喪失、絶望そして、運命の人との出会い(再会)からの再生。
白石一文さんの作品には、絶望と、この世で生きるつらさと、大切な誰かとの出会いとで生きていくことができる人々が描かれています。
主人公と同じ年代になってきた私。何度も読み返し、中年の性、そして愛することに年齢は関係ないこと、生きる希望をもらうこと、実感しています。
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もしも、私があなただったら 単行本 – 2006/4/20
白石 一文
(著)
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- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/4/20
- ISBN-104334924948
- ISBN-13978-4334924942
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/4/20)
- 発売日 : 2006/4/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 4334924948
- ISBN-13 : 978-4334924942
- Amazon 売れ筋ランキング: - 206,079位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,077位日本文学
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上位レビュー、対象国: 日本
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2006年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
段違いに読みやすくなっています。
さんざん村上春樹のマネっぽいといわれた『見えないドアと鶴の空』は合理性をつきつめただけの文体でしたが(そこに白石さんの論理をちゃんと内包しようとしていたことがかえってアンバランスになっていたと思います)、こちらには白石さんの作品にいままでなかった情緒性がちゃんとあります。
主人公はやっぱり理屈で考えるタイプの人ですが、文章が洗練されていて、「うん?」とおもうような表現も次の文章の言葉で緩和されてスッと胸に入ってくる感じです。
また、いつもの白石さんの作品では主人公(=つまり白石さん)の論理はなんだかんだ真理で、他の登場人物や世の誤りを俯瞰するといった目線でしたが、この主人公は決してバカではないにもかかわらずこれまでの白石作品の主人公の系譜を受け継いでいるにもかかわらずけっこう“間違えます”。他人の心は自分が思っているよりはずっと深く、仮説の印象は仮説にすぎないということを表現されているように思いました。
これまでの白石作品では“自分の人生の自由<それゆえに他人を傷つける人間のおろかさ”が頑としてあったように思えます。そして今回は大分相対的に見られていて、そうした自分が一番大切な心理や事情にも“予感”や“勘”などの抽象的な感覚もふまえて切実で微妙な心情にもかいつまんでいます。それゆえに答えは読者自身が考えられる方向になっています。このタイトルがすごく象徴的ですね。
また霊感的なものについてもなんかどこかで聴いたり感じたりすることがあるんじゃないかというものなので感じ入りやすくなっているとも思います。
終わりのないテーマを扱いながらも白石さんは小説家としても一歩一歩確実に着実にレベルアップされていきます。そういう意味でもやはりこれからも注目して行く末(そんなものがあるのかどうかを別にして)を見て行きたい作家だと思いました
さんざん村上春樹のマネっぽいといわれた『見えないドアと鶴の空』は合理性をつきつめただけの文体でしたが(そこに白石さんの論理をちゃんと内包しようとしていたことがかえってアンバランスになっていたと思います)、こちらには白石さんの作品にいままでなかった情緒性がちゃんとあります。
主人公はやっぱり理屈で考えるタイプの人ですが、文章が洗練されていて、「うん?」とおもうような表現も次の文章の言葉で緩和されてスッと胸に入ってくる感じです。
また、いつもの白石さんの作品では主人公(=つまり白石さん)の論理はなんだかんだ真理で、他の登場人物や世の誤りを俯瞰するといった目線でしたが、この主人公は決してバカではないにもかかわらずこれまでの白石作品の主人公の系譜を受け継いでいるにもかかわらずけっこう“間違えます”。他人の心は自分が思っているよりはずっと深く、仮説の印象は仮説にすぎないということを表現されているように思いました。
これまでの白石作品では“自分の人生の自由<それゆえに他人を傷つける人間のおろかさ”が頑としてあったように思えます。そして今回は大分相対的に見られていて、そうした自分が一番大切な心理や事情にも“予感”や“勘”などの抽象的な感覚もふまえて切実で微妙な心情にもかいつまんでいます。それゆえに答えは読者自身が考えられる方向になっています。このタイトルがすごく象徴的ですね。
また霊感的なものについてもなんかどこかで聴いたり感じたりすることがあるんじゃないかというものなので感じ入りやすくなっているとも思います。
終わりのないテーマを扱いながらも白石さんは小説家としても一歩一歩確実に着実にレベルアップされていきます。そういう意味でもやはりこれからも注目して行く末(そんなものがあるのかどうかを別にして)を見て行きたい作家だと思いました
2006年7月4日に日本でレビュー済み
もしも、私があなただったら・・・。
もしも、あなたが私だったら・・・。
実はこの二つはまったく同じことで、
人が愛する人に何かをするということは
≪もしも、わたしがあなただったら、こうしてほしい≫と願うことをすることでしかないという。
美奈の行き当たりばったりの行動も、流されているように見える啓吾の姿も
大人の恋とは思えないようなところがあるけれど、
≪相手がしてほしいことをする≫という点で二人の純粋さが感じられる。
けど、最後がちょっとなぁ・・・。
啓吾の誤解が解ける部分が安易だし、
結局二人はどうなるのか想像しにくい幕切れなんですよね。
あと少〜し、先の二人も見せてほしかったな。
もしも、あなたが私だったら・・・。
実はこの二つはまったく同じことで、
人が愛する人に何かをするということは
