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奇縁まんだら 単行本 – 2008/4/16
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【内容紹介】
いまや日本を代表する女流作家が、藤村、川端、三島から岡本太郎まで、21人の物故巨匠作家との奇縁を綴った随想集。誰にも書けない日本文学史“ライブ"であり、“自立した女性"の魁となった著者の精神史でもある。
【目次】
島崎藤村/正宗白鳥/川端康成/三島由紀夫/谷崎潤一郎
舟橋聖一/丹羽文雄/稲垣足穂/佐藤春夫/宇野千代
今東光/松本清張/河盛好蔵/里見弴/荒畑寒村
岡本太郎/遠藤周作/水上勉/檀一雄
いまや日本を代表する女流作家が、藤村、川端、三島から岡本太郎まで、21人の物故巨匠作家との奇縁を綴った随想集。誰にも書けない日本文学史“ライブ"であり、“自立した女性"の魁となった著者の精神史でもある。
【目次】
島崎藤村/正宗白鳥/川端康成/三島由紀夫/谷崎潤一郎
舟橋聖一/丹羽文雄/稲垣足穂/佐藤春夫/宇野千代
今東光/松本清張/河盛好蔵/里見弴/荒畑寒村
岡本太郎/遠藤周作/水上勉/檀一雄
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2008/4/16
- 寸法12.8 x 3 x 18.2 cm
- ISBN-104532166586
- ISBN-13978-4532166588
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登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版; New版 (2008/4/16)
- 発売日 : 2008/4/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4532166586
- ISBN-13 : 978-4532166588
- 寸法 : 12.8 x 3 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 256,148位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 870位アート・エンターテイメント
- - 4,373位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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1922年、徳島生まれ。本名・瀬戸内晴美。東京女子大学入学。同大学在学中に婚約、卒業後、北京で新婚生活を送り、同地で長女を出産。敗戦後の48年、 26歳のときに家族を捨てて出奔、小説家を志す。63年『夏の終わり』で第2回女流文学賞受賞。73年に得度し、法名・寂聴となる。92年『花に問え』で 第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。98年、『源氏物語』の現代語訳を完成させる。2001年、『場所』で第54回野間 文芸賞。06年、文化勲章受章。現在は執筆活動のかたわら、名誉住職を務める天台寺(岩手県二戸市)のほか、四国「ナルトサンガ」(徳島県鳴門市)、京 都・寂庵(嵯峨野)などで定期的に法話を行なっている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 寂聴辻説法 (ISBN-13: 978-4797672046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろい。10年ほど前に日本経済新聞に連載されていた随筆を、同じ頃にまとめて発行された本で、彼女自身が縁あって交流したことのある、あるいは垣間見た文学者たち20人と芸術家1人との出会いや交際の様子が短くスケッチされている。横尾忠則が、本誌に登場する人たちの肖像画と装幀を担当していて、その色鮮やかな独特のタッチの肖像画をしげしげと眺め、85歳の寂聴が書いた、軽い、時には重い文章を合わせ読んでいると、声を出して笑うこともあり、ひどく胸打たれることもある。こんな本が超特価ですぐに手に入れられたのが不思議なぐらいである。あまりに大勢の人が登場するので、どれがどの人のエピソードだったのか、時を経ると曖昧になって来るけれども、読んでいる間は興味深く、続編も読みたくなった。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
