経済学的な視点からの切り口のくだりは参考になった。
それ以外でも、筆者の障害者を取り囲む様々な問題にたいする見解が自分には共感できる事が多かった。
あとがきで、当事者意識からの脱却と書かれているが、いい意味で脱却していないと感じた。

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障害者の経済学 単行本 – 2006/2/10
中島 隆信
(著)
第49回 2006年度 日経・経済図書文化賞受賞
親、施設、学校は障害者の方を向いているのでしょうか?
多額の予算は障害者本人のニーズに合わせて使われているのでしょうか?
子供を自立させることをためらう障害者の親、設備は立派だがニーズにこたえき
れていない施設、使いづらい運賃割引制度など、障害者福祉はさまざまな矛盾を
抱えています。
本書では、同情や単純な善悪論から脱し、経済学の冷静な視点から障害者の本当
の幸せや福祉の現場の正しいインセンティブを考えます。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2006/2/10
- ISBN-104492313591
- ISBN-13978-4492313596
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月12日に日本でレビュー済み
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例を多用し、とても分かりやすかった。とっておきたい本である。
2016年5月25日に日本でレビュー済み
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私の息子は重度の知的障害!絶望しているわけではないが、将来へに不安は大きい。この本は、漠然と考えていた人生設計(息子の)の参考になりました。また、論点が明確でわかりやすいのも素晴らしい。続編を強く望みます!
2015年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
障がい者雇用に対して、そんな見方があるのか。経済的な視点から見たらどんなことが分かるかにまず、見とくべきであろう本である。
2013年3月7日に日本でレビュー済み
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まじめに障害者のこと、障害者の取り巻く環境を経済の視点から語っている。
転ばぬ先の杖、案ずるより産むがやすし
なかなか面白い。
転ばぬ先の杖、案ずるより産むがやすし
なかなか面白い。
2015年9月4日に日本でレビュー済み
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実際に福祉現場で長く働いてますが、常に抱いてたモヤモヤがこの本を読んで晴れることができました。
2012年3月31日に日本でレビュー済み
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障害を持った子を持つ筆者が、障害者を経済学で読み解くという、一種タブーに挑戦したような本だが、相当読み応えがあった。例えば現在の養護学校は生徒一人につき先生が一人という贅沢な人員配置と高い給料制度であるが、教育現場と言うよりも託児所だと筆者は書いているが、私もそう思う。結局彼らは学校を卒業しても、大勢が過ごす施設等に行かざるを得ないのが現実であり、対応できない子は必然的に社会から孤立してしまう。行政による転ばぬ先の杖ではなく、もっと選択肢を広げるべきであるという考え方は、障害者にとってより希望が持てる社会になると私も思った。ちなみに表紙の恵比寿様は障害と深い関係があったことを知るだけでも読み応えがあった。
2016年10月15日に日本でレビュー済み
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「障碍者の経済学」という題目からして、意欲的なものを感じて読み進めたが、途中何度も筆者の障碍者とその親に対する隠し切れない偏見にぶつかり、読み進めることができなくなった。
後半になり、就労についての記述から、障碍者と経済学の結びつきがうまく回転する形で、無理なく読めた。
筆者が我が子に障碍者を持つという当事者性が、良くも悪くも、記述全体に反映されているのだろう。
この領域の筆者の更なる論考を期待したい。
後半になり、就労についての記述から、障碍者と経済学の結びつきがうまく回転する形で、無理なく読めた。
筆者が我が子に障碍者を持つという当事者性が、良くも悪くも、記述全体に反映されているのだろう。
この領域の筆者の更なる論考を期待したい。