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赤い橋の下のぬるい水 [DVD]

3.8 5つ星のうち3.8 26個の評価

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フォーマット 色, ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ 中村嘉葎雄, 清水美砂, 北村和夫, 不破万作, 夏八木勲, 倍賞美津子, 役所広司, 今村昌平
言語 日本語
稼働時間 1 時間 59 分

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商品の説明

Amazonより

リストラに遭ったサラリーマン笹野(役所広司)は、ホームレスの老人タロウ(北村和夫)が生前語っていた“金の仏像”を探すべく、能登半島を訪れ、そこで不思議な女性・サエコ(清水美砂)と関係をもつようになる。彼女は、男女の交わりの際に“ぬるい水”があふれ出る特異体質でもあった…。
Hでもなくスケベでもない、まさに“助平”といった日本古来、いや人間そのものが持ち合わせる原初的な性の大らかさを高らかに歌い上げる、巨匠・今村昌平監督ならではの大人のファンタジー。それはすなわち、優れた人間讃歌にもなり得ており、男と女をつなぐ“水”の美学は、そのままセックスがもたらす生命の美しさと力強さに直結していき、ひいては“助平は世界を救う”とでもいった、人間の真の幸福をも問いただしてくれる傑作。(的田也寸志)

レビュー

セックスをしないとカラダに水が溜まる女と、彼女の水を抜いてあげるリストラ男の恋物語。まるで喜劇のようなストーリーをギリギリ5ミリのラインでギャグに落とさずもっていくセンスはお見事! 大人の味ですね。江戸時代の奇話・珍書のようにクールです。確かに突拍子がなく滑稽な話だが、男女の性愛なんて所詮そんなもの。合理的で恋愛にまで“理由”とかなんやらついてくる世知辛いご時世に「男は立つうちが勝負やでぇ~」という生身なご意見は切れ味爽快、実によい。大人のファンタジー、いえ桃源郷といった趣です。役所広司のムダ脱ぎ、倍賞美津子の老婆メイクといったやや“キワ”な演出がすんなりと馴染んでしまう不思議な世界観を持つ作品。 (永田みゆき) --- 2002年07月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)