寂聴さんは今とても可愛らしいお婆ちゃんの尼さんだ。若い頃はきっと素直で明るくひたむきであったのだろう。
彼女と関わりのあった大作家達がそれぞれ10頁内外で面白く描かれていて、非常に面白い。作家だけに人情の機智のようなものに触れる話が多い。すべて好意的な見方に徹しており、この人は元来好かれるひとなんだなぁ〜と納得がいく。
続も注文しておきました。
彼女と関わりのあった大作家達がそれぞれ10頁内外で面白く描かれていて、非常に面白い。作家だけに人情の機智のようなものに触れる話が多い。すべて好意的な見方に徹しており、この人は元来好かれるひとなんだなぁ〜と納得がいく。
続も注文しておきました。
2017年12月31日に日本でレビュー済み
瀬戸内さんは、場違いなピエロ的発言で老醜ぶりを晒してますが、95歳では現実感覚がズレるのも仕方ないのかもしれません。
若い頃からトンでいて、結婚して子供もありましたが夫と子供を捨てて不倫相手と恋の逃避行をしています。
しかし不倫相手の男から捨てられ、その後、作家として人気ものになりましたが艶聞が絶えず男性トラブルから逃げるため衝動的に出家しました。
当初は修道女になろうとキリスト教会を訪ねましたが、過去の行状の悪さ、乱れから、どこからも断られました。
瀬戸内さんは男性トラブルから逃れたかっただけで、仏教でもキリスト教でも、どうでも良かったのです。
作家としての長いキャリア、出家してからの活動を通じて多くの小説家、芸術家、政財界人との付き合いがあります。
作家としての視点、観察眼を遺憾なく発揮して日経新聞に連載されたのが「奇縁まんだら」です。
昭和の同時代人が多いですが、ギョッとするくらい年配の明治人も多いです。
島崎藤村、正宗白鳥、荒畑寒村とも知己がありました。
さすがに鋭い視点で書く人物を描いていてゼニになる文章に仕上げているのはプロ中のプロ作家です。
三島由紀夫との付き合いも古く、三島が肉体改造をするビッフォー、アフターも知っています。
ボディビルに励む前の三島と瀬戸内さんがチークダンスをした時、三島が大きな肩パッドで貧弱な体を隠していたことに気付きました。
瀬戸内さんがからかうように「体はどこにあるの?」と聞くと、三島はサッと顔色を変え、その場から去りました。
三島の肉体コンプレックスの深淵を見た思いだったでしょう。
川端康成、谷崎潤一郎、舟橋聖一、今東光、松本清張、遠藤周作、水上勉など小説家中心の第一巻です。
おもしろエピソード、意外なエピソード、涙のエピソードなど満載で読ませます。。
瀬戸内さんは、つくづくプロの作家だと感心します。
この本の魅力は横尾忠則さんの似顔絵です。
イラストではなくて油絵で描かれています。
しかも、すべてカラーページです。
リッチです。
若い頃からトンでいて、結婚して子供もありましたが夫と子供を捨てて不倫相手と恋の逃避行をしています。
しかし不倫相手の男から捨てられ、その後、作家として人気ものになりましたが艶聞が絶えず男性トラブルから逃げるため衝動的に出家しました。
当初は修道女になろうとキリスト教会を訪ねましたが、過去の行状の悪さ、乱れから、どこからも断られました。
瀬戸内さんは男性トラブルから逃れたかっただけで、仏教でもキリスト教でも、どうでも良かったのです。
作家としての長いキャリア、出家してからの活動を通じて多くの小説家、芸術家、政財界人との付き合いがあります。
作家としての視点、観察眼を遺憾なく発揮して日経新聞に連載されたのが「奇縁まんだら」です。
昭和の同時代人が多いですが、ギョッとするくらい年配の明治人も多いです。
島崎藤村、正宗白鳥、荒畑寒村とも知己がありました。
さすがに鋭い視点で書く人物を描いていてゼニになる文章に仕上げているのはプロ中のプロ作家です。
三島由紀夫との付き合いも古く、三島が肉体改造をするビッフォー、アフターも知っています。
ボディビルに励む前の三島と瀬戸内さんがチークダンスをした時、三島が大きな肩パッドで貧弱な体を隠していたことに気付きました。
瀬戸内さんがからかうように「体はどこにあるの?」と聞くと、三島はサッと顔色を変え、その場から去りました。
三島の肉体コンプレックスの深淵を見た思いだったでしょう。
川端康成、谷崎潤一郎、舟橋聖一、今東光、松本清張、遠藤周作、水上勉など小説家中心の第一巻です。
おもしろエピソード、意外なエピソード、涙のエピソードなど満載で読ませます。。
瀬戸内さんは、つくづくプロの作家だと感心します。
