元キャバ嬢の新米弁護士が主人公の、ゆるーいリーガルコメディです。
といってもいわゆるスレた女ではなく、
自力でバイトして司法試験に合格した頑張りやさんという設定。
世間的には「エリート」である弁護士と「普通の女の子の感覚」って
同居しにくいと思うのですが、ちゃっかり加減も含め妙なリアリティがあります。
「婚外子の国籍取得制限」や「裁判員制度」など、タイムリーな話題が盛りだくさん。
おもしろくってためになる…って、何のキャッチコピーだったっけ。そんな感じ。
極悪人が出てこなくて、どこにでもいそうな人々が中心であるところもいい。
２巻の1/4欄で作者の麻生さんが
「突出した悪人などいなくても、人に個性さえあれば諍いの種はどこにでもあり、
弁護士のお世話になる可能性は誰にでもある。明日は我が身と思ってお読みください」
という主旨のことを書いてらっしゃいますが、
暢気にケラケラ笑いつつ読んでると、ちょっと身につまされちゃったりします。
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