監督・脚本: 今村昌平 原作: 辺見庸 脚本: 富川元文/天願大介 撮影: 小松原茂 照明: 山川英明 録音: 紅谷愃一 美術: 稲垣尚夫 編集: 岡安肇 音楽: 池部晋一郎 出演: 役所広司/清水美砂/中村嘉葎雄/夏八木勲/不破万作/北村和夫/倍賞美津子/ミッキー・カーチス/矢野宣/坂本スミ子/北村有起哉/ガダルカナル・タカ/田口トモロヲ/モハメド・ラミン/でんでん/高田渡/三谷昇/根岸季衣
--
内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • EAN ‏ : ‎ 4988021114103
  • 監督 ‏ : ‎ 今村昌平
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 59 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/5/2
  • 出演 ‏ : ‎ 役所広司, 清水美砂, 中村嘉葎雄, 夏八木勲, 不破万作
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
  • 販売元 ‏ : ‎ バップ
  • ASIN ‏ : ‎ B000063EGT
  • 原産国 ‏ : ‎ 日本
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 26個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
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DVD 「赤い橋の下のぬるい水」
5 星
DVD 「赤い橋の下のぬるい水」
本作は2001年公開の映画で原作は辺見 庸の同名小説(1992年刊)。監督は今村昌平氏で、この作品が監督の遺作でもある。主演俳優の役所広司と清水美砂の二人は本作より4年前の作品で映画「うなぎ」(1997年)でも主演を務めている。笹野陽介:(役所広司)は既婚者であり、現在失業中の身だが、彼の知り合いであるタロウと云う、割と博学そうなホームレスの知り合いが居て、その人物が亡くなってしまったのだが、生前に交わした約束事があった事を思い出したのだ。約束の内容は、盗んだ金の仏像が能登半島の赤い橋のたもとの家にあり、壺に入った宝物だと云う。仏像をやる代わりに、それを確かめに行ってくれと頼まれたのである。そして彼は半信半疑ながら、その赤い橋のたもとの家を探したのだ。その家には逢沢サエコ:(清水美砂)と云う女性が祖母と二人で住んで居るのだが、彼女の身体には秘密があったのだ。それは特異体質と云うのか、身体に水が溜まると云う特殊で不思議な体質の持ち主なのであった。彼女は水が溜まると悪事を働きたくなり、万引きをするクセがあり、その現場を陽介:(役所広司)に見られていたのだ。しかし彼女はそれに動揺する事もなく、陽介に好意的だった。サエコは男女の営みで溜まった水を大量に放出する事で快感を得て、平常心を取り戻すのだ。そんなサエコに惹かれていく陽介であった。役所広司が主演の映画で好きな作品は多数あるが、前作で共演していた「うなぎ」も良い。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか面白い内容でしたありがとうございました
2020年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
清水美沙さんと、役所広司さんの組み合わせが、何とも言えません。
2023年8月24日に日本でレビュー済み
本作は2001年公開の映画で原作は辺見 庸の同名小説(1992年刊)。監督は今村昌平氏で、
この作品が監督の遺作でもある。主演俳優の役所広司と清水美砂の二人は本作より4年前
の作品で映画「うなぎ」(1997年)でも主演を務めている。笹野陽介:(役所広司)は既婚者
であり、現在失業中の身だが、彼の知り合いであるタロウと云う、割と博学そうなホーム
レスの知り合いが居て、その人物が亡くなってしまったのだが、生前に交わした約束事が
あった事を思い出したのだ。約束の内容は、盗んだ金の仏像が能登半島の赤い橋のたもと
の家にあり、壺に入った宝物だと云う。仏像をやる代わりに、それを確かめに行ってくれ
と頼まれたのである。そして彼は半信半疑ながら、その赤い橋のたもとの家を探したのだ。
その家には逢沢サエコ:(清水美砂)と云う女性が祖母と二人で住んで居るのだが、彼女の
身体には秘密があったのだ。それは特異体質と云うのか、身体に水が溜まると云う特殊で
不思議な体質の持ち主なのであった。彼女は水が溜まると悪事を働きたくなり、万引きを
するクセがあり、その現場を陽介:(役所広司)に見られていたのだ。しかし彼女はそれに
動揺する事もなく、陽介に好意的だった。サエコは男女の営みで溜まった水を大量に放出
する事で快感を得て、平常心を取り戻すのだ。そんなサエコに惹かれていく陽介であった。
役所広司が主演の映画で好きな作品は多数あるが、前作で共演していた「うなぎ」も良い。
カスタマー画像
5つ星のうち5.0 DVD 「赤い橋の下のぬるい水」
2023年8月24日に日本でレビュー済み
本作は2001年公開の映画で原作は辺見 庸の同名小説(1992年刊)。監督は今村昌平氏で、
この作品が監督の遺作でもある。主演俳優の役所広司と清水美砂の二人は本作より4年前
の作品で映画「うなぎ」(1997年)でも主演を務めている。笹野陽介:(役所広司)は既婚者
であり、現在失業中の身だが、彼の知り合いであるタロウと云う、割と博学そうなホーム
レスの知り合いが居て、その人物が亡くなってしまったのだが、生前に交わした約束事が
あった事を思い出したのだ。約束の内容は、盗んだ金の仏像が能登半島の赤い橋のたもと
の家にあり、壺に入った宝物だと云う。仏像をやる代わりに、それを確かめに行ってくれ
と頼まれたのである。そして彼は半信半疑ながら、その赤い橋のたもとの家を探したのだ。
その家には逢沢サエコ:(清水美砂)と云う女性が祖母と二人で住んで居るのだが、彼女の
身体には秘密があったのだ。それは特異体質と云うのか、身体に水が溜まると云う特殊で
不思議な体質の持ち主なのであった。彼女は水が溜まると悪事を働きたくなり、万引きを
するクセがあり、その現場を陽介:(役所広司)に見られていたのだ。しかし彼女はそれに
動揺する事もなく、陽介に好意的だった。サエコは男女の営みで溜まった水を大量に放出
する事で快感を得て、平常心を取り戻すのだ。そんなサエコに惹かれていく陽介であった。
役所広司が主演の映画で好きな作品は多数あるが、前作で共演していた「うなぎ」も良い。
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2017年2月24日に日本でレビュー済み
今村昌平監督だから視た。原作者の辺見庸は以前、TVによく出演していて、その発言が全く気に入らない人だった。本映画もストーリーはグダグダで、テンポも悪い。池辺晋一郎の音楽で救われている。視るまでもない作品。
2014年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
滑稽さとエロさが同居する不思議な作品です。氷見市・富山市に思い出が多くあり、綺麗な作品でうれしいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月31日に日本でレビュー済み
今村監督のほぼ遺作。