≪もしも、わたしがあなただったら、こうしてほしい≫と願うことをすることでしかないという。
美奈の行き当たりばったりの行動も、流されているように見える啓吾の姿も
大人の恋とは思えないようなところがあるけれど、
≪相手がしてほしいことをする≫という点で二人の純粋さが感じられる。
けど、最後がちょっとなぁ・・・。
啓吾の誤解が解ける部分が安易だし、
結局二人はどうなるのか想像しにくい幕切れなんですよね。
あと少〜し、先の二人も見せてほしかったな。
2010年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
企業、退職、離婚、帰郷、独立、恋愛(不倫)・・・そして結末は。非常に短い小説ではありますが、サラリーマンとしては興味(?)満載。思わず引き込まれて、思わず自分なら、とつい較べてしまいます。確かに作者のこれまでの作風とは違うのかも。でもとても読みやすく、僕としてはとても好きな作品です。
2010年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
40を過ぎた男女の恋愛ですが、白石氏にかかるとこんなに綺麗な純愛に仕上げられるのかと感心してしまいます。本書の内容としては題名そのもので、「もしも私があなたなら、この恋に対してどう行動するの?」というテーマが内在しています。純愛であっても不倫であっても、何歳になっても恋は人間をたくましくし、活力を与えるものなんだなぁと感じてしまいます。
大きな感動や感激は得られませんが、読み終えてなんとなく幸せを感じられる本でした。
大きな感動や感激は得られませんが、読み終えてなんとなく幸せを感じられる本でした。
2020年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
だいぶ前になりますが、白石一文が書いた「一瞬の光」を読み、すぐさま「すぐそばの彼方」を読んだ時の感銘を覚えています。共に傑作でした。
「もしも、私があなただったら」(白石一文 文春文庫)を読みました。
大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れます。彼女はある事を告げて、まるで押しかけ女房のように博多に居座ることになります。
福岡、結婚、離婚、恋人、友人、愛、セックス。それらの組み合わせによって構築される或る「状況」は、過去に読んだ作者のいくつかの作品とオーヴァー・ラップしますね。
言ってしまいましょう。この小説は、40~50代向けの恋愛小説ですが、
①男の作者が女性を描写する時のまるでカタログからその名称を拾い集めたようなファッションは、垢抜けないですね。
②独身男の酒、手料理が殊更登場し、これもまた料理雑誌から書き写したように詳述することは「時代」に媚びているように思えます。
③また、主人公・藤川は、人生、生き方、愛についてまるで心を病んだ人向けのスピリチュアル本のように長々と語ります。そのことは、(そういう意図はないのかもしれませんが、)作者自身がこの小説を解説することになり、とても「恣意的」だと感じられます。
「一瞬の光」の中にそれらはなかったのだろうか?本が近くにないので確認できませんが、あったのでしょう。でも、気づきませんでした。その違いは、小説の中に「一瞬の光」があったのか、なかったのかの違いだけかもしれません。
この長編小説から、上記の①から③を飛ばして読んでみると、追い詰められた上場企業の粉飾決算を背景に、同僚の妻・美奈のいい女ぶりが輝く、そして終盤へ向けてほどほどのサスペンスを醸し出すちょっといい短編のようにも感じられます。
もしも、この小説を読んだあなただったら、どう感じるのでしょうか?
「もしも、私があなただったら」(白石一文 文春文庫)を読みました。
大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れます。彼女はある事を告げて、まるで押しかけ女房のように博多に居座ることになります。
福岡、結婚、離婚、恋人、友人、愛、セックス。それらの組み合わせによって構築される或る「状況」は、過去に読んだ作者のいくつかの作品とオーヴァー・ラップしますね。
言ってしまいましょう。この小説は、40~50代向けの恋愛小説ですが、
①男の作者が女性を描写する時のまるでカタログからその名称を拾い集めたようなファッションは、垢抜けないですね。
②独身男の酒、手料理が殊更登場し、これもまた料理雑誌から書き写したように詳述することは「時代」に媚びているように思えます。
③また、主人公・藤川は、人生、生き方、愛についてまるで心を病んだ人向けのスピリチュアル本のように長々と語ります。そのことは、(そういう意図はないのかもしれませんが、)作者自身がこの小説を解説することになり、とても「恣意的」だと感じられます。
「一瞬の光」の中にそれらはなかったのだろうか?本が近くにないので確認できませんが、あったのでしょう。でも、気づきませんでした。その違いは、小説の中に「一瞬の光」があったのか、なかったのかの違いだけかもしれません。
この長編小説から、上記の①から③を飛ばして読んでみると、追い詰められた上場企業の粉飾決算を背景に、同僚の妻・美奈のいい女ぶりが輝く、そして終盤へ向けてほどほどのサスペンスを醸し出すちょっといい短編のようにも感じられます。
もしも、この小説を読んだあなただったら、どう感じるのでしょうか?
2006年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大人の恋愛は、いいなと思います。だって、そこには「いくつになったから、身を固めなくてはいけない」などという規制もなく、ただ純粋にこの人が好きなんだという気持ちと多少、年をとっていくであろう姿が想像できてもそれでも好きでいられる事の素敵さというか、そんな心情には博多の街がよく似合う、本当に良く似合う。
もしも、私があなただったら・・・・こうしてほしいのではなく、本当に好きな人自身に私はなりたいと思う。今度生まれ変わる時は、私はあなたになりたいです。
もしも、私があなただったら・・・・こうしてほしいのではなく、本当に好きな人自身に私はなりたいと思う。今度生まれ変わる時は、私はあなたになりたいです。
2014年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し傷があり,においが気になり,ページをめくるのをためらいます。