この本の魅力は横尾忠則さんの似顔絵です。
イラストではなくて油絵で描かれています。
しかも、すべてカラーページです。
リッチです。
2017年9月12日に日本でレビュー済み
寂聴と文豪たちの交遊録。もっとも相手が大物過ぎて「かけだしもの」の目線で
感じた文豪たちの印象録といったところ。文学をめぐる話題よりもゴシップ話、
さりげなく書かれた男と女の話のほうが断然面白い。相手も関係者も皆死んでいるし、
事実なのか虚構なのかは判然としない。でも熱心な読者にとっては、寂聴さんが書いた
ものが「真実」であるから、それはそれでかまわない。
丹羽文雄が100歳まで長生きしたとは知らなかった。
文壇の「丹羽ゴルフ学校」とか、同人誌「文学者」を主宰して大勢の後進を
育成したとか、一世を風靡した偉丈夫丹羽文雄も70歳をすぎて認知症になった
らしい。後には奥様も認知症になって、娘の桂子さんの苦労話が載っている。
・・二人の面倒は見られないので、母は病院に入ってもらっています。日曜日は
家に帰ってきます。父はその母の姿を見て、桂子あそこに見なれない婆さんが
いるよ、誰だねって訊くんです。母は呆けて父の昔の情事の怨みばかり数え
あげます。父は日に日におだやかな表情になって、まるで生き仏さまみたいに
なりました。私にでも、お手伝いにでも何かしてもらう度に手を合わせて
ありがとうっていうんです。自分が小説家丹羽文雄であったことも忘れている
ようです。・・
横尾忠則の挿し絵が秀逸。
感じた文豪たちの印象録といったところ。文学をめぐる話題よりもゴシップ話、
さりげなく書かれた男と女の話のほうが断然面白い。相手も関係者も皆死んでいるし、
事実なのか虚構なのかは判然としない。でも熱心な読者にとっては、寂聴さんが書いた
ものが「真実」であるから、それはそれでかまわない。
丹羽文雄が100歳まで長生きしたとは知らなかった。
文壇の「丹羽ゴルフ学校」とか、同人誌「文学者」を主宰して大勢の後進を
育成したとか、一世を風靡した偉丈夫丹羽文雄も70歳をすぎて認知症になった
らしい。後には奥様も認知症になって、娘の桂子さんの苦労話が載っている。
・・二人の面倒は見られないので、母は病院に入ってもらっています。日曜日は
家に帰ってきます。父はその母の姿を見て、桂子あそこに見なれない婆さんが
いるよ、誰だねって訊くんです。母は呆けて父の昔の情事の怨みばかり数え
あげます。父は日に日におだやかな表情になって、まるで生き仏さまみたいに
なりました。私にでも、お手伝いにでも何かしてもらう度に手を合わせて
ありがとうっていうんです。自分が小説家丹羽文雄であったことも忘れている
ようです。・・
横尾忠則の挿し絵が秀逸。
2008年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3月までは土曜、4月からは日曜に日経朝刊に掲載されている作家のエピソード集。
忌憚のない表現がそこかしこに見られるが、それぞれの作家に対する畏敬の念が根底にあり、ある種の清々しさを感じながらそれぞれの作家の本質を垣間見ることができる秀逸なエッセイである。平林たい子に「最後の文士」と言われてうれしく、誇らしく感じたとの下りがあるが、登場する作家は何れも文士である。また、男は美男しか扱っていないところが、らしいところだ。
作家の肖像を描いた横尾忠則の挿絵もすばらしい。
瀬戸内寂聴はマスコミに登場する際に衒いを感じ嫌っていたが、どうも本質を見られていなかった気がする。いくつか作品を読んでみようと思っている。
忌憚のない表現がそこかしこに見られるが、それぞれの作家に対する畏敬の念が根底にあり、ある種の清々しさを感じながらそれぞれの作家の本質を垣間見ることができる秀逸なエッセイである。平林たい子に「最後の文士」と言われてうれしく、誇らしく感じたとの下りがあるが、登場する作家は何れも文士である。また、男は美男しか扱っていないところが、らしいところだ。
作家の肖像を描いた横尾忠則の挿絵もすばらしい。
瀬戸内寂聴はマスコミに登場する際に衒いを感じ嫌っていたが、どうも本質を見られていなかった気がする。いくつか作品を読んでみようと思っている。
2015年7月6日に日本でレビュー済み
日経新聞連載後、四冊の単行本になり、続編以下の三冊を読みましたが、数年前に読んだこの第一巻とも言うべき一冊が最も内容的には読ませます。これはやはりこの一冊で取り上げられている人物が総て「作家」であるということからなのでしょう。
