落ち込んだ時、鬱的な状態になった時に休むことの重要性を教えてくれる本です。鬱的な状態はエネルギーが低下している状態だから、とにかく休息してエネルギーが回復するのを待つという提案は心の支えになります。休んで回復したら自然と色んな事に取り組めるようになるというのも、ひたすら休息をとる時の心の指針になります。
疲れているのに休めない葛藤の中にある人に読んでもらいたい一冊です。
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回復力 失敗からの復活 (講談社現代新書) 新書 – 2009/1/16
畑村 洋太郎
(著)
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人は誰でも失敗する。失敗すれば誰でも落ち込む。 本当に大切なのはそこからだ。自分の回復力を信じ、待つことができれば、必ず壁は乗り越えられる。 そのためのコツを失敗学の第一人者が示す。(講談社現代新書)
失敗に自分が負けないためのヒント満載 気をつけていても誰もが失敗する。だから本当に大切なのは失敗したあとだ。失敗との付き合い方を学び、失敗に強い人になろう。そうすれば失敗も怖くなくなる。
失敗に自分が負けないためのヒント満載 気をつけていても誰もが失敗する。だから本当に大切なのは失敗したあとだ。失敗との付き合い方を学び、失敗に強い人になろう。そうすれば失敗も怖くなくなる。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/1/16
- 寸法10.6 x 0.9 x 17.4 cm
- ISBN-104062879794
- ISBN-13978-4062879798
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/1/16)
- 発売日 : 2009/1/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4062879794
- ISBN-13 : 978-4062879798
- 寸法 : 10.6 x 0.9 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,235位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 582位講談社現代新書
- - 1,369位哲学 (本)
- - 2,174位その他の思想・社会の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授、工学院大学グローバルエンジニアリング学部特別専任教授 を歴任。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。’02年にNPO法人「失敗学会」を、’07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『失敗学実践講義 文庫増補版』(ISBN-10:4062766132)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月14日に日本でレビュー済み
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失敗した時、逃げるのは卑怯か?
いや、逃げたっていいんだ。と筆者は言います。
とにかく命を守ること。
精神のエネルギーが、失敗に立ち向かえるまで回復するのをひたすらに待つこと。
命あっての物種だから、
どんな失敗でも、そこで命を絶ってもいい理由にはなりません。
いや、逃げたっていいんだ。と筆者は言います。
とにかく命を守ること。
精神のエネルギーが、失敗に立ち向かえるまで回復するのをひたすらに待つこと。
命あっての物種だから、
どんな失敗でも、そこで命を絶ってもいい理由にはなりません。
2019年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
失敗者を糾弾する陰湿な社会をどのように変革するか、人類にとって、とても大切なテーマの本。
一言に「失敗」と言ってもいろいろある。著者は実際の具体例を念頭に記事を書いていると思われるし、時々具体例は挙がるのだが、大部分は「失敗」という抽象的な事象に関して、焦点の定まらないぼんやりとした論調が続く。
また、前半には失敗した場合は「逃げても良い、人のせいにしても良い」と述べる一方で、後半では、他人の失敗で被害を受けた側の意見として、失敗した人を疎ましく思うような意見を述べ、一貫性に欠ける。どちらも著者の本音であろうが、2つの視点を述べるだけではただの報告書である。
著者は「失敗に潰された死者の数を減らしたい」という主目的があるはずなので、もっとその点に焦点を当てるべきと思った。
テーマは良いのに惜しい。
一言に「失敗」と言ってもいろいろある。著者は実際の具体例を念頭に記事を書いていると思われるし、時々具体例は挙がるのだが、大部分は「失敗」という抽象的な事象に関して、焦点の定まらないぼんやりとした論調が続く。
また、前半には失敗した場合は「逃げても良い、人のせいにしても良い」と述べる一方で、後半では、他人の失敗で被害を受けた側の意見として、失敗した人を疎ましく思うような意見を述べ、一貫性に欠ける。どちらも著者の本音であろうが、2つの視点を述べるだけではただの報告書である。
著者は「失敗に潰された死者の数を減らしたい」という主目的があるはずなので、もっとその点に焦点を当てるべきと思った。
テーマは良いのに惜しい。
2017年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は失敗学を提唱している著名な元東大教授です。
失敗学とは、事件や事故の発生原因を工学的に分析して、
その原因で発生した「失敗」をどう組織や個人が受け止めるのか、
そして、どう対応して、教訓として活かすのか考える学問です。
非常に有益かつ、また現代の社会状況のニーズに非常にマッチした実践学問です。
その著者が記したこの『回復力』は、主に個人の失敗に対して、失敗を個人が受けてとめるのか、
そしていかに、その失敗から立ち直るのかが、本書で述べられています。
背景にあるのは、個人の失敗→うつ状態→最悪自殺に至るという、
ケースが日本で非常に多いからです。