キューブリック監督の遺作「アイズワイドシャット」も

そうだったが、映画監督は晩年には人間のすべて、

とくにエロスを肯定する場合が多い。

……………………………………………………………………………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

古いビデオを見ていたら、

予告編のなかにこの映画の予告編が入っていて、

今村昌平監督、辺見庸原作、

とのことで見てみた。

うーん、よくできている。

辺見さんも今村さんも人間のむき出しの真実を描くのがうまいなあ。

………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

笑いのシーンがぜんぶ成立しているところが素晴らしい

…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スーパーカミオカンデ内部のシーンがあり、

「あ、石野卓球のジャケットはこれやったんかあ」

と思った。

…………………………………………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一種のコメディー映画である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これを見て、もう一度生きてみようと思った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

涙ではなく、笑いで終わらせたところが、すばらしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

女性客はいやがっただろうなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月30日に日本でレビュー済み
男と女の間の如何ともしがたい情念が、薄膜を通したような仄暗い映像を介してあっけらかん過ぎるタッチで描かれていく。
富山の氷見が舞台。海に近い赤い橋のたもとには、古色蒼然とした民家があり、その二階からは日本海を越えて雪を被った立山連峰が見える。
春から冬へと移り変る北陸の港町が、ノスタルジックで哀愁が漂う。

“ぬるい水”とは、今村昌平そのままの世界。重くもなく軽くもなく、摩訶不思議な世界。
2012年7月11日に日本でレビュー済み
カンヌ映画祭正式出品作品として話題になったころ、すでに私は大きな大人でしたが、”見ちゃいけないいやらしい映画”だと思ってました。実際に見てみたら、全然いやらしくなかった。性を笑える大人のための映画でした。

同監督の「復讐するは我にあり」で印象に残ったシーンがあります。主人公が女性を絞殺した後、失禁のあとを布でぬぐう。そのあと死体の脇に手を入れて引きずっていくと、跡が濡れて残る…というシーン。女性と水があるところにエロスが生じるという感覚を監督は持ってるんだろうか。「赤い橋の下のぬるい水」はこのシーンに起源があるのかしら、と勝手に思ってみたい。

女が噴出した水は樋を伝って川に流れ込みます。その流れ込むあたりに魚や鳥が一斉に集まってきます。同じ土地で昔、カドミウムの入った水をたれ流した工場があって、そこで育った魚を食べた人はイタイイタイイ病になった・・・という設定があって、女、水、エロスに「生」というイメージも追加されます。。

「復讐…」で三国連太郎と禁断の濡れ場を演じた倍賞美津子が、この映画ではかなり年齢のサバをよんでボケの始まった老婆を演じているのが、すごく愉快なんだけど、たぶん「昔は相当エロかった老婆」という役回りなのかなと思います。

どこかおかしみがある、ってのはこの映画全体をずっと流れているトーンです。
20年前の同じ監督の映画で怖く感じた人間ってものが、同じことを演じているのにこっちではおかしく思えるようになるのです。

清水美砂の、声がいいですね。からりと屈託がない。いくら水を噴き上げても、ひとつもウェットなところがない。貞操とか常識とかを守ろうという屈託も感じさせない。表情までわかるような近接ショットは実は少ないので、この映画での彼女の魅力は主に声だと思います。役所広司はどこで何を演じても本当にいそうに見える俳優ですが、この映画でもいいです。乾いているように見えて中が燃えている中年男、そのものに見えます。

ただ、なんとなくおなかいっぱいにはならない映画でした。満腹度でいうと「復讐するは我にあり」が焼肉食べ放題だとすると、こっちは喫茶店のランチセットくらいです。その流れでまた次の映画を借りることにします。以上。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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