特にその中でも、著者の出家の仲立ちとなった今東光氏の描写は出色です。出家を願う著者に、何も言わずに「急ぐんだね。」という言葉の迫力。そして「寂聴」という法名の由来。得度したすぐ後に、「寂聴さんや、これからはひとりを慎むんだよ。」と言われ、「その言葉を支えとしている。」と書く著者に、読者は現在の瀬戸内寂聴という人の生き方を見る思いがするでしょう。
その他個人的には佐藤春夫氏、松本清張氏、荒畑寒村氏、そして宇野千代氏とのエピソードが愉快に読ませる描写であると感じます。
特にその中でも、著者の出家の仲立ちとなった今東光氏の描写は出色です。出家を願う著者に、何も言わずに「急ぐんだね。」という言葉の迫力。そして「寂聴」という法名の由来。得度したすぐ後に、「寂聴さんや、これからはひとりを慎むんだよ。」と言われ、「その言葉を支えとしている。」と書く著者に、読者は現在の瀬戸内寂聴という人の生き方を見る思いがするでしょう。
その他個人的には佐藤春夫氏、松本清張氏、荒畑寒村氏、そして宇野千代氏とのエピソードが愉快に読ませる描写であると感じます。
2008年4月23日に日本でレビュー済み
日経新聞の連載を楽しみに読んできました。
こんなに早く単行本化されるとはとの驚きもともに、再読しました。
錚々たる顔ぶれとの寂聴さんの縁。
寂聴さんの体験と感性を通じて、
知っている人の意外な一面がうかがえ、知らない人への興味が湧きます。
そして何より、寂聴さん自身が一番見えてきます。
現在も連載中です。続刊が楽しみです。
これまで寂聴さんに関しては、法話や講演を聞いたことはありましたが、
小説・エッセイなど文章は読んだことがありませんでし、聞いた話以上の知識
がない読者の言い分で失礼しました。
こんなに早く単行本化されるとはとの驚きもともに、再読しました。
錚々たる顔ぶれとの寂聴さんの縁。
寂聴さんの体験と感性を通じて、
知っている人の意外な一面がうかがえ、知らない人への興味が湧きます。
そして何より、寂聴さん自身が一番見えてきます。
現在も連載中です。続刊が楽しみです。
これまで寂聴さんに関しては、法話や講演を聞いたことはありましたが、
小説・エッセイなど文章は読んだことがありませんでし、聞いた話以上の知識
がない読者の言い分で失礼しました。
2008年9月22日に日本でレビュー済み
著者が若い頃から文学の世界を歩んできた間に接してきた大作家などの見事な人物伝。
普段は声をかけることさえ憚れる様な、また、私にとっては既に歴史上の人物になっている
ような文学界の大物達に変に構えることなく自然体で一人の人間同士として接していく著者の姿が、そのような大物達が垣間見せる人間味を引き出し、そのエピソードを、読者がその場面にいるがのごとく感じさせるほど、生き生きとし、かつ、みずみずしい文章で著者は描き切る。
特に、私自身がその作品を愛している作家については、あの本を書いたあの人は、このような人物だったのかと感慨深く、思わず何度も読み返している自分にふと気付くページも多く、その意味でも、寂聴さんにとても、楽しませてもらった。ありがとう。
本書を読むことにより文学史上高名な作家達に、いままで私が自分なりに抱いていたイメージをくつがえされたことも多々あった。数々のエピソードの一つ一つは読者を時に、唸らせ、苦笑させ、そして、感動させることであろう。
それは寂聴さんという魅力的な人間性を持った文学者の人間に対する愛情や優しさが生み出した賜物であろう。
明治生まれ以降の日本の文壇の大物達の貴重な人物伝として歴史的資料としての本書の
価値も高く評価したい。
普段は声をかけることさえ憚れる様な、また、私にとっては既に歴史上の人物になっている
ような文学界の大物達に変に構えることなく自然体で一人の人間同士として接していく著者の姿が、そのような大物達が垣間見せる人間味を引き出し、そのエピソードを、読者がその場面にいるがのごとく感じさせるほど、生き生きとし、かつ、みずみずしい文章で著者は描き切る。
特に、私自身がその作品を愛している作家については、あの本を書いたあの人は、このような人物だったのかと感慨深く、思わず何度も読み返している自分にふと気付くページも多く、その意味でも、寂聴さんにとても、楽しませてもらった。ありがとう。
本書を読むことにより文学史上高名な作家達に、いままで私が自分なりに抱いていたイメージをくつがえされたことも多々あった。数々のエピソードの一つ一つは読者を時に、唸らせ、苦笑させ、そして、感動させることであろう。
それは寂聴さんという魅力的な人間性を持った文学者の人間に対する愛情や優しさが生み出した賜物であろう。
明治生まれ以降の日本の文壇の大物達の貴重な人物伝として歴史的資料としての本書の
価値も高く評価したい。