それは、一にも二にも、私たちが「失敗」ということに対して、体系的な知識も、対処法も、教わってもいないこと、
また、自らも学ぼうとしていないからです。
失敗=怖い、失敗=起こってから対処する、
これは、何も武器を持たない人間が、戦車に立ち向かっていくぐらい無謀なことです。
失敗は誰しもが経験する「当たり前なこと」です。
その失敗に対して、どう準備をするのか、
そして、失敗をしたら、どう対応するのかを、私たちは、学ばないといけません。
なぜなら、失敗してからでは、遅い場合が多々あるからです。
世の中は理不尽なもので、他人の失敗や組織の失敗、また国の失敗でさえ、
本人に影響を及ぼします。本人の失敗として、カウントされることもあります。
生きていて、失敗から逃れることはできません。
それは、私たちが、学び、働き、養う上で、失敗というものは、
必然的に起こるからです。
こういった状況を考慮すれば、本書を読む価値は十分にあると思います。
失敗学とは、事件や事故の発生原因を工学的に分析して、
その原因で発生した「失敗」をどう組織や個人が受け止めるのか、
そして、どう対応して、教訓として活かすのか考える学問です。
非常に有益かつ、また現代の社会状況のニーズに非常にマッチした実践学問です。
その著者が記したこの『回復力』は、主に個人の失敗に対して、失敗を個人が受けてとめるのか、
そしていかに、その失敗から立ち直るのかが、本書で述べられています。
背景にあるのは、個人の失敗→うつ状態→最悪自殺に至るという、
ケースが日本で非常に多いからです。
それは、一にも二にも、私たちが「失敗」ということに対して、体系的な知識も、対処法も、教わってもいないこと、
また、自らも学ぼうとしていないからです。
失敗=怖い、失敗=起こってから対処する、
これは、何も武器を持たない人間が、戦車に立ち向かっていくぐらい無謀なことです。
失敗は誰しもが経験する「当たり前なこと」です。
その失敗に対して、どう準備をするのか、
そして、失敗をしたら、どう対応するのかを、私たちは、学ばないといけません。
なぜなら、失敗してからでは、遅い場合が多々あるからです。
世の中は理不尽なもので、他人の失敗や組織の失敗、また国の失敗でさえ、
本人に影響を及ぼします。本人の失敗として、カウントされることもあります。
生きていて、失敗から逃れることはできません。
それは、私たちが、学び、働き、養う上で、失敗というものは、
必然的に起こるからです。
こういった状況を考慮すれば、本書を読む価値は十分にあると思います。
2018年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
畑村先生の本は読みやすい。この本も、なかなか良いと思った。失敗から回復して成功につなげるために、基本的な考え方は、この本だけで学べるわけではないが、参考になることも多かった。
2023年3月23日に日本でレビュー済み
★3.3/2023年19冊目/3月5冊目/『回復力 失敗からの復活』(講談社現代新書/講談社)/畑村 洋太郎/P.192/2009年/720円+税 #読書 #読書2023 #読了 #読了2023
『絶対悲観主義』(楠木建)で紹介されていた。回復力の要諦は「人の命に関わることは、何があっても最優先」。回復後、許される範囲内で「責任は認めるけどほどほどのところで妥協」するのは悪くない。それは私の健康第一主義とも一致する。失敗から立ち直るべきだが、他人の健康を犯す権利は誰ももっていないし、健康は自分で維持すべき。翻って、失敗した人の周りの対処も参考になる。相手の話すことを淡々と聞いたり、失敗をオープンにすることを素直に褒める文化は回復力に重要。又、ノウハウ本ばかりでなく小説を読むことも必要だ。
『絶対悲観主義』(楠木建)で紹介されていた。回復力の要諦は「人の命に関わることは、何があっても最優先」。回復後、許される範囲内で「責任は認めるけどほどほどのところで妥協」するのは悪くない。それは私の健康第一主義とも一致する。失敗から立ち直るべきだが、他人の健康を犯す権利は誰ももっていないし、健康は自分で維持すべき。翻って、失敗した人の周りの対処も参考になる。相手の話すことを淡々と聞いたり、失敗をオープンにすることを素直に褒める文化は回復力に重要。又、ノウハウ本ばかりでなく小説を読むことも必要だ。
2014年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会人になってからこんなミスはしたことがないという初歩的なミス。
自分の老化現象なのか、転勤後の職場にまだ慣れていないせいなのか、
公私共々引きずっている様々なことがこんな所で出てきたのか、
それとも抱える持病のせいなのか、
訳が分からず落ち込んで茫然自失状態から抜け出すために
手に取った一冊。
確かに精神安定剤代わりにはなってくれた。
とにかく、一歩間違ったら社会生活から撤退したくなったことは間違いない時期。
この年で成長ってあるのかなと懐疑的になりつつ、
こんな経験したことない、と、落ち込んだ時に、
向かい合って話しかけてくれたお助け本。
誰もがこんなミス経験したことない、
「生まれて初めてのミス」に向かい合うための読書。
自分の老化現象なのか、転勤後の職場にまだ慣れていないせいなのか、
公私共々引きずっている様々なことがこんな所で出てきたのか、
それとも抱える持病のせいなのか、
訳が分からず落ち込んで茫然自失状態から抜け出すために
手に取った一冊。
確かに精神安定剤代わりにはなってくれた。
とにかく、一歩間違ったら社会生活から撤退したくなったことは間違いない時期。
この年で成長ってあるのかなと懐疑的になりつつ、
こんな経験したことない、と、落ち込んだ時に、
向かい合って話しかけてくれたお助け本。
誰もがこんなミス経験したことない、
「生まれて初めてのミス」に向かい合うための読書。
2009年9月28日に日本でレビュー済み
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担当業務の成績不振を改善しようと一人で悪戦苦闘し、精神的ストレスがピークを迎えつつあったころにこの本を手にしました。この本で得たのは苦境であればあるほど等身大の自分を素直に認めることがいかに大切かということでした。人は一人で生きているのではないという至極当然のことを再確認できたとき、今まで見えなかった新たな突破口が見えてきたのです。