとめている。
タックスヘイブンの実態は、当然ながら公表されていない部分が膨大なので調査は難しいが、ある程度のデータをもとにいろいろと説明されている。
また、タックスヘイブンがなぜ資金洗浄や税逃れとして機能できるのか、という法制度の実情についても詳しく出ている。
タックスヘイブンの歴史として、イングランド銀行のユーロダラー市場やスイス銀行が何をしたのかが出ているのも面白い。
最後に、タックスヘイブン対策の実情とその難しさが述べられて本書は締めくくられている。
160ページ程度の小著にコンパクトにまとまっているので、やや詰め込まれ過ぎとの感もある。
通読して楽しむというよりは簡潔な基礎情報まとめという感じだろうか。
同著者によるより詳細な著書 【徹底解明】タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態 も出ているので、詳しく知りたい人はこちらを読むといいであろう。
2007年7月9日に日本でレビュー済み
タックスヘイブンについて、また税制について
全くの初心者の私にとっては、
非常に興味深い内容でした。
真実が見えないこの領域において
できるだけ客観的に加工という筆者の姿勢も感じられました。
タックスヘイブンについて、
なんとなくイメージは持っているものの
実際のところどのようになっているのか
わからない
といった方には理解が深まっていい本だと思います。
全くの初心者の私にとっては、
非常に興味深い内容でした。
真実が見えないこの領域において
できるだけ客観的に加工という筆者の姿勢も感じられました。
タックスヘイブンについて、
なんとなくイメージは持っているものの
実際のところどのようになっているのか
わからない
といった方には理解が深まっていい本だと思います。